BrochureCisco Data Mobility Manager:データ モビリティの課題に対処注目を浴びるデータ モビリティストレージ管理の分野では、ディスク ドライブのアップグレードを開始したらそれ以降は中断なくデータ移行を実行できる、信頼性の高いメカニズムが求められています(図 1)。従来のアプローチとしては、データをテープにダンプしてから新しいデバイスに復元するというものや、ホスト ベースおよびアレイ ベースのソフトウェアを使用してデータを古いデバイスから新しいデバイスに転送するというものがあります。しかし、どちらのアプローチにもマイナス面があり、多くのストレージ管理者にとっては完全なソリューションと言えるものではありませんでした。以前とは異なり、サーバの保守や変更のために停止期間をあらかじめ設けるという習慣は消え去りつつあります。ビジネス側からはシステムの常時稼働が求められており、ストレージのアップグレードのためだけに停止期間を設定するわけにはいかないことも多いのです。
図 1 中断を伴わないデータ移行は任意ではなく必須の要件 今日のデータ移行作業は一般に複雑であり、手作業で行われています。無数のオペレーティング システム、ファイル システム、アプリケーション サーバ、ボリューム管理システム、物理デバイス、ネットワークが関係するからです。データの移行に関して IT 部門はさまざまな課題に直面しています。ダウンタイムの発生はその一つです。また、データ移行ソフトウェアをサーバに追加しなければなりません。データの損失や破損の可能性も考えられます。異種混合環境の複雑さは、エラーの増加の原因となります。さらには、単に時間が不足しているためにジョブを完了できないこともあるでしょう。 データ移行に関するこのような問題のすべてに一つのソリューションで対処できれば、現在の問題は大幅に減少するでしょう。Cisco® Data Mobility Manager(DMM)は、そのようなソリューションの一つです。ファブリック ベースのこのデータ移行ソリューションでは、異種ストレージ ボリューム間や長距離でも中断を発生することなくブロック データを転送でき、ホストがオンラインかオフラインかを問わず移行が可能です。ホスト コンポーネントの導入は不要のため、サーバのハードウェアおよびソフトウェアのインストールとライセンス取得という、時間とコストと注意を要する作業を排除できます。さらに、ホストの CPU と帯域幅サイクル全体がアプリケーションから利用可能となるため、アプリケーションのパフォーマンスが低下するということもありません。 ストレージ仮想化とデータ移行ここ数年の間に、企業の間で早くもストレージ仮想化ソリューションの導入が始まっており、ソリューションの使用経験に基づいたベスト プラクティスが形成されつつあります。ストレージ仮想化ソリューションはこれからも、ストレージ アプリケーションの管理、運用、提供における目標です。ストレージ仮想化ソリューションのほとんどはすでに、その第二世代の実装に達しており、ソリューションの機能セット、パフォーマンス、およびスケーラビリティが大きく進歩しています。 ストレージ仮想化ソリューションが実装されてデータ移行の問題が解決してしまえば、Cisco DMM のようなソリューションは必要ないように思われるかもしれません。しかし、Cisco DMM ソリューションは、このようなストレージ仮想化ソリューションの価値を広げていくうえで重要な役割を果たします。ストレージ仮想化ソリューションはいずれも期待されているとおりの能力を発揮していますが、ストレージ仮想化ソリューションがデータのオーナーとなるようにデータを移行することは、依然として課題の一つです。このハードルはあまりに高いため、この問題に対処できる有効なツールが登場するまで仮想化ソリューションの導入を見送っている企業も多いようです。Cisco DMM は、この期待に応えるツールです。 Cisco DMM の利点:パフォーマンスへの影響とダウンタイムを最小限に抑えるCisco DMM には、次のような利点があります。
データ移行をファブリックに統合するデータのオンライン移行のように、パフォーマンスが重視される IT インフラストラクチャ機能の多くは、ストレージ エリア ネットワーク(SAN)ファブリックの一部として導入および管理すれば多大な効果が期待できます。この効果には、高いアベイラビリティ、遅延の少ないスケーラブルなパフォーマンス、ネットワーク トラフィック管理によるロード バランシングの単純化などがあります。このような利点を踏まえて、Cisco MDS 9000 ファミリのインテリジェント ディレクタとファブリック スイッチは、インテリジェントなファブリック アプリケーションおよびサービスをホスティングするオープンな標準ベースのプラットフォームとなるように開発されています。 プラットフォームとしての Cisco MDS 9000 ファミリのスイッチは、セキュリティとアベイラビリティに優れたエンタープライズ クラスのファイバ チャネル SAN ファブリック サービスの提供に必要なあらゆる重要な機能を備えています。シスコは、ブロック ストレージ データ移行を透過的なファブリック サービスとして統合することで、このプラットフォームのメリットをフルに活用しています。そして、ブロック ストレージ データのための異種混在対応ソリューションである Cisco DMM は、あらゆる管理機能を備えています。Cisco DMM の管理機能としては Cisco Fabric Manager があり、さらにコマンドライン インターフェイス(CLI)を使用しておよび統合 SAN の管理とプロビジョニングを実行できるようになっています。 SAN のあらゆる場所にある Cisco MDS 9000 ストレージ サービス モジュールでは、搭載された機能を簡単に有効化することができます。変更があっても、ホスト エージェントや配線の変更は必要なく、パフォーマンスへの影響もほとんどありません。ダウンロードすることなく、設定を変更することができるのです。 革新的なシスコのソリューション異種混在対応のデータ移行ソリューションを求めていた企業は、ファイバ チャネル SAN ベースのソリューションを選択することによって、既存ストレージ デバイスへの投資を維持すると共に、高いスループットと管理の単純化を達成しています。SAN ベース ソリューションの導入には課題がつきものです。既存のソリューションは、業界で主流となっている SAN スイッチの一部としてファブリックに統合されるのではなく、運用の中断を伴うアドオンであるからです。Cisco DMM はネットワークに統合されるタイプの包括的なデータ移行ソリューションであり、既存か新規かを問わず SAN と透過的に連携します(図 2)。
図 2 安全で中断のないデータ移行 シスコの革新的なネットワーク統合型ソリューションが他のソリューションよりも優れているのは、次の点です。
導入の容易さCisco DMM ソリューションは、業界をリードする Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチに完全に統合されているため、インストールと日々の運用が非常に容易です。Cisco MDS 9500 シリーズ マルチレイヤ ディレクタおよび MDS 9200 シリーズ マルチレイヤ ファブリック スイッチが含まれる SAN ファブリックにこのソリューションを導入するときに必要な作業は、DMM ソフトウェア ソリューションが記録されている Cisco MDS 9000 SSM を挿入し、Cisco DMM サポート ソフトウェアのインストールを確認してから、ライセンス情報を指定して機能を有効化することだけです。 Cisco MDS 9000 ファミリの標準のソフトウェア機能、たとえばロール ベース アクセス コントロール(RBAC)や Cisco Fabric Manager を使用すれば、アクセスのセキュリティの確保や Cisco DMM サービスのプロビジョニングをすぐに開始することができます。SAN ファブリックの再配線や再構成が不要のため、導入に要する時間は SAN ベースのその他のソリューションに比べて大幅に短縮されます。また、導入に伴うネットワークの中断やダウンタイムもありません。 データセンターのためのシスコ ストレージ ソリューションの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/datacenter/ を参照してください。 |
