ダウンロードデータ シートCisco VPN 3000 シリーズ コンセントレータCisco® VPN 3000 シリーズは、最高クラスのリモート アクセス VPN デバイスを提供し、柔軟性と信頼性に優れた高性能なリモート アクセス ソリューションによって、以前には考えられなかったコスト節減を企業にもたらします。Cisco VPN 3000 シリーズは、IP Security(IPSec)および Secure Sockets Layer(SSL)ベースの VPN 接続を単一のプラットフォームで提供し、非常に多様なリモート アクセス展開に対応します。 様々な企業が VPN を利用して、パブリック ネットワーク インフラストラクチャ上に安全なエンドツーエンドのプライベート ネットワークを構築し、通信費を削減しています。Cisco VPN 3000 シリーズは、1 台のプラットフォームで SSL VPN および IPSec VPN の両方を提供します。別途の機能ライセンス料は不要なので、パラレルな複数のリモート アクセス インフラストラクチャを展開する必要がなく、コスト効率に優れた代替手段となります。リモート接続の確立は、SSL 対応の Web ブラウザまたは VPN クライアント ソフトウェアから行うことができ、柔軟性とアプリケーションのアクセス性が高められます。この一元管理型アーキテクチャにより、モバイル ワーカー、在宅勤務者、エクストラネット ユーザなど、多様なユーザ コミュニティの存在する様々な展開シナリオにおいてきめ細かいアクセス制御が要求される場合にも、管理と実装を容易に行うことができます。 機能と利点高性能で安全なリモート アクセスの利点を十分に活用するには、堅牢でアベイラビリティの高い VPN ソリューションが必要です。Cisco VPN 3000 コンセントレータ ソフトウェア バージョン 4.7 には、独自のリモート アクセス専用アーキテクチャによる先進的なハイ アベイラビリティ機能が組み込まれており、企業のミッションクリティカルなリモート アクセス アプリケーションの要件に対応する、高性能で拡張性の高い堅牢な VPN インフラストラクチャを構築することができます。 Cisco VPN 3000 コンセントレータ ソフトウェア バージョン 4.7 の新機能としては、広範なアプリケーション アクセス、卓越したエンドポイント セキュリティ、データの完全性保護、先進的なインフラストラクチャ アクセス、およびネットワーク適合の確認機能があります。 Cisco VPN 3000 シリーズの利点は、次のとおりです。
SSL VPN - Cisco WebVPNSSL VPN は、インターネットに接続できる場所ならどこからでも、Web ブラウザとそのネイティブの SSL 暗号化機能だけを使用して、ネットワーク リソースへのリモート アクセスを提供します。VPN クライアント ソフトウェアのインストールは不要です。Cisco VPN 3000 シリーズ コンセントレータの Cisco WebVPN 機能を使用すれば、Web ページ、ファイル共有、E メール、クライアント サーバ アプリケーションなど、あらゆるアプリケーションに SSL 対応セッションでアクセスできます。 社員、提携先、および管理外の PC に対するカスタマイズされたアプリケーション アクセス 表 1 に、Cisco SSL VPN Client for WebVPN の機能を示します。 表 1 Cisco SSL VPN Client for WebVPN:ネットワーク トンネリング クライアントによる幅広いアプリケーション アクセス
Cisco Secure Desktop の高度なエンドポイント セキュリティによる情報漏洩/データ盗難対策 SSL VPN を展開すると、セキュア エンドポイントからでも、企業が管理しないエンドポイントからでも、普遍的なアクセスが可能になり、ネットワーク リソースを多様なユーザ コミュニティに広げることが可能になります。このようにネットワークを拡張すると、必然的にネットワーク セキュリティが危険にさらされる箇所が増えます。管理下の PC、個人所有のコンピュータ、公衆端末など、ユーザがどこからネットワークにアクセスしても、Cisco Secure Desktop は SSL セッションの前後を通じて確実にデータを保護します。