Cisco EnergyWise

Cisco EnergyWise Orchestrator

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Cisco EnergyWise Orchestrator



製品概要


Cisco® EnergyWise は、IT の運用と各設備において電力消費量の測定と管理を行い、大幅なコスト削減を実現するエネルギー管理フレームワークです。Cisco EnergyWise ではインテリジェントなネットワークベースのアプローチが採用されており、IT と設備の運用において企業インフラストラクチャ全体の電力消費量を把握、最適化、制御できます。そのため、電力を使用するあらゆる機器を管理対象とすることが可能となります。

Cisco EnergyWise Orchestrator は Cisco EnergyWise フレームワークに追加された最新機能であり、IT 資産を対象とする専用のターンキー電源管理ソリューションです。クライアント/サーバ アーキテクチャを採用した Cisco EnergyWise Orchestrator は、PoE(Power over Ethernet)デバイスのエネルギー要件を管理できるだけでなく、デスクトップ PC やノートパソコンにまでエンタープライズ電源管理を拡張できます。電力消費量をより広範に制御できるので、エネルギー コスト削減に役立ちます。

図 1 に示すように、Cisco EnergyWise Orchestrator は複数のコア コンポーネントで構成されています。

  • Cisco EnergyWise Orchestrator サーバ:このソリューションの設定、管理、データ集約、コンソールのサービスを提供します。
  • ルータとスイッチに装備された Cisco EnergyWise テクノロジー:これにより、各種機器の電源管理の調整が可能になり、接続されている PoE デバイスにポリシーを適用できます。
  • Cisco EnergyWise Orchestrator PC クライアント:PC とノートパソコンに対する高度できめ細かいエネルギー管理を行うことができます。
  • Cisco EnergyWise Orchestrator Sustainability Dashboard:エネルギー消費量削減と環境への影響を理解するのに役立つカスタマイズ可能な管理レベル レポートを提供します。
図 1 Cisco EnergyWise Orchestrator のアーキテクチャ

図 1 Cisco EnergyWise Orchestrator のアーキテクチャ


Cisco EnergyWise Orchestrator の主な利点

シスコのスイッチとルータに搭載された Cisco EnergyWise テクノロジーとの統合により、Cisco EnergyWise Orchestrator は包括的なエネルギー管理ソリューションを提供します。企業のどこからでも利用できるネットワークを利用して、様々なネットワーク接続機器のエネルギー要件を測定および管理し、消費電力を削減できます。

Cisco EnergyWise Orchestrator ソリューションを導入することで、以下の機能が実現します。

  • PoE ネットワーク デバイスに加え、デスクトップ PC やノートパソコンも管理できる中央集中型インターフェイス
  • シスコのスイッチやルータに搭載された既存の Cisco EnergyWise 機能との統合
  • 業務に影響を与えずにエネルギー消費量削減を強化する高度なポリシー
  • ポリシー最適化、トラブルシューティング、エネルギー消費量削減の実証に役立つ説得力のあるレポート
  • エンタープライズレベルのスケーラビリティ、セキュリティ、および信頼性
  • セットアップ、設定、および管理が容易なため、運用オーバーヘッドが低減
  • 低電力モードに移行する前のビジネス アプリケーションの適切な管理
  • エンドユーザからのリモート アクセスを容易にするデスクトップ アクセス
  • ローカルエリア ネットワーク(LAN)経由またはワイドエリア ネットワーク(WAN)経由の高信頼オンデマンド起動によるパッチ管理の信頼性向上

