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Cisco 7300シリーズ インターネット ルータ

CRIHAN - Communications & Computation Technologies in Normandy

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CRIHAN - Communications & Computation Technologies in Normandy

ケース スタディ


CRIHAN - 新しいコミュニケーションとコンピューティング テクノロジーを提供


「ATMからIPインフラストラクチャへの移行は、CRIHANコミュニティ全体にとっての勝利でした。我々のスタッフは、日々のネットワーク管理における多くの業務から解放されました。財務管理部でも業務の効率化および総保有コストの削減が実現し、ユーザも新しい高速サービスを利用できるようになりました」

エルブ プリジャン(CRIHANテクニカル マネージャ)

エグゼクティブ サマリー

背景

Regional Council of High-Normandyの主導で1991年に設立されたCentre de Ressources Informatiques de Haute-Normandie(CRIHAN)は、フランス国内の研究者および教育関係者で構成された公益団体を対象とする、リソース センターの役割が期待されていました。現在CRIHANは、ルブレーのサン エティエンヌにあるスーパーコンピュータ センターと、この十年あまりの間で規模が大幅に拡大したネットワークを管理しています。CRIHANは非営利組織という性格から、スタッフによる導入アドバイスは信頼性が高く、また研究開発作業の支援、教育者や運営者間および文化関連や医療関連組織間での共同作業の促進、教員による授業への技術導入の支援を行うために、コンピューティングとネットワークのリソースを提供しています。

課題

CRIHANのスタッフは、業務の大半をネットワーク管理に追われ、センターの利用者に対応することがほとんどできずにいました。ATMインフラストラクチャはますます複雑化し、CRIHANの利用者のメリットになる新しいサービスには適していませんでした。ネットワークの再構築が妥当であり、センターでは導入および所有に伴うコストが手ごろなソリューションを求めていました。

シスコのエンドツーエンド ソリューション

CRIHANは国内のサービス プロバイダー4社によるソリューションを選択した後、ネットワークの再構築を開始し、ネットワーク管理業務の多くをアウトソーシングしました。選択されたサービス プロバイダーではシスコのネットワークが運用されており、CRIHANのインフラストラクチャ再構築には、Cisco 7304ルータを始めとするシスコの機器が、ネットワーク エッジに指定されました。再構築はスーパーコンピュータ センターのアップデートに始まり、その後、CRIHANのチームが支援しているユーザ サイトにつながるSYRHANOネットワーク全体の再構築が行われました。新しいPacket over SONET(POS)ネットワークは、IPv4とIPv6、MultiProtocol Label Switching(MPLS)Virtual Private Network(VPN;仮想私設網)に対応し、将来のサービスの拡張にも簡単に対応できます。

結果

CRIHANは現在、最新のIPべース サービスをユーザに提供し、サービス プロバイダーを使用した高速ギガビット イーサネット、無線、xDSL、およびISDNの各接続で24時間利用可能なネットワーク運用を実現しています。これにより、CRIHANチームは研究支援や相談の業務に再び専念できるようになりました。新しいネットワークは、ネットワーク モニタリングおよびセキュリティが向上し、インフラストラクチャ全体の総所有コストが削減されました。今後、CRIHANチームはCisco 7304ルータのQoS(サービス品質)機能を利用して、帯域幅に影響されやすいビデオ会議などのサービス提供を考えています。

CRIHANは10年以上にわたり、フランスのさまざまな公益組織や民間組織が最新のコンピュータおよびネットワークのテクノロジーを研究し導入することを支援してきました。技術面でのアドバイザ、トレーナー、およびコンサルタントとしての役割を果たしてきたセンターのスタッフは、フランスの公立教育機関、技能習得センター、大学、研究機関、病院、および博物館のネットワーク化および効率化に協力しています。

昨年、CRIHANのテクニカル スタッフは、自らのコア ネットワークの再構築の必要性を認識しました。ATMからネイティブIPインフラストラクチャへの移行により、オペレーションは簡単になり、総保有コストは下がります。また、管理ネットワーク サービスの重要性にも気づき、サービス プロバイダーの各種業務のアウトソーシングを促進するためにネットワークのアップデートに努めています。当初の実装から再構築後にいたるまで、SYRHANOと呼ばれるCRIHANのバックボーン ネットワークはシスコのネットワークでした。シスコシステムズは、今後も引き続きCRIHANに可用性の高い高速ネットワークと、各種の管理サービスを提供します。

テクノロジー導入を促進するサービスの提供

シスコによるSYRHANOエンドツーエンド ネットワークの中心となっているのは、センターのコンピューティング リソースをつなぐLANです。LAN以外のネットワークは1993年に構築され、現在ではCRIHANスタッフの支援先である研究所や各機関と接続され、スーパーコンピュータ センターのリソースとしての役割を発揮しています(図1を参照)。CRIHANの活動における対象範囲は広げられ、125の学校、14,000人以上の学生が在籍する50の技能取得センター、州内に点在するキャンパスを持ち、51,000人の学生を擁する大学、医療機関、政府系機関、博物館のほか、テクノロジーの応用に関連した文化機関も対象となっています。CRIHANは、大学および非営利の研究チームと共同作業する企業も対象としています。

