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[目次]
Cisco 800 製品ファミリの Cisco 810 シリーズ ルータは、ISDN によるインターネット常時接続などを必要とする小規模オフィスに、高度なパフォーマンス、信頼性、セキュリティをリーズナブルな価格で提供します。
Cisco 810 シリーズの強力で信頼性のある Cisco IOS を使用すれば、ネットワーク セキュリティ、WAN コストの削減、および帯域幅を必要とする高度なビジネス アプリケーションが実現され、小規模オフィスでもインターネット エコノミーに参加できるようになります。また Cisco 810 は、ISDN 接続を侵入者から守るダイナミック ファイアウォールを備えているので、他にセキュリティ デバイスを用意する必要がありません。また、この製品を使用する小規模オフィスは、3DES などの高度な VPN(仮想プライベート ネットワーク)ソリューションにより、費用のかかる専用線を使わずに完全なインターネットおよび WAN 接続を実現できます。最終的に Cisco 810 シリーズ ルータは、インターネットの 80 % をささえるシスコの技術力によって、小規模企業の e-ビジネスを成功へと導きます。
ISDN 基本インターフェイス(BRI)とイーサネットの接続ポートを持つ Cisco 811 は、小規模企業向けの製品です。成長中の企業には、イーサネット ハブ ポートが追加され電話サポートが統合された、Cisco 813 が適しています。Cisco 813 を選択することによって、電話、FAX、およびデータ通信のすべてを単一アクセス回線でサポートし、コストパフォーマンスに優れた「オールインワン(一体型)」ソリューションを採用することができます。Cisco 811 と 813 のどちらを使用しても、高度な VPN、POS アプリケーション、セキュア インターネット アクセスを実現できます。
図 1:Cisco 810 シリーズ ルータは、ISDN によるインターネット常時接続サービスについて、高度なセキュア アクセスをリーズナブルな価格で提供するソリューションです。Cisco 810 シリーズは、統合セキュリティ、ダイナミック ファイヤウォール、ビジネスクラスの性能と信頼性を実現し、拡張 VPN ソリューションを提供します。
| Cisco 810 シリーズルータの利点 |
低価格で高度なセキュリティ機能を備えたソリューション ISDN によるインターネット常時接続サービスは、いつでもインターネットに接続できて便利な一方、外部の侵入者に攻撃されやすいという弱点もあります。しかし、Cisco 810 シリーズ ルータを使用すれば、このような心配は無用です。内部に組み込まれたダイナミック ファイアウォールによってセキュリティ機能が大幅に強化されているので、他にセキュリティ デバイスを用意する必要はありません。インストールや管理も簡易化されています。Cisco 810 ルータは、セキュアなインターネット/WAN アクセスを提供するコストパフォーマンスに優れたソリューションなのです。 ビジネスクラスの性能と信頼性 Cisco 810 シリーズは、RISC プロセッサと拡張可能なメモリによって、高度なビジネス アプリケーションをサポートするために最適化されたパフォーマンスを提供します。さらに、Cisco 810 シリーズには、高性能なデータ圧縮機能を備えています。この圧縮機能を利用すれば、最大 512 kbps までのスループットが実現し、回線使用料を大幅に抑えることができます。
Cisco IOS 技術は、インターネットで広く利用され、その信頼性はすでに実証されています。Cisco 810 シリーズ ルータも同じ Cisco IOS 技術を基盤としているので、数年にわたって常時稼働させる場合にも、安心してお使いいただけます。300 万台以上のアクセスルータを設置しているシスコ社のテクノロジーは、日本および世界各地の需要の高いネットワーク環境において、信頼性の高さが実証されています。 VPN ソリューションの拡張 Cisco 810 シリーズ ルータは、IPSec 暗号化(56bitDES/3DES)や L2TP(レイヤ 2 トンネリング プロトコル)、GRE(Generic Routing Encapsulation)トンネリングなどの Cisco VPN ソリューションを備え、Cisco IOS Firewall フィーチャセットをサポートします。これらの機能によって、お客様は専用線のように費用のかかる専用 WAN サービスを使わずに、インターネットを経由して支店間を安全に接続できます。また、Cisco 811 および 813 は、Cisco IOS 技術がもたらす高度な QoS サポートにより、複数のアプリケーションにインテリジェントに帯域幅を割り当てて、一定の応答時間を保つことができます。このような QoS 機能と高度なセキュリティと組み合わせることにより、現在入手可能な最高の VPN ソリューションが実現されます。 所有コストの軽減 Cisco 810 モデルを導入すれば、Cisco IOS ソフトウェアを活用できるので、トレーニング、管理、導入、配備などの運用コストが軽減されます。Cisco 800 シリーズは、帯域幅オンデマンド(BOD)、ダイヤル オンデマンド ルーティング(DDR)、時刻/アクセス制御リスト(ACL)など、主要な WAN および ISDN 最適化機能を備えています。また、Cisco 813 ルータは、電話、ファクシミリ、データ通信を 1 つのアクセス回線に統合する「オールインワン」ソリューションです。
表 1:Cisco 811 および 813 モデル
