| データシート |

- [目次]
- ◆[Cisco 2600の特長]
- ◆[主な機能]
- ◆[ハードウェアとソフトウェアのオプション]
- ◆[マルチフレックス音声/WANインターフェイスカードとWANインターフェイスカード ]
- ◆[AIM (Advanced Integration Module) オプション]
- ◆[AIC (Alarm Interface Controller) ネットワーク モジュール]
- ◆[Cisco IOSソフトウェア]
- ◆[技術的仕様]
- ◆[シスコのサービスとサポート]
Cisco 2600シリーズ モジューラマルチサービスルータファミリは、エンタープライズおよびプロバイダークラスの多様性、統合力、および処理能力をブランチオフィスに提供します。
幅広く普及しているCisco 2600シリーズは、将来にわたるブランチオフィスのニーズを満たす費用効率の高いソリューションを提供します。
- マルチサービス音声/データ統合
- ファイアウォールのオプションを持つVPN(仮想プライベートネットワーク)アクセス
- アナログとデジタルによるダイヤルアクセスサービス
- 帯域幅管理を備えたルーティング
- VLAN間でのルーティング
- 高速ビジネスクラス DSL アクセスの配備
- 費用効果の高い T1/E1 ATM アクセス
強力なRISCプロセッサ、およびインターフェイス上に高性能DSPや予備プロセッサを備えているCisco 2600シリーズは、今日のブランチオフィスが必要とするQoS(Quality of Service)やセキュリティ機能、およびネットワーク統合をサポートするのに必要な処理能力を持っています。
Cisco 2600シリーズには、以下の3つの性能レベルからなる6つの基本構成があります。
- Cisco 2650、2651 --- 最大37kpps(packet per second)、自動識別10/100Mbpsイーサネットポート×1または2
- Cisco 2620、2621 --- 最大25kpps、自動識別10/100Mbpsイーサネットポート×1または2
- Cisco 2610 - 2613 --- 最大15kpps
- Cisco 2610 --- イーサネットポート×1
- Cisco 2611 --- イーサネットポート×2
- Cisco 2612 --- イーサネットポート×1、トークンリング ポート×1
- Cisco 2613 ---トークンリング ポート×1
図1:Cisco 2600シリーズ モジュラマルチサービスルータ

Cisco 1600/1700/2600/3600ルータで利用可能なWANインターフェイスカードは、プライマリおよびバックアップ用のWAN接続に利用でき、多様なシリアル、ISDN BRI、内蔵CSU/DSUオプションをサポートしています。Cisco 2600/3600シリーズ用ネットワークモジュールは、マルチサービス音声/データ統合、アナログおよびISDNダイヤルアクセス、シリアルデバイス接続などのアプリケーションを幅広くサポートしています。
Cisco 2600 シリーズと Cisco 3660 でサポートされる AIM は、現場でインストール可能で、負荷のかかる機能を専用のコプロッセッサにオフロードすることで、ルータのパフォーマンスを向上させます。しかも、他のアプリケーションに使用する外部インターフェイス スロットには影響しません。AIM には、高性能なハードウェアによるデータ圧縮やデータ暗号化などの種類があります。また新しい AIM-ATM を使用すれば、1 回線から 4 回線までの T1/E1 接続での費用効果の高い ATM を利用可能になります。あるいは、高密度パケット音声ネットワーク モジュールとともに利用することで、VoATM (Voice over ATM) を実現することもできます。
| Cisco 2600の特長 |
Cisco 2600シリーズの特長を以下にまとめます。これらの機能によってCisco 2600シリーズは、シスコのエンドツーエンドネットワークソリューションをサポートし、費用効果の高いシームレスなネットワークインフラストラクチャをブランチオフィスに拡張します。
- 投資保護
Cisco 2600シリーズのコンポーネントは現場でのアップグレードが可能なため、装置を別の場所に運び出すことなくネットワークインターフェイスを容易に変更できます。さらにCisco 2600プラットフォームに装備されたAIMスロットは、ハードウェアを使ったデータ圧縮、データ暗号化、ATM データ/音声アクセスなどのサービスをサポートできる拡張性を備えています。
- 維持費用の削減
