データ シートCisco Monitor Manager 1.1.2:Cisco Monitor Director のエージェント製品概要Cisco® Monitor Manager 1.1.2 は、250 台の IP フォンを使用する中堅・中小企業のニーズに焦点を当てて設計された包括的な管理アプリケーションです。シスコのルータ、スイッチ、アクセス ポイント、IP フォン、シスコ ユニファイド コミュニケーション アプリケーションなどのネットワーク デバイスの主要なデバイス パラメータを監視します。また、ネットワーク内にある他ベンダー製の SMNP(Simple Network Management Protocol)対応デバイスおよび IP アドレス指定可能デバイスもサポートします。Cisco Monitor Manager は 24 時間体制でネットワークを監視し、管理対象デバイスに対して定期的にポーリングを行い、インベントリとパフォーマンス モニタリング データを収集します。 アプリケーションCisco Monitor Manager には、中堅・中小企業が自社のネットワーク管理のためのネットワーク モニタリング アプリケーションとして使用する方法と、サービス プロバイダーがマネージド サービスに組み込んで使用する方法があります。これにより、中堅・中小企業は柔軟に運用することができ、マネージド サービス プロバイダー(MSP)は収益の機会が得られます。 自己管理型ソリューションCisco Monitor Manager を導入することで、中堅・中小企業におけるネットワークの管理と監視を自社で行うことができます。Cisco Monitor Manager はスタンドアロン モードで動作し、リモート オフィスを含めた中堅・中小企業のネットワーク全体をリモートで検出、監視し、プロアクティブに管理できます。必要に応じてレポートと警告が生成され、ネットワークの健全性を 24 時間体制で把握できます。また、高度なコンフィギュレーションを実行するために必要な場合は、シスコ デバイス マネージャを起動することもできます。 Cisco Monitor Manager は、ネットワーク インフラストラクチャ全体とシスコ ユニファイド コミュニケーション システムの自動検出を行い、リアルタイムの物理ビュー、サービス レベルの詳細、およびネットワーク内の各要素の現在の運用ステータスを示します。図 1 を参照してください。 マネージド サービス ソリューションシスコの VAR(付加価値再販業者)MSP は、Cisco Monitor Manager を SMB 顧客のサイトに展開できます(図 2)。このモデルにより、VAR MSP は SMB 顧客に対して経済的な 24 時間体制のネットワーク管理ソリューションを提供でき、顧客はネットワークの問題に煩わされることなく本業に集中できるようになります。Cisco Monitor Manager は Cisco Monitor Director のエージェントとして機能し、顧客のネットワークから関連するネットワーク情報や syslog を収集し、セキュリティで保護された信頼性の高い通信チャネルを経由して MSP のネットワーク オペレーション センターの Cisco Monitor Director サーバに選択的に転送します。SMB 顧客のネットワークを詳細に把握できるので、顧客の業務に支障が出る前にネットワークの問題を予測できます。Cisco Monitor Director ソリューションの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/cmd/ を参照してください。
図 1 小規模企業ネットワーク内の Cisco Monitor Manager
図 2 Cisco Monitor Manager と Cisco Monitor Director 主な機能と利点Cisco Monitor Manager の主な機能と利点を次に示します。
音声およびデータ ネットワークの検出およびトポロジCisco Monitor Manager を使用すると、すべてのロケーションとリモート オフィスのネットワークの完全なトポロジを検出して表示できます。Cisco Monitor Manager はシード デバイス、SNMP スウィープ、ICMP ping、および Cisco Configuration Assistant インポートベースの検出に対応しています。この機能は、Cisco Discovery Protocol と ARP(Address Resolution Protocol)のネイバー データを使用して、基礎となるデータおよび音声ネットワーク全体を検出し、結果をわかりやすいグラフィカル表示にします。ネットワーク内のすべての管理対象ネットワーキング要素について、ネットワーク レベルおよびデバイス レベルのステータス、障害、インベントリ、接続性、および管理性に関する情報表示がリアルタイムで自動更新されます。定期的にトポロジの再検出が行われ、ネットワークに新たなデバイスが見つかると、警告が生成されます。また、トポロジのグラフィカル表示はナビゲーションの中心であり、さまざまな状況依存型の右クリック メニューを起動できます。この右クリック メニューを使用して、詳細なステータスを取得したり、リアルタイムのパフォーマンス データ、レポート、および警告やそれらの履歴を取得したり、詳細なコンフィギュレーションを行うデバイス マネージャを起動したりすることができます。図 3 を参照してください。 メイン オフィスに 1 つの Cisco Monitor Manager を導入するだけで、メイン オフィスだけでなくすべてのリモート オフィスの監視を強化できます。
図 3 Cisco Monitor Manager ネットワーク トポロジ ネットワーク全体でのインベントリ収集とレポート作成Cisco Monitor Manager では定期的にインベントリ情報が収集されます。この情報には、ネットワーク内のすべての管理対象デバイスからのカードとインターフェイスのデータが含まれます。収集された情報は、内部のデータベースに格納され、レポート作成に使用されます。Cisco Monitor Manager が提供するデバイス インベントリ レポートには、すべての管理対象デバイスと、そのデバイス上で使用できるカードおよびインターフェイスが示されます。また、VAR MSP が管理を代行する場合は、これらのレポートは定期的に Cisco Monitor Director サーバにも送信されます。Cisco Monitor Manager は、ネットワーク内のすべてのシスコ音声デバイスの詳細なインベントリも収集して、その情報を内部のデータベースに格納し、音声関連の詳細レポートに使用します。図 4 を参照してください。