| モデル | イーサネット LAN | WAN | アナログ電話ポート | コンソール ポート |
| Cisco 811 | 10BaseT(RJ-45) x1 | DSU 内蔵 ISDN BRI U×1(RJ-11)、S/Tx1(RJ-45) | なし | RJ-45 |
| Cisco 813 | 10BaseT(RJ-45) 4 ポートハブ | DSU 内蔵 ISDN BRI U×1(RJ-11)、S/Tx1(RJ-45) | 2 (RJ-11) | RJ-45 |
| 製品の特徴 |
ISDN ダイヤルアップと専用線 WAN 技術のサポート
Cisco 811 および 813 は、ISDN 接続、専用線接続、BACP(Bandwidth Allocation Control Protocol)、ML-PPP(Multilink Point-to-Point Protocol)、CCP(Compression Control Protocol)圧縮(最大 4:1)、不可分散によるBOD(リンクの最大帯域幅 128 kbps、有効スループット最大 512 kbps)をサポートしています。
統合セキュリティ多くの企業は、インターネットによる通信と E コマースという大きなチャンスをビジネスに生かしたいと考えています。しかし、機密情報の安全を守るための機構を備える必要があります。Cisco Secure Integrated Software は、カスタム セキュリティ ソリューションを構築するためのさまざまな技術を提供します。これらのセキュリティ オプションには、パケットのステートフルな検査や Java ブロッキングなどがあります。
拡張セキュリティ Cisco IOS Firewall フィーチャ セットに組み込まれた統合セキュリティ ソフトウェアが提供するダイナミック ファイアウォールには、Cisco 810 シリーズ ルータを通じて動作を監視し、セキュリティ攻撃にインテリジェントに対抗する機能があります。ファイアウォールという製品を提供しているベンダーはたくさんありますが、これらの製品すべてがダイナミック(ステートフル)な保護手段を提供しているとは限りません。ダイナミック ファイアウォールでなければ、状況の変化を検知し、自動的に攻撃に対処することはできません。インターネットをビジネス ツールとして利用し、社内のネットワークやサーバをインターネットに接続する企業が増えるにつれ、このような機能はますます重要視されるようになっています。シスコの拡張ファイアウォールには、次の機能があります。- ステートフル(ダイナミック)ACL(アプリケーション⁄コンテキストベース)
- Java ブロッキング
- サービス妨害の検出と防止
- リアルタイムの警告および監視記録
- 標準 ACL および拡張
- ロック&キー(ダイナミック ACL)
- ルータ/ルートの認証、許可、課金(PAP [Password Authentication Protocol ]/CHAP[Challenge Handshake Authentication Protocol]など)
- NAT(Network Address Translation)
- Cisco Secure 認証を使用したトークン カード認証
IPSec 暗号化機能を備えた Cisco 800 シリーズ製品を使用すれば、インターネットを使用して小規模オフィス間を安全に接続し、費用を大幅に削減できます。このようなサービスをVPN(仮想プライベートネットワーク)と言います。IPSec 暗号化は、インターネットを介して伝送される機密情報の、秘匿性、完全性、認証を提供します。Cisco 独自のエンドツーエンドソリューションにより、IPSec 暗号化を透過的にネットワークに導入できるので、各 PC 上での変更は必要ありません。Cisco VPN ソリューションのコンポーネントとして、Cisco 800 シリーズは次の機能をサポートしています。
- 56bit/128bit DES(Data Encryption Standard)を使用した IPSec トンネリング
- L2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)
- GRE(Generic Routing Encapsulation)
- CCO(Cisco Connection Online)で提供されている技術支援や製品情報すべてにアクセスできます。
- 業界最大規模の技術サポート専任スタッフに 1 日 24 時間いつでも連絡をとることができます。
- ISDN によるインターネット常時接続
- 必要時にのみ ISDN 回線に接続する DDR ダイヤリング、およびユーザセッション終了時の回線自動切断
- MLP(Multilink PPP)による標準(RFC 1717)ベースの B チャネル集線および BACP(Bandwidth Allocation Control Protocol)による帯域幅オンデマンド
- IP および IPX(Internetwork Packet Exchange)のスナップショット ルーティング - 定期的なルーティング更新だけのために、ISDN 回線を使用しないように設定できます。
- 業界標準の STAC データ圧縮(最大スループットは 512 kbps)
- 時刻による ACL
- Frame Relay over ISDN の専用線
- 4 ポートの 10BaseT イーサネット ハブ - 4 台の PC またはその他のネットワーク装置(イーサネット ハブ、プリンタ、FAX など)を直接接続できます。
- RJ-11 インターフェイス x2 - 電話機、FAX などの電話装置を接続します。