CSU/DSU、ISDN NT1(Network Termination)デバイス、ファイアウォール、モデム、圧縮装置あるいは暗号化装置など、ブランチオフィスのワイヤリング クローゼットに必要な機能を1つの小型ユニットに集約しているので、Cisco 2600 シリーズによって省スペース化が図れます。さらにCiscoWorksやCiscoViewなどのネットワーク管理アプリケーションを使えば、離れた場所からこれらの機能を管理することができます。
- マルチサービス音声/データ統合
Cisco 2600シリーズは、業界で一番広く使われている、拡張可能なマルチサービス音声/データ統合ソリューションです。Cisco 2600シリーズを使えば、ネットワーク管理者はオフィス間での長距離通信にかかる費用を削減でき、統合型メッセージングやWebベースのコールセンターなど、次世代アプリケーションを実現できます。Cisco 2600に音声/FAXモジュールを装着すれば、VoIP(Voice over IP)やVoFR(Voice over Frame Relay)が利用できるようになります。パケット音声トランク ネットワーク モジュールでは、ルーティングやその他のサービスを実行しながら、1台のCisco 2600で60呼の音声通信を同時にサポートします。ATM-AIM とともに利用すれば、AAL2 または AAL5 を使う VoATM も可能になります。
- エンタープライズ/サービスプロバイダーのソリューション
マルチサービスエンタープライズおよび管理型サービスCPEプロバイダーの要件を満たす信頼性の高い機能を持ち、マルチWAN接続をサポートすることで、データ専用からTDM音声/データ、あるいはパケット音声/データインフラストラクチャへの移行を可能にします。
| 主な機能 |
表1:Cisco 2600シリーズの主な機能と利点
| 機能 | 利点 |
| 多様性と投資の保護 | |
| モジュラアーキテクチャ |
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| Cisco 1600/1700/2600/3600シリーズルータとの共用可能なWANインターフェイスカードとネットワークモジュール |
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| マルチフレックス音声/WANインターフェイスカードのサポート |
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| AIM(Advanced Integration Module)スロット |
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| DC電源オプション |
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| エンタープライズ/管理型サービスでの CPE クラスのパフォーマンス | |
| 高性能なRISCアーキテクチャ |
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| Cisco IOSソフトウェアの完全なサポート |
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| 管理の簡素化 | |
| 統合CSU/DSU、アナログモデム、DSL、CPE/モデム、NT1のオプション |
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| CiscoWorksおよびCiscoViewのサポート |
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| CVM(Cisco Voice Manager)のサポート |
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| 拡張セットアップ機能 |
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| Cisco AutoInstallをサポート |
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| シスコのエンタープライズスタッカブルソリューション |
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| VLANサポート |
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| 信頼性 | |
| 冗長電源オプション |
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| ダイヤルオンデマンドルーティング |
