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Cisco Security Agent の ROI:エンドポイントにおける侵入保護エージェントの展開
シグニチャ アップデート競争の回避
Cisco(R) Security Agent ソリューションは、企業におけるエンドポイント セキュリティの機能やソリューションを単一の製品に統合します。このソリューションには、ホストベースの侵入検知および侵入保護、ファイル整合性モニタリング、Windows NT イベント監査、分散型ファイアウォールまたはパーソナル ファイアウォール、悪質なモバイル コードからの保護などが含まれます。
Cisco Security Agent を展開すると、セキュリティ戦略の簡素化、複数製品の管理による作業負荷の軽減、またそれらの製品にかかるソフトウェアおよび保守ライセンスの年間費用の削減が可能になります。
シグニチャ アップデート競争の回避
シグニチャおよびウィルス定義は、侵入検知システムおよびアンチウィルス システムの中心的な要素です。これらのソリューションは、その性質上、既知の脆弱性だけに基づいているため、これらのシグニチャの実装と保守を行う管理上の負荷およびコスト面での負担が定期的に発生します。この「アップデート競争」を回避する唯一の方法は、アプリケーションを予防的に保護して、検出される侵入だけでなく未知の侵入も防止することです。
Intrusion Detection System(IDS)およびアンチウィルス製品は、シグニチャアップデートに完全に依存しています。ベンダーは、これらのシグニチャ アップデートを定期的または不正利用が発見されるたびに配信します。たとえば、侵入のシグニチャ アップデートでは、8 時間対応が一般的です。1 か月ごとにしかアップデートを提供しないベンダーもあります。ユーザまたは管理者がアップデートをダウンロードする必要がある場合も、社内シグニチャ サーバ上で自動アップデートテクノロジーを使用している場合も、システムの信頼性はユーザしだいになっています(自動アップデートの場合でも、デバイスがネットワークに接続されている状態で、ユーザ自身がログインを行う必要があります)。
自動アップデートを利用すると、脆弱性の発見からベンダーによるフィックスの提供までの時間が短縮されますが、セキュリティを重視する企業は、新しいパッチを徹底的にテストしてから、実稼動中のシステム上に展開しています。このテストでは、平均 1 ~ 2 日かけて、重要なシステムと互換性があることと、特定の攻撃に関するフィックスが通常の処理を妨げないことが確認されます。そして、このテストには管理上のコストがかかるだけでなく、アップデートがインストールされるまでの間、システムが危険にさらされます。
アラートおよび False Positive の管理
パターンおよびシグニチャの照合テクノロジーでは、False Positive および False Negative が発生する傾向があります。つまり、展開されたシグニチャが、実際には正常なホストおよびネットワーク動作が実行されたときに、誤って、悪質な行為の可能性があるとアラームを発します。この False Positive によって管理コンソールの表示が埋め尽くされるため、製品および管理者の効率が低下し、管理者は不確実なセキュリティ アラートへの対応を強いられます。
Cisco Security Agent は、シグニチャを展開せずに、アプリケーションの動作を確認するため、False Positive の影響を受けません。また、エージェントと企業の両方のレベルでの関連付けと、高精度の防止判定を実行します。コンソールにもイベントが送信されますが、件数は少なくなります。送信されるイベントは、管理者に通知される必要のある正当なイベントです。
「また、この規模の企業では、ログ ファイルに記録される 500,000 件以上の項目を IT 管理者が毎日管理しています。Activis 社の調査によると、ファイアウォール 1 台につき 1 日あたり 200,000 ~ 300,000 件のログ項目と 20 件のアラートが出力されます。同様に、ネットワーク センサー 1 台につき 20 ~ 50 件、サーバ 1 台につき 1 ~ 20 件のコンソール アラートが出力されることがこの調査で判明しています。」 Computerworld、2001 年 11 月 30 日 |
サービス パックがリリースされるまでのアプリケーションのセキュリティ
ワームによる攻撃の結果から、セキュリティ パッチのリリース後もアプリケーションが脆弱なままであることが明らかになっています。これは、専任の管理者が配置されていても、最近リリースされたホット フィックスやパッチをサーバに適用できていないことを示しています。