Cisco Secure Desktop のホスト整合性確認機能は、接続前にポスチャ査定を実行し、アクセスを試みるエンドポイントが必要とされる特定のウイルス対策ソフトウェア、ファイアウォール、OS またはサービス パック機能を装備していることを確認するとともに、マルウェアがインストールされていないかどうかを調べたうえで、ネットワークへのアクセスを許可します。そのあと、Cisco Secure Desktop はコンピュータ上に仮想のサンドボックスを生成し、すべてのセッション情報の安全な保管庫を作成します。セッション中はすべての情報が暗号化され、ハード ドライブ上の Cisco Secure Desktop パーティションに書き込まれます。意図的か偶発的かを問わず、情報がホスト システムに保存されることはありません。セッションを終了する時点で、この安全な保管庫は DoD 仕様の削除アルゴリズムで除去されます。すべてのセッション情報(キャッシュ ファイル、履歴、クッキー、ダウンロード ファイル、パスワード)がリアルタイムで暗号化され、セッション開始時からあらゆるデータが確実に保護されます。この機能は、セッション終了後に追跡したファイルのクリーンアップを試みる、他のキャッシュ クリーニング製品とはまったく異なります。また、Cisco Secure Desktop の自動タイムアウト機能は、ユーザが能動的にセッションを終了したかどうかに関わらず、確実にセッション情報を消去するのに役立ちます。Cisco Secure Desktop はゲスト権限で実行することができ、Web の設定、ブラウザの種類、システム権限とは無関係に、あらゆるエンドポイントでの普遍的な保護を提供します。 表 2 に、Cisco Secure Desktop の機能を示します。 表 2 Cisco Secure Desktop:ネットワークからエンドポイントに送信される情報の総合的なセキュリティ
Citrix ターミナル サーバのサポート全社的な情報への安全かつタイムリーな、信頼性が高く、コスト効率の良いリモート アクセスへの需要が拡大しつつあります。リモート接続の選択肢を増やしつつ、コストを抑える目的で、多くの企業がアプリケーションの管理と配信を集中化し、ターミナル サーバ アーキテクチャを通じて社内のコンピューティング リソースにアクセスできるようにしています。この理由から、堅牢なリモート アクセス ソリューションが、簡素で使いやすく信頼性の高いプロトコルによって Citrix 展開をサポートするとともに、アプリケーションの利用がローカル システム ベースであることが重要となっています。一般的な SSL ソリューションでは、内部ターミナル サーバ リソースにアクセスするには、ソフトウェア クライアントまたはダウンロード アプレット(Java または ActiveX)が必要です。そのため、アプリケーションの起動が遅くなるばかりか、ソフトウェアの矛盾やブラウザ設定に起因してアクセスに問題が生じる場合があります。Cisco VPN 3000 シリーズ コンセントレータは、Java ベースの余分なポート転送メカニズムに依存する必要のない、真にクライアントレスな Citrix サポートを提供し、ブラウザやセキュリティ設定とは無関係に、迅速で安定性の高いシステム アクセスを実現します。 表 3 に、Cisco VPN 3000 シリーズの Citrix サポートに関連する機能を示します。 表 3 Citrix のサポート:クライアントレス Citrix サポートによる内部ネットワーク インフラストラクチャ リソースへの拡張アクセス
IPSec VPN - Cisco Easy VPN および自動アップグレード可能な Cisco IPSec VPN ClientIPSec VPN は、インターネットで伝送される企業データ、IP 音声、および映像トラフィックの保護に必要なセキュリティおよび暗号化機能を提供します。IPSec はどのような IP ネットワークにも展開できるので、VPN サービスを必要とするユーザにとって魅力あるオプションであり、リモート アクセスにおける事実上の標準となっています。 迅速で簡単な、拡張性に優れた展開簡単に導入して運用できる Cisco VPN Client を使用して、Cisco VPN 3000 シリーズ コンセントレータへの保護されたエンドツーエンドの暗号化トンネルを確立します。このシンクライアント設計の IPSec 準拠ソフトウェアは、ユーザ数の制限なくライセンスを使用できます。Cisco IPSec VPN Client を大規模に展開する場合には、設定済みのものを使用することができます。この方法では、ユーザによる介入をほとんど必要とせずに、初回のログオンを実行できます。