データ シート
Cisco 2600、3600 および 3700 音声ゲートウェイ ルータ
ルータと Cisco CallManager との相互運用性
Cisco 2600、3600 および 3700 マルチサービス プラットフォームは、Cisco Architecture for Voice, Video and Integrated Data(AVVID)対応の Cisco CallManager IP テレフォニー ソリューションの一部である音声ゲートウェイ ルータとして導入できます。音声ゲートウェイ ルータとして 2600/3600/3700 マルチサービス プラットフォームを Cisco CallManager と併用することにより、新規および既存の配備に利益をもたらします。Cisco 2600、3600 および 3700 音声ゲートウェイ ルータは、Cisco CallManager と直接通信するため、ネットワーク管理によるサービスを提供する大企業やサービス プロバイダーにとって理想的な IP テレフォニー ソリューションを導入できます。Cisco 2600/3600/3700 音声ゲートウェイ ルータの機能は、受賞実績を持つモジュラ型のプラットフォームを利用します。このプラットフォームは、中規模の支店オフィスや地方オフィスに、柔軟性とスケーラビリティに優れたマルチサービス ソリューションを提供するよう設計されています。Cisco 2600/3600/3700 音声ゲートウェイ ルータは、業界で最も広範囲のパケット テレフォニー ベースの音声インターフェイスとシグナリング プロトコルをサポートし、世界の Private Branch Exchanges(PBX; 構内交換機)および Public Switched Telephone Network(PSTN; 公衆電話交換網)接続ポイントの 90 % 以上の接続をサポートしています。シグナリングのサポートには、T1-PRI、E1-PRI、T1-CAS、E1- R2、T1/E1 QSIG、T1 FGD、BRI、FXO、E&M および FXS が含まれます。Cisco 2600/3600/3700 音声ゲートウェイ ルータは、2 ~ 300 個の音声チャネルをサポートするように設定できます。企業が導入しようとしている IP テレフォニー アプリケーションおよびサービスのリストが増大する中、Cisco CallManager と相互運用される Cisco 2600/3600/3700 音声ゲートウェイ ルータは、変化する企業のニーズとともに成長するソリューションを提供します。
H.323 または MGCP を使用した相互運用性
Cisco 2600/3600/3700 音声ゲートウェイ ルータは、H.323 または Media Gateway Control Protocol(MGCP; メディア ゲートウェイ コントロール プロトコル)を使用して、Cisco CallManager と通信できます。
MGCP 音声ゲートウェイ ルータとして、Cisco 2600/3600/3700 マルチサービス プラットフォームは、拡張されたネットワーク管理とフェールオーバー機能を提供します。MGCP モードでは、ダイヤル プランは、各ゲートウェイではなく Cisco CallManager で一元的に設定されます。そして、Cisco AVVID 対応の IP テレフォニー ネットワーク内のすべての Cisco 2600/3600/3700 MGCP 音声ゲートウェイ ルータは、Cisco CallManager から XML ファイルをダウンロードすることで、自動的に設定可能です。また、Cisco 2600/3600/3700 MGCP ゲートウェイは、Survivable/Standby Remote Site Telephony のサポートを含む複数のレベルのフェールオーバー機能を提供して、Cisco CallManager または WAN の障害発生時のコール処理の中断やコールの廃棄を防止します。
IP テレフォニーの段階的な移行
Cisco 2600/3600/3700 音声ゲートウェイ ルータを使用すると、ユーザはエンドツーエンドの IP テレフォニー ネットワーク アーキテクチャをただちに導入し、従来の回線交換ネットワークから、パケット ネットワーク経由でデータ、音声、およびビデオを伝送する単一のインフラストラクチャに、音声トラフィックを徐々に移行させることができます。最初は、お客様は Cisco 2600/3600/3700 音声ゲートウェイ ルータを使用して、パケット インフラストラクチャでレガシー PBX と相互接続し、回線交換 PBX 経由で PSTN(オフネット)接続を維持することができます。後に、お客様は PSTN(オフネット)接続を音声ゲートウェイ ルータに移行させ、大規模なサイトでの IP Phone の組み込みを開始することができます(図 1)。すべてのサイトで IP テレフォニーが稼働するようになった後は、IP ユニファイド メッセージング、パーソナル アシスタント、エクステンション モビリティなどの IP ベースのアプリケーションの導入を開始できます。Cisco 2600/3600/3700 音声ゲートウェイ ルータは、Cisco CallManager IP テレフォニー アーキテクチャ内における、回線交換 PBX および PSTN にアクセスするための、理想的なソリューションです。
図 1
IP テレフォニーの段階的な移行 回線交換 PSTN および PBX 接続から音声ゲートウェイ ルータへの移行

