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Cisco CRS-1 Carrier Routing System

Ciscoキャリア ルーティング システムおよびCisco IOS XRソフトウェア

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Ciscoキャリア ルーティング システムおよびCisco IOS XRソフトウェア

目次

Ciscoキャリア ルーティング システムおよびCisco IOS XRソフトウェア

Cisco CRS-1製品および技術

Cisco IOS XRソフトウェア

Cisco CRS-1 SiliconとASIC

市場効果

ハイエンド ルーティングの製品ポートフォリオ

詳細情報

Q&A

Ciscoキャリア ルーティング システムおよびCisco IOS XRソフトウェア


Cisco CRS-1製品および技術

Q. Cisco® キャリア ルーティング システムとは何ですか?

A. Ciscoキャリア ルーティング システム(CRS-1)は、革新的なハードウェアとソフトウェアを備えた新しいルーティング プラットフォームです。このハードウェアには、Cisco CRS-1ライン カード シャーシ、ファブリック カード シャーシ、Route Processor(RP;ルート プロセッサ)、ファブリック カード、およびミッドプレーン上にインターフェイス モジュールとモジュラ サービス カードを統合した40 Gbpsのライン カードが含まれています。また、Cisco CRS-1の製品発表と同時にCisco IOS® XRソフトウェアも発表します。これは、Cisco IOSソフトウェア ファミリーの新しいラインアップで、マイクロカーネル ベースの分散オペレーティング システム インフラストラクチャを使ってCisco CRS-1の優れた分散処理機能を可能にするソフトウェアです。

Q. Cisco CRS-1の鍵となる機能は何ですか?

A. Cisco CRS-1は、統合されたパケット インフラストラクチャにコアIP/MPLSルーティング機能を提供する目的で設計され、IPv4、IPv6、Multiprotocol Label Switching(MPLS)、およびマルチキャストなど多くのプロトコルを、OC-768c/STM-256c、OC-192c/STM-64c、OC-48c/STM-16c、および10ギガビット イーサネットをはじめとするさまざまなインターフェイス上でサポートしています。Cisco CRS-1に搭載されているCisco IOS XRソフトウェアでは、コントロール プレーン、データ プレーン、および管理プレーンの圧倒的なスケーラビリティと、システムの常時稼働、さらにこれまでにない柔軟なサービスを最大限に利用することができます。Cisco CRS-1は、コア、ピアリング、およびアグリゲーション ルーティング層を極めて少数のルータ上にまとめることにより、サービス プロバイダーがPoint-of-Presense(POP;アクセス ポイント)アーキテクチャを統合するために必要な機能を提供するよう最適化されています。

Q. Cisco CRS-1は、システムの常時稼働をどのように実現するのですか?

A. Cisco CRS-1は、Cisco IOS XRソフトウェアを基に設計されています。Cisco IOS XRは、マルチシェルフ、マルチテラビットのキャリア インフラストラクチャ向けソフトウェアとして、業界唯一の自己回復型オペレーティング システムです。Cisco IOS XRソフトウェアはマイクロカーネル ベースのオペレーティング システムであり、プロセスの粒度の高い独立性、障害の封じ込めおよび分離機能をサポートしています。これらの独自機能により、サービスを中断することなくCisco CRS-1のメンテナンス、アップグレード、機能強化、および拡張を行うことが可能です。

Q. Cisco CRS-1の、これまでにないサービス柔軟性の基盤となるものは何ですか?

A. Cisco CRS-1は、世界最高レベルの性能を誇る40 Gbps ASICであるCisco Silicon Packet Processor(SPP)とCisco IOS XRソフトウェアを、独自のService Separation Architectureおよびサービス インテリジェントなスイッチ ファブリックと組み合わせることで、最大限のサービス柔軟性と機能を実現しています。多様なサービスの分離とラインレートでの柔軟な機能により、Cisco CRS-1は、今日の集中型ネットワーク サービスを配信するために必要な機能をすべて提供します。

Q. Cisco CRS-1 1台での最大スイッチング容量はいくつですか?

A. Cisco CRS-1は、40 Gbpsのライン カード スロットを最大1152個実装し、92 Tbpsまで拡張することが可能です。初期導入においても、既存アーキテクチャにある複数のルータを1つのCisco CRS-1システムにまとめることができます。また2005年には、マルチシェルフ システムの導入を開始し、1台のルーティング システム上でマルチテラビット容量を利用できるようになります。

前述のとおり、Cisco CRS-1による最大スイッチング容量は92 Tbpsで、40 Gbpsのライン カード スロットを1152個実装することができます。CRS-1シングルシェルフ システムには、40 Gbpsのライン カード スロットが16個実装され、1.2 Tbpsのスイッチング容量があります。新たにシェルフを追加する場合でも、1.2 Tbpsのサービスを中断せずに、システム容量を追加することが可能です。

一般的に、サービス プロバイダーのPOPでは多数のルーティング ノードが存在しますが、Cisco CRS-1はサービス プロバイダーのネットワーク設定に応じて、主にコア、ピアリング、およびアグリゲーション層のルータの統合を行うことにより、これら複数のノードを置き換えることができます。長期的には、エッジ層のルータ統合も可能になります。

