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データ シート
Cisco ONS 15454 SONET/SDH マルチサービス プロビジョニング プラットフォーム用
4 x 2.5 Gbps マックスポンダ カード
Cisco ONS 15454 MultiService Provisioning Platform(MSPP)で 4x 2.5 Gbps マックスポンダ(Muxponder)カードが使用可能になり、Cisco ONS プラットフォームの OC-48/STM-16 インターフェイスの実装密度が向上しました。 このカードを利用すれば、企業ネットワークや大都市および地方のサービス プロバイダーのネットワークで、透過的な 2.5 Gbps ベースのサービスを提供することが可能になります(図 1)。
図 1
4x 2.5 Gbps マックスポンダ カード

背景説明
メトロ トランスポート ネットワークでは、低速の DS1/T1、DS3/E3、10/100BASE-T および OC-3/STM-1 から高速の OC-12/STM-4、ギガビット イーサネット、OC-48/STM-16、OC-192/STM-64 および 10 ギガビット イーサネットまで、さまざまなサービス要求に対応する必要があります。 最近までは、Synchronous Optical Network(SONET; 光同期伝送ネットワーク)Add-Drop Multiplexers(ADM; アド/ドロップ多重化装置)が OC-48/STM-16 までの集約サービスと伝送サービスを提供してきました。一方、メトロ Dense Wavelength-Division Multiplexing(DWDM; 高密度波長分割多重)のプラットフォームは、ギガビット イーサネットや 10 ギガビット イーサネットを含む OC-3/STM-1 から OC-192/STM-64 までの光信用に設定されています。 残念ながら、複数のプラットフォーム(メトロ DWDM や SONET ADM など)を展開して複数のサービスをサポートする方法は、多くのサービス プロバイダーや企業のネットワークにとってコスト効率のよい方法とは言えません。 マックスポンダ カードを搭載した ONS 15454 MSPP は、低速の DS1/E1 から高密度の 2.5 Gbps および高帯域幅の OC-192/STM-64 までのすべてのサービスを、コスト効率良く展開できる新しいネットワーキング ソリューションです。
製品概要
Cisco ONS 15454 MSPP 4x 2.5 Gbps マックスポンダ カードは、OC-192/STM-64 ベースの 100 GHz 間隔、50 GHz 固定、ITU 準拠の波長上で、プロビジョニング可能なデジタル ラッパー(G.709)および選択可能な転送エラー訂正(FEC)機能を使用して、4 個の OC-48/STM-16 ペイロードを転送することができます。 このマックスポンダ カードは、Cisco ONS 15454 MSPP 向けのプラグイン モジュールであり、1.5 Mbps までの低速サービスに対応可能なプラットフォーム上で OC-48/STM-16 のサービスの転送を可能にする、高密度でコスト効率のよいソリューションです。 マックスポンダ カードのアーキテクチャでは、4 個のクライアント インターフェイスが 1 個の回線インターフェイスにマッピングされているので、Cisco ONS 15454 のシェルフの相互接続ファブリックにアクセスする必要がありません。
各クライアント インターフェイスは、2.488 Mbps(OC-48/STM-16)の SONET/Synchronous Digital Hierarchy(SDH)インターフェイスを LC コネクタ付き Small-Form-Factor-Pluggable(SFP)光カード モジュールで提供しています。これにより、短距離/局内、中距離/短距離、長距離など数種類の光到達距離とともに、DWDM および DWDM SFP 準拠のモジュールをサポートする柔軟性が実現されています。 このマックスポンダ カードは、SFP 到達タイプの任意の組み合わせをサポートしており、他のアクティブなポートに影響を与えることなく、運用中に挿入または抜き取りが可能なので、ネットワーキングの柔軟性を最大限に生かして事前の計画作業を削減することができます。
