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データ シート
Assure QoS Policy Manager 1.0
用語説明ポリシーの展開:ポリシー(もしくはポリシーに基づく設定情報)を指定のデバイスに送ることクラス化 : アプリケーションやトラフィックに優先順位をつけること。 |
| 機能の概要 |
- ポリシーの集中コントロール-わかりやすいGUIを使った、ポリシーの設定、変更、展開が可能です。今までの、複雑なデバイスごとの設定はもう必要ありません。また集中管理により、ネットワーク上のデバイスの設定に矛盾が生じるのを防止します。
- アプリケーショントラフィックのクラス化-優先順位やパフォーマンスなど、アプリケーションのサービスレベルを実現するために、トラフィックのクラス化やQoSポリシーを簡単に定義できます。
- QoSドメイン設定-インターフェースをグルーピングし、QoSドメインとして定義することができます。
- QoS機能の総括的サポート-輻輳管理、輻輳回避、トラフィックシェーピングなど、CiscoIOSやデバイスが持つ豊富なQoS機能をサポートします。
- 信頼性に富んだポリシー展開-ポリシーの有効性チェック、設定変更のプレビュー、部分的なACL (Access Control List)の変更、ジョブコントロール機能など、QoSポリシーをデバイスに展開する際に不可欠な信頼性を向上する機能がそろっています
- Webベースのレポーティング-レポートはWebブラウザ経由で。いつでもどこでもQoSポリシー展開の様子を見、分析できます。
- Ciscoデバイス、IOSリリースの統括的サポート-QPMは以下のデバイスおよびIOSリリースをサポートします:
-
- ルータ:Cisco2500, 3600, 4000, 4500, 4700, 7200, 7500
- Catalyst: Catalyst 5000 (w/RSM, RouterSwitching Module), 8510
- その他:LocalDirector 3.1.1
- IOS: 11.1, 11.2, 11.3, 12.0, 11.1cc
- インフラ管理ツールとの統合-ネットワークデバイス管理ツール、CiscoWorks2000との統合が可能です。QPMはCiscoWorks2000が収集したデバイス・インベントリ情報を取り込むことができますので、セットアップの時間が節約できます。
| QoS Policy Managerの特徴 |
Cisco QoS Policy Manager(以下QPM)は、アプリケーションが必要とするパフォーマンスをQoSポリシーに自動的に翻訳します。QPMの大きな特徴としては、以下のものが挙げられます:
- ミッション・クリティカルアプリケーションの保護:ERPや基幹アプリケーションなど、緊急度の高いアプリケーション・トラフィック制御の優先順位を高めることが可能です
- QoS設定の自動化:デバイスごとにコマンドラインを入力し、QoS設定をする必要はありません。QPMはポリシーを自動的に設定情報に変換し、デバイスに展開します。
- WANコストの効率化:WANを流れるアプリケーションに優先順位をつけることにより、WAN回線のコストを効率化することができます。
-
アプリケーションごとに異なるサービスを実現
- アプリケーション・トラフィックの重要度に応じて利用可能なネットワーク・リソースを定義することが、QoSを実現させる早道です。QPMのアーキテクチャによって、アプリケーショントラフィックを複数のサービスクラス(Class of Services) に分ける、ルールベースのQoSポリシーを設定することが可能になります。優先順位に応じてIPヘッダ中のToS (Type of Service) フィールドやIP Precedenceの値を設定することによって、緊急度の高いアプリケーションの処理を優先させることができます。
- QPMは、物理ポート、IPアドレス、アプリケーションなどによって決定する異なるサービス提供のための細かなレベルをサポートします。アプリケーションベースのポリシー設定の煩雑さを軽減するために、well-knownなTCPおよびUDPアプリケーションに関する情報があらかじめQPMに設定してあります。さらにアプリケーションを追加定義することも可能です。その場合、プロトコル、ポート番号、TCP/UDPソケットアドレスなどの情報を入力します。ポリシーが適応されると、アプリケーションとホストシステムの関係が定義され、きめ細やかなサービス定義が可能になります。
- ネットワークの始点に当たる部分でIP Precedence TOSフィールドの値が設定されると、次にコアもしくはバックボーンと呼ばれる部分で設定されたクラスに基づく優先制御? キューイング、レート制限、トラフィックシェーピングなど- が行われます。QPMは広くCisco IOS QoSサービス機能やデバイスをサポートしますので、重要なアプリケーショントラフィックの優先制御を実現することができるのです。
| QoSポリシーの自動設定と展開 |
いくらデバイスが最先端のQoS技術を提供していても、デバイスごとにマニュアル設定をしていたのでは、設定ミスを避けることはできませんし、また時間もかかります。QPMはポリシー定義、チェック、設定、展開に必要とされる多くの手順を自動化してくれます。QPMの提供しているGUIを使えば、QoSの技術詳細や設定コマンドなどは一切知らなくても、すばやく確実なQoS設定をすることができます。QPMの利点は以下のとおりです:
- アプリケーションに対し、ポリシーに基づくトラフィッククラスを規定することができます
- アプリケーション、ポート、ホスト・システム・トラフィック・フィルタを結びつけ、強力なルールベースのポリシーを作成することができます