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| デュアルバンクフラッシュメモリ |
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| 人間工学に配慮した設計 | |
| 状態表示LED |
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| すべてのネットワークインターフェイスを装置の背面 に配置 |
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| 簡単に開けられるシャーシデザイン |
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| 多速度ファン |
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図2:Cisco 2600シリーズのバックパネル(図はCisco 2611)
| ハードウェアとソフトウェアのオプション |
Cisco 2600シリーズルータでは、イーサネット、トークンリング、および自動識別 10/100イーサネットLANインターフェイスのいずれかを選択することができます。さらに、各モデルには、WANインターフェイスカード(WIC)スロット2つ、ネットワークモジュールスロット1つ、およびAIM(Advanced Integration Module)スロットがあり、115.2Kbpsのコンソールポートと115.2Kbps非同期AUXポートも1つずつ装備しています。
ネットワークモジュールオプション ネットワークモジュールによってCisco 2600シリーズをカスタマイズすれば、ほとんどのブランチオフィスでのニーズを満たすことができます。これらのモジュールは、マルチサービス音声/データ統合、アナログおよびISDNのダイヤルアクセス、シリアルデバイスコンセントレーションやATMアクセスなど、幅広い種類のアプリケーションをサポートしています。なお、Cisco 2600シリーズは、より高性能なCisco 3600シリーズと共通のネットワークモジュールを使うことができます。現時点でサポートしているネットワークモジュールを表2に示します。
表2:Cisco 2600シリーズと3600シリーズで共有できるネットワークモジュール
| モジュール | 説明 |
| シリアルネットワークモジュールとATMネットワークモジュール(Cisco IOS リリース11.3(3)T以降が必要です) | |
| NM-4T1-ATM1, 2 | 4ポート IMA内蔵T1 ATMネットワークモジュール |
| NM-4E1-ATM1, 2 | 4ポート IMA内蔵E1 ATMネットワークモジュール |
| NM-8T1-ATM1, 2 | 8ポート IMA内蔵T1 ATMネットワークモジュール |
| NM-8E1-ATM 1, 2 | 8ポート IMA内蔵E1 ATMネットワークモジュール |
| NM-1A-T3 1, 4 | 1ポートDS3 ATMネットワークモジュール |
| NM-1A-E3 1, 4 | 1ポートE3 ATMネットワークモジュール |
| NM-16A | 16ポート 高密度非同期ネットワークモジュール |
| NM-32A | 32ポート 高密度非同期ネットワークモジュール |
| NM-4A/S | 4ポート 低速(最大で128Kbps)非同期⁄同期シリアルネットワークモジュール |
| NM-8A/S | 8ポート 低速(最大で128Kbps)非同期⁄同期シリアルネットワークモジュール |
| LAN/LAN間ネットワークモジュール(Cisco IOS リリース11.3(4)T以降が必要です) | |
| NM-1E | 1ポート イーサネットネットワークモジュール |
| NM-4E | 4ポート イーサネットネットワークモジュール |
| NM-1ATM-25 1 | 1ポート ATM 25Mbpsネットワークモジュール |
| NM-2W | 2×WANインターフェイスカードスロットネットワークモジュール(WANインターフェイスカードは別途必要です) |
| ダイヤル、ISDN、およびチャネライズドシリアルネットワークモジュール(Cisco IOS リリース11.3(4)T以降が必要です) | |
| NM-1CT1 | 1ポート チャネライズドT1⁄ISDN PRIネットワークモジュール |
| NM-1CT1-CSU | CSU内蔵1ポート チャネライズドT1⁄ISDN PRIネットワークモジュール |
| NM-2CT1 | 2ポート チャネライズドT1⁄ISDN PRIネットワークモジュール |
