Cisco 10000 シリーズ インターネット ルータ

Cisco 10000 シリーズ Performance Routing Engine(PRE-2)


注意: 本製品は既に生産/販売を終了しております。本製品を含むシリーズ全体については Cisco 10000 シリーズ ルータ をご覧ください。

データ シート


Cisco 10000 シリーズ Performance Routing Engine


サービス プロバイダー、特にネットワーク エッジのサービス プロバイダーは、スケーリング、パフォーマンス、サービス アベイラビリティ、運用コストの削減など、絶えず増大する要求という課題に直面しています。 Cisco® 10000 シリーズ Performance Routing Engine(PRE-2)は、Cisco 10000 シリーズ用の次世代ルート プロセッサです。 このプロセッサは、高性能、豊富な機能、スケーラビリティ、さらにはエッジ集束アプリケーションに対する高いアベイラビリティなどのさまざまなメリットをサービス プロバイダーに提供します(図 1)。

図 1
Cisco 10000 シリーズ PRE-2

製品概要

Cisco 10000 シリーズは、サービス プロバイダー エッジ集束ルータとして、専用回線、ATM、フレーム リレー、およびブロードバンド集束に対して 1 つのソリューションを提供するだけでなく、高性能 IP サービス、最大限のプラットフォーム スケーラビリティ、および高いアベイラビリティを提供します。

Cisco PRE-2 は、大容量、専用回線の集束、さらには高度な IP サービスとのブロードバンド集束など、Internet Service Provider(ISP; インターネット サービス プロバイダー)の要件に対処するために設計されており、特許取得済みの Parallel Express Forwarding(PXF)テクノロジーを使用しています。 PXF は、ピーク パフォーマンスの スループットを維持しながら複数 IP サービスの展開を可能にする、並列マイクロプロセッサ アーキテクチャです。

Cisco 10000 シリーズ PRE-2 には、次の利点があります。

  • Cisco 10000 シリーズ上で、最大 6.2 Mpps の処理能力を提供する
  • バックプレーンで、1 スロット当たり最大 6.4 Gbps(デュプレックス)をサポートする
  • 特許取得済みのシスコの PXF テクノロジーを使って、IP サービスのパフォーマンスを最大限まで高める
  • プロセッサの冗長性サポートにより、99.999 % のネットワーク稼働率を可能にする

機能と利点の概要

表 1 に、Cisco 10000 シリーズ PRE-2 の機能と利点を示します。

表 1   Cisco 10000 シリーズ PRE-2 の機能と利点

機能 利点
最大 6.2 mpps の処理能力を提供

専用回線、ATM、フレーム リレー、およびブロードバンド集束トラフィックの集束には、さまざまな機能を備えた回線速度パフォーマンスが必要です。 PRE-2 を搭載した Cisco 10000 シリーズによって、サービス プロバイダーが新しい収益源となるサービスを展開する際に必要となる IP サービスとパフォーマンスが提供されます。

特許取得済みのシスコの PXF テクノロジーを使って、IP サービスのパフォーマンスを最大限まで高める

Cisco 10000 シリーズは、PXF テクノロジーによるパフォーマンスと柔軟性を備えています。 PXF を採用している Cisco 10000 シリーズを使うと、サービス プロバイダーは、パフォーマンスを低下させることなく、複数のサービスを提供可能になります。 サービス プロバイダーが新しいタイプの上位サービスを提供する場合、これは非常に重要です。 また、PXF はソフトウェア ベースのテクノロジーであるため、ハードウェアをアップグレードしなくても新しいサービスを実装できます。このため、投資の保護と、時間と費用の節約が実現されます。

プロセッサの冗長性サポートにより、99.999 % のネットワーク稼働率を可能にする

Cisco 10000 のシャーシは、1 台当たり最大 2 枚の PRE-2 をサポートすることで冗長性を確保しています。 99.999 % の稼働率をサポートするように設計され、高いアベイラビリティ機能を組み合せた Cisco 10000 シリーズは、通信事業者クラスのエッジ集束プラットフォームとして定評があります。