企業全体で IP テレフォニー ソリューションを導入し、音声、ビデオ、データを何千にも及ぶサイトで統合しようとする企業は、シンプルな管理、事実上制限のないスケーラビリティと高アベイラビリティを実現する、機能豊富な IP テレフォニー ソリューションを必要としています。Cisco 2600/3600/3700 MGCP 音声ゲートウェイ ルータは、分散型または中央集中型のコール処理モデルのどちらに導入しても、Cisco CallManager と連携し、企業が求める IP テレフォニー ソリューションを提供します。
中央集中型のコール処理
従業員の生産性向上とコスト削減をサポートするテクノロジーには、常に高い需要があります。同時に、多くの組織は予算が増えないため、新しいアプリケーションとサービスの導入に苦労しています。中央集中型のコール処理モデルは、このようなテクノロジーを必要とするユーザの要求に応えながら、同時にネットワーク管理者に対して、中央集中型による使いやすいアプリケーションの管理とメンテナンスを提供します。小規模オフィスで主要システムや PBX を導入、管理するのではなく、企業の本社やデータ センターでアプリケーションが中央に配置され、IP LAN および WAN 経由でアクセスされます。この導入モデルでは、支店オフィスのユーザは初めて通信および生産性アプリケーションの完全なエンタープライズ スイートにアクセスできるようになり、一方 Total Cost of Ownership(TCO; 総所有コスト)が削減されます。ソフトウェア アップグレードや新しいアプリケーションの導入のたびに各支店オフィスを「いじる」必要がないため、新しいテクノロジー ソリューションの採用および導入が加速されます。インターネット時代の経済では、リモート ユーザに新しいアプリケーションを迅速に展開する能力があれば、新しいアプリケーションを利用するには各支店サイトに出向かなければならない企業に対して、持続可能な競争上の優位性が得られます。Cisco CallManager などの Cisco AVVID アプリケーションが中央サイトに配備されるアーキテクチャには、次のような利点があります。
Survivable/Standby Remote Site Telephony(SRS Telephony)
企業が、IP テレフォニーの導入を中央サイトからリモート オフィスに拡大する際の重要な考慮事項は、リモートの支店オフィスにフェールオーバー機能をコスト効率に優れた方法で実現できるかどうかです。しかし、このような小規模なオフィス サイトの規模と数の場合、大半の企業では、専用のコール処理サーバ、ユニファイド メッセージング サーバ、または複数の WAN リンクを各サイトに展開して、必要な高アベイラビリティを実現することは不可能です。Cisco CallManager IP テレフォニー ソリューションを SRS Telephony と組み合せることで、展開、管理、保守が非常に簡単でコスト パフォーマンスの優れたソリューションの使用を可能にし、企業は、高アベイラビリティを備えた IP テレフォニーを小規模なオフィスにまで拡張できます。SRS Telephony 機能は、Cisco 2600/3600/3700 音声ゲートウェイ ルータで動作する Cisco IOS¨ ソフトウェアに組み込まれています。SRS Telephony ソフトウェアは、支店オフィスにおける Cisco CallManager と IP Phone 間の接続障害を自動的に検出します。Cisco Simple Network Automated Provisioning(SNAP)機能によって、SRS テレフォニーで Cisco 2600/3600/3700 音声ゲートウェイ ルータをインテリジェントに自動構成するプロセスが開始され、影響を受けるオフィスの IP Phone にコール処理バックアップ冗長性が提供されます。ルータは、障害の発生中に必要なコール処理を提供し、不可欠な電話機能が動作し続けるようにします。CallManager への接続を復元するとき、コール処理機能が、システムで自動的にプライマリの Cisco CallManager クラスタに移行されます。この機能の構成は、中央サイトの Cisco CallManager で 1 回だけ実行されます。
図 2
SRS Telephony を装備した中央集中型の Cisco CallManager の導入

2600/3600/3700 MGCP 音声ゲートウェイ ルータの主な機能と利点
シンプルな管理
アベイラビリティ
スケーラビリティ
投資保護
音声ゲートウェイ ルータと Cisco CallManager を相互運用するための最小システム要件
表 1 Cisco 2600/3600/3700、Access Gateway Module および VG200
| シグナリング | MGCP | H.323 |
|---|---|---|
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Cisco CallManager:3.3(2)FP1(これは、Cisco CallManager のコントロール リリース バージョンで、現在この機能を提供する唯一のリリースです。) |
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1. Cisco 2691、3725 および 3745 は、Cisco IOS 12.2(8)T1 以降および Cisco CallManager 3.2(2c)spA 以降でサポートされています。
