注意:本製品は既に生産/販売を終了しております。

 

データ シート





Cisco Unified Service Monitor 1.1


シスコ ユニファイド コミュニケーション管理スイートの 1 つである Cisco Unified Service Monitor 1.1 は、シスコ ユニファイド コミュニケーション ソリューションにおける音声品質のモニタリングと評価を行う低コストで信頼性の高いツールです。Cisco Unified Service Monitor 1.1 は、シスコ ユニファイド コミュニケーション システムによってサポートされるアクティブな通話を常時モニタし、通話の音声品質がユーザ定義の品質基準を満たさない場合はリアルタイムで通知します。

シスコ ユニファイド コミュニケーション システムの音声/IP コミュニケーション製品およびアプリケーションを利用すれば、企業はコミュニケーションを効率化でき、ビジネス プロセスの合理化、適切なリソースへの迅速なコンタクト、および収益の向上を実現できます。シスコ ユニファイド コミュニケーション ポートフォリオは、あらゆる規模の企業に適用可能な統合ソリューションであるシスコ ビジネス コミュニケーション ソリューションの実現に不可欠です。シスコ ビジネス コミュニケーション ソリューションには、ネットワーク インフラストラクチャ、セキュリティ、およびネットワーク管理用の各種製品、ワイヤレス接続、ライフサイクル サービス アプローチ、柔軟性の高い展開およびアウトソーシング管理オプション、エンドユーザおよびパートナー向けのファイナンス パッケージ、およびサードパーティ製のコミュニケーション アプリケーションなどが幅広く含まれます。


製品概要

Cisco Unified Service Monitor 1.1 は、モニタリング対象のネットワークにおけるアクティブな通話について、音声品質基準の評価を行います。シスコ ユニファイド コミュニケーション管理スイートの 1 つである Cisco Unified Service Monitor 1.1 は、管理情報をリアルタイムで提供し、各種診断機能を備えています。


機能と利点

実際にユーザが体験している音声品質を把握するには、音声通話の品質測定とほぼリアルタイムでの問題点のレポートが欠かせません。このために、Cisco Unified Service Monitor はほぼリアルタイムの音声品質アラートを提供します。以下に、Cisco Unified Service Monitor の主な機能を紹介します(図 1 を参照)。

  • リアルタイムの音声品質モニタリング - Cisco Unified Service Monitor は、ネットワーク管理者がシスコ ユニファイド コミュニケーション システムを効率的に管理できるように、ネットワーク内のユーザが実際の通話で聞いている音質について、ほぼリアルタイムで情報を提供します。ユーザの通話音声の状態は、ITU G.107 規格に基づいて計算される Mean Opinion Score(MOS)で表され、60 秒ごとにキャプチャして分析されて、MOS スコアとしてレポートされます。
  • リアルタイムの音声品質アラート - Cisco Unified Service Monitor は、IP フォン間を流れる Real-Time Transport Protocol(RTP)ストリームを分析することによって、サービス品質のモニタリングを実行します。MOS 値(リアルタイムで算出)がユーザ定義のしきい値に違反している場合は、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)トラップが生成され、Cisco Unified Operations Manager またはユーザの Manager of Managers(MoM)に送信されます。Cisco Unified Operations Manager は、この情報を利用してサービス品質(音声品質)アラートをダッシュボードにほぼリアルタイムで表示し、根本的な問題の解決に役立つその後の診断作業を支援します。
  • インストレーションと使用の容易さ - Cisco 1040 センサは Cisco Unified IP Phone と同様に、IEEE 802.3af に準拠した Power over Ethernet(PoE)を使用し、TFTP サーバ(ほかのシスコ ユニファイド コミュニケーションのコンポーネントが使用するものと同じものを利用可能)から設定情報をダウンロードして取得します。また、Skinny Client Control Protocol(SCCP)を利用して Cisco Unified Service Monitor との継続的な通信を保証します。
  • スケーラビリティと冗長性 - Cisco Unified Service Monitor ソフトウェアは、最大 50 台のセンサをサポートします。複数の Cisco Unified Service Monitor をネットワークに導入すると、分散型で冗長性のある音声品質モニタリング メカニズムを実現できます。各 Cisco 1040 センサでは、80 の RTP ストリームをモニタでき、スイッチでは、入力トラフィックおよび出力トラフィックに対してスパンを実行できます。入力トラフィックに対してスパンを実行するのが最適な構成です。一般的な構成のベスト プラクティスは、IP フォンに最も近いスイッチのスイッチド ポート アナライザ(SPAN)ポートでセンサを 2 台 1 組で使用する方法です。各 Cisco 1040 センサに対して複数の Cisco Unified Service Monitor を設定すると(プライマリ、セカンダリなどとして)、音声品質モニタリング ソリューションのハイ アベイラビリティと信頼性の確保に役立ちます。
  • ノースバウンド インターフェイス - Cisco Unified Service Monitor は、Cisco Unified Operations Manager または別の「MoM」管理アプリケーションに送信可能な SNMP トラップ通知を提供します。
図 1 Cisco Unified Service Monitor