注: アナログ電話網のインターフェイス仕様は日本と米国で異なりますので、国内のすべての端末機器(PBX、KTS、FAX、IVR)との接続性を保証するものではありません。購入に際しては、弊社販売代理店とご相談ください。
- 発信者番号通知など、INS ネット 64 電話機能をサポートします。
さらに、Cisco 810 シリーズ ルータのポートとケーブルは色分けしてあるので、接続方法を間違える心配はありません。また、『Quick Reference Guide』には、導入手順が分かりやすく記載されています。
図 2: Cisco Configuration Web Panel を使用すれば、専門知識のないユーザでも簡単に Cisco 810 シリーズ ルータを導入できます。
表 2:主な機能と利点
| 機能 | 利点 |
| コスト パフォーマンスに優れたセキュアアクセスソリューション | |
| 統合ダイナミック ファイアウォール |
|
| 高パフォーマンス | |
| 統合ファイアウォールサービスと VPN への最適化 |
|
| WAN および ISDN 最適化機能のサポート :帯域幅オンデマンド(BOD)、圧縮、ダイヤルオンデマンドルーティング(DDR)、時刻アクセス コントロール リスト(ACL) |
|
| 高い信頼性 | |
| Cisco IOS 技術 |
|
| 専用サービスを置き換えることによるコスト効率の向上 | |
| VPN(仮想プライベートネットワーク)への最適化 |
|
| QoS(Quality of Service)サポート |
|
| 標準セキュリティ | |
| PAP、CHAP、MS-CHAP、ACL |
|
| ルートおよびルータの認証 |
|
| 拡張セキュリティ | |
| Cisco Secure ソフトウェア |
|
| 56 bit/128 bit DES を使用した IPSec 暗号化 |
|
| 管理機能 | |
| Fast Step Software、SNMP |
|
| 投資保護 | |
| 購入後のメモリ拡張 |
|
| 最先端のプロセッサおよびメモリアーキテクチャ |
|
| ワールドクラスのサポート |
|
| 所有コストの軽減 | |
| 運用コストの削減 |
|
| 帯域幅の最適化 | |
| インターネット常時接続 |
|
| QoS(Quality of Service)/WFQ(Weighted Fair Queuing) |
|
| カプセル化方式の選択肢(PPP、HDLC、FR) |
|
| IP および IPX のスナップショット ルーティング |
|
| セットアップおよび導入作業の簡易化 | |
| NAT |
|
| Cisco Fast Step ソフトウェア |
|
| Cisco IOS Easy IP |
|
| ポートとケーブルの色分けおよび『Quick Start Reference Guide 』 |
|
| モバイル アクセス | |
| PIAFS |
|
| オールインワン ソリューション(Cisco 813) | |
| 4 ポートのイーサネット ハブ |
|
| INS ネット 64 音声機能 |
|
| アナログ電話インターフェイス x2 |
|
INS ナンバーディスプレイ対応
ナンバー ディスプレイ対応の電話機を Cisco 813 に接続すると、かかってきた電話の番号を表示させることができます。この機能は、2 つのアナログ電話インターフェイスのどちらに接続しても動作します。ナンバー ディスプレイ機能を使えば、電話の応対をより効果的にすることができます。
リソース BOD 機能
Cisco 813 では、アナログ電話インターフェイスの音声通信と、イーサネット インターフェイスのデータ通信の優先順位を制御することができます。2 つの B チャネルが両方ともデータ通信で使われているときに、電話がかかってきたり、電話をかけようとしたりした場合、データ通信を 1 チャネルだけ切断して音声通信を通す、などの設定をすることができます。電話がビジネスのキーを握っているようなとき、電話が必ず繋がる、ということは非常に重要なポイントです。
呼び出し音識別機能
i ナンバーやダイヤルインなどで複数の電話番号があるとき、電話番号ごとに異なる呼び出し音を設定することができます。呼び出し音は 3 種類あり、そのうちの 1 つを選択できます。営業部と広報部とを別々の電話番号にしておき、別々の呼び出し音を設定しておけば、かかってきた電話に出る前に、呼び出し音でどちらの部署宛の電話かがわかります。呼び出し音識別機能により、適切な電話の応対が可能となります。
発信者番号通知/非通知対応
相手に自分の電話番号を知られたくないとき、相手の電話番号の前に 184 をつけてダイヤルすると、NTT 側で電話番号非通知で相手に接続します。電話のプライバシー確保に大変効果的です。
迷惑電話お断り対応
NTT の INS64 の迷惑電話お断りサービスに加入すると、迷惑電話からの着信を拒否することができます。Cisco 813 に接続された電話機は透過的に NTT 網に接続されますので、電話機を使って登録/開始/中止ができます。迷惑電話お断り対応により、不要で非生産的な電話に邪魔されることもなくなります。
擬似迷惑電話お断り機能
Cisco 813 は、かかってきた電話番号に応じて着信を拒否することができます。発信元の電話番号は、NTT 網側より Cisco 813 に伝えられます。あらかじめ登録しておいた着信拒否したい番号のリストと発信元の番号が一致した場合、Cisco 813 は着信を拒否します。着信拒否したい番号のリストは、回線番号ごとに 10 件ずつ登録できます。リストの登録/削除はいつでもできます。擬似なりわけ機能を使えば、電話をより効率的に使うことができます。