表 1 は、Cisco EnergyWise Orchestrator の機能と利点の一覧です。

表 1 機能と利点

利点 機能
集中制御
  • PoE デバイス(スイッチ、ルータ、IP 電話、アクセス ポイントなど)およびデスクトップ PC とノートパソコンを単一の管理コンソールから監視および制御できます。
  • オンデマンドまたはスケジュール済みポリシーによって、Cisco EnergyWise テクノロジーを搭載したサポート対象の全機器のエネルギー管理を統合できます。
  • 専用 PC クライアントを使用して、デスクトップ PC やノートパソコンを包括的にきめ細かく制御できます。
業務への影響を最小限に抑えながら エネルギー消費量削減率を向上
  • インテリジェントなレポート ツールを利用して、電力使用ポリシーを最適化できます。
  • PC クライアントのサイレントなインストールと設定が可能です。
  • Wake for Remote Access 機能によって、オフィスの PC をオンデマンドでリモートから起動できるので、使っていない PC をシャットダウンしておくことができます。
  • エンドユーザは、電源状態遷移の延期やスキップ、ビジネス アプリケーションの適切なシャットダウン、およびアクティビティ チェックの実行が可能です。そのため、使用中であると検出された Voice over IP(VoIP)電話などがシャットダウンされないようにするなどの処置ができます。
運用コストの削減
  • ソリューションのセットアップ、導入、および設定が迅速かつ容易に行えるため、人的な管理作業は最低限に抑えられます。
  • カスタマイズ可能なルールによって、全サポート対象機器が自動的に検出され、適切なグループとポリシーが割り当てられます。
  • ロールベースのセキュリティによって、管理権限をきめ細かく制御できます。
  • 堅牢なエンタープライズクラスの Wake on WAN 機能と、電源切断前にソフトウェア アップデートやパッチのジョブ完了が確認されることよって、IT によるパッチ管理の信頼性が向上します。
全対象者にとって説得力のある使いやすいレポート機能
  • 包括的なイベントベースのレポートを使用することによって、設定、トラブルシューティング、問題解決が容易になります。
  • 電源状態の変化とエンドユーザの実際のアクティビティの傾向を示す運用レポートを使用することによって、電力使用ポリシーの分析と最適化が容易になります。
  • エネルギー消費量削減と環境への影響を伝える説得力のある管理レベル チャートを作成して、組織における環境に配慮した IT 運用の取り組みを可視化できます。

Cisco EnergyWise Orchestrator Sustainability Dashboard

Cisco EnergyWise Orchestrator Sustainability Dashboard(図 2)には、組織全体から Cisco EnergyWise Orchestrator データベースに収集したデータから生成したグラフと要約レポートが表示されます。これによって、Cisco EnergyWise Orchestrator の初期実装以降に節約できた費用、エネルギー、二酸化炭素、二酸化炭素換算量を明瞭に把握できます。このダッシュボードには、応答性に優れ、操作しやすく、直感的に使用できるインターフェイスが用意されています。このダッシュボードは柔軟性の高い設計になっているので、必要なデータ項目とグラフだけを表示することも容易にできます。グラフは、特定の期間、機器タイプ、管理グループ、場所、ビジネス ユニットの情報にしぼって表示もできます。

図 2 Cisco EnergyWise Orchestrator Sustainability Dashboard

図 2 Cisco EnergyWise Orchestrator Sustainability Dashboard


Wake on WAN

Cisco EnergyWise Orchestrator Wake on WAN テクノロジーを使用すると、省電力状態のクライアント PC を信頼性と安全性の高い方法でリモート起動できます。Wake on WAN テクノロジーによって、現在の多くの PC に装備されている Wake on LAN サポート機能が拡張されます。Wake on WAN は、複数のネットワーク セグメントやサブネットで構成される大規模ネットワーク上のコンピュータを起動する、信頼性の高い実用的な手法です。Cisco EnergyWise Orchestrator ソリューションは、複数のネットワーク セグメントを経由した起動要求によって過剰な(また安全でない)ブロードキャスト トラフィックが送出されないように、Wake on WAN プロキシを指定して、各ネットワーク セグメントに常に 2 つのプロキシが動作しているようにします。このような Wake on WAN プロキシ PC は、Cisco EnergyWise Orchestrator サーバによって自動的に選択されます。設定は数回のクリックで簡単に実行でき、管理者がサブネットを定義する必要はありません。