製品仕様

ハードウェア機能

  • ホットスワップ可能(冗長 PRE-2 モジュール使用)
  • 500 MHz RM7000 MIPS(millions-of-instructions-per-second)プロセッサ(16 KB のデータ キャッシュ、16 KB の命令レベル 1 キャッシュ、256 KB レベル 2 キャッシュ、4 MB のレベル 3 キャッシュを内蔵)
  • PCMCIA カード スロット x 2(以前の PRE 上の PCMCIA カード インターフェイスと互換)
    • 一方の PCMCIA カード スロットに、メモリまたは入出力(I/O)デバイスを利用可能
    • いずれの PCMCIA カード スロットにも、Type I または Type II カードを挿入可能
  • 64 MB のフラッシュメモリ
  • 256 MB のパケット バッファ
  • 2 MB の不揮発性 RAM(NVRAM)
  • 1 GB の DRAM
  • ルート プロセッサ メイン メモリ ECC(Error-Correcting Code; エラー修正コード)のサポート
  • RJ-45 コネクタを装備したイーサネット 10/100 Mbps ネットワーク管理インターフェイス x 1
  • シリアル コンソール ポート x 1
  • 補助(モデム)ポート
  • アラーム接点(クリティカル、メジャー、マイナー)
  • リセット ボタン

PXF のハードウェア機能

  • PXF ネットワーク プロセッサ x 4(合計 64 個の個別のプロセッサを含む)
  • 各プロセッサ セット上に、個別の 32 MB SDRAM 制御メモリ x 2
  • 128 MB の PXF コンフィギュレーション メモリ(1 カラム当たり)
  • 1 GB の PXF コンフィギュレーション メモリ(合計)
  • PXF カラム メモリ ECC のサポート
  • PXF パケット バッファ メモリ ECC のサポート
  • バックプレーン相互接続 ASIC(Application-Specific Integrated Circuit; 特定用途向け集積回路)によるバッファ管理、フロー制御、ネットワーク プロセッサの管理、Cisco 10000 シリーズ バックプレーンへのインターフェイス

ソフトウェア機能

PXF を使用することによって、Cisco 10000 シリーズ PRE-2 はデータプレーン機能から制御プレーン機能を分離しました。 汎用 RISC(Reduced Instruction Set Computer; 縮小命令セット コンピュータ)プロセッサ(500 MHz MIPS RM7000)は、パケット交換、管理、および設定の制御プレーン機能をサポートしています。

複数の PXF ネットワーク プロセッサによって、高性能レイヤ 3 転送などのデータプレーン機能がサポートされています。 拡張プログラマブル PXF ネットワーク プロセッサを汎用 RISC プロセッサと組み合せることによって、QOS(Quality of Service)、MPLS(Multiprotocol Label Switching; マルチプロトコル ラベル スイッチング)、アクセス ポリシーのフィルタリングなどの必須 IP サービスのスループットを最大限まで維持しながら、柔軟性が向上しています。

ハイアベイラビリティ機能

  • Online Insertion and Removal(OIR; ホットスワップ)
  • Cisco IOS® ソフトウェア Route Processor Redundancy Plus(RPR+)

製品仕様

物理仕様

  • 寸法(高さ x 幅 x 奥行): 40.64 x 4.84 x 25.32 cm(16.0 x 1.91 x 9.97 インチ)
  • 重量: 3.84 kg(8.45 ポンド)

環境仕様

  • 保管温度: -40 ~ 70°C(-38 ~ 150°F)
  • 動作温度(公称): 5 ~ 40°C(41 ~ 104°F)
  • 動作温度(短期間): -5 ~ 55°C(23 ~ 131°F)
  • 保管湿度: 5 ~ 95 % 相対湿度(RH)
  • 動作湿度(公称): 5 ~ 85 % RH
  • 動作湿度(短期間): 5 ~ 90 % RH
  • 動作高度: -60 ~ 4,000 m