INS なりわけ対応
NTT のINS64 のなりわけサービスに加入すると、Cisco 813 で特定の発信元からの電話だけを異なる呼び出し音で着信させるように設定することができます。呼び出し音は 3 種類の中から 1 つを選択できます。電話機を使って NTT 網側にリストを登録したのち、Cisco 813 で呼び出し音を設定すれば、あとは呼び出し音により相手を識別できるようになります。なりわけ対応により、多くの顧客やパートナーからの電話に効果的に応対することができます。
擬似なりわけ機能
Cisco 813は、なりわけ(上記)と同様の機能をNTTのサービスへの加入なしに実現することもできます。3種類の呼び出し音を使うことができます。Cisco 813にリストを登録しておけば、だれからかかってきたか電話に出る前にわかります。
INS ボイスワープ対応
NTT の INS64 のボイスワープ サービスに加入すると、かかってきた電話を他の電話番号に転送するように設定することができます。Cisco 813 に接続された電話機は透過的に NTT 網に接続されますので、電話機を使って転送登録/開始/中止ができます。ボイスワープ対応により、かかってきた電話を携帯電話や固定電話に転送でき、いつでも大事な顧客からの電話に応対することができます。
INS ボイスワープ セレクト対応
NTT の INS64 のボイスワープ セレクト サービスに加入すると、かかってきた電話を選択的に他の電話番号に転送するように設定することができます。Cisco 813 に接続された電話機は透過的に NTT 網に接続されますので、電話機を使って転送リスト登録/削除、転送登録/開始/中止ができ、一部を別の電話番号に転送し、残りを Cisco 813 に接続された電話機に着信させることができます。ボイスワープ セレクト対応により、必要な電話を必要な人に繋ぐことができます。
INS キャッチホン対応
今日のような競争の激しい世界では、いつかかってくるかわからない大事な電話も逃すことはできません。NTT の INS64 のキャッチホン サービスに加入すると、通話中に別の電話がかかってきたときに、Cisco 813 に接続された電話の受話器から「ピーッ」という音が聞こえます。この音は、あとからかけてきた相手が電話を切るか、こちらがその電話に出るまで断続的に聞こえます。この間、あとからかけてきた相手には呼出音が聞こえています。あとからかかってきた電話に出るには、
1) 現在の通話を保留にして、あとからかかってきた電話に切替える
2) 現在の通話を切って、あらためてあとからかかってきた電話に出る
のどちらかの方法で応対することができます。 キャッチホン対応により、どんなときも大事な電話を逃すことはありません。
通話中転送機能対応
NTT の通話中転送機能サービスに加入すると、かかってきた電話に応対したあと、一旦保留して、別の相手を呼び出し、元の通話をそちらに転送することができます。担当者が出張中でも、携帯電話や出張先に転送することができ、ビジネスの生命線を繋ぎます。
擬似キャッチホン機能
NTT のキャッチホン サービスに加入しなくても、Cisco 813 が通話中にかかってきた別の通話の着信を相手に気づかれることなく発信音で知らせます。最初の通話を保留にしたまま2つめの通話の応対をして、また最初の通話に戻ることができます。擬似キャッチホン機能を使えば、大事な電話を逃すことはありません。
i ナンバー対応
NTT の INS64 の i ナンバー サービスに加入すると、契約者回線番号も含め 3 つまでの電話番号を持つことができます。i ナンバー対応により、Cisco 813 は 2 つのアナログ電話インターフェイスに別々の電話番号を振り、接続された電話や Fax に適切な通話を着信させることができます。
受話音量調節機能
Cisco 813 はアナログ電話インターフェイスに接続された電話の受話音量を調節することができます。この調整は、受話音量を大きくする方向に 2 段階、小さくする方向に 2 段階の合わせて 5 段階になっており、アナログ電話インターフェイスを個別に調節できます。特別な電話機を使うことなく、相手の声を明瞭に聞き取ることができます。
内線通話機能
通信料金の節約のため、Cisco 813 は NTT 網を経由せずに、2 つのアナログ電話インターフェイス間で通話することができます。2 台の電話が離れて設置されていたり、フロアが異なっている場合などに有効です。
サブアドレス識別着信機能
Cisco 813 では、アナログ電話インターフェイスにサブアドレスと呼ばれる追加番号を振ることができます。このサブアドレスによって、着信するアナログ電話インターフェイスを切替えることが可能です。ダイヤルインなどの追加サービスに加入することなく、一つの契約回線番号にサブアドレスを追加することで、あたかも複数の電話番号を持っているのと同じ効果を実現します。ビジネスとパーソナルを切り分けたいとき、2 つの部署に別々に着信させたいときなどに有効です。
三者通話機能対応
NTT の INS64 の三者通話機能サービスに加入すると、三者の電話会議ができるようになります。特別な電話機は必要ありません。電話機の操作で 3 人が同時に通話できたり(ミキシングモード)、2 人ずつ切替えて通話できたり(切替モード)します。この一般的な機能は、多くのビジネスマンに使われており、小規模企業においても重要なツールのひとつです。
通話内線転送機能
