 |
データシート |

[目次]
- ◆[Cisco WAN Probe製品の特長]
- ◆[はじめに]
- ◆[アプリケーションを基準とした適用範囲]
- ◆[DLCIおよびアプリケーションの自動検出]
- ◆[相互運用性]
- ◆[配置による影響なし]
- ◆[配置における柔軟性]
- ◆[プローブデータへのアクセス]
- ◆[WANの標準への準拠]
- ◆[Cisco WAN Probeの種類]
- ◆[Cisco WAN Probeの仕様]
- ◆[Cisoc WAN Probeの拡張オプション]
- ◆[アラーム]
- ◆[データキャプチャ]
- ◆[フレームリレー自動検出]
- ◆[DLCIのモニタリング]
- ◆[検出されるフレームリレーエラー]
- ◆[準拠している標準]
- ◆[サポートされるプロトコルスタック]
- ◆[サポートされるカプセル化プロトコル]
- ◆[管理インタフェース]
- ◆[コンフィギュレーションツール]
- ◆[規制準拠]
企業の主要施設を接続し、インターネットへのゲートウェイを提供するワイドエリアネットワーク(WAN)は、企業ネットワークにおける重要で高価なネットワークセグメントになっています。WANのコストはネットワーク運用費の95%をも占めることがあり、費用効果の高いネットワーク管理のためには、WANの接続およびパフォーマンスのステータスを完全に把握することが必須です。
- 1ポートT1/E1、マルチポートT1/E1、チャネライズドT1/E1、T3/E3高速シリアルインタフェース(HSSI)、DS-3フレームWANリンクなど、さまざまな種類のWAN接続をサポートします。
- T1/D、E1/D、およびDS-3プローブの分界点のモニタリングを提供します。
- V.35またはHSSIインタフェースによる逆多重化(IMUX)をサポートします。
- フレームリレーリンク上のDLCI(データリンク接続識別子)およびCIR(認定情報速度)を自動検出し、通信事業者の契約を検証するためにネットワークとDLCIの使用可能時間を追跡します。
- キャパシティ計画、ポリシーの作成、および検証のためのWAN使用データを測定します。
- サービスレベルの回復を支援するために、WANの問題を素早く判別します。
- WAN上のネットワークアプリケーションの応答時間を追跡します。
シスコは、包括的なエンドツーエンドのトラフィック管理ソリューションを提供します。これにより、IT技術者は、ネットワーク上を流れるアプリケーションを含めたネットワークトラフィックを追跡することができます。ネットワーク上のすべての状況を明確に把握することで、ネットワークだけでなく企業を管理するためのビジネス中心の基盤が提供されます。
Cisco WAN Probeは、ネットワーク管理者がネットワークの毎日の使用状況を理解できるように支援します。これによって、WANサービスプロバイダーから、最高品質のサービスを要求し、それを検証できます。ネットワーク全体にCisco WAN Probeを展開すれば、プロバイダーがユーザーに提供しているサービスと応答時間の最高レベルを測定することができます。ネットワークにプローブを配置することで、予測および予防機能を修正したり改善する時間が削減されます。その結果、ネットワークの効率が増し、ネットワーク内のビジネス上重要なアプリケーションの動作がスムーズになり、信頼性が向上します。
CiscoWAN Probeを使用することにより、IT技術者は以下のことを効果的に実行できます。
-
- WAN上のアプリケーションとパフォーマンスの流れを監視
- 現在の使用率の標準を判別し、将来の成長に合わせて計画を作成
- 問題の識別とトラブルシューティング
- 費用効果の高い帯域幅リソースの管理
- 内部とキャリアのサービスレベルの基準の作成と測定
- ネットワークポリシーの作成と検証
Cisco WAN Probeは、リンクのデータ端末装置(DTE)とデータ通信機器(DCE)の両サイドで別々に、リアルタイムでアプリケーションのモニタリングを継続して実行します。WAN Probeは、ネットワークの物理層、ネットワーク層、およびアプリケーション層で、統計、イベント監視、およびプロトコルデコードなどの重要なデータを収集します。
Cisco WAN Probeでは、自動的にすべてのDLCIとそのCIRが検出されます。このプローブは、フレームリレーリンクの各DLCIの統計を継続して行います。この統計により、帯域幅の使用率が高いものなどを識別することができます。さらに、アプリケーションやプロトコルを、既製または独自のものに限らず自動検出します。
TrafficDirectorアプリケーションは、ネットワークトラフィックの監視およびトラブルシューティングのための包括的なアプリケーションで、CiscoWorks2000製品ファミリの一部として使用可能です。このアプリケーションは、ルータを介したワイドエリアネットワークなど、管理が複雑なネットワークの構成、管理、監視、トラブルシューティングに必要な機能を提供します。
サードパーティ製アプリケーションのホストと同じようにTrafficDirectorソフトウェアもCisco WAN Probeにアクセスでき、集約統計、分析、レポートをアップロードできます。さらに、Cisco WAN Probeは、事前定義されたしきい値やイベントを監視することにより、TrafficDirectorまたは他の管理プラットフォームを経由して、ネットワーク管理スタッフに緊急の問題についてのアラームを送ります。