スケーラビリティ、アベイラビリティ、および多くの拡張機能を備えたCisco CRS-1は、このような統合型POPアプリケーションでの使用に最適です。

Q. Cisco CRS-1の冗長性および復元性に関連する機能について教えてください。

A. Cisco CRS-1は、99.999%以上のアベイラビリティ、すなわち、システムの常時稼働が強く求められる統合型パケット インフラストラクチャの基盤となるように設計されています。Cisco CRS-1は、RP、DRP、電源システム、およびファン トレイなどをはじめとする冗長および分散コンポーネントを最大限に利用することにより、求められるアベイラビリティを実現させました。Cisco IOS XRソフトウェアはこうしたCRS-1のアーキテクチャを活用し、コントロール プレーンおよび管理プレーン プロセスを利用可能なあらゆるリソースへ分散すること、またプロセッサに障害が生じた際には必要に応じてこれらのプロセスを移動するといったことを可能にしています。

Cisco IOS XRソフトウェア

Q. Cisco IOS XRソフトウェアとは何ですか?

A. Cisco IOS XRソフトウェアは、Cisco IOSファミリーに加わった最新のソフトウェアで、音声、ビデオおよびデータ サービスを集約する統合型パケット インフラストラクチャの登場により必要となるスケーラビリティ、アベイラビリティおよびサービス柔軟性の要求に応えるために開発されました。Cisco IOS XRソフトウェアは、Cisco CRS-1キャリア ルーティング システムの大規模な分散処理機能を活用するため、特別に最適化されています。

Q. Cisco IOS XRソフトウェアの主な対象ユーザは誰ですか?

A. Cisco IOS XRソフトウェアは、コアIP/MPLSネットワーク構成におけるCisco CRS-1での使用を対象としています。サービス プロバイダーが統合型パケット インフラストラクチャの展開を始めるにつれ、今日のネットワーク市場において特に必要とされている大規模なスケーラビリティ、システムの常時稼働、および優れたサービスの柔軟性といった要件を満たすよう最適化されています。

Q. Cisco IOS XRソフトウェアは、Cisco IOSソフトウェアの次世代の後継ソフトウェアですか?

A. いいえ。Cisco IOS XRソフトウェアはCisco IOSソフトウェア ファミリーに加わる最新のソフトウェアであり、Cisco CRS-1に固有のマルチCPU、マルチシェルフ、分散アーキテクチャ、および統合型パケット インフラストラクチャの要件をサポートするように設計されています。

Cisco CRS-1 SiliconとASIC

Q. Cisco CRS-1に使用されている拡張ASICについて説明してください。

A. Cisco CRS-1用に10種類の新しいASICが開発されました。32ビットRISCプロセッサを188個搭載し100パーセント プログラム可能なCisco SPPは、世界最高レベルの性能を持つASICです。

市場効果

Q. Cisco CRS-1はサービス プロバイダーのビジネス モデルに影響を与えますか?

A. Cisco CRS-1の、これまでにないスケーラビリティ、アベイラビリティ、およびサービスの柔軟性により、サービス プロバイダーは、これまでよりシンプルで信頼性が高く、またはるかに運用効率の高いコア ネットワークを構築できるようになります。こうした強力なネットワークは、1つのネットワークでさまざまなサービスを提供できる統合型パケット インフラストラクチャの重要な基盤を作り上げます。これによりサービス プロバイダーは、それぞれのサービスに固有のインフラストラクチャを統合して、革新的なIP/MPLSベースのサービスを可能なかぎり広く市場に配信することができるようになります。

Q. このような技術革新が今日のサービス プロバイダーにとってなぜ重要なのですか?またサービス プロバイダーにとって、インフラストラクチャの統合はどの程度重要なのですか?

A. インフラストラクチャの統合は、今日のサービス プロバイダーにとって優先すべき事項の1つです。帯域の拡大や、より一層のサービス統合性および柔軟性を求める市場の声に、既存の単一目的のネットワーク インフラストラクチャでは対応しきれなくなっています。インフラストラクチャの統合により、サービス プロバイダーは、1つのネットワーク インフラストラクチャと、柔軟かつ偏在的な1つのサービス手段であるIP/MPLS上で、リソースを集中管理することができるようになります。こうした統合は、サービスを停止することなく簡単に拡張することが可能で、継続的なアベイラビリティを提供し、かつ新しいサービスに迅速に適応できるインフラストラクチャの存在なしには実現できません。Cisco CRS-1は、インフラストラクチャの統合で必要となる高レベルのスケーラビリティとアベイラビリティ、そして優れたサービスの柔軟性を提供するために特別に開発され、数百にも及ぶ技術革新を実現しています。

Q. サービス プロバイダーのネットワークに対してCisco CRS-1が行うネットワーキング機能はどのようなものがありますか?

A. Cisco CRS-1は、キャリア クラスのコアIP/MPLSルーティングに十分なスケーラビリティと信頼性を提供し、これまでのコア、ピアリング、アグリゲーション、およびエッジという4つのルーティング層をコアとエッジという、たった2つのレイヤにまとめることにより、サービス プロバイダーがPOPアーキテクチャを統合できるように設計されています。またこれにより、コストの高い冗長装置がなくてもハイ アベイラビリティを実現できるようになります。