Cisco EnergyWise Orchestrator の要件


ネットワーク要件

Cisco EnergyWise Orchestrator との相互運用を行うには、ネットワークのスイッチとルータで Cisco EnergyWise を実行していることが必要です。表 2 は、Cisco EnergyWise のネットワーク要件の一覧です。

表 2 Cisco EnergyWise Orchestrator の Cisco IOS® ソフトウェア リリース最小要件

プラットフォーム 最小限必要な Cisco IOS ソフトウェア リリース
Cisco Catalyst® 固定構成スイッチ Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(53)SE1
Cisco Catalyst EtherSwitch モジュール Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(53)SE1
Cisco Catalyst 4500 シリーズ スイッチ Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(54)SG
Cisco Integrated Services Routers Generation 2(Cisco ISR G2) Cisco IOS ソフトウェア リリース 15.0(1)M2

ライセンス

Cisco EnergyWise Orchestrator は、クライアント数ベースでライセンス供与されます。ライセンス料は、Cisco EnergyWise Orchestrator クライアントを実行する PC 数に応じて異なります。価格の詳細については、シスコ認定担当者にお問い合わせいただくか、シスコの「購入案内」のページを参照してください。

システム要件

表 3 は、Cisco EnergyWise Orchestrator サーバとクライアントを実行するためのシステム要件の一覧です。

表 3 Cisco EnergyWise Orchestrator のシステム要件

Cisco EnergyWise Orchestrator サーバ Cisco EnergyWise Orchestrator クライアント

サポートされるオペレーティング システム

  • Microsoft Windows Server 2003 SP2

サポートされるオペレーティング システム

  • Windows 7(x86 amd x64)
  • Windows Vista SP2(x86)
  • Windows XP SP3(x86)
  • ハードウェアの最小要件

  • 2.0 GHz Pentium 4 または同等品
  • 4 GB のメモリ
  • 70 GB のハードディスク空き容量
  • データベースの要件

  • Microsoft SQL Server 2008 SP1(x86)
  • Microsoft SQL Server 2005 SP3(x86)
  • 保証に関する情報

    保証については、Cisco.com の製品保証のページを参照してください。

    発注情報

    シスコ製品の購入方法については、シスコの「購入案内」のページを参照してください。ソフトウェアをダウンロードするには、Cisco Software Center にアクセスしてください。表 4 に、Cisco EnergyWise Orchestrator の購入に関する情報を示します。

    表 4 発注情報

    製品名 製品番号
    EnergyWise Orchestrator, v2.0, evaluation, 100 endpoints L-EWOR-2-EVAL
    EnergyWise Orchestrator, v2.0, 100-5K endpoints L-EWOR-2-5K
    EnergyWise Orchestrator, v2.0, 5K-12K endpoints L-EWOR-2-12K
    EnergyWise Orchestrator, v2.0, 12K-50K endpoints L-EWOR-2-50K
    EnergyWise Orchestrator, v2.0, 50K+ endpoints L-EWOR-2-50K+

    シスコ サービス

    シスコおよびパートナー各社によるインテリジェントな個別サービスを利用すると、革新性と安全性を備えた競争力を手に入れることができます。プロフェッショナル サービスでは、IT の運用と設備において、エネルギー消費量の測定、監視、最適化を行って大幅なコスト削減を実現するための支援を提供しています。シスコの知識と最先端プラクティスを提供することにより、シスコは、分析、推奨事項、設計に関する専門知識でお客様の成功をサポートし、機器、電力、冷却装置の電気効率と可用性の向上を支援します。お客様のエンタープライズ ニーズを満たし、高いネットワーク パフォーマンスを維持しながら運用コストを抑えるように考案された一連の柔軟なエネルギー管理サービスが用意されています。

    詳細情報


    Cisco EnergyWise Orchestrator と Cisco EnergyWise の詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/energywise/ を参照してください。ここでは、Cisco EnergyWise および Cisco EnergyWise Orchestrator の機能と利点の理解を深めるのに役立つプレゼンテーション、ケース スタディ、導入ガイドを提供しています。