| 注意: 本製品は既に生産⁄販売を終了しております。 |
| データシート |
[目次]- ◆[製品説明]
- ◆[機能]
- ◆[業界標準のサポート]
- ◆[Gigabit EtherChannelのサポート]
- ◆[モジュラ型ギガビットインタフェースによる選択肢とアップグレードの柔軟性]
- ◆[サポート対象の管理情報ベース(MIB)]
- ◆[アクセスコントロールリスト]
- ◆[マルチプロトコルルーティング]
- ◆[CEF(Cisco Express Forwarding)]
- ◆[レイヤ2VLANおよびスイッチング]
- ◆[統合化されたルーティングおよびブリッジングのサポート]
- ◆[IGMP(インターネットグループ管理プロトコル)とCGMP(シスコグループ管理プロトコル)]
- ◆[ HSRP(ホットスタンバイルータプロトコル)]
- ◆[CDP(Cisco Discovery Protocol)]
- ◆[アプリケーション]
- ◆[仕様]
- ◆[ 発注情報]
Catalyst 8540 2ポートギガビットイーサネットインタフェースモジュールは、非ブロッキングのワイヤスピード性能が必要なレイヤ3ギガビットバックボーンアプリケーションのサポートに最適な製品です。2ポートギガビットイーサネットインタフェースモジュールは、Catalyst 8540プラットフォームで動作し、大規模企業とサービスプロバイダー向けにレイヤ3およびATMスイッチングを1つの統合プラットフォーム上で提供します。
| 製品説明 |
2ポートギガビットイーサネットインタフェースモジュールは、完全なワイヤスピードのレイヤ3スイッチングが可能で、必要なルーティングテーブルのサイズに応じて16Kまたは64KのIP/IPXエントリをサポートします。データパスのアクセスコントロールリスト(ACL)機能が必要であれば、ACLドータカードをインストールしたバージョンの2ポートギガビットイーサネットインタフェースモジュールもあります。このモジュールの主要な用途は、非ブロッキングのワイヤスピードギガビットイーサネットの集約です。
図1:Catalyst 8540 2ポートギガビットイーサネットモジュール

図2:ACLドータカードを装備したCatalyst 8540 2ポートギガビットイーサネットモジュール

| 機能 |
2ポートギガビットイーサネットインタフェースモジュールは、次の機能と特徴を備えています。
業界標準のサポート
業界標準IEEE 802.3zをサポートし、ベンダー間の相互運用性と長期にわたる投資保護が確保されます。フロー制御に対するオートネゴシエーションもサポートされます。
Gigabit EtherChannelのサポート
Gigabit EtherChannel®技術は、シスコが他に先駆けて開発したEtherChannel技術を基盤とし、稼働ネットワークに数千ものFast EtherChannelポートを設置できます。Gigabit EtherChannel技術によって、バックボーントラフィックの増大に応じて、重要なバックボーントランクを数ギガビットのスループットに拡張できます。4つのギガビットイーサネットリンクを1つの論理リンクに結合することにより、最大で8Gbpsのデバイス間スループットを実現します。顧客は、同一モジュールまたは異なるモジュールのポートをGigabit EtherChannelリンクに結合することで、マルチモジュールチャネリングの新機能を利用できます。さらに、Gigabit EtherChannel技術は他に比類のない障害耐性を備えています。Gigabit EtherChannelリンクの1つの物理ポートがダウンした場合、そのポート上のすべてのトラフィックが自動的に別のポートにリダイレクトされ、負荷分散されます。このリダイレクトは、オペレータを介さずに実行されるため、最大限のバックボーンスループットとアベイラビリティが得られます。
モジュラ型ギガビットインタフェースによる選択肢とアップグレードの柔軟性
Catalyst 8540用の2ポートギガビットイーサネットモジュールは、GBIC(ギガビットインタフェースコンバータ)のモジュラ技術をサポートし、ギガビットイーサネットネットワーク内の物理ネットワークインタフェースの構成に対する最大限の柔軟性を提供します。GBICでは、ポートごとに802.3z準拠の1000BaseXインタフェースをさまざまに組み合わせて使用できます。GBICはホットスワップが可能なため、インタフェースの選択や変更が容易に行えます。さらにシスコは、IEEE 802.3z 1000BaseLX標準に完全に準拠する1000BaseLX/LHインタフェースを提供しながらも、シングルモードファイバでの最大10kmの性能を実現しています。これは通常の1000BaseLXインタフェースを5km上回る性能です。1000BaseZX標準は、分散シフトファイバでの最大100kmのトラフィック伝送能力を提供します。
