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[目次]
シスコのGigastackギガビットインタフェースコンバータ(GBIC)は、多機能で低コストなギガビットイーサネットスタッキングGBICで、Catalyst®3500 XLシリーズスイッチとモジュラ型Catalyst 2900 XLシリーズスイッチ間の高速な相互接続を可能にします。
GigaStack GBICは、標準GBIC形式で実装されており、配置の際に最高レベルの柔軟性とスケーラビリティを提供します。ギガビットイーサネットGBICポートにより、高性能なスタッキングが実現されるだけでなく、標準ギガビットイーサネットアップリンクへの移行も可能です。
図1:2ポートGigaStack GBICは、Catalyst 3500 XLシリーズスイッチとモジュラ型Catalyst 2900 XLシリーズスイッチ間の高速な相互接続を可能にします。

GigaStack GBICには、半二重と全二重の2つの動作モードがあり、ワイヤリングクローゼットの柔軟な配置を可能にします。半二重カスケード構成では1 Gbpsを提供します。また、専用回線によるスイッチ間の全二重構成では、最高2 Gbpsの転送レートを実現します。2ポートGigaStack GBICにより、様々なパフォーマンスおよびケーブリングオプションを備えたギガスタックが可能になります。たとえば、GigaStack GBICを使ったカスケード構成で、コストをかけずに1 Gbpsの独立スタックバックプレーンを構築します。その後、高性能なCatalyst 3508Gギガビットイーサネット集約スイッチとGigaStack GBICを必要に応じて組合わせることで、スタックパフォーマンスを5Gbpsまで高めることができます。この構成では、各リンクの転送レートは、最高で2Gbpsになります。
| 半二重構成オプション |
各GigaStack GBICに装備された2つのポートを両方使用することで、最高9つのスイッチを半二重カスケードによって接続できます。この構成では、GigaStack GBICは外部接続されたスイッチのスイッチファブリックに対する半二重リピータバスを構築します。つまり、スイッチ間のトラフィックが中間スイッチのスイッチファブリックを通過しません。1つのGigaStackスタックでは9つのスイッチがサポートされるため、大幅にワイヤリングクローゼットポートを拡張し、スタックごとに最大432の10/100ポートを装備することができます。
多様なスタックの物理冗長性オプションが実装できるため、最高レベルの耐障害性を実現できます。たとえば、1メートルの冗長ループバックケーブルと2つめのGigaStack GBICをスタックメンバのトップとボトムに配置します。これにより、セカンダリフェールオーバ接続が確立され、スタックメンバやスタックケーブルに障害が発生する可能性がほとんどなくなります。あるいは、未使用のGigaStackポートをトップとボトムのスタックメンバに配置して、1メートルの冗長ループバックケーブルで接続することもできます。新規スイッチクラスタコマンド管理の冗長機能により、Catalyst 3500 XLシリーズスイッチで最高レベルのシステム耐障害性を実現します。
図2は、スイッチスタックにGigaStack GBIC半二重カスケード機能を組み合わせた例を示しています。この場合、トップとボトムのメンバに接続された冗長ループバックケーブルによって接続の冗長性が保証されます。
図2:半二重GigaStackカスケード構成

| 全二重構成オプション |
GigaStack GBICを使用して、2つのスタックメンバ間に専用ギガビットイーサネット接続を確立し、スタックの帯域幅全体を増加するというオプションもあります。2つのGigaStack GBICを1本のケーブルで接続すると、GBICはオートネゴシエーションによって全二重モードになり、それぞれの方向で1 Gbpsまたは2 Gbpsの転送レートを実現します。また、単純にスタック構成をカスケードからスター型構成に変更することで、各スタックメンバへの専用ギガビットイーサネット接続を確立することもできます。さらにCatalyst 3508Gギガビットイーサネット集約スイッチを併用すれば、スタックに5 Gbpsの接続性を提供することもできます。Catalyst 3508Gは、必要なアップリンクポートの数とタイプに応じて、最高8つのスタックメンバスイッチまたは384のデスクトップポートを集約できます。
全二重のGigaStack構成でも高レベルの耐障害性を実装することができます。高レベルの耐障害性は、ワイヤリングクローゼット内もしくはネットワーク中枢のアップリンク上に実装できます。ワイヤリングクローゼット内に、バックアップ用のCatalyst 3508G集約スイッチを配置することによって、各スタックメンバへの冗長リンクが可能になります。さらに、スタック集約スイッチからネットワーク中枢への冗長アップリンクを展開することができます。冗長ギガビットアップリンクを展開すると、ユーザーはリンクのフェールオーバ時間を標準のスパニングツリープロトコル(STP)よりも大幅に短縮できます。このときCisco Uplink Fast機能を導入すれば、フェールオーバを1~2秒に抑えることができます。さらに、Cisco Per-VLANスパニングツリー(PVST+)機能を使用して、すべての冗長アップリンクの負荷を分散することもできます。つまり、すべての冗長アップリンクがアクティブ状態となって、トラフィックを搬送します。
全二重スタックで集約スイッチから各スタックメンバへの二重リンクを設定すれば、パフォーマンスのレベルをさらに高めることができます。各デスクトップCatalyst 3500 XLシリーズスイッチに搭載された2つのギガビットイーサネットポートをGigabit EtherChannel®テクノロジによりグループ化することで、全二重の4 Gbps転送レートでスタック接続を確立できます。
図3は、全二重モードで稼動するGigaStack GBICにスイッチスタックを設定した場合を示しています。この構成では、Catalyst 3500Gギガビットイーサネットスイッチにより、5 Gbpsの独立バックプレーンがメンバスイッチ全体に確立されます。また、冗長性を備えたCatalyst 3508G集約スイッチを通じて、フォルトトレランスが実装されます。Catalyst 3508G XLからネットワークの中枢への高速なアップリンクは、Gigabit EtherChannelテクノロジにより実現します。
図3:全二重GigaStackスター型構成