図 4 Cisco Monitor Manager ネットワーク全体のインベントリ レポート Cisco Unified IP テレフォニー モニタリングこのアプリケーションは、リモート ポーリングを行ってデータを継続的に収集し、Cisco Unified Communications 500 シリーズ、Cisco Unified Communications Manager Express、Cisco Unity® Express、シスコ音声ゲートウェイ、Cisco Unified IP Phone などのさまざまな Cisco IP テレフォニー要素を監視します。リアルタイムで情報を提供し、接続や登録の停止が発生した場合は警告を生成します。また、影響を受けた Cisco Unified IP Phone の場所や ID を特定するためのコンテキスト情報も提供します。SNMP(Simple Network Management Protocol)や HTTP または HTTPS などのオープン インターフェイスを使用して、シスコ ユニファイド コミュニケーション システムおよびその基盤であるトランスポート インフラストラクチャから定期的にデータを収集します。 Cisco Monitor Manager には、トランクの使用状況、音声ポートの使用状況、IP フォンなどの豊富なレポートが用意されています。ネットワーク管理者は、IP フォン インベントリ レポートを使用することにより、ネットワーク内の各 IP フォンのステータス情報に簡単にアクセスできます。これらのレポートは、SIP(Session Initiation Protocol)ベースと SCCP(Skinny Client Control Protocol)ベース両方の IP フォンに対応しています。また、ボイスメール モニタリングではメールボックス サイズが追跡され、設定されたしきい値の上限に基づいて警告が生成されます。 SNMP および HTTPS ベースの通信Cisco Monitor Manager では、コンフィギュレーションとパフォーマンス情報を取得し、ネットワーク内のネットワーク要素を管理するために、SNMP が使用されます。また、シスコ セキュリティ アプライアンスや一部のアプリケーション機能を管理するために、安全性と信頼性の高い HTTPS プロトコルが使用されます。さらに、SNMP 非対応デバイスを管理するために ICMP ping が使用されます。管理対象シスコ デバイスが HTTPS プロトコルに対応していない場合は、プロトコル フォールバックにより HTTP が使用されます。 MSP の展開における Cisco Monitor Manager では、Cisco Monitor Director と定期的に通信する際に、暗号化されたSSL(Secure Sockets Layer)接続が使用されます。Cisco Monitor Manager の各インスタンスの認証には、一意の ID 番号とライセンス キーが使用されます。セキュリティ強化のために、SSL ポートは Cisco Monitor Manager と Cisco Monitor Director の両方で設定できます。 シスコ デバイスのパフォーマンス モニタリングCisco Monitor Manager は、CPU、メモリ、到達可能性、アベイラビリティ、PSTN(公衆電話交換網)トランクの使用状況などの重要なデバイス パラメータを監視するための GUI を備えています。これらのパラメータの情報を得るために、デバイスに対して定期的にポーリングが行われます。得られた情報は、内部のデータベースに格納され、リアルタイムのグラフ化、履歴分析、およびレポート作成に使用されます。また、これらのパラメータのしきい値を設定して、しきい値を超えた場合に通知することもできます。警告が生成され、電子メールまたはポケットベル メッセージによって送信されます。オプションで、Cisco Monitor Director サーバに送信することもできます。図 5 を参照してください。
図 5 Cisco Monitor Manager デバイス パフォーマンス モニタリング インターフェイスのステータスおよびトラフィックのモニタリングCisco Monitor Manager では、パケット レート、インターフェイス ステータス、トラフィック カウンタ、エラー、インターフェイスの使用状況など、トラフィック ステータスおよび重要なインターフェイス パラメータが監視されます。これらのパラメータの情報を得るために、デバイスに対して定期的にポーリングが行われます。得られた情報は内部のデータベースに格納されます。また、監視対象のパラメータのしきい値を設定して、しきい値を超えた場合に通知することもできます。図 6 を参照してください。
図 6 Cisco Monitor Manager インターフェイス モニタリング リアルタイムの警告と通知Cisco Monitor Manager では、すべての管理対象デバイスから syslog が収集され、ユーザに問題の影響が及ぶ前に対処できるように、リアルタイムの障害モニタリング情報が表示されます。緊急事態、警告、および危険な syslog は警告通知に変換され、電子メールおよびページャのメッセージによってネットワーク管理者に通知されます。わかりやすい図やグラフの表示に加えて、モニタリング データとユーザ定義のしきい値が比較され、しきい値を超えた場合はネットワーク管理者に通知されます。また、サービス ステータスに基づいてシスコ ユニファイド コミュニケーション デバイスに関する警告も出されます。警告は内部のデータベースに格納され、履歴レポートの作成に使用されます。図 7 を参照してください。