SYRHANOネットワークは、各種のユーザおよび組織を支援するために発展してきました。このネットワークの役割には、コンピュータ サービス(スーパーコンピュータ センターのリソースへのリモート アクセス)およびインターネット アクセス サービスの提供などがあります。その他にも重要な機能としては、各種ツールやアプリケーションの開発とチューニング、また各キャンパスやユーザ サイトで利用できるネットワーク構成およびソリューションのプロトタイプ作成に関わるテスト機関としての役割もあります。ベンダーに依存しないCRIHANのスタッフは、ユーザが最新の方法およびソリューションを導入する場合に貴重な支援を行います。

将来の戦略

「我々のスタッフおよびリソースは、小学生から物理学者、医師、インターネットの基本サービス加入者にいたるまで、どのユーザの必要性にも対応できなければなりません」と、CRIHANのテクニカル マネージャのエルブ プリジャンは語ります。「これまでのATMネットワークでは、ユーザに新しいサービスを提供できるだけの柔軟性が得られず、しだいに運営費用が増加していました。要件を明確にし、IPネットワーク コアを再構築するだけでなく、サービス プロバイダー数社との契約により運営費の削減が可能な方法でネットワークの再構築を行うために、幅広い調査を開始しました」

ネットワークの再構築の主な目的は、次のとおりでした。

  • パフォーマンスの向上 - CRIHANでは、再構築コストを削減するために既存ルータの再利用と、POSインターフェイスを使用する高速リンクを備えた新しいルータの導入を望んでいました。
  • ネットワーク管理の簡素化 - ネイティブIPコア ネットワークの導入により、多くの新しいネットワーク管理用ツールおよびユーティリティを使用できるだけでなく、国内サービス プロバイダーとの契約により手頃な各種サービスも利用することができます。
  • ATM機能のエミュレーション - 新しいネットワークへスムーズに移行し、既存のサイトおよびユーザへのサポートが中断しないように、再構築後のネットワークでも効率的にATM機能に対応している必要がありました。
  • IPv4とIPv6の両方のサポート - 幅広いアプリケーションに対応するために、現行および将来のIP標準の仕様がユーザから求められました。
  • 将来も利用可能な機能 - ビデオ会議などの新しいアプリケーションを考えた場合、QoSなどの機能に将来対応可能な再構築プランを選択する必要がありました。

図1
再構築されたSYRHANOネットワークのルータ

新しいネットワーク

ソリューション提案のリクエストが、サービス プロバイダーが所在する地域内に配布されました。SYRHANOの基盤はシスコのテクノロジーであるとはいえ、CRIHANは、特定ベンダーの機器を基にしたソリューションを要求することは禁止されていました。それでも、1社のサービス プロバイダーを除き、寄せられた再構築の提案には、すべてシスコのテクノロジーおよび製品が使用されていました。CRIHANのスタッフは、次のサービス プロバイダー4社による提案を採用しました。

  • ネットワーク全体のIPオペレーションおよびモニタについては、Communications et Syst?mes
  • ギガビット イーサネットおよびSDHリンクについては、Télécom Développement
  • 無線リンクについては、Altitude Télécom
  • XDSL接続およびISDN接続については、France Télécom

選ばれたサービス プロバイダーはいずれも、シスコの製品およびテクノロジーをベースにしたネットワークを運用しており、SYRHANOの再構築に関してもシスコのエンドツーエンド ソリューションを提案しました(図1を参照)。

再構築に携わるシステム インテグレータのCS Systemes社も、シスコのソリューション、特にネットワーク エッジにCisco 7304ルータを使用するソリューションの優秀性を支持しました。CS Systemes社のバレリー フレモンは次のように話しています。「Cisco 7304ルータは、POSインターフェイスのコンセントレータに最適なことから、このアーキテクチャでは重要な役割を果たしています。Cisco 7304ルータがなければ、シリアル、イーサネット、およびATMの各インターフェイスで非常に苦労したことでしょう。プロジェクトは開始から終了までに多くの変更点がありますが、Cisco 7304ルータはソリューションの中で変わることのない要素です」

新しいサービス モデル

シスコのエンドツーエンド ソリューションを、選ばれたサービス プロバイダーのサービスと組み合わせることにより、CRIHANに次の3つの大きなメリットをもたらしました。

  • 管理性の向上 - シスコによる統一の取れたエンドツーエンド ネットワークと、IPへの移行により、これまでのATMインフラストラクチャよりも管理がはるかに容易になりました。CRIHANのユーザは、IPネットワークおよびシスコのテクノロジーに関して経験を積んだサービス プロバイダーによる24時間ネットワーク管理からメリットを受けています。
  • 総所有コストの削減 - 新しいPOS接続では、ATM回線より初期コストが少なく済み、外部サービス プロバイダーとの契約により管理コストも削減されます。サービス対象範囲の拡大にもかかわらず、ネットワーク稼動の全期間に渡ってコストは低減します。
  • ネットワーク アクティビティのモニタリングおよびレポーティングの向上 - CRIHANではCisco NetFlowを使用して、多くのトラフィック状況の分析やネットワーク利用状況を、資金提供機関に報告するために、総合的に統計を収集し、またユーザが損害を被る前にネットワークへの攻撃を検知して対応策を講じることにより、セキュリティの全体的な向上を行っています。

