Cisco Interactive Experience Clients

Cisco Interactive Services Solution:Cisco Interactive Experience Manager

データ シート





Cisco Interactive Services Solution:Cisco Interactive Experience Manager



Cisco® Interactive Services Solution はネットワークをプラットフォームとして使用し、インタラクティブなデジタル メディアでカスタマー エクスペリエンスを変革します。このソリューションは、企業および公的機関がリアル タイムでインタラクティブなコンテンツや情報を伝えることを可能にします。これによって、ビジネス プロセスの効率を向上させるとともに、ロイヤルティと収益を増加させます。


Cisco Interactive Services Solution は、インタラクティブなタッチスクリーン ディスプレイ、Web テクノロジー、インタラクティブなマルチメディア、およびコラボレーションのすべてを 1 つの統合ソリューションで実現します。このソリューションはデジタル メディア デバイス(Cisco Interactive Experience Clients)、管理プラットフォーム(Cisco Interactive Experience Manager)、コラボレーション アプリケーション、およびネットワーク インフラストラクチャで構成されており、インタラクティブ ディスプレイおよびキオスクを介して、小売店、銀行支店およびトランジット地点(鉄道の駅、バス トランジット センターおよび空港)にいるエンドユーザに Web ベースアプリケーションおよびマルチメディア コンテンツを提供します。図 1 にキオスクのソリューションの基本構成を示します。このキオスクは Cisco Interactive Experience Client 4600 シリーズ(IEC 4600)デバイスを備え、Cisco Interactive Experience Platform サーバ(IEP サーバ)上で稼働する Interactive Experience Manager(IEM)によって管理されます。

図 1 Cisco Interactive Services ソリューションのコンポーネント

図 1 Cisco Interactive Services ソリューションのコンポーネント


Cisco Interactive Experience Manager


Cisco IEM は、Cisco IEC 4600 シリーズ デバイスをリモートで設定、制御、モニタするために使用する管理コンソールです。Cisco IEM は、ユーザ管理、リアルタイム モニタリング、リモート スクリーンのコンテンツのライブ表示、イベント通知、セッション管理の機能をユーザに提供します。Cisco IEM は、メニューベースの GUI(図 2)を備えた Web ポータルからアクセスできます。

図 2 Cisco Interactive Experience Managerの GUI

図 2 Cisco Interactive Experience Managerの GUI


アカウントはユーザ、デバイスおよびポリシーを分離するために作成されます。ユーザには特定のアカウントが割り当てられます。その後ユーザは、そのアカウントに関連付けられたデバイスを設定および管理することが可能になります。

Cisco IEM は、Cisco IEC 4600 シリーズ デバイスを一定間隔でモニタします。ユーザが設定した時間間隔で、デバイスのステータスが収集されます。たとえば図 3 は、各 Cisco IEC 4600 シリーズ デバイスのステータス(ON または OFF)を示し、最後のデバイスにはファームウェアのアップデートが利用可能であること(デバイスの下に赤字で「FW」と表示される)を示しています。デバイスの [Events] タブをクリックすると、デバイス ログをソートおよび分析することができます。同様に、デバイスの [Performance] タブを表示すると、デバイスのパフォーマンスをモニタすることができます。Cisco IEM は、ユーザが設定した間隔で Cisco IEC 4600 シリーズ デバイスからスクリーンショットを収集します。

図 3 デバイスのステータスの表示

図 3 デバイスのステータスの表示


管理者は、ポリシーを使用して複数の Cisco IEC 4600 シリーズ デバイスを制御できます(図 4を参照)。ポリシーは、ユーザまたはデバイスのグループに設定を適用する簡単かつ柔軟な方法です。ポリシーは限定的なメカニズムで、特定の動作を強制するツールをユーザに提供します。ポリシーは動的で転送可能な設定規則を表わします。永続的(長期的)または一時的(短期)ポリシーを設定でき、キオスクごとに時間またはイベントに基づいて予定することができます。

図 4 ポリシー

図 4 ポリシー


図 5 は、設定の階層を示しています。デバイス ポリシーが適用された場合、それは管理コンソール(Cisco IEM)の中で設定されたすべてのグループ ポリシーまたはデバイス プロファイルに優先し、またデバイス上でセットされたすべてのデバイス プロファイルに優先します。