規制への準拠

安全性

このモジュールは、次の安全基準を満たしています。

  • UL 60950/CAN/CSA-C22.2 No. 60950-00 Third Edition(2000 年 12 月 1 日付)、IEC 60950 よりも緩和されたと見なされる暫定変更なし
  • EN60950(修正条項 1 ~ 4 付き)、LVD ディレクティブに対する CE Marking 向け
  • IEC 60950 Third Edition(修正条項 1 ~ 4 付き)、すべての国およびグループ別暫定変更を含む
  • AS/NZS 60950:2000
  • AS/NZS 3260-1993(修正条項 1 ~ 4 付き)
  • ACA TS001-1997

電磁波放射認定(EMC)

  • AS/NZ 3548: 1995(AMD I + II を含む)Class B
  • EN55022: 1998 Class B
  • CISPR 22: 1997
  • EN55022: 1994(AMD I + II を含む)
  • 47 CFR Part 15: 2000(FCC)Class B
  • VCCI V-3/01.4 Class 2
  • CNS-13438: 1997 Class B
  • GR1089: 1997(Rev. 1: 1999 を含む)

耐性

  • EN300386: 2000-TNE EMC 要件、製品ファミリ標準、サービスの高優先順位、セントラル オフィスおよびセントラル オフィス以外の場所
  • EN50082-1:1992/1997
  • EN50082-2: 1995-一般イミュニティ規格、重工業
  • CISPR24: 1997
  • EN55024: 1998-一般 ITE イミュニティ規格
  • EN61000-4-2: 1995 + AMD I + II ESD、Level 4/8 kV 接触時、15 kV 非接触時
  • IEC-1000-4-3: 1995 + AMD 1 - 放射耐性、10 V/m
  • IEC-1000-4-4: 1995-電気的高速過渡電流、Level 4/4 kV/B
  • IEC-1000-4-5: 1995 + AMD 1-DC サージ Class 3、AC サージ Class 4
  • EN61000-4-6: 1996 + AMD 1-RF 伝導耐性、10 Vrms
  • EN61000-4-11: 1995-電圧ディップおよび瞬断
  • ETS300 132-2: 1996+corregendum、1996 年 12 月
  • GR1089:1997(Rev1:1999 を含む)

Network Equipment Building Standards

このモジュールは、次の NEBS(Networking Equipment Building Standards; ネットワーク装置製造基準)を満たしています。

  • レベル 3 準拠
  • Telcordia SR-3580 基準レベル、95 年 11 月発行
  • GR-1089-CORE: 電磁適合性および電気的安全性、02 年 10 月発行
  • GR-63-CORE: 物理保護要件、02 年 4 月 発行
  • SBC 機器要件: TP76200 MP および TP76400 MP
  • Verizon 機器要件: SIT.NEBS.TE.NPI.2002.010

欧州電気通信標準協会

  • ETS 300 386-1:「テレコミュニケーション センター以外の場所」に設置された「高優先順位のサービス」に関する機器用のレベル
  • ETS 300 386-2:1997:「テレコミュニケーション センター以外の場所」に設置された「高優先順位のサービス」に関する機器用のレベル
  • ETSI 300 132-2: 1994 年 12 月:テレコミュニケーション機器への入力における電源インターフェイス、セクション 4.8 および 4.9

LED

  • Alarm Critical/Major/Minor(黄色、カード当たり 3 つ)
    • オンは、アラーム状態にあることを示す
    • オフは、アラームなしであることを示す
  • Fail(黄色、カード当たり 1 つ)
    • オンは、メジャー障害により、PRE-2 が無効になっていることを示す
    • オフは、PRE-2 が適切に動作していることを示す
  • Status(2 色、カード当たり 1 つ)
    • 黄色の点滅は、システム ブート中であることを示す
    • 緑色は、PRE-2 がプライマリとしてアクティブ状態にあることを示す
    • 緑色の点滅は、PRE-2 がセカンダリとしてアクティブ状態にあることを示す
    • オフは、PRE-2 の電源がオフであることを示す
  • Ethernet Activity/Link(緑、カード当たり 2 つ)
    • Activity:緑は、パケットの送受信中であることを示す
    • Link:緑は、キャリアが検出され、ポート上でトラフィックの受け渡しが可能になったことを示す
  • PC カード スロット 0(緑:オンは、スロット 0 がアクティブであることを示す)
  • PC カード スロット 1(緑:オンは、スロット 1 がアクティブであることを示す)

