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Cisco 2600シリーズ

Cisco 2600シリーズ モジュラアクセスルータ データ圧縮AIM(AIM-COMPR2)



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Cisco 2600シリーズ モジュラアクセスルータ データ圧縮AIM(AIM-COMPR2)



[目次]
[主なメリット]
[アプリケーション]
[AIM(Advanced Integration Module)のアーキテクチャ]
[Cisco 2600システムの圧縮性能]
[発注情報]  

 Cisco 2600シリーズのデータ圧縮AIM(Advanced Integration Module)は、繰り返し発生するWANの経費を削減し、Cisco IOSの高度な帯域幅管理機能のメリットを最大限に利用するオプションモジュールです。データ圧縮AIMは、Cisco 2600内部のAIMスロットを利用します。したがって外部スロットは、CSU/DSU、アナログモデム、音声/FAXモジュールなどのコンポーネントに使用できます。

 データ圧縮技術によってフレームサイズが削減されると、利用可能な帯域幅が増加し、WANリンクスループットが向上します。そのため、同じリンクで転送できるデータ量を増やすことができます。この機能により、ネットワーク管理者は、コストのかかるインフラのアップグレードを行うことなく、アプリケーションのパフォーマンスを向上し、エンドユーザーの利用できるサービスを増やせます。また、サービスプロバイダーでも、データ圧縮によって利用できる帯域幅を強化して、既存のインフラ上でより多くのサービスを提供できます。もちろん、投資のリターンが増加することにもなります。

 ソフトウェアによる圧縮でもT1/E1の転送速度をサポートすることはできますが、ハードウェアによる圧縮を利用すれば、ルータのプロセッサへの負荷を取り除き、より高速なスループットを提供できます。データ圧縮AIMの圧縮比率は最大4:1で、追加のトラフィック遅延なしに、8Mbpsの圧縮データをサポートします。これは、同時に双方向で圧縮されたデータが転送されて2つのT1/E1回線がフルに使われている場合にでも十分に対応できます。また、データ圧縮AIMは、Cisco 2600に完全に統合されているため、ネットワーク管理者はリモートサイトに外付けデバイスを用意したり管理したりする必要もありません。データ圧縮AIMは業界標準のLZSおよびMPCC(Microsoft Point-to-Point Compression)アルゴリズムをサポートしており、ハードウェアあるいはソフトウェアで圧縮が実装されているシスコ製品との互換性が保証されています。


Cisco 2600シリーズのデータ圧縮AIM
Cisco 2600シリーズのデータ圧縮AIM
主なメリット
  • システム資源を最大に活用
    • ルータのCPUを他のルーティングタスクで利用できるため、パフォーマンスが向上します。
    • 複数の回線を同時にサポートします。
    • 必要とされる場所で最大の圧縮性能を提供します。

  • コスト削減
    • リンク上のパケットトラフィックを低減するので、重量課金の場合にWANコストが削減されます。
    • フレーム長が短くなり、同じ帯域幅でもより大量のデータ転送ができます。したがって、コストのかさむWANリンクや回線を追加する必要性を軽減します。
    • 帯域幅を増加することなく、音声とデータの統合などのサービスが可能になります。

  • WANの帯域幅の効果を向上
    • あらゆるWANインタフェースでのデータスループットを強化するため、追加リンクや高速リンクに対するコスト発生を防止します。
    • 混雑しているリンクにおけるアプリケーションのレスポンス時間を向上します。
    • Cisco IOS®の高度な帯域幅管理能力を最大限に利用できます。

  • 支社のネットワークの管理性を向上
    • 高価なサードパーティ製の製品を別途購入する必要がありません。
    • ルータと圧縮サービスを同じように管理できます。

  • 業界標準のサポート
    • STAC(QIC122)圧縮アルゴリズム
    • MPPC(Microsoft Point-to-Point Compression)アルゴリズム
    • FRF.9 フレームリレーペイロード圧縮
    • CCP(Compression Control Protocol )RFC
 