ユーザが接続した時点で新しいクライアント バージョンに自動的にアップグレード可能であり、リモートで展開するシステムのクライアント バージョンを簡単に管理することができます。Cisco Easy VPN を使用する場合、コンセントレータで集中的に VPN アクセス ポリシーを作成して保管しておき、接続を確立した時点でクライアントにプッシュできます。IPSec リモート クライアントの設定が動的にアップデートされるので、IPSec リモート クライアント側での設定作業は不要です。Cisco Easy VPN Remote により、エンドユーザ ポリシーが動的に設定され、エンドユーザや現場の技術者による手動での設定作業を必要としないので、集中的なセキュリティ ポリシー管理を実現するとともに、設定ミスやサービス コールを減らすことができます。Cisco Easy VPN Server によって、コンセントレータはサイト間 VPN またはリモート アクセス VPN のための VPN ゲートウェイとして動作し、中央サイトで定義したセキュリティ ポリシーをリモート VPN デバイスにプッシュします。その結果、これらの接続に最新のポリシーを確実に反映させ、そのうえで接続を確立できます。 NAC による総合的なセキュリティ ポリシーへの適合NAC はシスコシステムズが主導する業界規模のコラボレーションであり、すべてのエンドポイントがネットワークのセキュリティ ポリシーに適合していることを確認してから、アクセスを許可します。Cisco VPN 3000 コンセントレータ ソフトウェア バージョン 4.7 は、IPSec リモート アクセスに関して NAC に対応しています。NAC を使用すると、脆弱性のあるホストは通常のネットワーク アクセスが禁止されるので、リモート アクセスの利用形態の拡大にともなうリスクが軽減します。Cisco AYT 機能は、Cisco IPSec VPN Client を使用して接続するユーザを対象に、ファイアウォール ポリシーを強制実施します。特定のファイアウォール ポリシーに違反するエンドポイントに関しては、接続を拒否するように VPN を設定できます。Cisco IPSec VPN Client は 30 秒ごとにファイアウォールをポーリングし、ファイアウォールが作動しているかどうかを確認します。AYT がチェックする対象は、Cisco Security Agent、Cisco Integrated Client Firewall、Network ICE BlackICE Defender、Sygate Personal Firewall、Sygate Personal Firewall Pro、Sygate Security Agent、Zone Labs ZoneAlarm、および Zone Labs ZoneAlarm Pro です。 表 4 に、NAC の機能を示します。 表 4 NAC:復元力に悪影響を及ぼす非適合のエンドポイントを拒否
製品プラットフォームの特長表 5 に、Cisco VPN 3000 シリーズの特長を示します。 表 5 Cisco VPN 3000 シリーズの特長
6 種類のモデルCisco VPN 3000 シリーズには、6 種類のコンセントレータ モデルがあります。どのモデルも、IPSec および SSL VPN をサポートします。 Cisco VPN 3005 コンセントレータCisco VPN 3005 コンセントレータは、全二重 T1/E1 までの帯域幅(最大パフォーマンス 4 Mbps)を必要とする中小・中堅企業向けの製品で、最大 200 の IPSec セッションまたは最大 50 のクライアントレス セッションを同時にサポートします。暗号化処理はソフトウェアで行われます。Cisco VPN 3005 にはアップグレード機能は組み込まれていません。 Cisco VPN 3015 コンセントレータCisco VPN 3015 コンセントレータは、全二重 T1/E1 までの帯域幅(最大パフォーマンス 4 Mbps)を必要とする中小・中堅企業向けの製品で、最大 100 の IPSec セッションまたは最大 75 のクライアントレス セッションを同時にサポートします。Cisco VPN 3005 と同様、暗号化処理はソフトウェアで行われますが、Cisco VPN 3015 は Cisco VPN 3030 および 3060 モデルにフィールドアップグレードすることが可能です。 