Cisco 813 に 2 台の電話機が接続されている場合、一方の電話機での通話(着信/発信とも)をもう一方の電話機に転送することができます。例えば、営業部員がお客様と話し終わったあとにお客様の電話をサポート部門に転送することが可能です。2 台の電話が離れて設置されていたり、フロアが異なっている場合などに効果的です。こういった電話の応対のしかたで、より洗練された印象を顧客に与えることができます。
リダイヤル機能
直前にかけた電話番号に再度発信することができます。電話機で[*][4]と操作するだけで、Cisco 813 が記録されている直前の電話番号に発信します。この機能を使うにあたり、特別な電話機である必要はありません。相手が話中で後に再度電話したいときなどに有効です。
Fax 無鳴動着信機能
Cisco 813 では、2 つのアナログ電話インターフェイスいずれにも Fax 無鳴動着信の設定をすることができます。Fax 無鳴動着信を設定した場合、Cisco 813 は Fax に対し呼び出し音を発信しません。特別な信号を送ることにより、Fax の呼び出し音を鳴らさずに Fax 受信をすることができます。Fax 無鳴動着信機能により、無用な呼び出し音を防止し、静かなオフィスを実現することができます。
表 3:ハードウェア仕様
| モデル | Cisco 811 | Cisco 813 |
| 市場 | 日本 | 日本 |
| プロセッサ | MPC 850 | MPC 850 |
| 速度 | 33 MHz | 33 MHz |
| デフォルト DRAM1 メモリ | 8 MB | 8 MB |
| 最大DRAMメモリ | 16 MB | 16 MB |
| デフォルト フラッシュ2 メモリ | 8 MB | 8 MB |
| 最大 フラッシュ メモリ | 12 MB | 12 MB |
| 内蔵 DSU | Yes | Yes |
| アナログ電話ポート | - | RJ-11 x2 |
| REN | - | 5.0 |
| アナログ電話ポートからの発信者番号通知 | - | Yes |
| ISDN 装置追加用の S/T ポート | Yes | Yes |
| イーサネット | 10BaseT x1 | 10BaseT x4 |
| コンソール | RJ-45 | RJ-45 |
| LED | 12 | 18 |
| DSU オン/オフスイッチ | Yes | Yes |
| ノーマル/リバース ワイヤリング スイッチ | Yes | Yes |
| スタック構成 | Yes | Yes |
| To PC / To Hubスイッチ | Yes | Yes |
| 電源装置 | 外付け/ユニバーサル | 外付け/ユニバーサル |
2 増設用のフラッシュ メモリは Intel 「Mini-Card」です。
| Cisco IOSソフトウェアフィーチャセット |
- IP
- IP Plus
- IP/IPX Plus
- IP Firewall
- VPNフィーチャ セット(IP、Plus Firewall IPSec)
- IP/IPX PLUS Firewall IPSec
- VPNフィーチャセット(IP、Plus Firewall 3DES IPSec)
- P/IPX PLUS Firewall 3DES IPSec
| Cisco IOS リリース フィーチャ セット | Cisco 811 および 813 モデルのメモリ要件 | |
| フラッシュ | DRAM | |
| IP | 8 MB | 8 MB |
| IP Plus | 8 MB | 8 MB |
| IP/IPX/Plus | 8 MB | 8 MB |
| IP Firewall | 8 MB | 8 MB |
| VPN Feature Set (IP/Plus/Firewall/IPSec) | 8 MB | 12 MB |
| IP/IPX/Plus/Firewall/IPSec | 8 MB | 12 MB |
| VPN Feature Set (IP/Plus/Firewall/IPSec 3DES) | 8 MB | 12 MB |
| IP/IPX/Plus/Firewall/IPSec 3DES | 8 MB | 12 MB |
表 5: Cisco 811 および 813 がサポートしているプロトコルと機能
| ソフトウェア フィーチャ セットの基本プロトコル/機能 | IP | IP/IPX Plus | IP Plus | IP Firewall | IP Firewall Plus IPSec 56 | IP/IPX Firewall Plus IPSec 56 | IP Firewall Plus IPSec 3DES | IP/IPX Firewall Plus IPSec 3DES |
| LAN | ||||||||
| トランスペアレント ブリッジング | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| IP | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| NetBIOS アクセスリスト、ネーム キャッシング | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| IPX | ○ | ○ | ○ | |||||
| WAN | ||||||||
| ISDN | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| ISDN によるインターネット常時接続 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| PIAFS | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 専用線 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| MP、PPP 圧縮 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| フレームリレー | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| ルーティング | ||||||||