| シスコのスイッチクラスタリング管理テクノロジに完全対応 |
GigaStackスタッキングでは、シスコのスイッチクラスタリング技術による強力なマルチデバイス管理機能を利用することができます。スイッチクラスタリング技術では、ワイヤリングクローゼット内、あるいは構内全体に分散して存在する複数のデバイスを単一のIPエンティティとして管理することができます。スイッチクラスタリング技術には、標準のTCP/IPパケットが採用されており、クラスタにおける全スイッチに関する情報の収集および配布が可能です。スイッチクラスタリング機能は、GigaStack GBICを始めとした幅広い物理的な相互接続をサポートします。
| 主要機能/利点 |
- ハードウェアを基盤とした独立スタックバスにより、半二重のカスケード構成では1 Gbpsの転送帯域幅、ポイントツーポイントの全二重構成では2 Gbpsの転送レートを実現します。
- 半二重のカスケードスタック構成では最高9つのスイッチを相互接続し、拡張性の高い1 Gbps独立スタックバスを構築します。
- 全二重構成でCatalyst 3508Gギガビットイーサネット集約スイッチと組み合わせると、スタックメンバスイッチに5 Gbpsの独立スタックバックプレーンが提供されます。
- 標準GBIC形式要素により、インストールおよび展開を行う際にこれまでにない柔軟性が提供されます。
- 多数の冗長性および耐障害性オプションを提供し、ネットワークのアベイラビリティを保証します。
- ハードウェアを基盤としたスタッキングソリューションを、Catalyst 3500 XLシリーズスイッチおよびギガビット対応のCatalyst 2900 XLシリーズスイッチに対して提供します。
- 全/半二重オートネゴシエーションにより、相互接続されたスイッチ間の帯域幅を自動選択し、最適化を図ります。
| 技術仕様 |
パフォーマンス
- 半二重のカスケード構成の場合には1 Gbps、ポイントツーポイントの全二重構成の場合は2Gbps
- Catalyst 2912MF XL
- Catalyst 2924M XL
- Catalyst 3508G XL
- Catalyst 3512 XL
- Catalyst 3524 XL
- Catalyst 3548 XL
- IEEE 802.3z、IEEE 802.3x、1000BASE-X半/全二重仕様
- 西暦2000年問題対応
- スイッチ接続GBIC対応コネクタ
- スタッキング接続用Cisco GigaStackケーブル(銅線)
- リンク完全性、無効、アクティビティ、速度、全二重表示
- 1.90×3.91×8.89 cm(0.75×1.54×3.50インチ)
- 56 g(1.8 オンス)
- 動作温度:0~45℃(32~113°F)
- 保管温度:-25~70℃(-13~158°F)
- 相対動作湿度:10~85%(結露しないこと)
- 稼動標高:最高3000 m(10,000フィート)
- 消費電力:最大2 W、毎時6.8 BTU
- MTBF 4.4百万時間
- UL 1950
- CSA 22.2 No. 950
- EN 60950
- IEC 950
- AS/NZS 3260, TS001
- CE
- FCC Part 15 Class A
- EN 55022B Class A(CISPR 22 Class A)
- VCCI Class A
- AS/NZS 3548 Class A
- BCIQ
- CEマーキング
- ライフタイム保証
- モデル番号:WS-X3500-XL(Cisco GigaStack GBICおよびGigaStack GBIC用50cmケーブル)
- ケーブル:CAB-GS-1M(GigaStack GBIC用 1mケーブル)