Cisco VPN 3020 コンセントレータCisco VPN 3020 コンセントレータは、フル T1/E1 ~ T3/E3 の帯域幅(最大パフォーマンス 50 Mbps)を必要とする中堅・大規模企業向けの製品で、最大 750 の IPSec セッションまたは最大 200 のクライアントレス セッションを同時にサポートします。専用の SEP モジュール(SEP-E)により、ハードウェア ベースで処理を高速化しています。Cisco VPN 3020 は、シリーズの他の製品にアップグレードすることはできません。冗長および非冗長構成で使用できます。 Cisco VPN 3030 コンセントレータCisco VPN 3030 コンセントレータは、フル T1/E1 ~ T3/E3 の帯域幅(最大パフォーマンス 50 Mbps)を必要とする中堅・大規模企業向けの製品で、最大 1500 の IPSec セッションまたは最大 500 のクライアントレス セッションを同時にサポートします。専用の SEP モジュールにより、ハードウェア ベースで処理を高速化しています。Cisco VPN 3030 は、Cisco VPN 3060 にフィールドアップグレードすることが可能です。冗長および非冗長構成で使用できます。 Cisco VPN 3060 コンセントレータCisco VPN 3060 コンセントレータは、最高レベルのパフォーマンスと信頼性を必要とする大規模企業向けの製品で、フラクショナル T3 ~フル T3/E3 以上の広帯域幅(最大パフォーマンス 100 Mbps)をサポートし、最大 5000 の IPSec セッションまたは最大 500 のクライアントレス セッションを同時にサポートします。専用の SEP モジュールにより、ハードウェア ベースで処理を高速化しています。冗長および非冗長構成で使用できます。 Cisco VPN 3080 コンセントレータCisco VPN 3080 コンセントレータは、最高レベルのパフォーマンスを必要とする大規模企業向けの製品で、最大 10,000 の IPSec セッションまたは最大 500 のクライアントレス セッションを同時にサポートします。専用の SEP モジュールにより、ハードウェア ベースで処理を高速化しています。VPN 3080 は、完全な冗長構成のみ使用可能です。 モデルの比較表 6 に、Cisco VPN 3000 シリーズ コンセントレータの比較対照表を示します。 表 6 あらゆる規模の企業をサポートする Cisco VPN 3000 シリーズ
* 最大限のデバイス メモリおよび SEP-E モジュールを搭載した場合の数値です(モデル 3020、3030、3060、および 3080)。ユーザ数を算出するにあたり、同時 IPSec ユーザは、リモート アクセス VPN に全トンネリング モードで接続するものと仮定しています。またその中には、1 つの Internet Key Exchange(IKE)セキュリティ アソシエーションおよび 2 つの単方向 IPSec セキュリティ アソシエーションが含まれるものと仮定しています。キーの再生成や分割トンネリングを行う環境では、本来ならば追加ユーザのサポートに使用される追加のシステム リソースが、これらの特定のセッションで使用されることになるので、予備のキャパシティを備えた VPN リモート アクセス ロードバランシング環境を採用することをお勧めします。この表では、ネットワーク拡張モードまたはクライアント モードで動作するハードウェア クライアントを IPSec ユーザとみなしています。 ** 最大限のデバイス メモリおよび SEP-E モジュールを搭載した場合の数値です(Cisco VPN 3020、3030、3060、および 3080 モデル)。ユーザ数を算出するにあたり、同時 WebVPN ユーザは、最大 60 秒ごとに 1 つの Web ページを取得するクライアントレス VPN ユーザであると仮定しています。テスト期間中、ユーザは 1 秒につき 1 人の割合でログインし、データの送受信を行っています。Web ページの平均取得時間は 5 秒以下です。 技術仕様
ポートコンソール ポート:非同期シリアル(DB-9) 表 7 と 8 に、Cisco VPN 3000 シリーズ コンセントレータの物理特性および電力要件を示します。 表 7 物理特性
表 8 電源のタイプと要件
環境条件
適合規格
安全基準
EMC
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