ネットワーク管理

  • 次のものを介したネットワーク管理
    • Telnet(Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス))
    • コンソール ポート(CLI 経由)
    • Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)
  • RFC 2665
  • Management Information Base(MIB; 管理情報ベース)。サポートされている MIB リストの一部を次に示します。
    • SONET MIB
    • DS3 MIB
    • DS1 MIB
    • Frame Relay MIB
    • MIB II(インターフェイス MIB、RFC 1213)
    • TCP MIB
    • UDP MIB
    • RS232 MIB
    • OSPF MIB
    • BGP4 MIB
    • IGMP MIB
    • IPMROUTE MIB
    • PIM MIB
    • RMON MIB
    • Cisco RTTMON MIB
    • Cisco CAR MIB
    • Cisco IP Stat MIB
    • Cisco Config Copy MIB
    • Cisco Frame Relay MIB
    • Cisco CDP MIB
    • Cisco Config Management MIB
    • Cisco Image MIB
    • Cisco IPMROUTE MIB
    • Cisco Memory Pool MIB
    • Cisco Ping MIB
    • Cisco TCP MIB
    • Cisco Entity Sensor MIB(ENVMON MIB の置き換え)
    • Cisco Process MIB
    • Entity MIB(OLD-CISCO-CHASSIS-MIB の置き換え)
    • Cisco Bulk File MIB
    • Cisco FTP Client MIB

電力バジェット

ユニット電源: 200 W

製品のシステム要件と互換性

ハードウェア要件

  • PRE-2 は、Cisco 10008 シャーシでサポートされています。
  • PRE-2 は、PRE-2 が使用可能なソフトウェア トレイン内の Cisco 10000 シリーズに搭載されて出荷されている、すべてのラインカードでサポートされています。

ソフトウェア要件

PRE-2 は、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(15)BX 以降のリリースでサポートされています。

製品発注情報

次をご覧ください。

http://www.cisco.com/public/ordering_info.shtml

上記で、ご発注いただけます。

製品発注情報: 製品部品番号

表 2 に、Cisco 10000 シリーズ PRE-2 の部品番号を示します。

表 2   Cisco 10000 シリーズ PRE-2 の部品番号

製品番号 製品説明
10000-PRE2

Cisco 10000 シリーズ PRE、1 GB

DRAM および 64 MB フラッシュ

10000-PRE2=

Cisco 10000 シリーズ PRE、1 GB

DRAM および 64 MB フラッシュ(予備)

10000-PREMEMFD64

Cisco 10000 シリーズ PRE 64 MB フラッシュ ディスク(PRE-2 ではデフォルト)

10000-PREMEMFD64=

Cisco 10000 シリーズ PRE 64 MB フラッシュ ディスク(デフォルト)、予備

ESR-PRE-MEM-FD128

Cisco 10000 シリーズ PRE 128 MB フラッシュ ディスク

ESR-PRE-MEM-FD128=

Cisco 10000 シリーズ PRE 128 MB フラッシュ ディスク、予備

製品発注情報: 移行プログラム

本製品には、Cisco Technology Migration Plan(TMP; テクノロジー移行プラン)が用意されています。 TMP は、お手持ちのシスコ製品を下取りに出し、下取りクレジットを受けとった上で新しいシスコ製品をご購入いただくことができる販売プログラムです。 このプログラムは、エンドツーエンド製品ソリューションにおいて、お客様のご満足をシスコがいかに追求しているかの証となるものです。また、絶え間なく変化するネットワーク要件に対し、お客様に常に効果的な移行オプションを提供しようとするシスコの真摯な取り組みを理解していただくためのものです。

このプログラムについての詳細は、次の URL に記載されています。

http://www.cisco.com/go/tradein .

サービスおよびサポート

シスコシステムズは、お客様に幅広いサービスとサポートのオプションを提供します。 シスコのサービスおよびサポート プログラム、またその利点に関する詳細情報は、次の URL でご覧ください。

http://www.cisco.com/en/US/support/index.html




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