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アプリケーション
 企業ネットワークはますます複雑になっています。企業の成長とともに、重大なネットワークサービスを提供するために必要なプロトコル、LAN媒体、WANサービス、ネットワーク機器の種類はますます多様化しています。新しいネットワークアプリケーションやサービスに必要な条件は、それをサポートするIT組織の規模よりも遥かに速く成長しています。広範囲なマルチプロトコルルーティング、音声とデータの統合、ダイヤルアクセスサービスをサポートするCisco 2600は、支店のネットワークソリューションの運用や管理を簡便にする、柔軟で総合的なソリューションです。

 データ圧縮は、圧縮する内容への依存度が高く、OLTP(Online Transaction Processing)で発生する小さなパケットの場合、大きなパケットよりも一般的にアプリケーションの圧縮性が高くなります。LZS圧縮アルゴリズムを使用した場合、4:1以上の圧縮率が達成されます。データストリームおよび多様なサイズのパケットを圧縮する場合には、データ圧縮AIMの平均的な測定データ圧縮率は2:1になります。

 データ圧縮AIMを使用してハードウェアでデータを圧縮した場合、ソフトウェアによる圧縮サービスと比較して、より多くの高速WANリンクをワイヤ速度で圧縮でき、データ圧縮AIMを使った場合の圧縮データのスループットは最大で8Mbpsとなります。この帯域幅は、1チャネルまたは1回線として使用したり、全体を60の全二重接続に分割して利用することもできます。つまり、E1またはT1の専用回線2本から、ISDN Bチャネルまたはフレームリレーの仮想回線を60本までカバーできます。シスコのエンドツーエンドソリューションの一部としてデータ圧縮AIMは、支社などのブランチオフィスにおけるWANコストの削減、管理性の向上、音声または動画などの新しいサービスの展開を可能にします。

 図1で、支社Aにはデータ圧縮AIMを搭載したCisco 2612が導入されています。このCisco 2612は、128Kbps ISDN×8回線、56Kbpsリンク×1回線、T1 WANリンク×1回線の圧縮を行います。ISDNや56Kbpsの専用線で接続されているリモートサイト側では、ソフトウェアによる圧縮を使っています。また支社Bでは、データ圧縮AIMを搭載したCisco 2611が導入されており、512Kbps CIRフレームリレーPVC上で利用可能な帯域幅を解放することで、既存の接続だけで音声/FAX/データの転送を可能にしています。これには、長距離通話料の削減という効果があります。地方支社Cおよび本社Dでは、ハードウェアによるデータ圧縮を行うネットワークモジュールを装着したCisco 3640と、圧縮サービスアダプタ付きのCisco 7500がデータ圧縮処理を行っています。3640と、圧縮サービスアダプタ付きのCisco 7500がデータ圧縮処理を行っています。


図1:帯域幅管理によるルーティング
図1:帯域幅管理によるルーティング
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AIM(Advanced Integration Module)のアーキテクチャ

 Cisco 2600モジュラアクセスルータでは、多様性、統合性、性能を拡張するため、内部にAIMスロットを組み込んでいます。このスロットは、Cisco 2600のメインシステムバスと、セカンダリTDMバス(WANインタフェースカードスロットとネットワークモジュールスロットの間にあるバス)の両方に接続しています。この柔軟なアーキテクチャにより、データ圧縮AIMは、ルータのCPUからプロセッサに負荷のかかるタスクを引き取って実行します。専用コプロセッサ上でデータ圧縮のようにCPUに負荷のかかるアプリケーションをサポートすることで、処理速度は飛躍的に向上し、既存のCisco 2600のネットワークインタフェースを使用した新しいサービスや新しいアプリケーションの展開が可能になります。


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Cisco 2600システムの圧縮性能

 Cisco 2600シリーズでは、データ圧縮をソフトウェアおよびハードウェアの両方でサポートしています。それぞれの違いは、次のようになります。



種類 圧縮データのスループット
ソフトウェアによる圧縮 約256Kbps
データ圧縮AIMを使用したハードウェアによる圧縮 8.192Mbps


 データ圧縮AIMを使用した場合のメリットは、ルータのCPUから圧縮を行うための負荷を排除できることです。これによってルータは、ルーティングテーブルの管理などのタスクに多くのCPUを割り当てることができるようになります。さらに、データ圧縮AIMの圧縮実行速度は非常に速く、高速WANリンク(最高2回線のT1またはE1)での圧縮も可能です。