図 1 Cisco Unified Service Monitor
※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。popup_icon

2 種類の標準的な展開方式として、戦略的モニタリングと戦術的モニタリングがあります。

  • 戦略的モニタリングでは、Cisco 1040 センサを導入して、管理対象の環境内のすべてまたは特定の場所で IP フォンを常時モニタします。モニタリングの目的に応じ、サンプリング技術を利用してセンサでモニタリングする代表的なサイトを特定することによって、モニタリング対象範囲のサイトを適切に選定できます。Cisco Unified Service Monitor ソフトウェアの各インスタンスは、最大 50 の Cisco 1040 センサをサポートし、音声品質の問題についてリアルタイムでアラートを発行したり、全般的なサービス レベルの評価やサービスレベル契約(SLA; Service Level Agreement)の履行確認に利用できる情報を提供します。
  • 戦術的モニタリングの場合は、音声品質に不安または問題が生じているサイト(ブランチ オフィスなど)で Cisco 1040 センサを導入できます。Cisco 1040 センサは、細かい設定を行うことなく、ただちに IP ベースの通話品質のモニタと評価を開始できます。Cisco 1040 センサは FCC クラス B に準拠しており、あらゆるオフィス環境で容易に導入できます。

アプリケーション

中小・中堅企業

中小・中堅企業への展開(一般に IP フォンが 1,000 台未満の場合)では、Cisco Unified Service Monitor ソフトウェア コンポーネントを、単一のプラットフォーム上に Cisco Unified Operations Manager とともに稼働させます。これは、1 回のインストレーション プロセスで、Windows 2003 Server 上に必要なコンポーネントをすべて導入できます(図 2 を参照)。Cisco 1040 センサは、2 台または 5 台のセットで提供されています。いずれの場合も、導入しやすいようにセンサは個別に梱包されています。

図 2 Cisco Unified Service Monitor の中小・中堅企業への展開

図 2 Cisco Unified Service Monitor の中小・中堅企業への展開
※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。popup_icon

CUCM - Cisco Unified CallManager、CUOM - Cisco Unified Operations Manager、CUSM - Cisco Unified Service Monitor、SRST - Survivable Remote Site Telephony、PSTN - 公衆交換電話網

Cisco Unified Operations Manager は Cisco Unified Service Monitor と連携して、エンドポイントのディレクトリ番号と IP アドレス、スイッチ ポートの詳細、コーデックのタイプ、および MOS 値などの詳細情報をサービス品質ビューに表示します。管理者は Cisco Unified Operations Manager のトラブルシューティング機能を使用して、音声品質の問題について詳細な診断を行うことができます。

大企業

大企業のネットワークでは、Cisco Unified Service Monitor と Cisco Unified Operations Manager をそれぞれ専用のサーバで使用する必要があります。Cisco Unified Service Monitor ソフトウェアの各インスタンスは、最大 50 台の Cisco 1040 センサをサポートします。複数の Cisco Unified Service Monitor ソフトウェアを大規模なモニタリング対象ネットワークに導入すると、音声品質のキャプチャと分析を行う分散型のスケーラブルな冗長メカニズムを実現できます(図 3 を参照)。

図 3 Cisco Unified Service Monitor の大企業への展開

図 3 Cisco Unified Service Monitor の大企業への展開
※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。popup_icon

CUCM - Cisco Unified CallManager、CUOM - Cisco Unified Operations Manager、CUSM - Cisco Unified Service Monitor、CUCME - Cisco Unified CallManager Express、CUE - Cisco Unity Express、SRST - Survivable Remote Site Telephony、PSTN - 公衆交換電話網

Cisco 1040 センサは、2 台セット、5 台セット、または最大 10 台のセンサをサポートする Cisco Unified Service Monitor ソフトウェア ライセンスと 6 台のセンサとのバンドルの形で提供されます。いずれの場合も、導入しやすいようにセンサは個別に梱包されています。

システム インテグレータとマネージド サービス プロバイダー

Cisco Unified Service Monitor は、システム インテグレータやマネージド サービス プロバイダーに役立つ機能と利点を備えています。Cisco Unified Service Monitor は中央サイトに展開でき、顧客ネットワークの音声品質をリモートからモニタできます。また、拡張して複数のサイトや大規模展開をモニタできるため、マネージド サービス プロバイダーが顧客の通話の音声品質をモニタするのに役立ちます。


製品アーキテクチャ

Cisco Unified Service Monitor は、Cisco 1040 センサ ハードウェアとソフトウェア アプリケーションの 2 つのコンポーネントで構成されています。Cisco 1040 センサは、音声特有の RTP データ ストリームをモニタして、MOS を算出します。Cisco 1040 センサは、Cisco Unified IP Phone、ゲートウェイ、またはボイス メールなどのテレフォニー サービスに最も近いシスコ製スイッチに導入して、RTP ストリームを分析します。Cisco 1040 センサは、Cisco Unified IP Phone と同様に、IEEE 802.3af に準拠した Power over Ethernet(PoE)を使用し、TFTP サーバ(ほかのシスコの IP テレフォニー コンポーネントが使用するものと同じものを利用可能)から設定情報をダウンロードして取得します。また、SCCP を利用して Cisco Unified Service Monitor ソフトウェア コンポーネントとの継続的な通信を保証します。


