Cisco Network Convergence System 2000 シリーズ

タッチレスでプログラム可能な光レイヤの導入

Cisco Network Convergence System（NCS）2000 は、今後の統合型ネットワーク アーキテクチャに必要な、タッチレスなプログラマビリティ、大規模な拡張、および超長距離パフォーマンスを備え、高密度波長分割多重（DWDM）ソリューションを提供します。

特長と機能

Reconfigurable Optical Add-Drop Multiplexer（ROADM）のリーダーシップ

10 年前に Cisco ONS 15454 MSTP によって主流となった ROADM テクノロジーにより、サービス プロバイダー、政府機関、企業は、簡単な操作で拡張できる、シンプルかつ高度な DWDM ネットワークを展開できるようになりました。NCS 2000 は、nLight ROADM テクノロジーの導入により、Cisco ROADM ポートフォリオを進化させています。

カラーレス、全方向、および競合のない挿入/分岐を介したタッチレスな再構成をサポートしているため、nLight ROADM で構築されたネットワークは、手動による介入なしで次のことを実現します。

• 新しい帯域幅への迅速な対応
• ネットワーク障害の回避
• トポロジの動的調整

カードあたり最大 16 度、または全体で 32 度をサポートしているため、高度なメッシュ ネットワークを実現します。Flex のスペクトラム機能により、到達範囲に対してシステム容量が柔軟に最適化されるため、ネットワークの効率性を大幅に向上することができます。最終的に、顧客はファイバあたり最大 26 テラビット/秒のペア容量に達することができます。

次世代の増幅

NCS 2000 は、Erbium Doped Raman Amplifiers（EDRA）として知られているハイブリッドなラマン EDFA 増幅器を導入しています。EDRA はコンパクトで導入が容易であり、長距離や高ビットレートの転送にとって重要な超低雑音形状をサポートしています。プラットフォームでは、最適化されたコヒーレント EDFA 増幅器や、ハイパワー後方励起および前方励起ラマン増幅器など、変化の激しいネットワーク ニーズに対応したさまざまな光増幅器がサポートされています。

100 ギガビット（Gb）の最適化

継続中の 100 Gb テクノロジーのシスコ イノベーションの一環として、プラグ可能なトランシーバである Cisco CPAK を使用して、nLight シリコンがクライアント対応インターフェイスまで拡張されました。CPAK は非常にコンパクトなサイズで電力消費が低いため、単一スロット、100 Gb、および、標準ベースの 100GBASE-LR4 クライアント インターフェイスを備えた DWDM ラインカードの搭載を可能にし、ラック ユニットあたり 100 Gb トランスポンダの、最高のシステム密度を達成しています。

マルチレイヤ ネットワーク インテリジェンス

NCS 2000 の Wavelength Switched Optical Network（WSON）コントロール プレーン アーキテクチャは、Generalized Multiprotocol Label Switching（GMPLS）機能を、波長の性質と光学的劣化を考慮しながら強化します。このアーキテクチャは、タッチレスな DWDM ネットワークを介して、サービスの動的なプロビジョニングと復旧を行います。

Cisco nLight コントロール プレーンを使用することにより、NCS 2000 はパケット レイヤ デバイスと高度な相互通信を行うことができます。また、サービス プロビジョニングを自動化し、人的ミスを排除し、高度なディザスタ リカバリをサポートしています。

シームレスなプラットフォーム統合と相互運用性

Cisco Network Convergence System の主要コンポーネントである NCS 2000 は、ネットワーク要素、ネットワーク管理、コントロール プレーンの各レベルで、NCS 4000 および NCS 6000 と容易に統合できます。NCS 2000 は、ONS 15454 MSTP ラインカードのほか、既存の ONS 15454 MSTP ネットワークの移行を簡素化する、ネットワークレベルの相互運用性とユニファイド マネジメントをフル サポートしています。

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