「優れた管理者や高度なクラッカーによって証明されているとおり、無関係なフィックスを除くすべてのパッチを定期的に適用しているネットワーク管理者が非常に少ないことが、本当の問題です。多くの原因がありますが、最も重大な問題は、パッチのダウンロード、テスト、適用を行う時間が不足していることと、主要ソフトウェアパッケージに影響を与える脆弱性が大量にあることの 2 点です。これらの問題が重なって、攻撃対象となる無防備なサーバおよびデスクトップが溢れています。」 eWeek、2003 年 1 月 27 日 |
Cisco Security Agent のようなアプリケーション中心のセキュリティ アプローチでも、サーバにパッチをインストールする作業はなくなりません。しかし、一定期間の全ホットフィックスが集約されたテスト済みのベンダー サーバ パックがリリースされるまでの間、ホストを保護できます。サービス パックは、問題ごとへの対処ではなく、一定の期間をおいて慎重にリリースされます。
「最近の調査では、過去 12 か月間にリリースされた必須のセキュリティ パッチおよびセキュリティアップデートの数が膨大であったため、この作業によって、多くの企業のネットワーク セキュリティが危機に陥っていることが結論付けられています。この調査は、ドイツ Articon-Integralis AG 社の子会社である英国のセキュリティ サービス プロバイダー Activis 社によって実施されました。わずか 8 台のファイアウォールと 9 台のサーバで構成された IT インフラストラクチャを持つ企業のセキュリティ管理者が、過去 9 か月間だけで 1315 件のアップデートを行う必要があったことが判明しています。これは、1 日あたり 5 件のアップデートに相当します。この数は、主要ソフトウェア ベンダーおよびセキュリティ ベンダーからこの期間内にリリースされたアップデートおよびパッチの合計数に基づいています。」 Computerworld、2001 年 11 月 30 日 |
侵入とその損失の防止による ROI
シグニチャでは防止できない、新しい未知の攻撃による損害のコストは甚大です。ウィルスの増殖により、ユーザのダウンタイム、機密情報の損失、世評の低下、システム再構築にかかるコストなど、数十億ドルの損害が発生しました。
CSI による 2002 年の調査では、回答企業のうち 90 % が、従来型のセキュリティ ソリューションを展開していたにもかかわらず、2001 年に何らかの侵入を受けています。侵入により発生したコストは企業ごとに異なりますが、現在の危険度を評価する際、以下の数字は考慮に入れる価値があります。
- 調査会社 Computer Economics 社によると、以下の攻撃が原因で発生した世界的な損害額の概算が明らかになっています。
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- Slammer:10 億ドル- Bugbear:9.5 億ドル- Nimda:6.35 億ドル- Code Red:26.2 億ドル- SirCam:11.5 億ドル
- American Society for Industrial Security とコンサルティング企業 PricewaterhouseCoopers 社の調査によると、2001 年、Fortune 1000 企業では機密情報の盗難により 590 億ドルの損失が発生しています。
- Meta Group 社の 2003 年の調査によると、90 % 以上の企業がアンチウィルス ソフトウェアを使用しているにもかかわらず、多くの企業が年平均 283,000 ドルの金銭的被害を受けています。
- [CSIS]CSI/FBI の 2003 年の調査によると、251 社で 2.02 億ドル以上の損失が報告されています。
まとめ
Cisco Security Agent のような予防的なセキュリティ ソリューションを実装すると、以下の理由により、高い投資回収率が実現されます。
- サーバおよびデスクトップの冗長化および二重化テクノロジーの代用または置き換えとして機能する
- シグニチャ アップデートの作業負荷がない
- シグニチャ アップデートの谷間でも危険にさらされない
- False Positive およびイベント管理の作業負荷がない
- ネットワークのダウンタイムが発生しにくくなる
シグニチャベースの製品では防御できない新しい未知の攻撃に対して、システムが保護されます。これらの攻撃を受けると、システムのダウンタイム、世評の低下、機密情報の損失など、大きな被害が発生します。