図 5 設定の階層

図 5 設定の階層


動作ルール


  • Cisco IEC 4600 シリーズ デバイスを Cisco IEM で管理するためには、同デバイスが Cisco IEM 上に存在している必要があります。デバイスは、Cisco IEM を使用して事前にプロビジョニングすることができます。
  • デバイスに適用されたポリシーは、デバイス独自の設定をオーバーライドします。プロパティは追加式なので、ポリシーがプロパティをオーバーライドしない限り、プロパティが変わることはありません。
  • 同一のデバイスまたはグループに、複数のポリシーを適用することができます。ポリシーに矛盾する設定が含まれる場合、スタック順序がより高いポリシーが優先されます。デバイス ポリシーは、グループ ポリシーよりも優先されます。
  • デバイスとマネージャのバージョンは、ベストエフォートの互換性があります。マネージャがアクティブにサポートしていないバージョンのデバイスもサポートされますが、一部の機能は動作しない可能性があります。デバイス バージョンに互換性がない場合は、Cisco IEM GUI 上の赤い FW フラグによって示されます。クライアントとマネージャの間の通信は、通信プロトコルおよび各ファームウェア ビルドの機能を定義する仕様によって定義されます。古い通信プロトコルは、新しいサーバ ビルドでサポートされます。しかし多くの場合、ファームウェアのプロパティを反映する古い仕様に、新しい仕様との完全な互換性はありません。
  • 永続的、または一時的(短期間適用)なポリシーを設定できます。一時的なポリシーは「アクション」フラグによってマークされ、[Custom Actions] の下のボタンで利用可能になります。これらのポリシーは、Cisco IEC 4600 シリーズ デバイスの設定を一時的に変更し、次の再起動時にリセットされます(またはカウンターアクションのポリシーでロール バックできます)。アクション ポリシーは、ランタイム プロパティ(プロファイル内でオレンジ色の矢印でマークされる)にのみ作用します。
  • 通知とアラートはサブスクリプションに基づいて動作します。作成された通知またはアラートは、管理者に割り当てる必要があります。通知またはアラートをサードパーティ製アプリケーションに送信してデータを収集することができます。アプリケーションの URL はユーザのプロファイルにプロビジョニングされています。
  • クライアント パフォーマンスを最適化するために、アプリケーションには利用可能なネイティブ コンポーネントを使用する必要があります。ネイティブ コンポーネントはブラウザ API の形で利用可能で、リソースを大量に消費するコンポーネント、または非同期に使用されるコンポーネントをブラウザ処理スペース外に根本的に移動します。

製品機能


Cisco IEM は、専用 Cisco Unified Computing System™(Cisco UCS™)の C200 M2 高密度ラックマウント サーバ(Linux オペレーティング システムを使用)上で稼働します。Cisco IEM ソフトウェアは、インストールを容易にするため、Cisco UCS サーバにプリインストールされています。

Cisco IEC 4600 シリーズ デバイスから HTTP/S プロトコルを使って、通信が開始されます。マルチテナント機能のサポートは、ネスト アカウント構造で Cisco IEM に内蔵されています。

Cisco Interactive Experience Manager には以下の機能があります。

  • 包括的でスケーラブルな管理プラットフォーム
  • Web ベースのGUI
  • デバイスのリモート設定と管理
  • グループまたはポリシーに基づく管理
  • アカウント、ユーザ、デバイス、およびポリシーの分離
  • デバイスのリアルタイムのステータス
  • イベントの通知
  • 現在のスクリーンのコンテンツの可視性
  • デバイスのパフォーマンス データ

Cisco IEM を使うと、管理者は以下の作業を行うことができます。

  • 設定:管理者は、Cisco IEC 4600 シリーズ デバイスのすべての設定(開始 URL、ディスプレイの動作、および周辺機器のサポートなど)をリモートで設定できます。
  • ポリシー管理:ポリシーは、ユーザまたはデバイスのグループに設定を適用する簡単かつ柔軟な方法を管理者に提供します。
  • キオスクの制御:管理者は、リアルタイムでキオスクの動作(ステーションのミュート、ユーザのロックアウト、ユーザへのメッセージ送信など)をリモートからモニタして制御することができます。
  • セッション管理:管理者はタイム リミットを設定したり、ユーザにログアウトを強制したりして、キオスク上のユーザのセッションを管理することができます。
  • モニタリング:Cisco IEC 4600 シリーズ デバイスから Cisco IEM へ、一定間隔でデータが送信されます。管理者は、トラブルシューティングのためにイベント ログとパフォーマンス データを分析できます。

ソリューションの利点


シスコは企業および公的機関が取り組んでいる多くのニーズを認識しています。企業と公的機関は関連情報をリアルタイムで提供し、目的を達成できるサービス、または製品を購入できる方法をカスタマーに付与することで、カスタマー エクスペリエンスを改善することができます。組織がいつでもどこでも情報にインタラクティブにアクセスすることができるように、効率的なセルフ サービス ソリューションを提供する必要があります。関連する製品やサービスの広告、およびアップセル/クロスセルを通じて、新たな収益源を見つける必要があります。さらに、高価なコンテンツ作成、異なるデバイスでの一貫性のないエクスペリエンス、異なるタイプのデジタル メディアのためのサイロ化された拡張性のないソリューション、インタラクションとコラボレーションなど、インタラクティブなデジタル メディアの導入に伴う主な課題に対処しなくてはなりません。