「我々は公共の財産であり、非営利ユーザの手助けをしていますが、営利企業の場合と同様にコストを削減し、支出は妥当なものにすることが経済的に求められています」と、プリジャンは語ります。「再構築されたネットワークにより、予算を目標内に収め、またNetFlowなどのツールを利用して、ネットワークの利用状況およびトラフィック パターンに関する詳細なレポートを作成することもできます。資金調達は、この情報を説得力のある方法で正確に伝える我々の能力にかかっていますが、新しいネットワークにより、この作業が非常にすっきりしました」

ネットワークの再構築および新しいサービス モデルにより、ユーザには次のメリットも提供されます。

  • 高速リンク - POSおよびギガビット イーサネット テクノロジーによって、SYRHANOの全サイトへの帯域幅が拡大します。
  • ユーザ透過性 - ユーザは再構築作業時でも中断なくサービスを受け、一貫して機能を利用することができます。Cisco Any Transport over Multiprotocol Label Switching(AToM)ソリューションにより、新しいIPインフラストラクチャ上でATM機能がエミュレートされ、ATMを利用するユーザも通常どおり業務を進められます。
  • 新しいサービス - ネットワークの再構築によって、ユーザは、IPv6サービスおよびMPLS VPNを使用できるようになります。ネットワーク アクセスをリモートのユーザやサイトに拡張する目的からVPNサービスを必要とするネットワーク ユーザとしては大学、高校、および病院があります。
  • セキュリティ - 高校のサイトでは、生徒の個人データを保護するためにIP Security(IPSec)プロトコルを使用しています。
  • 一貫したサービス - 新しいIPインフラストラクチャでは、ネットワークおよびサービスの信頼性が増し、全体のアベイラビリティも向上しています。

「ATMからIPインフラストラクチャへの移行は、CRIHANコミュニティにとっての勝利でした」と、プリジャンは話します。「我々のスタッフは、日々のネットワーク管理における多くの業務から解放されました。財務管理部でも業務の効率化および総保有コストの削減が実現し、ユーザも新しい高速サービスを利用できるようになりました。管理サービスを効率的に提供する最新インフラストラクチャの好例となるネットワークを運営できることを非常にうれしく思います。最新テクノロジーの適用方法を調べる研究チームは、彼らの作業に最適な環境にいます」

SYRHANOの将来

CRIHANスーパーコンピュータ センターでは、昨年アップグレードされて以来、再構築されたネットワークが稼働しています。SYRHANOインフラストラクチャの再構築は現在も進行中で、数か月以内に完了します。実装も適切に行われ、スタッフもユーザも、同様に高速接続および新しいサービスを利用しています。新しいネットワークの柔軟性および拡張性によりネットワーク管理の問題に追われることもなくなり、CRIHANのスタッフは、望んでいた役割、つまりテクノロジーの統合に関する相談および支援活動に集中することができます。また、総所有コストの削減により、今後センターは財務面で余裕を持って予算を組むことができます。

テクノロジーの点から見ると、CRIHANのスタッフは再構築後のネットワークのあらゆる機能を調べているところで、数ヵ月後には新しい機能およびサービスをCRIHANのユーザに提供する予定です。当然、CRIHANへサイトおよびユーザが新しく加入するのに伴い、ネットワークは拡大し続けていきます。

Cisco 7304ルータ

SYRHANOネットワークの再構築では、ネットワーク エッジにCisco 7304ルータが導入されたことにより、サービス用に強固な基盤が確立されました。Cisco 7304は高性能POSインターフェイスの集約に適しており、当初から納得のいく選択でした。

その他のシスコのテクノロジー

この他にもこの新しいネットワークでは、多くのシスコ ソリューションを活用しています。

  • Cisco 7500シリーズ ルータ
  • Cisco 7600シリーズ ルータ
  • Cisco 7200シリーズ ルータ(NPE-G1搭載)
  • Cisco 7300シリーズ ルータ(NPE-G100搭載)
  • Cisco Catalyst® 8540マルチサービス スイッチ ルータ
  • Cisco Catalyst 6500シリーズ スイッチ
  • Cisco Catalyst 4006スイッチ
  • Cisco Catalyst 3500シリーズ スイッチ
  • Cisco Catalyst 2900シリーズ スイッチ
  • Cisco 800シリーズ ルータ
  • Cisco Aironet®製品

参考情報

シスコのテクノロジーおよびソリューションの詳細については、次のURLにアクセスしてください。

http://www.cisco.com(英語)

http://www.cisco.com/jp/(日本語)

CRIHANの詳細については、次のURLにアクセスしてください。

http://www.crihan.fr(仏語)




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