| NM-2CT1-CSU | CSU内蔵 2ポート チャネライズドT1⁄ISDN PRIネットワークモジュール |
| NM-2CE1B | 2ポート チャネライズドE1⁄ISDN PRI平衡型ネットワークモジュール |
| NM-2CE1U | 2ポート チャネライズドE1⁄ISDN PRI非平衡型ネットワークモジュール |
| NM-4B-S/T | 4ポート ISDN BRIネットワークモジュール(S/Tインターフェイス) |
| NM-4B-U | NT-1内蔵4ポート ISDN BRIネットワークモジュール(Uインターフェイス) |
| NM-8B-S/T | 8ポート ISDN BRIネットワークモジュール(S/Tインターフェイス) |
| NM-8B-U | NT-1内蔵8ポート ISDN BRIネットワークモジュール(Uインターフェイス) |
| NM-8AM | 8個のアナログモデムを持ったネットワークモジュール |
| NM-16AM | 16個のアナログモデムを持ったネットワークモジュール |
| 音声/FAXネットワークモジュール(Cisco IOSリリース11.3(2)以降が必要です) | |
| NM-HDV-1T1-241, 2 | 24チャネル T1高密度音声/FAXネットワークモジュール |
| NM-HDV-1T1-24E 1, 2 | 24チャネル 拡張T1高密度音声/FAXネットワークモジュール |
| NM-HDV-2T1-48 1, 2 | 48チャネル T1高密度音声/FAXネットワークモジュール |
| NM-HDV-1E1-30 1, 3 | 30チャネル E1高密度音声/FAXネットワークモジュール |
| NM-HDV-1E1-30E 1, 3 | 30チャネル拡張E1高密度音声/FAXネットワークモジュール |
| NM-HDV-2E1-60 1, 3 | 60チャネル E1高密度音声/FAXネットワークモジュール |
| NM-HDV= 1, 2 | 高密度音声モジュールスペア(T1またはDSPはなし) |
| NM-1V 1 | 1スロットの音声/FAXネットワークモジュール |
| NM-2V 1 | 2スロットの音声/FAXネットワークモジュール |
| AIC (Alarm Interface Controller) ネットワーク モジュール | |
| NM-AIC-64 | 警告の監視と制御のためのネットワーク モジュール (64 の接続ポイントと 16 の制御ポイントをサポート) |
1 音声/FAXおよびATMネットワークモジュールには、Cisco IOS Plusフィーチャセットが必要です。
2 Cisco IOSバージョン12.05XK以降が必要です。
3 Cisco IOSバージョン12.07XK以降が必要です。
4 Cisco IOS バージョン 12.1.2T以降が必要です。
表3:音声/FAXネットワークモジュールのための音声インターフェイスカード
| モジュール | 説明 |
| VIC-2BRI-S/T-TE 1 | 音声/FAXネットワークモジュール用2ポート BRI S/T終端 音声/FAXインターフェイスカード |
| VIC-2FXS | 音声/FAXネットワークモジュール用2ポートFXS音声/FAXインターフェイスカード |
| VIC-2FXO-M1 2 | 発信者通知番号と管理上切断機能を備えた2ポートFXO音声/FAXインターフェイスカード(北米およびその他の国に対応) |
| VIC-2FXO | 音声/FAXネットワークモジュール用2ポートFXO音声/FAXインターフェイスカード(北米およびその他の国に対応) |
| VIC-2FXO-M2 2 | 発信者通知番号と管理上切断機能を備えた2ポートFXO音声/FAXインターフェイスカード(ヨーロッパ対応) |
| VIC-2FXO-EU | 2ポートFXO音声/FAXインターフェイスカード(ヨーロッパ仕様) |
| VIC-2FXO-M3 | 2ポートFXO音声/FAXインターフェイスカード(オーストラリア仕様) |
| VIC-2E/M | 音声/FAXネットワークモジュール用2ポートE&M音声/FAXインターフェイスカード |
1 Cisco IOS 12.0(3)T以降でサポートされています。
2 Cisco IOS 12.1(2) XH以降でサポートされています。
表4のマルチフレックス音声/WANインターフェイスカード(VWIC)も参照してください。
| マルチフレックス音声/WANインターフェイスカードとWANインターフェイスカードオプション |
