Cisco Catalyst Blade Switch 3000 シリーズ

Cisco Catalyst Blade Switch 3100 シリーズの設計に関する考慮事項

ホワイトペーパー





Cisco Catalyst Blade Switch 3100 シリーズの設計に関する考慮事項


課題

企業のサーバ インフラストラクチャにおけるスプロール(無秩序な増加)対策として、ブレード サーバ インフラストラクチャへの投資が続いています。調査の結果からも、ブレード サーバに対する企業投資の割合は他のフォーム ファクタのサーバやサーバ市場全体と比べると圧倒的に高いことがわかっており、その傾向は続いています。
理由は明白で、ブレード サーバへの移行によってサーバ環境が単純になり、スペースの節約、ケーブル管理の単純化、電力消費の削減、および冷却コストの削減というメリットがあるからです。

ただし、データセンターにおけるブレード サーバの重要性が高まるにつれて、ブレード スイッチは基本的な接続機能だけでなくデータセンター アクセス レイヤ スイッチとしての機能も持つようになっていることにも注目すべきです。

Cisco Catalyst Blade Switch 3100 シリーズの利点

市場をリードするシスコのハードウェアおよび Cisco IOS® ソフトウェアを基盤とする Cisco Catalyst Blade Switch 3100 シリーズは、ブレード サーバ ベースのアプリケーション インフラストラクチャに対する厳しい要求を満たすために特別に設計された、革新的なテクノロジーを取り入れています。具体的には、接続のスケーラビリティ、パフォーマンス、復元力を高めることによって、新しい役割を担うブレード サーバをサポートする設計になっています。同時に、サーバ インフラストラクチャの複雑さの緩和と TCO(総所有コスト)削減という継続的な取り組みをサポートします。

Cisco Catalyst Blade Switch 3100 シリーズ ソリューション

Cisco Catalyst Blade Switch 3100 シリーズに実装されている数多くのテクノロジーと機能によって、ブレード サーバ アーキテクチャ設計における選択肢は一段と増加します。具体的には、帯域幅、アベイラビリティ、および柔軟性に関する新しいオプションがこの新しいスイッチ シリーズによって選択可能になります。

Cisco Catalyst Blade Switch 3100 シリーズには、革新的なテクノロジー「Virtual Blade Switch(VBS; 仮想ブレード スイッチ)」が採用されています。最大 8 台の物理スイッチを 1 つの論理スイッチにまとめるこのテクノロジーは、Cisco Catalyst Blade Switch 3100 シリーズのさまざまな追加機能の基盤となっています。

図 1 VBS テクノロジーによって単一の仮想スイッチが作られる

図 1 VBS テクノロジーによって単一の仮想スイッチが作られる

帯域幅

VBS によってネットワーク サービスが仮想化されるため、仮想スイッチの帯域幅は大きく増加し、サーバおよびアプリケーションのニーズに応えることができます。

  • VBS がサポートする集約帯域幅は最大 160 Gbps で、VBS バックプレーンでは 48 Gbps がサポートされます。この十分な処理能力によって、VBS は最も要求の厳しいアプリケーションにも対応できます。
  • ラック内トラフィックはラック内で処理され、ラックの外に出ることはありません。多くの点で、VBS はトップオブラック スイッチとして動作するため、すべてのトラフィックの遅延が短縮され、パフォーマンスが向上します。これは、ラック内トラフィックが集約レイヤ スイッチを経由する必要がないからです。アプリケーションの進化と共にイースト-ウェスト トラフィック フロー(たとえば、Web 2.0 やユニファイド コミュニケーション)への依存度が高まっているため、この機能は大きな強みとなっています。
  • VBS によって 2 台のスイッチから特定のサーバへのアクティブ/アクティブ接続がサポートされるため、サーバ 1 台あたりの使用可能帯域幅を倍増できます。これは、広い帯域幅を必要とするアプリケーションをサポートための大きな利点となります。
  • VBS を使用することで、高密度 VMware 実装のような高帯域幅展開シナリオでのサーバあたりのネットワーク インターフェイス カード(NIC)数は実質的に 4 枚となります。

アベイラビリティ

VBS では、リンク仮想化が活用されています。何層もの冗長性を通して、システムおよびアプリケーションのアベイラビリティを向上させます。

  • VBS アップリンクでは、Cisco EtherChannel® テクノロジーを使用してリンクを冗長化することが可能です。そのため、1 つのリンク障害で接続が失われることはありません。
  • アップリンクを複数のアグリゲーション レイヤ スイッチに分散させることが可能です。このようにすれば、アップストリーム スイッチ障害が発生しても接続が失われることはありません。
  • VBS は、1:N で冗長化されます。スイッチはそれぞれマスター スイッチのコピーです。したがって、物理スイッチ障害が発生しても VBS は存続します。
  • 1 つのラックに 2 つの VBS を設定できます。VBS の障害に備えて、各物理ラックを 2 つの独立した VBS に接続することが可能です。
  • VBS は単一ノードと見なされるので、レイヤ 2 とレイヤ 3 のトポロジが単純になります。このような単純化の結果、ファブリックが安定し、コンバージェンスが高速になります。

柔軟性と一貫性

Cisco Catalyst Blade Switch 3100 シリーズは、サーバの柔軟な展開を可能にするユニークな機能を備えており、帯域幅容量やソフトウェア機能を少しずつアップグレードすることもできます。

  • VBS では、ギガビット イーサネット スイッチと 10 ギガビット イーサネット スイッチの混在が可能です。これによって投資が保護されると共に、必要に応じて帯域幅容量を徐々にアップグレードすることが可能になります。
  • マスター スイッチがソフトウェアを制御しているため、各スイッチで適切なイメージが実行され、機能の追加や削除の作業が容易になります。
  • VBS では Cisco IOS ソフトウェアが実行されるため、Quality Of Service(QoS)やセキュリティなどのエンドツーエンド機能の実装方法を統一できます。

シスコが選ばれる理由

多様なオプションを備えた Cisco Catalyst Blade Switch 3100 シリーズは、従来からのブレード サーバの利点と、データセンター スイッチング ソリューションにおいてシスコが確立したリーダーシップとを組み合わせることによって、ブレード サーバ戦略を強化します。

関連情報

詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/bladeswitch/ を参照してください。