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Cisco Catalyst 3550 シリーズ

Cisco Cluster Management Suite ソフトウェア


Cisco Cluster Management Suite ソフトウェア


[目次]
[製品概要]
[Cisco CMS の動作]
[製品システム要件]


製品概要

 Cisco Cluster Management Suite (CMS) ソフトウェアは、中規模エンタープライズおよびブランチオフィス ネットワーク向けに設計された Cisco Catalyst 固定構成スイッチ組み込みの Web ベースのネットワーク管理ソフトウェアです。このソフトウェアは、繰り返し発生して時間のかかるネットワーク管理タスクを簡素化し、モニタリングおよびトラブルシューティング ツールを提供することで、複数スイッチの配備と設定の所要時間を削減します。

 Cisco CMS ソフトウェアは、Cisco Catalyst 3550、2950、3500 XL、2900 XL、および 2900 LRE XL スイッチに組み込まれており、これらの製品と Cisco Catalyst 1900/2820 スイッチを、すべて単一のインターフェイスで管理できます。シスコ スイッチ クラスタリング技術により、ユーザは任意の標準 Web ブラウザを使って Cisco CMS にアクセスし、地理的な近接度やスタックされているかどうかに関係なく、最大 16 台のスイッチを一度に管理できます。必要な場合はクラスタ全体に単一の IP アドレスを使用することで、ネットワーク展開と管理を簡素化できます。Cisco Catalyst 3550 シリーズ スイッチの追加により、Cisco CMS はルーティング環境の境界を越えて拡張することが可能となっており、クラスタをいっそう柔軟に管理できます。

 Cisco CMS は、インテリジェント サービスを提供するための統合管理インターフェイスを備えており、ユーザは CLI(コマンド ライン インターフェイス)を知らなくても、ツールを利用することでその LAN 全体を管理できます。Cisco CMS は、中規模ネットワークでのマルチレイヤ スイッチング、IP ルーティング、QoS(Quality of Service)、マルチキャスト、およびセキュリティ ACL(アクセス コントロール リスト)といったインテリジェント サービスの展開も、従来のシンプルな LAN スイッチングと同じように管理できます。

 Cisco CMS の新しいガイド モードは、拡張機能の構成についてユーザをステップごとにガイドし、拡張オンライン ヘルプによって状況に応じたサポートを提供します。また、Cisco AVVID (Architecture for Voice、Video and Integrated Data) ウィザードは、ビデオ ストリーミングやテレビ会議、VoIP (Voice over IP)、およびミッションクリティカルなアプリケーションを最適にサポートするための自動構成機能を提供します。さらに、セキュリティ ウィザードは、機密データを保持するサーバへの不正アクセスを自動的に制限します。これらのウィザードによって、ネットワーク管理者の作業時間は何時間も短縮され、人の手によるミスがなくなるうえ、アプリケーションに合わせてスイッチ構成が最適化されます。



Cisco CMS の動作

 Cisco CMS は シスコ スイッチ クラスタリング技術を利用して、複数のスイッチを同時に管理します。コマンド スイッチに指定する 1 台のスイッチを決定したら、その IP アドレスをブラウザに入力して、CMS Java アプレットをブラウザにロードします1 。そして、Cisco CMS トポロジ マップに自動的に検出されるスイッチから必要なクラスタ メンバを選択するだけで、クラスタがワンステップで形成されます。また、ネットワーク管理者は Cisco CMS を使って、プライマリ コマンド スイッチが故障した場合にコマンド スイッチのタスクを引き継ぐスタンバイまたは冗長コマンド スイッチを指定できます。他には、複数のポートとスイッチを同時に構成する機能や、クラスタ全体で一度にソフトウェアの更新を実行する機能も提供されます。帯域幅グラフとリンク レポートは有用な診断情報を提供し、トポロジ マップによってネットワーク管理者はネットワーク ステータスを速やかに把握できます。


図 1. Cluster Management Suite:前面パネルおよびトポロジ ビュー

図 1 : Cluster Management Suite:前面パネルおよびトポロジ ビュー


表1:製品機能と利点

機能 利点
簡単な操作性

 