DWDM 回線インターフェイスには、9.95328 Gbps(OC-192/STM-64)または 10.70923 Gbps(G.709 デジタル ラッパーが有効な OC-192/STM-64)の光インターフェイスを 1 個搭載しています。長距離、ITU 準拠、100 GHz 間隔のこの光インターフェイスには、OC-48/STM-64 インターフェイスをサポートする LC コネクタを使用しています。 DWDM 出力回線インターフェイスは、隣接する 2 種類の 100 GHz 波長にチューニング可能なので、スペア部品の在庫を削減できます。 このマックスポンダ カードは、増幅と分散補正により、300 km の到達距離を達成しています。 仕様に従って運用する場合、各カードは 10E-15 の最大ビット誤り率(BER)で 10 Gbps の信号を転送することができます。
マックスポンダ カードには、4 個のクライアントと 1 個の DWDM 回線インターフェイスが 1 枚のカードに搭載されています。マックスポンダ カードは、Cisco ONS 15454 プラットフォームの 12 個のマルチサービス スロットに搭載可能で、相互接続カードのあるシステムにも、ないシステムにも搭載できます。 相互接続カードを追加すると、Cisco ONS 15454 プラットフォームでサポートされる他のサービスを集約できるだけでなく、透過的な 2.5 Gbps サービスを含むハイブリッド アプリケーションをサポートできるようになります。 動作時に必要な一般的なカードは、適切な Timing, Communications, and Control(TCC)カードのみです。
マックスポンダ カードは、選択可能なプロトコルの透過性、波長のチューニング機能、柔軟なプロテクション メカニズム、柔軟なタイミング オプション、管理機能など、2.5 Gbps のサービスを提供するために必要なキャリアクラスの機能を豊富に提供しています。
選択可能なプロトコルの透過性
マックスポンダ カードは、Cisco ONS 15454 プラットフォームで、「透過的な」2.5 Gbps の波長サービス、OC-48/STM-16 で終端される信号、およびコスト効率の高いポイントツーポイントの SONET/SDH ペイロード転送を行うための高密度ソリューションを展開するためにさまざまな機能を提供しています。 このカードでは、ほとんどの SONET/SDH オーバーヘッド バイトを透過的に通過させるようにプロビジョニングすることも、回線とセクション オーバーヘッドを終端させるようにプロビジョニングすることもできます。 透過モードの場合、マックスポンダ カード ベースの回線に相互接続されたクライアントの端末機器では、Section/Multiplexer Section Data Communications Channel(SDCC/MSDCC)経由の通信、1+1 および Bidirectional Line Switched Ring/Multiplex Section Shared Protection Ring(BLSR; 双方向回線交換リング/MS-SPR)の K1 バイトと K2 バイトを使用した保護切り替えの信号発信、および J0 バイトを使用したプロビジョニング可能なセクション トレース機能のサポートが可能です。 さらに、透過モードまたは終端モードのどちらでプロビジョニングされている場合でも、マックスポンダ回線で、Unidirectional Path Switched Ring/SubNetwork Connection Protection(UPSR; 単方向パス交換リング/SNCP)ベースのクライアント回線をサポートすることができます。
このクライアント インターフェイスおよび DWDM 回線インターフェイスは、連結 SONET/SDH ペイロード(STS-Nc、N= 3、6、9、12、24 または 48、あるいは VC-4-Mc、M= 1、2、3、4、8 または 16)に加えて、非連結 SONET/SDH ペイロードを STS-1、VC-4、VC-12 および VT1.5 ベースでサポートすることもできます。
波長のチューニング機能
マックスポンダ カードは、100 GHz ITU グリッドで動作し、カードごとに隣接する 2 個の 100 GHz チャネルの範囲でチューニング可能です。チューニング機能が組み込まれているため、すべてのシステム波長に対応する際に必要になるスペア部品の在庫を減らすことができます。
柔軟なプロテクション メカニズムのサポート
ネットワークの必要に応じてマックスポンダ カードを展開すれば、光トランスポート ネットワークの多くのプロテクション メカニズムをサポートすることができます。 表 1 は、サポートされているプロテクション メカニズムの概要を示しています。これらのメカニズムを利用すれば、アプリケーションが要求するサービス レベル契約(SLA)に従ってサービスを提供することができます。
表 1 プロテクション フォーマット
図 2
非プロテクション

