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Cisco Security Agent

CSA による MS06-040 からの保護

Product Bulletin





Cisco Security Agent および Microsoft MS06-040 に関するセキュリティ情報:Server サービスの脆弱性により、リモートでコードが実行される問題


概要

2006 年 8 月 8 日、Microsoft Windows 2000、Windows XP および XP Professional、Windows 2003 Server オペレーティング システムを対象とした、重大な脆弱性が発表されました(http://www.microsoft.com/technet/security/bulletin/ms06-040.mspx)。現在、この脆弱性の悪用による被害が多数報告されています。Server サービスにはリモートでのコード実行に関する脆弱性があり、この脆弱性を攻撃者に悪用された場合、影響を受けるシステムが完全に制御される可能性があります。マイクロソフト社はこのような脆弱性を持つオペレーティング システムに対し、自社 Web サイト(www.microsoft.com)で更新プログラムを公開しています。

シスコシステムズはエクスプロイト ファイルを入手し、Cisco® Security Agent でデフォルトのセキュリティ ポリシー設定を使用することで、こうしたエクスプロイトを阻止する効果があることを確認しました。現在サポート中のバージョンである Cisco Security Agent 4.0.3.x、4.5.1.x、5.0.0.x、および 5.1.0.x は、今までに確認されているエクスプロイトを防ぐうえで効果的です。


脆弱性の詳細情報

これはリモートでコードが実行される脆弱性であり、Server サービスに未チェックのバッファが含まれることが原因で生じます。Server サービスはネットワーク上で、Remote Procedure Call(RPC; リモート プロシージャ コール)のサポート、ファイル印刷のサポート、および名前付きパイプ共有を実現します。Server サービスによってローカル リソース(ディスク、プリンタなど)を共有することで、ネットワーク上の他のユーザはこれらのリソースにアクセスできます。また、Server サービスを使用すると、RPC に使用されているコンピュータと他のコンピュータ上で実行されているアプリケーションとの間で、名前付きパイプによる通信が可能になります。

この脆弱性を攻撃者に悪用された場合、影響を受けるシステムが完全にリモート制御される可能性があります。攻撃者はその後、プログラムのインストール、データの閲覧/変更/削除、完全なユーザ権限を持つ新規アカウントの作成などを実行できます。

Cisco Security Agent によるエクスプロイトの阻止

Cisco Security Agent のデフォルト ポリシーにはバッファ オーバーフローを防止するルールが含まれており、この種のエクスプロイトによる被害を回避できます。こうした保護を実行するために、Cisco Security Agent のバイナリまたはデフォルト設定を変更する必要はありません。

デフォルトのセキュリティ ポリシーを適用した Cisco Security Agent では、以下のアクションがブロックされることが確認されています。

  • バッファ オーバーフローによる、バッファからのシステム機能の実行

図 1 に、このテスト結果を示します。

シスコでは、エージェントをテスト モードにしてエクスプロイトをテストしました。テスト モードでは、悪意ある振る舞いはブロックされません。この場合、エージェントをプロテクト モードにしたときに適用されるすべてのルールが報告されるため、Cisco Security Agent のデフォルト ポリシーでエクスプロイトを阻止する場合に使用可能なすべての方法を確認できます。エージェントをプロテクト モード(一般的な動作設定)にすると、最初のルールによってエクスプロイトが阻止されます。エクスプロイトは悪意ある動作を実行する前に処理され、以降のイベントは発生しません。

テストは、Cisco Security Agent のデフォルト ポリシーに対して実施しました。Cisco Security Agent を有効に機能させるために、バイナリまたはポリシーの更新は必要ありませんでした。つまり、文字通りの「Day Zero」保護のテストだと言えます。シスコでは、過去のエクスプロイトおよびワームの場合と同様に、バイナリまたはポリシーの更新を実行することなく、Cisco Security Agent のデフォルト設定によってエクスプロイトを阻止できることを確認しました。次のリストは、Cisco Security Agent のデフォルトのセキュリティ ポリシー設定によって阻止された、過去のワームおよびエクスプロイトの一部を示します。

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今回のエクスプロイトは、組織のコンピューティング環境およびネットワーク環境に深刻な打撃を与え、発生と変化を続ける攻撃の 1 つにすぎません。このような新たな攻撃による被害を防止するために重要となるのは、デフォルト設定に変更を加えることなく攻撃を阻止できる能力であり、デフォルト ポリシー内のさまざまなルールによる多層型防御の実現です。

図 1 Cisco Security Agent のデフォルト設定による Microsoft MS06-040 エクスプロイトの阻止(Cisco Security Agent 5.1 でテストを実行)

図 1 Cisco Security Agent のデフォルト設定による Microsoft MS06-040 エクスプロイトの阻止(Cisco Security Agent 5.1 でテストを実行)
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