Cisco 2600 シリーズの WIC スロットがサポートするインターフェイス カードは、新しく1ポートあるいは 2 ポートのアナログモデム WAN インターフェイス カード が加わったことで、18種類になりました。これらのインターフェイス カードは、Cisco 1600/1700/3600 シリーズで利用でき、そのなかには 1 ポートあるいは 2 ポートの Multiflex VWIC や 2 ポート シリアル WAN インターフェイス カード もあります。これらのカードによって、インターフェイス密度とスロット効率が最大化されます。
Cisco 2600 シリーズのモジュラ型ルータに新しく ADSL WAN インターフェイス カード のサポートが加わりました。ADSL WAN インターフェイス カード は、Cisco 2600 シリーズ マルチサービス ルータによる、ビジネスクラスの高速ブロードバンド サービスを可能にします。中堅企業、大企業のブランチオフィス、およびサービスプロバイダーの管理型サービスのユーザは、高い柔軟性とスケーラブルなソリューションを享受できるだけでなく、データのみのネットワークや音声/データの統合を VPN オプションを利用して実現できます。
1 ポートおよび2ポートのマルチフレックスVWICは、WANインターフェイスカードと音声インターフェイスカード(VIC)の機能を組み合わせたカードで、さまざまな使い方を可能にし、他の製品より優れた柔軟性、多様性、および投資の保護を実現します。T1 CSU/DSUやE1 DSUが内蔵されていて最高でT1やE1のレートまでサポートできるマルチフレックスVWICは、データ専用に使うこともできますし、PBXや公衆電話回線へのパケット音声⁄データ接続(パケット音声には高密度音声トランクネットワークモジュールが必要です)、チャネライズド(ドロップ&インサート式)音声/データ統合アプリケーションにも利用できます。これまで、マルチサービス統合アプリケーションのためには多くの機器を組み合わせて使う必要がありました。Cisco 2600やCisco 3600では、T1/E1マルチフレックス音声/WANインターフェイスカードを利用できるので、1つの機器で音声とデータを処理することができ、データ専用から、チャネライズド音声/データ、そしてパケット音声/データへの移行をスムーズに行うことができます。
図3:ドロップ&インサート式の2ポートマルチフレックスT1 VWIC

2ポート シリアルWANインターフェイスカードは、シスコの新しいコンパクトな高密度スマートシリアルコネクタを採用しています。これは、適切な変換ケーブルさえあれば、さまざまな電気インターフェイスをサポートできます。各カードのポートは、それぞれ別に構成することができ、多様な同期/非同期プロトコルをサポートしています。
図4:2ポート 高速シリアルWAN インターフェイス カード(最高でカード当たり8Mbps)

図5:2ポート 非同期⁄同期シリアルWAN インターフェイス カード(最高でポート当たり128Kbps)

Cisco 2600シリーズには、シャーシ当たり2つのWANインターフェイスカードスロットがあり、表4に示すWANインターフェイスカードをサポートしています。
表4:Cisco 2600シリーズ用マルチフレックス音声/WANおよびWANインターフェイスカード
| モジュール | 説明 |
| VWIC-1MFT-T1 1 | CSU⁄DSU付き1ポート T1⁄フラクショナルT1マルチフレックストランク |
| VWIC-2MFT-T1 1 | CSU⁄DSU付き2ポート T1⁄フラクショナルT1マルチフレックストランク |
| VWIC-2MFT-T1-DI 1 | CSU⁄DSU付きでドロップ&インサート式の2ポート T1⁄フラクショナT1マルチフレックストランク |
| VWIC-1MFT-E1 1 | DSU付き1ポート E1⁄フラクショナルE1マルチフレックストランク |
| VWIC-2MFT-E1 1 | DSU付き2ポート E1⁄フラクショナルE1マルチフレックストランク |
| VWIC-2MFT-E1-DI 1 | DSU付きでドロップ&インサート式の2ポート E1⁄フラクショルE1マルチフレックストランク |
| VWIC-1MFT-G703 2 | 1ポートG.703マルチフレックストランク |
| VWIC-2MFT-G703 2 | 2ポートG.703マルチフレックストランク |
| WIC-1DSU-T1 | T1/フラクショナルT1のCSU⁄DSU(Cisco IOS バージョン11.3(4)T以降が必要です) |
| WIC-1DSU-56K4 | 1ポート 4線56/64Kbps CSU/DSU |
| WIC-1T | 1ポート 高速シリアル |
| WIC-2T | 2ポート 高速シリアル |
| WIC-2A/S | 2ポート 非同期⁄同期シリアル |
| WIC-1B-S/T | 1ポートのISDN BRI |