また、これらの製品により、ネットワーク内の動作をこれまでより容易に把握できるので、パフォーマンスのボトルネックや長期的なパフォーマンスの傾向を素早く判別できるようになります。その結果、早い段階での帯域幅の最適化や、ネットワーク内の高価で重要なリンクの有効利用が可能になります。
Cisco WAN Probeは、固有の電源、処理機能、ネットワークインタフェースを備えたスタンドアロン型の装置で、受動的に動作し、外部のタップを経由してWANリンクに接続します。プローブを移動する場合も、タップ自体はその場所に残るので、ネットワーク管理者はリンクを停止することなく移動させることができます。さらに、シスコのプローブにはリンク上での伝送機能がないので、ネットワークに影響を与えず、障害のシングルポイントとなることもありません。
Cisco WAN Probeは、WANリンクへの接続に関して高い柔軟性を備えています。
多くのスイッチおよびルータにはDSU/CSU(データサービス装置/チャネルサービス装置)が組み込まれてい るため、DSU/CSUとキャリアの分界点 の間の接続は非常に重要な利点です。なお、WANインタフェースには、T1/DやE1/DのRJ-48、G.703、DS-3フレームの75ΩBNC付きG703があります。
ルータとDSU/CSU間の接続(WANインタフェースはV.35、EI530、X.21など)により、外部DSU/CSUが存在する既存の環境でも配置することができます。
Cisco WAN Probeは、ネットワーク管理コンソールからアクセス可能にするために、イーサネットまたはトークンリングのサイドバンド管理ポートを使った構成ができるようになっています。このポートは、実稼働ネットワークまたは別の管理ネットワークのどちらにでも接続することができるので、ネットワーク管理者は、WAN管理データへのアクセスを制御し、実稼働ネットワークへの影響を抑制できます。EIA/TIA-232管理ポートは、ローカルアクセスに使えるほか、固定的なネットワーク管理接続がない場合のモデム用に使用できます。SLIP(シリアルラインインターネットプロトコル)を使用すると、プローブは自動的にPPP(ポイントツーポイントプロトコル)リモートアクセスを経由してダイヤルアップし、TrafficDirectorアプリケーションに、アラーム、トラップ、統計を通知します。
Cisco WAN Probeは、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)およびRMON/ROMN2の標準に完全に準拠しています。さらに、フレームリレー用のRFC 1490およびDLSw(データリンクスイッチング)カプセル化方式、およびX.25回線用のRFC 1356カプセル化方式にも準拠しています。この標準に基づいたアプローチにより、サードパーティ製の管理アプリケーションおよびプラットフォームでも、Cisco WAN Probeから取得できるWANおよびフレームリレーの統計およびデータ全体を利用することができます。
- T1/E1 WANプローブ--- 1.544MB T1または2.048MB E1リンクおよびIMUXを使用した3Mbpsまでのリンクのフルレートモニタリング
- マルチポートT1/E1 WAN Probe--- 1~4のフルスピードのT1あるいはE1リンク、または1つのIMUXを使用した8Mbpsまでのリンクの高パフォーマンスモニタリング。新しいCisco WAN圧縮解除オプションをサポートしています。
- マルチポートT1/DおよびE1/D WANプローブ--- 2または4ポートのT1あるいはE1のモニタリング。この機能は、WANの境界点で使用します。
- マルチポートチャネル化T1/E1 WANプローブ--- 2ポートのチャネライズドT1あるいはE1のモニタリングで、個々の多重化チャネルにドリルダウンする機能があります。このプローブは、複数の企業で共用しているリンクがある場合に適しています。
- T3/E3 WANプローブ--- 45MbpsまでのT3/E3(HSSI)の高速、高性能のモニタリング。22.5MBまでのIMUXを使用したリンクもサポートしています。
- DS-3フレームWANプローブ --- DS-3フレームを使ったリンクの高速モニタリングを行います。この機能は、WANの境界点で使用します。
| プローブ |
T1/E1 WANプローブ |
マルチポートT1/E1 WANプローブ |
マルチポートT1/DおよびE1/D WANプローブ |
マルチポートチャネル化T1/E1 WANプローブ |
T3/E3 WANプローブ |
DS-3フレームWANプローブ |
| モデル |
6050/6070
|
8702/8704
|
8712/8714/8722/8724
|
8812/8822
|
7401R
|
8411
|
| WANインタフェース |
V.35、X.21、EIA/TIA-422/EIA/TIA-449
EIA530、EIA/TIA-232
|
V.35、X.21、EIA/TIA-422/EIA/TIA-449
EIA530、EIA/TIA-232
|
RJ-48、G.703、またはBantam
|
RJ-48、G.703、またはBantam
|
HSSI
|
G-703準拠7500BNC
|
| メモリ |
32
|
128
|
128
|
128
|
128
|
128
|
| 寸法(高さ×幅×奥行き) |
3.00×12.00×13.50インチ
|
5.25×17.00×16.60インチ
|
5.25×17.00×16.60インチ
|
5.25×17.00×16.60インチ
|
5.25×17.00×16.60インチ
