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データ シート
Cisco 12000シリーズ1ポート チャネライズド OC-12c/STM-4c (DS1/E1) ISEライン カード
要約
IP Services Engine(ISE)を搭載したCisco® 12000シリーズ1ポート チャネライズドOC-12c/STM-4c(DS1/E1)ISEライン カード(1ポートCHOC-12 ISE)は、Cisco 12000シリーズの分散処理能力とアダプティブ ネットワーキングを組み合わせることにより、エッジ サービスの配信に変革をもたらします。通信会社やInternet Service Provider(ISP)向けに設計されたこのカードは、DS1およびDS0の低速な光集約を性能および機能を維持しながら高密度にCisco 12000シリーズに提供し、Multilink Frame Relay(MLFR)やMultilink Point-to-Point Protocol(MLPPP)のような帯域増加を可能とする機能とともに、データおよびパケット音声サービスにとって重要な低速機能をサポートします。
製品概要
サービス プロバイダーは、顧客が求める付加価値サービスを、ラインレートのパフォーマンスを損なうことなくさまざまなインターフェイスにより提供するため、スケーラブルで機能豊富なエッジ ネットワークを構築しなければならないという課題に直面しています。Cisco 12000シリーズ1ポートCHOC-12 ISEライン カード(図1)は、最大840のDS1、フラクショナルDS1、またはn×DS0のチャネル グループ、および168のMLFR/MLPPP T1バンドルへのチャネライズを行い、同時に、サービス対応型のエッジ機能拡張セットをラインレートで提供します。完全にサポートされる付加価値サービスは次のとおりです。
Cisco 1ポートCHOC-12 ISEライン カードは、エッジ用に最適化された、プログラム可能な独自のアダプティブ ネットワーク プロセッサを搭載し、Cisco ISEテクノロジーを使用します。Application Specific Integrated Circuit(ASIC; 特定用途向けIC)のハードウェア パフォーマンスとソフトウェアの柔軟性を組み合わせて幅広いエッジ サービスを可能にします。また、お客様からの将来的な要求には簡単なソフトウェア アップグレードで対応することができ、費用のかかるハードウェア交換をする必要はありません。
Cisco 1ポートCHOC-12 ISEライン カードは、Weighted Random Early Detection(WRED;重み付き早期ランダム検出)およびModified Deficit Round Robin(MDRR)を使って、チャネル グループまたはT1バンドルあたり4つのQuality of Service(QoS;サービス品質)キューをサポートします。Voice over IP(VoIP)のように低レイテンシを必要とするトラフィックでは、ライン カードはシスコシステムズ独自の機能であるLink Fragmentation and Interleaving(LFI)と、これに対応する標準プロトコルFRF.12をサポートします。
Cisco 1ポートCHOC-12 ISEライン カードはCisco 12000シリーズのどのルータで使用することもできます。Cisco 12000シリーズのすべてのライン カードは「サービスに影響を与えない」Online Insertion and Removal(OIR;ホットスワップ)をサポートします。また、Cisco IOS®ソフトウェア サービス プロバイダー機能セットを完全にサポートします。サービス プロバイダーは、T1/E1の場合でもOC-192c/STM-64cの場合でも、ネットワーク全体に幅広いサービスを配備できるようになります。低速リンクで性能を無駄にすることはありません。
図1
Cisco 12000シリーズ1ポート チャネライズド OC-12c/STM-4c (DS1/E1) ISEライン カード

アプリケーション
通信会社の大半は、主に音声トラフィックのサポートのために大都市や周辺部のアクセス ネットワークに大規模T/Eキャリア ネットワークを配置し、これに莫大な投資を行っています。サービス プロバイダーは、このT/Eキャリア ネットワークのTime Division Multiplexing(TDM;時分割多重)インフラストラクチャを利用して、顧客宅内までの音声およびデータ回線のすべてを提供することができます。通常、データ専用線の集約は、フレーム リレー ネットワークやATMネットワークを使ってT1/E1インフラストラクチャを介して行われます。
IPトラフィックの負荷の増加に伴い、より大きな帯域幅での接続を必要とする企業の要求に応えるため、T1を超える帯域での接続が一般的になってきています。複数T1サービスによる接続数が増えると、サービス プロバイダーでは集約ルータのT1ポート容量の増加が必要となり、POPにおける、より多くのルータ、設置スペース、性能が必要となります。Cisco 1ポートCHOC-12 ISEライン カードを使用すれば、サービス プロバイダーは複数のT1/E1専用線を使用する顧客を1つのCisco 12000シリーズ ルータ ライン カード スロットで接続することができ、集約機器の数やTDM機器とProvider Edge(PE;プロバイダー エッジ)ルータ間で必要とされる相互接続を大幅に削減することができます(図2)。
ライン カードがPPP(ポイントツーポイント プロトコル)とフレーム リレーの両方をサポートすることで、Tキャリア ネットワーク上でフレーム リレー ネットワークからIP専用線によるダイレクト グルーミングへと容易に移行でき、Cisco 12000シリーズ ルータでの広帯域かつフル機能の集約ソリューションへの円滑な移行が可能になります。
アプリケーション図
図2
光チャネライゼーションによる専用線の集約

主な機能と利点
Cisco 1ポートCHOC-12 ISEライン カードは1枚のライン カードに336のDS1または252のE1を集中させて、サービス プロバイダーが費用効率よくネットワーク アーキテクチャを拡張できる、高密度で高性能の顧客集約ソリューションを実現します。また、次のような利点もあります。