ソリューションを探すと、インタラクティブ キオスク用に 1 つ、非インタラクティブ ディスプレイ用 1 つ、コラボレーション用に 1 つ、というふうに、ほとんどのソリューションがスタンドアローンであることがわかります。さらに、PC ベースのソリューションは高価で、特に大きな分散環境では管理が困難です。

インタラクティブなタッチスクリーン ディスプレイ、Web テクノロジー、マルチメディア、およびコラボレーションを 1 つの統合ソリューションで実現する Cisco Interactive Services Solution は、これらの課題を解決します。ネットワークベースのクライアント アーキテクチャにビデオ コラボレーションとインタラクティブなキオスクを統合することで、効率よく導入、維持、拡張、およびアップグレードすることができます。Cisco Interactive Services Solution はオープン スタンダードの Web テクノロジーを使用しているので、既存の Web コンテンツおよびアプリケーション開発の多くを使用することができます。このソリューションによって、企業と公的機関は Web テクノロジーに基づいて作成されたアプリケーションを組み合わせて、消費者や乗客に市民情報の提供、マーケティング、ブランドのプロモーションを行うことができます。

図 6 インタラクティブ キオスク

図 6 インタラクティブ キオスク


その他の利点と機能:

  • カスタマー エクスペリエンスを改善するための新たなインタラクティブ サービスの有効化
  • 複数のエンドポイントにまたがる一貫したエンドユーザ エクスペリエンスによるカスタマー保持の増加
  • 関連情報をリアルタイムでカスタマーへ通知
  • 提供される製品とサービスへの可視性の向上
  • 仮想アシスタントによるカスタマー サービスの改善
  • サードパーティの広告スペースの提供による収益の増加
  • カスタマーおよびビジネス プロセスの運用効率の向上による費用の削減
  • 既存の Web コンテンツの再利用による操作の一貫性の向上
  • Cisco Interactive Experience Client による導入の簡素化
  • リモート管理機能により使用する管理リソースを縮小
  • ポリシーとグループの使用により導入と管理にかかる時間を短縮
  • 統合ソリューション アーキテクチャ(ネットワーク、コラボレーション、ビデオ、インタラクティブ メディア、および非インタラクティブ メディア)による管理性の向上

製品仕様


表 1 に Cisco IEM を実行する Cisco UCS C200 M2 サーバの仕様を示します。

表 1 Cisco UCS C200 M2 サーバの仕様

  Cisco UCS C200 M2 サーバ
寸法 4.3 x 42.9 x 70.6 cm (1.7 × 16.9 × 27.8 インチ)
プロセッサ Intel® Xeon® シリーズ 5600 プロセッサ
メモリ 16 GB DDR3-1333-MHz RDIMM
  • アドバンスド ECC
  • ミラーリング オプション
HDD Gen-2 300 GB SAS 15K RPM 3.5 インチ HDD X 2、ホット プラグ、C200 ドライブ スレッド
RAID 6 G MegaRAID 9260-4i カード(RAID 0、1、5、6、10、60)
前面パネル コネクタ アクセスしやすい前面パネル ビデオ ポート、USB ポート(2 個)、シリアル コンソール
その他の背面コネクタ DB-15 ビデオ ポート(1 個)、USB 2.0 ポート(2 個)、DB-9 シリアル ポート(1 個)を含む追加のインターフェイス
温度:動作時 10 〜 35 °C(50 〜 95 °F)
温度:非動作時 -40 〜 65 °C(-40 〜 149 °F)
湿度:動作時 5 〜 93%(結露しないこと)
湿度:非動作時 5 〜 93%(結露しないこと)
高度:動作時 0 〜 3000 m(0 〜 10,000 フィート)(最大周囲温度は、300 m ごとに 1 °C 低下)
高度:非動作時 12,000 m(40,000 フィート)


発注情報


表 2 に、Cisco IEM の発注情報を示します。

表 2 Cisco IEM 製品

製品番号 説明
IEP-UCS-C200M2-K9 IEP UCS C200 M2 サーバ
IEP-SW-BASE-01-K9 IEP UCS サーバ ベース ソフトウェア + ライセンス
IEP-MGR-FL-10 10 パック IEM ライセンス バンドル
IEP-MGR-FL-50 50 パック IEM ライセンス バンドル
IEP-MGR-FL-100 100 パック IEM ライセンス バンドル
IEP-MGR-FL-500 500 パック IEM ライセンス バンドル
IEP-MGR-FL-1000 1,000 パック IEM ライセンス バンドル


Cisco IEM が管理する Cisco IEC 4600 シリーズ デバイス 1 台につき IEM ライセンス 1 つが必要です。ライセンス バンドルは、最大 10、50、100、500、または 1,000 台のデバイスをサポートします。

関連情報


Cisco Interactive Services Solution の詳細情報については、最寄りのシスコ代理店にお問い合わせください。