図 3
1+1 プロテクション

図 4
UPSR/SNCP および BLSR/MSP-SPR によるプロテクション

図 5
Y 字型ケーブル構成

柔軟なタイミング オプション
マックスポンダ カードは、DWDM 回線インターフェイスの受信信号を、クライアント側の光トランスミッタ ポートのタイミングとして使用します。一方、反転方向では、DWDM の回線トランスミッタはシェルフ プロセッサの供給するタイミングを使用します。 Cisco ONS15454 プラットフォームには、Building Integrated Timing Supply(BITS; ビル内統合タイミング供給源)クロックまたは Cisco ONS 15454 システム上の別の光インターフェイス カードから取得した外部クロックを使用する標準オプションに加えて、4 個のクライアント光インターフェイスのいずれかまたは DWDM 回線インターフェイスからノードのタイミング基準信号を回復する、同期ステータス メッセージング機能を装備したオプションがあります。
管理
Cisco ONS 15454 は、シスコ トランスポート マネージャのエレメント管理システム(EMS)を利用したシスコ トランスポート コントローラ クラフト インターフェイスを使用してアクセスする、運用、管理、モニタリング、およびプロビジョニング(OAM&P)機能をサポートする包括的な管理機能を提供しています。 マックスポンダ カードには、プロビジョニング可能なデジタル ラッパー(G.709)機能が含まれており、特にネットワーク上を透過的に転送されるサービス用に、波長ごとのパフォーマンス マネジメント機能が提供されています。 デジタル ラッパー機能がなければ、サービスを透過的に転送する通信事業者が、転送シグナルの劣化や SLA の要件違反を引き起こす可能性のあるネットワーク機能障害を特定するのは不可能です。 デジタル ラッパーの General Communication Channel(GCC)を使用すれば、SONET/SDH 信号の Section DCC/Regenerator section DCC(SDCC/RSDCC)とは対照的に、別個の通信チャネルを持つことが可能になります。これらの通信チャネルは、SONET/SDH プラットフォームでの透過的な信号転送の際に使用されます。 Cisco ONS 15454 では、この GCC を利用することにより、高度なネットワーク自動検出機能を DWDM ベースのサービスにまで拡張しています。 Cisco ONS 15454 CTC の統合クラフト マネージャとシスコ トランスポート マネージャの EMS により、システムの OAM&P にアクセス可能になっています。
パフォーマンス モニタリング
マックスポンダ カードのパフォーマンス モニタリング機能は、透過的および非透過的両方の信号転送をサポートしています。 SONET/SDH の信号については、ITU G.783 および ETS 300 417-1 の各標準に加えて、Telcordia GR-474 と GR-2918 に基づいて、標準のパフォーマンス モニタリング、しきい値超過の条件、およびアラームがサポートされています。 各デジタル ラッパー チャネルは、GR-253-CORE(SONET)と ITU-T G.738 および G.7710(SDH)に基づいてモニタリングされます。 クライアント インターフェイスおよび DWDM 回線インターフェイスでサポートされる光パラメータには、LOS(入力断)、レーザー寿命、送信光出力、および受信光出力などがあります。 パフォーマンス モニタリング データの計算と累積は、15 分と 24 時間の間隔で行われます。
マックスポンダ カードの前面プレートには、カードの運用状況をすばやく目視チェックできる LED があります。前面プレートに印刷されているオレンジ色の丸印はカードを取り付けることができるシェルフのスロットを示しています。
アプリケーションの説明
マックスポンダ カードを利用すれば、2.5 Gbps のサービスをコスト効率良く集約し、オーバーヘッドの透過性の有無にかかわらず転送できる機能を追加できます。 図 6 は、一般的なサービス プロバイダーのバックボーン ネットワーク アプリケーションを示しています。 Cisco ONS 15454 ネットワーク上のマックスポンダ カードを利用すれば、サービス プロバイダー A が局間トラフィック要求を転送して、SONET/SDH オーバーヘッドを終端させることが可能になります。 サービス プロバイダー B、C および D にとっては、マックスポンダ カードの利用により、サービス プロバイダー A のネットワーク上でトラフィックを透過的に転送できるようになるので、トランスポート サービスのエンドツーエンドの SDCC が見えるようになります。
図 6
高密度 OC-48/STM-16 トランスポート

Cisco ONS 15454 を共通プラットフォームとして使用すれば、2.5 Gbps サービスの転送はもとより、DS1/E1 から 10 Gbps のサービスをさまざまに組み合わせて提供するとともに、システムを簡素化して、設備投資費と技術者のトレーニングにかかる運用費を削減することができます。
シスコをご採用いただく理由
Cisco ONS 15454 マックスポンダ カードは、Cisco ONS 15454 MSPP のサービス機能を補完し、さらに拡張します。 マックスポンダ カードを使用すれば、既存のファイバ プラントと設置済みの Cisco ONS 15454 システムをそのまま活用できるだけでなく、DS1/E1、DS3/E3、OC-n/STM-n、イーサネット、ATM、ビデオなど、必要なサービスを同一の Cisco ONS 15454 プラットフォームで提供することができます。 マックスポンダを利用したソリューションは、Cisco ONS 15454 プラットフォームの 2.5 Gbps サービスの実装密度を向上させるとともに、メトロ DWDM プラットフォームの追加による複数サービスの伝送などの展開にかかるネットワーク コストを削減できます(図 7 および 8)。
図 7
現在の DWDM アーキテクチャ