| IP 拡張 IGRP | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
| IPX WAN | ○ | ○ | ○ | |||||
| IP ポリシー ルーティング | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| RIP、RIPv2、Triggered RIP | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| IP マルチキャスト(リレーのみ) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
| 拡張セキュリティ | ||||||||
| Cisco IOS ファイアウォール | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
| コンテキストベースのアクセスコントロールリスト | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
| Java ブロッキング | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
| サービス妨害(Denial of Service)の検出と防止 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
| リアルタイムの警告 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
| IPSec 暗号化 w/56ビットDES | ○ | ○ | ||||||
| IPSec 暗号化 w/128ビットDES | ○ | ○ | ||||||
| 基本セキュリティ | ||||||||
| ルートおよびルータの認証 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| トークン カード認証 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| PAP、CHAP、ローカルパスワード、 MSCHAP | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| NAT | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| GRE トンネリング | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
| WAN 最適化 | ||||||||
| WFQ(Weighted Fair Queuing)/QoS(Quality of Service) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
| IPX および SPX のスプーフィング | ○ | ○ | ○ | |||||
| ISDN 発信番号コールバック | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| BOD | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| DDR | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| スナップショット ルーティング | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| STAC 圧縮 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 使用/配備の簡便性 | ||||||||
| Cisco Fast Stepソフトウェア | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| Configuration Express | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| Easy IP フェーズ 1 および 2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| TFTP Client Server | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 自動 SPID/SWITCH 接続 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 管理機能 | ||||||||
| SNMP、Telnet、コンソール ポート | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| Syslog | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