| WIC-1B-U | NT1を備えた1ポートのISDN BRI |
| WIC-1ADSL3 | 1 ポート ADSL インターフェイス |
| WIC-1AM4 | 1ポート アナログモデム |
| WIC-2AM4 | 2ポート アナログモデム |
1 Cisco IOS 12.0(5)XK以降が必要です。
2 Cisco IOS 12.1(1)T以降が必要です。
3 Cisco IOS 12.1(5)YB 以降、12.2(2)XK あるいは 12.2(4)T 以降が必要です。
4 Cisco IOS 12.2(2)XB以降が必要です。
| AIM (Advanced Integration Module) オプション |
データ圧縮 AIM は、繰り返し発生する WAN コストを軽減し、Cisco IOS ソフトウェアの高度な帯域幅管理機能のメリットを最大限に活用する、コスト効果の高いオプションを提供します。データ圧縮 AIM の圧縮比は 4 対 1 以上で、トラフィックを遅延させることなく、8 Mbps のデータ圧縮スループットをサポートします。これは、2 回線の T1 あるいは E1 を使って同時に両方向のデータを圧縮するのに十分な値です。データ圧縮 AIM は、業界標準の LZS および MPPC (Microsoft Point-to-Point Compression) アルゴリズムをサポートし、シスコ製品がサポートするハードウェアあるいはソフトウェアでのデータ圧縮との互換性を保証しています。
データ暗号化 AIM は、Cisco 2600 シリーズの CPU から暗号化のための負荷をオフロードし、ソフトウェアによる暗号化の 10 倍の性能を提供します。また、AIM-VPN/BP は最大 300 リモート アクセス トンネルをサポートし、AIM-VPN/EP は最大 800 のリモート アクセス トンネルをサポートします。AIM-VPN/EP は Cisco 265x シリーズでのパフォーマンス向上のための設計になっているため、Cisco 265x シリーズ でのみ使用することを推奨しています。
新しい AIM-ATM モジュールは、T1 あるいは E1 の VWIC(たとえばVWIC-IMFT-T1)でサポートされる 1 ~ 4 回線の T1 あるいは E1 接続のための高性能ハードウェア ベース ATM アクセス ソリューションです。このモジュールを利用すれば、ネットワーク モジュール スロットを他の機能に利用できます。また高密度音声ネットワーク モジュール(NM-HDV-XXX)と一緒に利用すれば、AAL(ATM Adaption Layer) 2 および AAL5 VoATMをサポートできます。
表 5:Cisco 2600シリーズ AIM オプション
| モジュール | 説明 |
| AIM-COMPR2 | Cisco 2600 シリーズ向けデータ圧縮AIM (Cisco IOSリリース12.0(2)T 以降が必要) |
| AIM-VPN/BP | Cisco 2600 シリーズ向け基本 DES/3DES VPN 暗号化モジュール (Cisco IOS リリース 12.1(3)XI 以降が必要) |
| AIM-VPN/EP1 | Cisco 2600 シリーズ向け拡張DES/3DES VPN 暗号化モジュール (Cisco IOS リリース 12.2(2)T以降が必要) |
| AIM-ATM | 高性能 ATM AIM (Cisco IOS リリース12.2(2)XA、12.2(4)T以降が必要) |
1 Cisco 265x でのみの使用を推奨
| AIC (Alarm Interface Controller) ネットワーク モジュール |
表 6:AIC ネットワーク モジュール
| モジュール | 説明 | Cisco IOSバージョン |
| NM-AIC-64 | 警告の監視と制御のためのネットワーク モジュール (64 の接続ポイントと 16 の制御ポイントをサポート) | 12.2(2)XG および 12.2(7)T |
| Cisco IOSソフトウェア |
基本フィーチャセットの内容は以下の通りです。
- IP
- IP/IPX/AppleTalk/DEC
- Enterprise
- Enterprise SNA Switch(旧APPN)
基本フィーチャセットでは、NAT、OSPF、BGP(Border Gateway Protocol)、RADIUS(Remote Access Dial-In User Service)、IPマルチキャスト、RMON、WAN最適化機能(帯域幅オンデマンド、カスタムキューイング、優先キューイング、WFQ、ダイヤルバックアップ、RSVPなど)といった一般的なプロトコルおよび標準をサポートしています。