ウィザードが容易な展開を実現
  • ウィザードによって、テクノロジー自体の複雑な内容を理解していなくても、特定タイプのトラフィックやセキュリティをサポートするための QoS や ACL といったテクノロジーを組み合わせて容易に構成できます。ウィザードは互いに互換性があるため、それらを任意に組み合わせて利用できます。
  • データ ウィザードを使用すると、QoS の詳細な知識を持っていなくても、ミッションクリティカルなデータ アプリケーションを重要度の低いトラフィックより優先させることができます。
  • 音声ウィザードを使用して、クラスタを「音声に対応させる」ことができます。このウィザードは Cisco IP Phone を自動的に検出し、クラスタ全体を通して音声トラフィックを適切に優先付けするようにスイッチを構成します。
  • ビデオ ウィザードを使用して、クラスタを「ビデオに対応させる」ことができます。このウィザードは、クラスタ全体を通してビデオ トラフィックを適切に優先付けするようにスイッチを構成します。
  • セキュリティ ウィザードは、機密データが保持されているネットワークの特定部分や特定サーバに権限のないユーザがアクセスするのを防止します。
  • マルチキャスト ウィザードを使用することで、マルチキャスト ルーティング プロトコルの詳細な知識を持っていなくても、マルチキャスト ルーティングを構成できます(EMI 装備の Cisco Catalyst 3550 スイッチのみ)。
ガイド モード
  • ガイド モードは、組み込みのヘルプとインストラクションを手順を通して提供して、複雑な構成をわかりやすいステップに分解します。
簡単な操作性(続き)
インストレーションが不要
  • CMS は、無料アプリケーションとしてスイッチに組み込まれています。Cisco CMS を実行するための専用サーバや PC は必要ありません。
  • デバイスのトポロジが自動検出されるため、必要なスイッチをクリックするだけでクラスタを形成できます。
高性能なヘルプ システム
  • 組み込まれているヘルプによって、現在オープンしているウィンドウのコンテキスト ヘルプが提供されます。さらに、目次、索引、および用語集によって、必要な情報を簡単に取得できます。
作業時間を短縮する機能
任意の場所から、任意の場所に管理可能
  • 地理的な場所やスタックされているかどうかに関係なく、最大 16 台のスイッチを管理できます。標準 Web ブラウザを使い、ネットワーク内の任意の PC から、またはダイヤルアップ接続を通して、管理することが可能です。
マルチデバイスおよびマルチポートの管理
  • マルチデバイスおよびマルチポート構成機能によって、複数のスイッチとポートの機能を同時に構成できるため、ネットワーク管理者は時間を節約できます。
  • クラスタ全体で同時に、ワンクリックでソフトウェアのアップグレードを実行できます。
堅牢性を提供する機能
投資保護
  • Cisco CMS には下位互換性があります。単一のインターフェイスを使用して、Catalyst 3550、2950、3500 XL、2900 XL、2900 XL + LRE、1900/2500 スイッチのどの組み合わせでも一度に管理できます。
セキュアな管理
  • 権限のないユーザがスイッチに侵入するのを防止するために、Cisco CMS に使用する HTTP ポートを変更できます。
ワイヤレスの統合
  • トポロジ マップの該当するアイコンをクリックするだけで、Cisco Aironet ワイヤレス アクセスポイントの Web ベースの管理機能を起動できます。
モニタリング、トラブルシューティング、およびレポート
トポロジ ビュー
  • トポロジ ビューは、クラスタ全体と近接デバイスを表示します。スイッチのステータスは色分けして表示されるため、ネットワーク障害をすばやく識別できます。
  • オプションとして、Cisco Aironet ワイヤレス アクセスポイント、Cisco IP Phone、および Cisco LRE(Long-Reach Ethernet)CPE(顧客宅内機器)を表示できます。
前面パネル ビュー
  • 前面パネル ビューは、クラスタ内の全スイッチの前面パネルを表示します。ポートのステータスは、色分けして表示されるため、ポート障害をすばやく識別できます。
  • 複数スイッチの複数ポートを選択して、構成やステータス情報の表示を同時に実行できます。
障害、イベント、およびパフォーマンス モニタリング
  • システム メッセージ モニタは、スイッチが生成した最近のシステム メッセージのログ(syslog メッセージ)を表示するため、ネットワーク障害の根本的な原因をすばやく判別できます。
  • ポート統計情報は、各インターフェイスで送信および受信されるトラフィックの詳細情報を表示します。
  • 帯域幅グラフは、スイッチの帯域幅使用状況を表示します。
  • リンク グラフとレポートは、特定リンクの帯域幅使用状況と構成ステータスを表示します。
  • QoS レポートとグラフは、個々のまたは総計の DSCP (DiffServ Code Point) 値について、分類、ポリシング、およびドロップしたパケット数を表示します(Catalyst 3550 のみ)。
インベントリ レポート
  • インベントリ レポートは、クラスタ内の全スイッチについて、そのソフトウェア バージョン、IP アドレス、シリアル番号、およびホスト名をすばやく表示します。
読み取り専用アクセス モード
  • 読み取り専用アクセス モードにより、スイッチ構成を誤って変更する危険性なく、Cisco CMS を使ってモニタリングやトラブルシューティングを実行できます。
製品システム要件

ユーザの PC やワークステーションの要件は、次のとおりです。

  • PC の最小要件 --- Pentium プロセッサ (233 MHz)、64 MB DRAM
  • UNIX ワークステーションの最小要件 --- Sun Ultra 1 (143 MHz)、64 MB DRAM
Web ベースの管理 OS に推奨されるプラットフォーム構成 プロセッサ速度 DRAM 色数 解像度 フォント サイズ
Windows NT 4.0

Pentium 300 MHz

128 MB

65536

1,024 x 768

Solaris 2.5.1

Sparc 333 MHz

128 MB

アプリケーションのほとんどの色

小 (3)

オペレーティング システム
  • Microsoft Windows 95(Service Pack 1 が必要)
  • Microsoft Windows 98, second edition
  • Microsoft Windows NT 4.0(Service Pack 3 が必要)
  • Microsoft Windows 2000
  • Solaris 2.5.1 以上、該当するオペレーティング システム用の Sun 推奨のパッチ クラスタおよび Motif ライブラリ パッチ 103461-24 を実行済み
ブラウザ
  • Netscape Communicator 4.61 および 4.7
  • Internet Explorer 5.0 および 5.5
Java プラグイン
  • バージョン 1.2.2、1.3.0、1.3.1

1使用するブラウザに、互換性のある Java (JRE) プラグインをインストールする必要があります。
更新日:2002 年 5 月 22 日

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