図 8
Cisco ONS 15454 のハイブリッド DWDM アーキテクチャ

Cisco ONS 15454 光トランスポート ソリューションは、10 Gbps インターフェイスを提供する従来のネットワーク要素に比べて、次のような大幅な機能改善が図られています。
Cisco ONS 15454 プラットフォームは、ノード当たり 48 個の 2.5 Gbps インターフェイスをサポートしています。 一般的なセントラル オフィスのベイ フレームに取り付けた場合、1 個のベイで最大 192 個の 2.5 Gbps インターフェイスをサポートすることができます。 このようなトップクラスの実装密度を実現できるのは、マックスポンダ インターフェイス カードが 1 スロットしか占有しないためです。
Cisco ONS 15454 プラットフォームは、2 ファイバまたは 4 ファイバの BLSR/MS-SPR、UPSR/SNCP、リニア APS/MSP およびパス プロテクション メッシュ ネットワーク(PPMN)をサポートしています。 そのため、サービス プロバイダーはこのプラットフォームを、通常 UPSR/SNCP の復元機能を使用するビル内ネットワークの収集装置またはファイバはもとより、通常 2 ファイバまたは 4 ファイバの BLSR/MS-SPR の復元機能を使用する局間ネットワークなど、すべてのトランスポート ネットワーク アプリケーション用に展開することが可能です。
光ラインカードが復元タイプに関係なく使用できるので、スペア部品のコストを削減でき、技術者が混同することもありません。 さらに、ネットワーク インターフェイスとカスタマー インターフェイスの需要の進化に合わせて、ユーザが必要に応じて光回線パックを簡単に再展開することができます。
ソフトウェアを 1 回ロードするだけで、上記のすべての復元タイプをサポートできるので、注文時に迷うことがありません。 プロテクション タイプごとにソフトウェア使用ライセンスを購入する必要はありません。 ユーザはソフトウェアを一度購入すれば、すべての機能を使用することができます。
すべての光インターフェイス速度が共通のシャーシでサポートされているので、技術者は複数のプラットフォームの知識を習得する時間を、実際に帯域幅とサービスを展開する作業に費やすことができます。 多くの機器ベンダーは、特定の光回線速度用(OC-3/STM-1、OC-12/STM-4、DWDM など)のプラットフォームや復元メカニズム(UPSR/SNCP、2F-BLSR/MS-SPR、4F-BLSR/MS-SPR など)で分類したプラットフォームを提供しています。 この方法では、注文時に混乱が起きるだけでなく、在庫にある機器が希望するアプリケーションに必要な機能をサポートしているのかという疑問も生じます。 Cisco ONS 15454 プラットフォームは、回線速度や復元機能に柔軟に対応しているので、注文時にも展開時にも、簡単、迅速、容易に作業を進めることができます。 また、DWDM 機能を内蔵しているので、別のメトロ DWDM プラットフォームを展開する必要が少なくなります。
DS1/E1 から OC-192/STM-64、イーサネット、ファースト イーサネット、ギガビット イーサネットおよび 10 ギガビット イーサネットに至るまで、すべてのインターフェイスがサポートされています。 多くのベンダーの特定ビットレート対応製品で発生する「インターフェイスが見つからない」という事態はなくなります。
Cisco ONS 15454 は、トップクラスの光トランスポート プラットフォームとして、SONET/SDH によるトランスポートの高速化、光ネットワーキングの統合、従来にないマルチサービス インターフェイス、優れた経済性を実現します。
Cisco ONS 15454 4x 2.5-Gbps マックスポンダ カードの機能と仕様
コンパクト設計
柔軟な復元オプション
認定準拠1
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表 2 システム要件
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表 3 仕様
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| 1. <SRolb>dB の光リンク バジェットと等価の SMF28 で <FDsmf28>km のファイバ距離。 D1550 = 17ps/nm/km、D1310 = 3.3ps/nm/km、ファイバ + 接合部 + コネクタの損失を 1550nm 時で 0.275dB/km および 1310nm 時で 0.55dB/km と仮定。<DLRmax>ps 時の分散ペナルティ <Po>dB を含む。 |
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| 1. 波長ベースの光モジュールのリード タイムにはかなりのばらつきがあります。 波長の選択に際しては、Cisco.com の次の URL にあるシスコの価格表またはリードタイム ツールをご利用ください。 http://www.cisco.com/en/US/ordering/index.shtml |
表 4 マックスポンダ カードの波長チャネル計画
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表 5 発注情報1
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| 1. 部品番号に「E」の文字があれば(15454E- など)、SDH/ETSI システムと互換性があることを示しています。
2. Small Form Factor Pluggables(SFP)光カード モジュールは含まれていません。別途ご発注いただく必要があります。 |
1. 製品リリース時点では、完了していない準拠文書がある可能性があります。 カナダ、米国、および欧州連合以外の国については、シスコの販売担当者までお問い合せください。