製品仕様

表 1 ~ 3 に、Cisco Unified Service Monitor の製品の互換性、システム キャパシティ、およびシステム要件を示します。

表 1 製品仕様

説明 仕様
製品の互換性 次の製品で構成されるシスコ ユニファイド コミュニケーションの展開:Cisco Unified CallManager、Cisco Unified CallManager Express、Cisco Unity ソフトウェア、Cisco Unity Express、Cisco Unified Contact Center、Cisco Unified Contact Center Express、Cisco Unified MeetingPlace® Express、シスコ製ルータ、ゲートウェイ、スイッチ、および Cisco Unified IP Phone
ソフトウェアの互換性
  • サーバ プラットフォーム:Windows 2003 Server
  • クライアント プラットフォーム:Windows 2003 または Windows XP(Microsoft Internet Explorer 6.0 を使用)


表 2 システム キャパシティ

システム パラメータ キャパシティ
モニタリング対象の通話数 Cisco 1040 センサあたり 80 の同時アクティブ コール
各 Cisco Unified Service Monitor ソフトウェアがサポートする Cisco 1040 センサの数 最大 50 台


Cisco Unified Service Monitor ソフトウェアを複数展開することで(各ソフトウェアが最大 50 台までの Cisco 1040 センサをサポート)、非常に大規模な企業や分散型の企業のニーズにも対応できます。これらは、結果を単一または複数の Cisco Unified Operations Manager または別の Manager of Managers(MoM)アプリケーションにレポートできます。

表 3 システム要件

説明 仕様
サーバ要件
プロセッサ Pentium 4 プロセッサ、2 GHz 以上
メモリ 2 GB RAM
スワップ ファイル 4 GB スワップ ファイル
空きディスク容量 40 GB ハード ドライブ
ハードウェア サーバ プラットフォーム
ソフトウェア Windows 2003 Server
クライアント要件
プロセッサ Pentium 4 プロセッサ、1 GHz 以上
メモリ 512 MB RAM
スワップ ファイル 1 GB スワップ ファイル
ハードウェア 任意の PC またはサーバ プラットフォーム
ソフトウェア Windows XP Home、Windows XP Professional、Windows 2003 Server



発注情報

シスコ製品の購入方法の詳細は、「発注方法」を参照してください。表 4 に、発注情報を示します。

表 4 発注情報

製品番号 説明
CUSM-1040A-2PK Cisco 1040 センサ× 2
CUSM-1040A-5PK Cisco 1040A センサ× 5
CUSM-SW-1.1-K9 Cisco Unified Service Monitor 1.1 ソフトウェア(最大 10 台のセンサの利用ライセンス付き)
CUSM1.1-SWLIC10= Cisco Unified Service Monitor 1.1 利用ライセンス アップグレード(最大10 台の追加センサに対応)
CUSM-1.1-6PK-K9 Cisco Unified Service Monitor 1.1 Bundle(Cisco 1040 センサ× 6、Cisco Unified Service Monitor ソフトウェア、および最大 10 台のセンサをサポートする利用ライセンス)
CUOM-1.1-MMB-K9 Cisco Unified Management Mid Market Bundle(最大 1000 台の IP フォンをサポートする Cisco Unified Operations Manager 1.1、最大 10 台のセンサをサポートする Cisco Unified Service Monitor 1.1、および Cisco 1040 センサ× 2)
CUOM-1.1-ENT-K9 Cisco Unified Management Enterprise Bundle(最大 5000 台の IP フォンをサポートする Cisco Unified Operations Manager 1.1、最大 10 台のセンサをサポートする Cisco Unified Service Monitor 1.1、および Cisco 1040 センサ× 6)



シスコ ユニファイド コミュニケーションのサービスとサポート

シスコシステムズとパートナーは、シスコのライフサイクル サービスの考え方を活用して、シスコ ユニファイド コミュニケーション システムをサポートするための幅広いエンドツーエンド サービスを提供しています。これらのサービスは、IP コミュニケーション ソリューションの構築、運用、および最適化に効果のある手法を基にしています。たとえば、早期段階に計画サービスおよび設計サービスを活用すると、厳しいスケジュール要件を満たすことができ、導入作業中のネットワークの停止を最小限に抑えます。運用サービスを使用すると、専門家の技術サポートによって通信の中断リスクを軽減できます。最適化サービスを使用すると、ソリューションのパフォーマンスが向上し、運用効率が高まります。シスコとそのパートナーは、耐障害性の高い統合型ネットワークの構築および維持に役立つシステムレベルのサービスおよびサポートを提供し、企業ニーズに対応しています。


関連情報

Cisco Unified Service Monitor 1.1 の関連情報については、http://www.cisco.com/jp/product/hs/netmgt/cwicsm/index.shtml をご覧いただくか、シスコ製品販売代理店の担当者にお問い合わせください。