ギガビットイーサネットモジュールのOIRサポートによる最高稼働率
Catalyst 8540により、電源スイッチを切らずに2ポートギガビットイーサネットインタフェースモジュールのホットスワップ(OIR)が可能になります。電源スイッチが入った状態でギガビットイーサネットモジュールが抜かれたり挿入されたりすると、システムは次の動作を行ないます。
- そのモジュールに対して電源が十分かどうかを判断します。
- 構成変更のバックプレーンをスキャンします。
- 新たに挿入されたすべてのスイッチングモジュールを初期化します。
- 前に設定されていたスイッチングモジュール上のすべてのインタフェースを、それらが抜かれたときの状態に戻します。
Catalyst 8540スイッチのギガビットイーサネットモジュールのOIRサポートにより、多くの顧客が必要とするコンフィギュレーションの柔軟性に加えて、システムの最高稼働率が得られます。
アクセスコントロールリスト
オプションのドータカードを使用せずにサポートされるACL機能は、以下のとおりです。
- 制御プレーントラフィックに対する全てのCisco IOS® ACL
- 送信元/宛先メディアアクセス制御(MAC)に基づくACL(完全一致またはワイルドカードなし)
オプションのACLドータカードを使用してデータプレーンのアクセスリストをハードウェアに実装すると、ライン伝送速度に近い性能が得られます。ACLドータカードは、次の機能を備えています。
- ハードウェアでの標準/拡張IPアクセスリスト(1~99、1301~1999/100~199、2000~2699)、着信および発信
- 名前付きアクセスリスト
- 送信元ノードのない標準IPXアクセスリスト(800~899)、着信および発信
データプレーンACLを実装する既存のラインカードそれぞれにACLドータカードが必要です。同じCatalyst 8540 ACLドータカード(C8540-ACL=)が、16ポート10/100BaseTX、16ポート100BaseFX、および2ポートギガビットイーサネットインタフェースモジュールでサポートされます。
マルチプロトコルルーティング
Catalyst 8540では、IPおよびIPXの転送とルーティングがサポートされます。IPルーティングに対してサポートされるのは、RIP(ルーティング情報プロトコル)バージョン1および2、OSPF、IGRPおよびEIGRP(Enhanced IGRP)、BGPv4(Border Gateway Protocol Version 4)です。IPXルーティングについては、RIPおよびEIGRPをサポートしています。
CEF(Cisco Express Forwarding)
2ポートギガビットイーサネットインタフェースモジュールはCEF(Cisco Express Forwarding)機能を備えています。これは、中央プロセッサから個別のインタフェースモジュールにルーティング情報を配布することにより、ルートの分散と転送を可能にする新たなパラダイムです。インターネット内でこの機能を使用すると、大規模キャンパスのコアネットワークでのスケーラビリティが向上します。CEFにより、ルーティングテーブルの“シャドウ”に基づいたレイヤ3転送が実行され、非常に高速なルーティングテーブルルックアップと転送が可能となります。この機能は、全てのポートに対してワイヤスピードのIPおよびIPX転送を実現します。
レイヤ2VLANおよびスイッチング
ポートは、アクセスポート(VLANタグ付けなし)、またはトランクポート(802.1 QまたはISL [スイッチ間リンク] のカプセル化によるタグ付け)として設定できます。アクセスポートは、ダイレクトなサーバ接続に使用します。トランクポートは、VLAN間ルーティングおよびdot1QまたはISLカプセル化をサポートするサーバNIC(ネットワークインターネットカード)を提供するCatalyst 8540で、高密度のワイヤリングクローゼットを集約するのに使用されます。また、IEEE 802.1dスパニングツリープロトコルもサポートされています。
統合化されたルーティングおよびブリッジングのサポート
IRB(統合ルーティングおよびブリッジング)により、ルーティングされたインタフェースとブリッジされたインタフェース間における特定プロトコルのルーティングが可能です。IRBは、ブリッジグループ間のプロトコルのルーティングも可能にします。
IGMP(インターネットグループ管理プロトコル)とCGMP(シスコグループ管理プロトコル)