- 輻輳管理、輻輳回避、トラフィックシェーピングなど、豊富なQoS機能を扱うことができます
- 「ポリシー」を具体的なQoSコマンドにマッピングし、ポリシーの一貫性を保証します
- 実際にデバイスに展開する前に、ポリシーの有効性のチェックを行います
- デバイスグループに対し、迅速かつ確実にポリシーを展開します。
- ネットワークに展開されているQoSポリシーに関し、webベースのレポーティングを行います
QPMを利用すると、ネットワーク管理者は複雑で面倒な個々のデバイスに対する設定作業から開放されるので、QoSの維持管理に関わる時間が劇的に減少する一方、ポリシーの一貫性や正確さも保証することができるようになります。ポリシーの設定中に、QPMはデバイスのクラス、インターフェースのタイプ、ソフトウェアのバージョン、サポートされているQoS機能などをチェックします。また、実際にデバイス設定情報を変更する前に、管理者がプレビューすることもできます。QoSポリシーがネットワークに展開される時に、QoSポリシーは設定コマンド(classification、キューイング、limiting、shapingなどの設定コマンド)に訳されますので、複数のQoS機能を使った複雑な設定をするのも簡単です。
ポリシーが展開される間、QPMは各展開プロセスが無事終了するかどうかをモニターします。プロセスをモニターし、インターフェースに対する設定変更をすべてログに残します。
| WANエッジの輻輳を制御 |
End-to-EndのQoSサービスを効率よく提供するためには、ネットワークデバイス間で優先制御に関する責任を共有する必要があります。今日、CiscoIOSソフトウェアおよびデバイスは、キャンパスデバイス、WANエッジデバイスやバックボーンルータによってさまざまなQoS機能を提供しています。QPMより、管理者はネットワーク内にQoSドメインを定義し、それぞれに異なるQoSやタスクを定義することができます。図1はQPMによって管理されるWANおよびキャンパスのポリシードメインを示しています。
QPMは、WANエッジの輻輳制御向けに特別に設計されたクラス化、輻輳回避、輻輳管理、トラフィックシェーピングのための機能をサポートしています。QPMのドメイン機能を利用し、管理者はQoS機能をWAN リンクに適応させ、リンクの効率を向上させたり、遅延に敏感なアプリケーションを遅延やジッターから守ったり、緊急どの高いアプリケーションを優先させたりすることができます。QPMを使うことにより、エッジ部で設定されたクラスに基づきアプリケーション・トラフィックに優先順位を設定し、コア部で輻輳管理/回避技術を使いながらポリシーを実施することができるようになります。このアーキテクチャでは、WANインターフェースがクラス化の作業を行う必要がないので、パフォーマンスが向上しますし、また、アプリケーションのクラス化を行うことで、WAN回線の費用効果の向上が実現します。
| QoS Policy Managerツールとサービス |
QoS Polcy Managerは以下のツールとサービスを提供します:
-
トラフィック・クラス化のためのIP Precedence
- IP Precedenceを利用して8種類のサービスクラスを設定し、各サービスクラスに対し、拡張ACLを使って輻輳対応やバンド幅割当を利用することができます。IP PrecedenceはIPアドレスや物理ポート、アプリケーション等を基準とした柔軟な優先順位割当て機能を提供します。既存のアプリケーションへの変更や、ネットワークシグナリングへの要求は何も必要ありません。
-
QoS の実施
- QoS Policy Managerは、異なるサービスレベルを提要するために必要とされるQoS機能を統括的にサポートします。QPMがサポートするのは以下の機能です。
- 輻輳管理:Priority Queuing, Custom Queuing, Weighted Fair Queuing
- 輻輳回避:Weighted Random Early Detection
- 入出力バンド幅制限:Committed Access Rate (CAR)
- トラフィック・シェーピング:ジェネリック・トラフィック・シェーピングおよびフレームリレー・トラフィック・シェーピング
-
GUIコンソール
- QPMのGUIは、ポリシーの定義や複雑なQoSポリシーの検証などの煩雑さを抽象化し、シンプルなものにしてくれます。ポリシーシステムは、各デバイスが持っているQoS機能に関する情報を保存した、知識ベースを持っています。この知識ベースは、ターゲットとなるデバイスが指定されたQoS機能をサポートしているかどうかを判断します。サポートされている場合にはQoSポリシールールを設定コマンドに変換し、指定のインターフェースに配布します。ポリシーの抽象化と自動変換機能により、複数のデバイスにポリシーを定義したり、QoSポリシの一貫性をチェックする際の繰り返し作業を軽減します。
-
ルールベースのポリシーフィルタ
- QPMは、IPアドレス、発信元もしくは送信先ポート、プロトコル、IP Precidenceの値、ToSフィールドの値、ホストグループ、アプリケーションサービスなどを基準に、パケットに対しフィルタリングをかける、フレキシブルな、ルールベースのQoSポリシーを実現します。このフィルタ表現は、ネットワークに展開される設定コマンドの正確さと一貫性を改善します。
-
アプリケーション・サービス・プロフィール
- アプリケーションポート、プロトコル、TCP/UDPソケットアドレスに基づいて、アプリケーションサービスを定義することができます。QPMには、well-knownポート番号を持つアプリケーションをあらかじめ登録されていますが、新しくアプリケーションを定義することも可能です。アプリケーションサービスは、アプリケーションベースのポリシー設定を単純化し、ポリシー定義の再利用を可能にします。