基本フィーチャセットは、以下のようなプレミア機能と組み合わせて利用することもできます。
- Plus
- Plus with IPSec Encryption(3DESによる56ビットと168ビット)
- Firewall
- Plus Firewall
- Plus with Encryption and Firewall
Plusフィーチャセットには、メインフレームプロトコル、DLSw、L2TP、L2F、音声/データ統合、ATM(非同期式転送モード)、VLAN、Netflowなどの追加機能が含まれます。その他のフィーチャセットには、IPSecや3DES暗号化のほか、侵入者探知を行えるICSA 認定のファイアウォール機能が含まれます。
リモートアクセスサービスのフィーチャセットには、様々な管理、マルチキャスト、セキュリティ(暗号化を除く)、プロトコル変換、リモートノードおよびリモート端末サービス、LANおよびWANサービスと最適化プロトコルなどを含みますが、上のリストにあるフィーチャセットに含まれる機能のいくつかは含まれていません。
またCisco 2600は、Cisco IOS IP/H.323 Gatekeeperフィーチャセットもサポートしています。このフィーチャセットは、スケーラブルなマルチサービスネットワークのために必要な業界規格H.323ゲートキーパー機能を提供します。Cisco 2600をH.323 ゲートキーパーとして使用すれば、ビデオ会議コールセットアップ、プロキシ、ディレクトリ管理などの作業も行うことができます。ただし、マルチプロトコルルーティングについてはサポートされていません。
フィーチャセットに関する詳しい情報は『Cisco 2600 IOS release notes』をご覧ください。各フィーチャセットに必要なメモリについては『Cisco 2600 software features and memory requirements product bulletin』をご覧ください。
注意:すべてのCisco 2600シリーズ モジュラマルチサービスルータは、2000年3月より初期構成として32MB DRAMメモリおよび8MB フラッシュメモリを搭載した状態で出荷されます。追加メモリが必要なCisco IOSフィーチャセットもありますので、ご注意ください。
| 技術仕様 |
表7:Cisco 2600におけるポート密度の最大値
| アプリケーション | サポートできる最大値 |
| 同時に行われる音声コール(デジタル/アナログ) | 60/4 |
| T1/E1接続(ATMを含む) | 8 |
| 統合モデム | 16 |
| ISDN PRI(B チャンネル) | 64 |
| ISDN BRI | 10 |
| 非同期シリアル | 37 |
| 同期シリアル | 12 |
- メインプロセッサ
80MHz RISC(Cisco 265x)、50MHz RISC(Cisco 262x)、40MHz RISC(Cisco 261x) - フラッシュメモリ
8~16 MB (Cisco 261x)、8~32 MB (Cisco 262x1、Cisco 265x) - システムメモリ
32~64MB DRAM(Cisco 261x、Cisco 262x)、32~128MB SDRAM(Cisco 265xのみ) - WANインターフェイスカードスロット
2 - ネットワークモジュールスロット
1 - AIMスロット
1 - コンソール⁄AUXポートの通信速度
115.2Kbps(最大値) - 幅
44.5 cm(17.5インチ) - 高さ
4.3 cm(1.69インチ) - 奥行き
30 cm(11.8 インチ) - 重量(最低)
4.02 kg(8.85ポンド) - 重量(最大)
4.66 kg(10.25ポンド) - 消費電力
72W(最大) - 交流入力電圧
100~240 VAC - 周波数
47Hz~64Hz - 交流入力電流
1.5 A - 直流入力電圧
-38V~-60V(ULラベル) - 直流入力電流
2 A - 動作時許容温度
0~40℃(32~104°F) - 非動作時許容温度
-25~70℃(-13~158°F) - 相対湿度
5~95%(ただし結露しないこと) - ノイズレベル(最低)
38-dbA - ノイズレベル(最大)
42-dbA
1 32 MB フラッシュのサポートには、Cisco IOS リリース 12.1(3)T 以降が必要です。
| シスコのサービスとサポート |
- 主なCisco IOSソフトウェアに関するプロトコル、セキュリティ、帯域幅、機能向上などの更新
- CCO(Cisco Connection Online)における技術的な支援、製品の購入、製品情報に関するアクセス権
- 業界最大の専用技術サポートスタッフへの24時間アクセス
| 更新日:2002年4月8日 |