|
5.25×17.00×16.60インチ |
| 重量(lb) |
11
|
24
|
24
|
24
|
24
|
24
|
| 動作環境 |
0~40℃(32~104°F)
|
0~40℃(32~104°F)
|
0~40℃(32~104°F)
|
0~40℃(32~104°F)
|
0~40℃(32~104°F)
|
0~40℃(32~104°F) |
| 電力要件 |
60W
|
250W
|
250W
|
250W
|
250W
|
250W
|
| サポートされているオプション |
|
ART MIB
|
○
|
○
|
○
|
○
|
○
|
○ |
|
リソースモニタ
|
|
○
|
○
|
○
|
|
○ |
|
WAN圧縮解除
|
○
|
○
|
○
|
○
|
○
|
○
|
標準ベースのフレームワークに加え、オプションのプローブ拡張により、Cisco WAN Probeの機能を強化することができます。これらの追加機能によって、プローブのパフォーマンスおよび機能が改善されます。
- アプリケーション応答時間(ART)MIB--- ネットワーク上のアプリケーション応答時間についての詳細なデータを追跡し報告します。
- リソースモニター--- ポーリングがネットワークに影響しないようにローカルセグメントに移動する装置のモニタリング、およびラウンドトリップ時間の遅延の測定を行います。
- WAN圧縮解除 --- 圧縮データを伝搬するWANリンクのモニタリングを行います。
アラーム
- リンクアップ、リンクダウン
- 新しいDLCI、DLCI lhoss
- CIRにおける変更
- 任意のRMON/RMON2 MIB変数をカスタマイズ可能
- 複数の宛先(Cisco TrafficDirectorソフトウェア、NetScout Manager Plus、HP OpenView、IBM NetView、およびSun Solstice)へのアラーム転送
データキャプチャ
-
- 16MBまでのキャプチャバッファ
- 拡張プリキャプチャフィルタリング(80フィルタ以上)
フレームリレー自動検出
|
|
DLCIおよびCIRの自動検出
|
|
|
DLCIの自動検出
|
|
|
DLCIの自動検出
|
DLCIのモニタリング
- プローブごとに合計256のDLCI
- 各DLCI用のDTEおよびDCE
- 各DLCIでの完全なRMON/RMON2分析
- 各DLCIでのアプリケーション応答時間の測定
検出されるフレームリレーエラー
- 順方向明示的輻輳通知(FECN)
- 逆方向明示的輻輳通知(BECN)
- 廃棄適性フレーム
準拠している標準
- IEEE 802.2, 802.3, 802.5
- RMON1:
- RFCs 1757、1513:統計、履歴、アラーム、ホスト、ホストトップN、マトリックス、フィルタ、キャプチャ、イベント、トークンリング
- RMON2:
- RFC 2021:プロトコル検出、プロトコル分散、アドレスマッピング、ネットワークレイヤホスト、ネットワークレイヤマトリックス、ネットワークレイヤマトリックストップN、アプリケーションレイヤホスト、アプリケーションマトリックス、ユーザー履歴、プローブ構成、RMONコンフォーマンス
サポートされるプロトコルスタック
- Internetwork Packet Exchange(IPX)/Sequenced Packet Exchange(SPX)、TCP/IP、AppleTalk、Systems Network Architecture(SNA)、SUN-NFS、Open Systems Interconnection(OSI)、DECnet/local-area transport(LAT)、VINES、Xerox Network System(XNS)、NETBIOS、NetBEUI、Server Message Block(SMB)
サポートされるカプセル化プロトコル
- Nortel HDLC、Cisco Systems HDLC、DEC HDLC、Proteon HDLC、PPP、Frame Relay(RFC 1490)、Annex G、X.25(RFC 1356)、Switched Multimegabit Data Service/Data Exchange Interface(SMDS/DXI)
管理インタフェース
- アウトバンドモデムまたはローカル端末接続用のEIA/TIA-232
- イーサネットまたはトークンリング経由のサイドバンド管理
- イーサネット
- 10Base5(AUI[attachment unit interface])
- 10Base-T(RJ-45)
- 10Base2(BNC)
- トークンリング(4、16Mbps)
- 9ピン式DIN(ドイツ工業規格)(シールド付きツイストペア線[STP])
- RJ-45(非シールドツイスト・ペア線[UTP])
コンフィギュレーションツール
- BOOTP --- BOOTPサーバからプローブを構成
- TFTP(トリビアル・ファイル転送プロトコル)--- 最新のソフトウェアリリースでプローブをアップデート
- NsBoot --- TrafficDirectorアプリケーションからプローブをリセット
- Nslogin --- TrafficDirectorアプリケーションからプローブのコンフィギュレーションファイルを変更
規制準拠
-
- UL、CSA、TUV
- FCC 15 Class A、FCC 68、Cispir 22 Class A
- CE、VCCI、AUSTEL
|
更新日:2000年12月6日 |