| SNTP | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| CiscoView | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| TACACS+ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
| アドレス管理 | ||||||||
| NAT | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 電話機能(813 モデルのみ) | ||||||||
| INS ナンバー ディスプレイ対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| リソースBOD | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 呼び出し音識別 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 発信者番号通知 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 迷惑電話おことわり対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 擬似迷惑電話お断り | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| INS なりわけ対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 擬似なりわけ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| INS ボイスワープ対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| INS ボイスワープセレクト対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| INS キャッチホン対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 擬似キャッチホン | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| i ナンバー対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 通話中転送 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 受話音量調節 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 内線通話 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| サブアドレス識別着信 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 三者通話機能対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 通話内線転送 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| リダイヤル | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| Fax 無鳴動着信 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| ハードウェアの仕様 |
寸法(HxWxD)
- 5.1 x 24.6 x 21.3cm(2.0 x 9.7 x 8.4インチ)
- Cisco 811: 0.66 kg(1.4 ポンド)
- Cisco 813: 0.69 kg(1.52 ポンド)
- 温度
- 動作時: 0 ~ 40℃(32 ~ 104° F)
- 保管時: -20 ~ 65℃(-4 ~ 149°F)
- 動作時: 0 ~ 40℃(32 ~ 104° F)
- 湿度
- 動作時: 10 ~ 85 % RH
- 外付けテーブルトップ電源装置
- 日本: 100 VAC、50-60 Hz
- システム: OK;DSU、LINE
- ISDN: B1、RXD、TXD、B2、RXD、TXD
- アナログ電話ポート: PHONE 1、2(Cisco 813)
- イーサネット: ETHERNET 1、RXD、TXD(Cisco 811)
- 4 ポートのイーサネット ハブ: ETHERNET 0、1、2、3(Cisco 813 のみ)
- 外部 To Hub/To PC スイッチ付き 10BaseT(RJ-45) x1(Cisco 811 のみ)
- 外外部 To Hub/To PC スイッチ付き 10BaseT(RJ-45) x4(Cisco 813 のみ)
- JATE、ST/PAB/ETR/384、TUV、UL VCCI 2、ACA
- B チャネル 2 本+D チャネル 1 本: 64 kbps x2(圧縮前)
- 相互接続可能なSwitched 56: 56 kbps x2(圧縮前)
- シングル/マルチポイント構成
- INS、HSD 64、および 128(日本)
- 電話機: DTMF(Dual Tone Multifrequency)のみ(タッチトーンのみ、パルスなし)
- Group III ファクシミリ機: V.17、V.27 TER、V.29
- REN(Ringer Equivalency Number) = 5.0
| 注文入荷情報 |
Cisco 811 および 813 ルータは現在、受注および出荷を行っています。
| 更新日: 2003 年 6 月 13 日 |