Catalyst 8540では、IGMP(インターネットグループ管理プロトコル)とCGMP(シスコグループ管理プロトコル)がサポートされ、スケーラブルなマルチキャストネットワークの展開が可能です。IGMPは、ホストをマルチキャストグループにダイナミックに追加できるIP転送を使用します。IGMPクエリの追加および削除(IGMPv.2)がサポートされます。CGMPにより、レイヤ2スイッチでレイヤ2マルチキャスト制御を実行できます。
HSRP(ホットスタンバイルータプロトコル)
HSRP(ホットスタンバイルータプロトコル)は、1台のルータに頼らずにイーサネットネットワークからIPトラフィックをルーティングできるようにすることで、ネットワークの高いアベイラビリティを実現するために設計されました。ルータディスカバリプロトコル(ICMPルータディスカバリプロトコル[IRDP]など)がサポートされず、選択されたルータによる電源のリロードまたは切断時に新規ルータにスイッチングする機能を持たないホストに対して、この機能は特に有用です。この機能がないと、ルータ障害によってデフォルトのゲートウェイを損失すると、ルータを経由したネットワーク通信ができなくなります。
CDP(Cisco Discovery Protocol)
CDP(Cisco Discovery Protocol)は、あらゆるシスコ製品で動作するプロトコルです。このプロトコルによりデバイスは隣接するデバイスの知識を取得でき、情報交換が実行されます。CDPは既知のマルチキャストMACアドレスを使用します。システム初期化の際に、パケット処理を行うCisco IOSソフトウェアCPUにパケットが転送されるように、アプリケーション特有の集積回路(ASIC)が構成されます。
表1 主な機能と利点の概要| 機能 | 利点 |
| IEEE 802.3z標準準拠 |
ベンダの相互運用性と長期間の投資保護が確保されます。 |
| Gigabit EtherChannelのサポート |
2つのデバイス間の論理リンクが最大8Gbpsのスループットで提供されます。 |
| 標準GBICモジュール(1000BaseSX、1000BaseLX/LH、1000BaseZX) |
100kmの伝送能力を実現する柔軟なネットワーク設計を実現します。 |
| ホットスワップ |
システムの電源を切らずに2ポートギガビットイーサネットモジュールを挿抜できるため、システムの最高稼働率が確保されます。 |
| アクセスコントロールリスト |
ハードウェアに基づいた構成可能な、データパスのセキュリティフィルタリングが可能です。 |
| マルチプロトコルルーティングのサポート |
OSPF、IGRP、EIGRP、またはBGPv4に基づいたスケーラブルなネットワーク展開ができます。 |
| Cisco Express Forwarding(CEF) |
ルーティングテーブルの“シャドウ”を使用してワイヤスピードのIPおよびIPX転送が実行され、インタフェースモジュールのハードウェアでそのメンテナンスが行われます。 |
| レイヤ2VLANおよびスイッチング |
2ポートギガビットイーサネットインタフェースモジュールでレイヤ2スイッチングがサポートされます。IEEE 802.1Dスパニングツリープロトコルもサポートされます。 |
| 統合化されたルーティングおよびブリッジング |
ブリッジングとルーティングを同時にサポートします。 |
| インターネットグループ管理プロトコルとシスコグループ管理プロトコル |
頑強性のある、大規模なマルチキャストネットワークの展開をサポートします。 |
| HSRP(ホットスタンバイルータプロトコル) |
ネットワークに高いアベイラビリティをもたらします。 |
| CDP(Cisco Dicovery Protocol) |
隣接するデバイスを自動検出し、ネットワークコンフィギュレーション情報を交換する機能が用意されています。 |
| CiscoWorksネットワーク管理とSNMPのサポート |
ネットワークコンフィギュレーションの構成とモニタリングが容易になります。 |
| アプリケーション |
2ポートギガビットイーサネットインタフェースモジュールは、企業やサービスプロバイダーのネットワークが要求する高いニーズへの対応を目的として設計されています。
2ポートギガビットイーサネットの最大8枚のラインカードをCatalyst 8540シャーシに設置することにより、16ポートの非ブロッキング、ワイヤスピードのギガビットイーサネット性能を企業のコアネットワークにもたらします。
図3:企業コアネットワーク

サービスプロバイダーは、非ブロッキング、ワイヤスピードの2ポートギガビットイーサネットインタフェースモジュールを使用して、ギガビットイーサネットトラフィックがWANアップリンクに送出される前にトラフィックを集約することができます。
図4:サービスプロバイダーの集約
| 仕様 |