Q. Cisco CRS-1は、サービス プロバイダーの収益増加にどのように役立つのですか?

A. Cisco CRS-1は、サービス プロバイダーのサービス内容を、スケーラビリティ、ハイ アベイラビリティ、および柔軟性を持つシンプルなインフラストラクチャ上で統合することにより、コストを削減して、結果的にサービス プロバイダーの収益を増やす手助けをします。サービス プロバイダーは、設備費用や運用費用をたった1つの集中型ネットワークに投資するだけで、革新的で収益性の高いIPベースの新サービスを、あらゆる媒体を使ってあらゆる場所に配信することができます。

Q. Cisco CRS-1がかつてないスケーラビリティと投資保護をコア ルータに提供するにあたって、サービス プロバイダーにとって収益性の高い、新しいサービスの配信をどのように支援するのですか?こうしたサービスの例を挙げてください。

A. Cisco CRS-1により、サービス プロバイダーは収益性の高い新サービスを配信することができるようになります。これは、Cisco CRS-1の導入により、これまでにないスケーラビリティ、アベイラビリティおよび柔軟性を備えたIP/MPLSインフラストラクチャを構築することができるためです。これらのIP/MPLSインフラストラクチャは、音声、ビデオおよびデータによる統合サービスを、IPが届く場所であればどこへでも提供することができます。たとえば、従来のフレーム リレー サービスは帯域幅と到達可能範囲が限定されており、ネットワーク トポロジーに厳しい制限を課していました。フレーム リレー サービスに相当するIP/MPLSベースのサービスもしくはレイヤ2のVPN(仮想私設網)は、媒体を問わず制限なしで配信可能であり、また帯域幅を要件に適合させ、すべてのアクセス サービスが使用可能であるネットワークの構築を可能にします。

Q. Cisco CRS-1がサービス プロバイダーの顧客である企業や一般家庭ユーザにもたらす利点とは何ですか?

A. Cisco CRS-1により、サービス プロバイダーは高いスケーラビリティ、アベイラビリティ、および柔軟性を備えた統合型パケット インフラストラクチャを構築できるようになります。このためサービス プロバイダーの顧客は、従来よりも速いアクセス スピード、迅速なプロビジョニング、および広範なサービス エリアにおいて、より統合性と柔軟性の高いサービスにアクセスできるようになります。つまり顧客は、どこのどのようなサービスでも利用できるようになるのです。

Q. Cisco CRS-1は、大規模なサービス プロバイダーが運用するコアIP/MPLSネットワークを対象としているようですが、小規模のサービス プロバイダーにも何か利点があるのでしょうか?

A. Cisco CRS-1は確かにハイエンドなコア アプリケーションを対象としていますが、従来にないレベルのアベイラビリティとサービスの柔軟性を提供するとともに、極めてスケーラブルなプラットフォームを利用することで、今後10年以上におよぶ業績増加を見込めるという点から、小規模のプロバイダーにとっても最高の選択と言えます。Cisco CRS-1のこうした特長は、大規模のプロバイダーだけでなくもっと規模の小さいプロバイダーにとっても極めて重要なものです。

Q. Cisco CRS-1はサービス プロバイダー既存の回線交換ネットワークにどのように適合するのですか?

A. 回線交換ネットワークからのトラフィックを送受信したり、これに相当するサービスの配信を行うためには、統合型パケット インフラストラクチャを構築する必要があります。Cisco CRS-1は、これらを構築するために必要な数十種類ものスケーラビリティ、ハイ アベイラビリティ、および優れたサービスの柔軟性を提供するルーティング システムです。長期的に見ると、サービス プロバイダーは、特定サービス向け回線交換ネットワーク技術への投資を減らすことができ、また必要がないと判断した場合にはこれらのインフラストラクチャを廃止することができます。

ハイエンド ルーティングの製品ポートフォリオ

Q. Cisco 12000、10000、および7600シリーズ ルータは、今後どのように展開される予定ですか?

A. Cisco 12000シリーズは、プロバイダーがCisco CRS-1をそれぞれのコア ネットワークで試験および導入する間、キャリアのコア ネットワークで引き続き展開されます。Cisco 12000シリーズ、7600シリーズ、および10000シリーズ ルータは現在サービス プロバイダーのエッジに配置されており、サービス導入の際には業界で最も多様なソリューションを提供しています。これら3つのプラットフォームはすべて、それぞれのエッジ サービス機能(Cisco 12000 シリーズにおけるATM/フレーム リレー コンバージェンス、Cisco 7600シリーズにおけるメトロ イーサネット、Cisco 10000シリーズにおけるブロードバンド集束)を引き続き強化していく予定です。

詳細情報

Cisco IOS XRソフトウェアまたはCisco CRS-1キャリア ルーティング システムについての詳細は、www.cisco.com/jp/go/crsを参照してください。
また、製品を購入された代理店にお問い合わせいただくか、rs-questions@cisco.comまで電子メールにてご連絡ください。