2. Access Gateway Module は、Cisco IOS 12.2(13)T 以降および Cisco CallManager 3.2(2c)spB 以降でサポートされています。
3. MGCP は、VG200 または Access Gateway Module の BRI ではサポートされていません。
4. 実際の DRAM と フラッシュ メモリの要件は、特定のプラットファームと、使用される Cisco IOS ソフトウェアのバージョンに応じて異なります。フラッシュ メモリと DRAM の正確な要件については、使用される Cisco IOS ソフトウェアのバージョンのリリース ノートを参照してください。
5. ネットワーク モジュールのサポートと必要とされるソフトウェアは、異なる場合があります。サポートされる機能の定義については、Cisco IOS のリリース ノートと Cisco CallManager のリリース ノートを参照してください。
6. IP Communications Voice/Fax Network Module(NM-HD)は、Cisco IOS 12.2(15)ZJ が必要です。Cisco CallManager 3.3(3) は、MGCP のサポートに必要です。
音声ゲートウェイ ルータと Cisco CallManager を相互運用した場合の機能の概要
表 2 音声ゲートウェイ ルータと Cisco CallManager を相互運用した場合の機能の概要
表 3 音声ゲートウェイ ルータ機能の概要
テレフォニー インターフェイス シグナリングのサポート
表 4 12.2.8T 用 Cisco VG200 および Cisco 2600、3600、3700 シリーズ ゲートウェイ 上での音声パフォーマンス
| 2610 | 2610-XM [5] | VG200 | 2620 | 2620-XM[5] | 2650 [5] | 2650-XM [5] | 3620 | 3640 | 2691 [3] | 3725 [4] | 3660 | 3745 [4] | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| VoIP パフォーマンス:最大 | |||||||||||||
| VoIP パフォーマンス:最大コール/秒1 | |||||||||||||
| 最大物理 DS0 接続 | |||||||||||||
すべての結果は、VAD を無効にした G.729 交換コールを表します。スタンドアロン音声ゲートウェイ ルータ:FE 出力、QoS 機能なし、音声トラフィックのみの WAN エッジ ゲートウェイ:T1/E1 シリアル出力、QoS 機能(LLQ、LFI、TS)、音声(帯域幅の 50 % 未満)+ データ トラフィック(帯域幅の 25 % 未満)
WAN エッジ ゲートウェイ(cRTP 使用時):T1/E1 シリアル出力、QoS 機能(LLQ、LFI、TS)、cRTP 音声(帯域幅の 50 % 未満)+ データ トラフィック(帯域幅の 25 % 未満)
1. この音声チャンネル数で、5 % のプラットフォーム CPU 使用率に到達しました。
3. 12.2.8T では、2691 は最大 2 つの T1/E1 DS0 接続をサポートしています。後のリリースでは、AIM-VOICE-30 がサポートされている場合、2691 は最大 3 つの T1/E1 ポートをサポートできます。
4. 12.2.8T では、3725 と 3745 は、それぞれ最大 4 つと 8 つの T1/E1 DS0 接続をサポートしています。後のリリースでは、AIM-VOICE-30 がサポートされている場合、3725 と 3745 は、それぞれ最大 6 つと 10 個の T1/E1 ポートを物理的にサポートできます。当時の容量の数値は、より大きな値に改訂される場合があります。
Cisco 2600/3600/3700 マルチサービス プラットフォーム および Cisco IP テレフォニーに関する詳細については、次のサイトを参照してください。デジタル T1/E1 パケット音声トランク ネットワーク モジュール データ シート:http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/product/hs/routers/c2600/prodlit/st1e1_ds.shtml
- Cisco 2600、3600 および 3700 用低密度音声/ファックス ネットワーク モジュール データ シート:
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/product/hs/routers/c3600/prodlit/c36p_ds.shtml - Cisco SRS テレフォニー:
http://www.cisco.com/warp/public/cc/pd/unco/srstl/index.shtml - Cisco CallManager バージョン 3.1:
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/product/hs/iptel/callmgr/prodlit/callm_ds.shtml - 大企業向け Cisco AVVID:
http://www.cisco.com/warp/public/779/largeent/avvid/cisco_avvid.html