図2:総合的な圧縮性能
図2:総合的な圧縮性能

 上の図は、データ圧縮AIMを装備したCisco 2600のパフォーマンステストの結果です。この結果では、LZSによるデータ圧縮は、データの内容に依存するために典型的なパフォーマンスとなっています。非圧縮の合計値および圧縮した場合の合計値を基準値をして使っており、非圧縮と圧縮した場合の差は、リンクの利用度を表します。たとえば、2番めにある2つのE1ポートを使った場合の結果を見ると、非圧縮時の総合スループットは8.192Mbps(全二重E1回線×2)となっています。一方圧縮時のスループットは、このテストでは16Mbps以上のリンク速度で行われ、処理量はおよそ2倍となりました。

表1:データ圧縮AIMの特徴と利点
特徴 利点
データ圧縮専用ハードウェア 総合的なルータの性能と効率を向上するためにルータのCPUから圧縮機能の負荷を排除
高性能圧縮エンジン ソフトウェアによる圧縮速度と比較して32倍の圧縮性能を提供
ネットワークインタフェースの独立性 投資を保護(シリアルリンクの必要条件の変化にともなってハードウェアを変更した場合でも、同じAIMが使用可能)
Cisco 2600の内部AIMスロットを使用 外部インタフェースを他のアプリケーション(WANインタフェースカードおよびネットワークモジュール)に使用可能
現場で交換可能 Cisco 2600モジュラアクセスルータのアップグレードが容易
圧縮セッションを維持するためのオンボードメモリ 追加メモリなしで60セッションの全二重をサポート
フレームリレーおよびPPPを同時サポート ハードウェアによる圧縮コストを全体的に削減。データ圧縮のために特別に機器を用意する必要がない。
Cisco IOS STACおよびMPPC圧縮を搭載した、圧縮をサポートする全てのプラットフォームとの相互運用性 ハードウェアによる圧縮とソフトウェアによる圧縮の組み合わせにより、性能とコストに配慮した総合的なWANソリューションを実現
圧縮設定の自動選択 ルータ設定の簡略化
手動による圧縮設定の選択 ソフトウェアで圧縮を行うリンクと、ハードウェアで圧縮を行うリンク、圧縮を行わないリンクを、それぞれインタフェース単位で設定でき、WANおよびルータの性能を微調整することが可能
圧縮状況のモニタリングのためのCisco IOSコマンド 圧縮リンクの詳細な統計値と診断結果 を提供
Cisco IOSのQoS機構を使用した圧縮 帯域幅の管理と最適化に総合的なソリューションを提供
複数の圧縮モード(パケットごとの圧縮とリニアパケット圧縮) PPC(Packet-by-Packet Compression)では、特定のアプリケーションについてのスループットを最適化。リニアパケット圧縮では、最大圧縮率を達成するために複数のパケットについて圧縮履歴を保持


表2:データ圧縮AIMの仕様

ハードウェア/プラットフォームに関する条件 Cisco 2600シリーズのモジュラアクセスルータ全機種
AIMの最大数 Cisco 2600では、1モジュールをサポート
ソフトウェアに関する条件 Cisco IOS version 12.0(2)T以降
圧縮アルゴリズム STAC(QIC-122)およびMPPC(Microsoft Point-to-Point Compression)
WANインタフェース 全種類のWANインタフェース:ISDN BRIおよびISDN PRT、 CSU/DSU、シリアル、ISDNおよびチャネル式T1/E1
WANカプセル化 PPP、X.25、HDLC、SNA/SDLC、フレームリレー
VC(WANリンク)の最大数 LZS(STAC、QIC-122)またはMPPC(Microsoft Point-to-Point-Compression)による全二重リンク(VC×60)
圧縮スループット 合計8.192Mbps

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発注情報
部品番号 説明
AIM-COMPR2 Cisco 2600用データ圧縮AIM

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