-
ホストグループ
- IPアドレス、IPアドレスレンジ、DNSネーム、IPアドレスとマスクの組に基づき、ホストグループを定義することができます。QoSポリシーを定義するときに、個々のエンドユーザやサーバ、ネットワークアドレスを指定する代わりに、このホストグループを使うことができます。新しいホストが追加または削除された場合には、複数のデバイスのACLを書き直すことはなく、単にホストグループの変更を行い、再適応すればいいのです。
-
ポリシー・ドメイン・グルーピング
- 単一のQoSポリシーの適応対象となる複数のデバイスの複数のインターフェースを一つのグループ(ポリシードメイン)として定義することが可能です。グループ化を行うことで、個々のデバイスに個々にポリシーを展開する手間を省き、アクセスリストや設定情報の矛盾が発生するのを防ぎます。
-
ポリシーの展開
- Distribution ManagerはQoSポリシーがネットワークデバイスに展開されるプロセスを監査します。ジョブコントロール機能は、すべての設定変更情報のプレビュー、ポリシーのインターフェースグループへの展開、展開に失敗した場合のジョブ中断、ジョブの進捗状況やヒストリ情報のトラックなどを提供します。
-
Webベースのレポーティング
- QPMはWebベースのレポートツールを持ちます。このツールはネットワーク上に展開されるQoSポリシーのサマリーを提供します。
| CiscoWorks2000 RMEデバイスインポート |
デバイス・インベントリ情報をCiscoWorks2000 Resource Manager Essentials (RME) からインポートすることができます。Data-integrationファイルおよびCSVファイルの両方をサポートします。
表1.Ciso QoS Policy Manager サポートデバイス、QoS機能、IOSソフトウェアバージョン
| QoS機能 | デバイス
プラットフォーム |
IOSリリース | ||||
|
11.1
|
11.2
|
11.3
|
12.0
|
11.1(cc)
|
||
| Priority Queuing Custom Queuing |
Cisco7500,7200 |
X
|
X
|
X
|
X
|
X
|
| 4700, 4500,4000, RSM |
X
|
X
|
X
|
X
|
||
| 3600, 2500 |
X
|
X
|
X
|
X
|
||
| Weighted Random Early Detection (WRED) | Cisco7500,7200 |
X
|
X
|
X
|
||
| 4700, 4500,4000, RSM |
X
|
X
|
X
|
|||
| 3600, 2500 |
X
|
X
|
X
|
|||
| Weighted Fair Queuing | Cisco7500,7200 |
X
|
X
|
X
|
X
|
|
| 4700, 4500,4000, RSM |
X
|
X
|
X
|
|||
| 3600, 2500 |
X
|
X
|
X
|
|||
| Policy Based Routing (PBR) | Cisco7500,7200 |
X
|
X
|
|||
| 4700, 4500,4000, RSM |
X
|
X
|
||||
| 3600, 2500 |
X
|
X
|
X
|
|||
| Generic Traffic Shaping (GTS) | Cisco7500,7200 |
X
|
X
|
X
|
||
| 4700, 4500,4000, RSM |
X
|
X
|
X
|
|||
| 3600, 2500 |
X
|
X
|
X
|
|||
| CAR Classification | Cisco7500,7200 |
X
|
||||
| 4700, 4500,4000, RSM |
X
|
X
|
||||
| Car Tate Limiting | Cisco7500,7200 |
X
|
||||
| 4700, 4500,4000, RSM |
X
|
|||||
| Packet Classification | LocalDirector3.1.1 | |||||
| Weighted Round Robin(WRR) | Cisco 8510 |
X
|
||||
表2. システム要件
| Complete QoSPolicy Manager | Client-OnlyQoS Policy Manager | |
|---|---|---|
| CPU | Pentium166MHzもしくはそれ以上
シングルプロセッサ/マルチプロセッサ共に対応 |
Pentium166MHzもしくはそれ以上
シングルプロセッサ/マルチプロセッサ共に対応 |
| OSバージョン | Windows NTワークステーションもしくはWindowsNTサーバサービスパック3または4 | Windows NTワークステーションもしくはWindows 95サービスパック3または4 |
| RAM(最低) | 64MB | 32MB |
| ディスクスペース(最低) | 20MB | 20MB |
| ブラウザ | Netscape Navigator4.0以上 Internet Explorar 4.0以上 |
Netscape Navigator4.0以上 Internet Explorar 4.0以上 |
| まとめ |
Cisco QoS Policy Manager は、エンタープライズネットワークにおけるQoSポリシーの実施をシンプルにする、機能豊富なツールです。QPMは個々のデバイスごとに設定する際に発生する手間やミスを無くし、アプリケーションのサービスレベルを定義するための効果的なツールです。