標準ネットワークプロトコル
- Ethernet:IEEE 802.3z、IEEE 802.3x、1000BaseX
物理仕様
- Catalyst 8540プラットフォームの1スロットを使用
- 寸法(高さ×幅×奥行き):3.0×36.6×40.6cm(1.2×14.4×16.0インチ)
安全規定への準拠
Catalyst 8540 2ポートギガビットイーサネットインターネットモジュールは、システムへのインストール時に次の安全規定に準拠します。
- UL 1950
- CSA C22.2 No.950
- EN 60825-1
- EN60950
- IEC 950
- IEC 60825-1
- TS001
- CEマーキング
- AS/NZS 3260
- 21CFR1040
- Network Equipment Building Systems(NEBS)レベル3
EMCへの準拠
Catalyst 8540 2ポートギガビットイーサネットインターネットモジュールは、システムへのインストール時に次のEMI標準に準拠します。
- FCC Part 15(CFR 47)Class A
- VCCI Class B
- EN55022 Class B
- CISPR22 Class B
- CEマーキング
- AS/NZS 3548 Class B
LEDインジケータ
- OP-DET:オプティカル信号検出(オン)、信号なし(オフ)
- 全二重:全二重モード(常時オン)
- RX-SYNC:リンク同期(オン)
- リンク:リンクアクティブ時(オン)、リンクアイドル時(オフ)
- Tx(発信)アクティビティ:アクティブ(オン)、アイドル(オフ)
- Rx(着信)アクティビティ:アクティブ(オン)、アイドル(オフ)
インタフェース
- GBICのみ
最大ステーション間ケーブリング長
次のいずれかのGBICタイプを使用します。
- 1000BaseSX:50μmマルチモードファイバ:最大550m
- 1000BaseLX:62.5μmマルチモードファイバ:最大550m
- 1000BaseLX:50μmマルチモードファイバ:最大550m
- 1000BaseLX:9/10μmシングルモードファイバ:最大5km
- 1000BaseLH:62.5μmマルチモードファイバ:最大550m
- 1000BaseLH:50μmマルチモードファイバ:最大550m
- 1000BaseLH:9/10μmシングルモードファイバ:最大10km
- 1000BaseZX:9/10μmシングルモードファイバ:最大70km
- 1000BaseZX:処理時間シフトファイバ:最大100km
ネットワーク管理
- CiscoWorks
- 簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)
- ETHERLIKE-MIB(RFC 1643)
- IF-MIB(RFC 1573)
- MIB-II(RFC 1213)
- Bridge MIB(RFC 1493)
- CISCO-CDP-MIB
- ENTITY-MIB(RFC 2037)
| 発注情報 |
必要なソフトウェア
| 部品番号 | Cisco IOSソフトウェア | 部品番号 |
| Catalyst 8540 MSR |
12.0(4a)W5(11a)以上 |
S854R2-12.0.4W以上 |
| Catalyst 8540 CSR |
12.0(4a)WX5(11a)以上 |
S854R3-12.0.4W以上 |
製品および部品番号
| 部品番号 | 製品説明 |
| C85GE-2X-16K |
C8540 2-port GE 16K |
| C85GE-2X-64K |
C8540 2-port GE 64K |
| C85GE-2XACL-16K |
C8540 2-port GE 16K、ACL付き |
| C85GE-2XACL-64K |
C8540 2-port GE 64K、ACL付き |
| C8540-ACL= |
C8540 ACLドータカード(予備) |
注意:2ポートギガビットイーサネットインタフェースモジュールにはGBICが必要です。GBICは、2ポートギガビットイーサネットモジュールとは別売りです。
GBIC部品番号
| 部品番号 | 製品説明 |
| WS-G5484 |
1000BaseSX“短波長”GBIC(MMFのみ) |
| WS-G5486 |
1000BaseLX/LH“長波長/長ホール”GBIC(シングルモードまたはマルチモード) |
| WS-G5487 |
1000BaseSX“拡張範囲”GBIC(シングルモード) |
注意:1台のCatalyst 8540スイッチにおける1000BaseZX GBICの最大数は、EMC標準の規定により8個に制限されています。