- n×DS0、フラクショナルT1、およびT1インターフェイス定義の任意の組み合わせによる、ライン カードあたり最大840のチャネル グループをサポート - サービス プロバイダーは、通信会社のTDMネットワークを使って、DS0から複数のT1までの幅広い帯域要件に基づくアクセスを顧客に提供できます。
- 1枚のライン カードに最大168のT1バンドルを集中 - ラック密度を増加し、ルータの総容量を増やします。サービス プロバイダーは、ネットワークを費用効率よく拡張できます。
- 柔軟なチャネライゼーションを提供します。顧客とCisco 12000シリーズ ルータとの接続のオプティカル ハンドオフを標準化することで、サービス プロバイダーが運用インフラストラクチャを単純化してコストを削減できるようにします。n×DS1/E1、DS1/E1、またはn×DS0インターフェイスで接続している顧客を、すべて1つのOC-12c/STM-4cチャネライズド光インターフェイスに集約することができます。その結果、配備や予備に必要なライン カード数を減らすことができます。
Cisco 1ポートCHOC-12 ISEライン カードに装備されているISEテクノロジーには、次の利点があります。
- Access Control List(ACL;アクセス制御リスト)は不要なパケットをフィルタリングしてセキュリティとアクセス制御を提供します。ACLにより、送信元または宛先IPアドレスとトランスポート プロトコルに基づくフィルタリングが実行できます。パフォーマンスを損なうことなく、数千行からなる入出力ACLをサポートします。
- IPおよびMPLSへのQoSサポートを顧客ごとに行うことで、ネットワーク接続を予測に基づき効果的に管理し、また、帯域を最大限に活用することにより、パフォーマンスに影響を与えることなくネットワーク運用コストを削減できます。QoSを用いると、最小の遅延で帯域を最大限活用することもできます。これはVoIPやマルチメディアのように時間の影響を受けやすいアプリケーションで必要になります。サービス プロバイダーは、先進的な差別化されたIPサービスを提供することで収益を高めることができます。
- 優先マーキング(パケットのカラリングとも言う)を使用すると、IPまたはMPLSパケットのClass of Service(CoS;サービス クラス)フィールドを用いてアプリケーションのクラスに基づきQoSを指定できます。IP Type of Service(ToS;サービス タイプ)からMPLS CoSへのマッピングをサポートします。
- WRED輻輳制御およびクエリ管理によって、優先度が高いフローからパケットを廃棄する前に、まず、優先度が低いフローを選択的に廃棄します。
- Low-Latency Queuing(LLQ)を装備したMDDRは、クラスベースのパケット キューイング解放プロセスを制御し、差別化されたフローにトランジット遅延を保証します。
- サービス プロバイダーがCommitted Access Rate(CAR;専用アクセス レート)を用いたレート制限を利用すると、内部ネットワーク リソースへのアクセス制御が可能となります。DoS攻撃に対する防止手段を提供したり、階層化されたサービスを配信する機構として「pay as you grow」(成長に応じた投資)のためのモデルを提供することができます。
- トラフィック シェーピングにより、階層化されたサービス モデルを構築しようとするサービス プロバイダーに付加価値を提供します。トラフィック シェーピング機能を使用すると、ISEライン カードは、バースト性のあるトラフィックを入出力双方向で吸収します。その結果、サービス プロバイダーは、内部ネットワーク リソースと顧客のネットワークのいずれにも円滑なフローを提供することができます。
- サービス プロバイダーは、NetFlowアカウンティング機能を使用してエンド ユーザ用の課金データを提供したり、ネットワークの活用状況をモニタできます(入出力、v5、およびv8)。
- 包括的なMPLS機能によって、サービスの最適化を実現するネットワーク開発をサポートし、回線ベースのネットワークからパケットベースのネットワークへの移行を加速し、サービス プロバイダーに新たなビジネス チャンスをもたらします。MPLS VPNプロバイダー エッジ、MPLSトラフィック エンジニアリング、高速再ルーティングが含まれます。
Cisco 12000シリーズは業界の先端を行くルーティング ソリューションのポートフォリオであり、スロットあたり2.5~40 Gbpsの範囲での容量拡張をシームレスに行うことができ、通信事業者のIP/MPLSコアおよびエッジ ネットワークのサービスを実現します。このポートフォリオには最新の半導体技術とソフトウェア技術が活用されており、妥協を許さないルーティング パフォーマンス、優れたQoS機能、確かなハイ アベイラビリティ サポート、総合的なレイヤ2/レイヤ3サービス、そして完全に統合されたコアとエッジの機能セットが備わっています。アップグレード可能なスイッチ ファブリックを備えるCisco 12000シリーズは、実績ある業界随一の投資保護と最小限の総所有コストを実現します。長年にわたる技術革新と全世界で23,000を超えるシステムでの採用実績を誇るCisco 12000シリーズは、最も洗練された競争力の高いIP/MPLSサービス配信インフラストラクチャを構築しようとする世界中の通信事業者市場において独自の地位を築いています。
製品仕様
表1 製品仕様
発注情報
表2 発注情報
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| 1 Cisco 12008でISEベースのライン カードをサポートするには、AC電源のアップグレードが必要です。 |
サービスおよびサポート
シスコは、サービス プロバイダーの皆様に幅広いサービスとサポートを提供しています。シスコは、サービス プロバイダー ネットワークの展開、運用、最適化に必要となる優れたサービスとサポートを提供することで、業界でもトップレベルのお客様満足度を達成しています。お客様の目標は、マーケットへの迅速な対応、ネットワーク アベイラビリティの拡大、顧客満足度の向上と維持などさまざまですが、シスコはサービス プロバイダーのお客様に成功をもたらすために日夜取り組んでいます。
詳細情報について
シスコのサービスおよびサポート プログラム、またその利点に関する情報は、次のサイトをご覧ください。
http://www.cisco.com/public/Support_root.shtml
Cisco 12000シリーズおよびシスコの次世代ルータに関する情報については、次のサイトをご覧ください。