図 7 Cisco Monitor Manager の通知と警告 レポートCisco Monitor Manager には、わかりやすく表示が容易で印刷しやすい、詳細レポート機能が用意されています。このグラフィカルなレポートからのデータは、サイト、デバイス ファミリ、または特定の管理対象デバイスでフィルタ処理できます。Cisco Monitor Manager では、次に示すネットワーク規模の使いやすいグラフィカル レポートが用意されています。図 8 を参照してください。
図 8 Cisco Monitor Manager のレポート コンフィギュレーション アーカイブCisco Monitor Manager の GUI を使用して、ネットワークにあるすべての管理対象シスコ デバイスの起動コンフィギュレーション ファイルのバックアップと復元をオンデマンドで実行できます。また、コンフィギュレーション アーカイブ機能は、ネットワーク内のすべての管理対象 Cisco Catalyst® スイッチに対して、VLAN データベースのバックアップと復元をサポートしています。手動バックアップを実行する前に、この機能を使用して、実行中のコンフィギュレーションを起動コンフィギュレーションに保存することもできます。図 9 を参照してください。
図 9 Cisco Monitor Manager のコンフィギュレーション アーカイブ トラブルシューティング ツールCisco Monitor Manager には、traceroute、ping、ポート検索などの有効なトラブルシューティング ツールがあります。ポート検索機能を使用して MAC アドレスや IP アドレスを指定することで、ネットワーク上の Cisco IP Phone、アクセス ポイント、ワークステーションなどのエンド ステーションを見つけることができます。traceroute や ping を使用すると、ネットワークの接続に関する状態をデバッグしたり、場所を特定したりすることができます。 デバイス サポート レベル表 1 に、機能とデバイス サポート レベルの対応状況を示します。 表 1 デバイス サポート レベル
機能と利点表 2 に、Cisco Monitor Manager の機能と利点を示します。 表 2 機能と利点
製品仕様とサポート対象デバイス表 3 に Cisco Monitor Manager の製品仕様を、表 4 にサポートされるデバイス ソフトウェアに関する情報を示します。 表 3 製品仕様
表 4 プレミアム サポート対象のシスコ デバイス
* デバイス ファミリでサポートされる最小のソフトウェア バージョンです。同じファミリ内のデバイスでも、これ以降のバージョンが必要になる場合があります。 システム要件の詳細は、Cisco Monitor Manager 1.1.2 のクイック スタート ガイド(http://www.cisco.com/en/US/products/ps7244/prod_installation_guides_list.html)を参照してください。 Cisco Monitor Manager のライセンスCisco Monitor Manager はライセンス制のアプリケーションです。数量ベースのライセンスと用途ベースのライセンスがあります。 数量ベースのライセンス
用途ベースのライセンス上記の Medium ライセンスと Small ライセンスのそれぞれに、自己管理型ライセンスと VAR MSP 管理型ライセンスがあります。
アップグレード ライセンスを使用すると、監視対象ネットワークを 48 ユーザから 250 ユーザに拡張したり、自己管理型の展開から MSP 管理型の展開に変更したりすることができます。管理型の展開では、Cisco Monitor Director のエージェントとして機能する Cisco Monitor Manager が、そのライセンス タイプと有効期限ステータスを MSP のサイトにある Cisco Monitor Director に送信します。MSP は、ライセンス レポートを作成したり、更新時期が近くなったことを事前に顧客に伝えることができます。 発注情報Cisco Monitor Manager 1.1.2 は、SMB 向けのスタンドアロン アプリケーションとして提供されます。Cisco Monitor Manager の60 日間限定無償評価版は、http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/CiscoMM-crypto からダウンロードできます。試用期間の終了後も引き続き製品をご利用になる場合は、ライセンスを購入する必要があります。発注の詳細については、オンラインの製品速報を参照してください。Cisco Monitor Manager は、全世界の正規シスコ販売および流通チャネルを通じてご購入いただけます。シスコ製品の購入方法の詳細は、「購入案内」を参照してください。 評価期間後の使用に関する無期限ライセンスの購入については、最寄りのシスコ パートナーまたはリセラーにお問い合わせください。 表5 に、自己管理型 Cisco Monitor Manager 1.1.2 の発注情報を示します。 表 5 自己管理型 Cisco Monitor Manager 1.1.2 の発注情報
Cisco Monitor Manager のライセンス オプションについては、http://www.cisco.com/jp/go/sbnm/ の Cisco Monitor Manager の製品資料でも説明しています。 Cisco Monitor Director ソリューションの発注情報および製品番号については、http://www.cisco.com/jp/go/cmd/ を参照してください。 サービスおよびサポートシスコとパートナー各社がシスコのライフサイクル サービス アプローチを通じて提供する幅広いエンドツーエンドのサービスおよびサポートは、お客様のネットワークのビジネス上の利点と投資回収率を拡大するお手伝いをしています。このアプローチでは、テクノロジーとネットワークの複雑さに応じて、シスコのテクノロジーを適切に導入および運用し、ネットワークのライフサイクル全体にわたってパフォーマンスを最適化するために必要なアクティビティの、最小限のセットを定義します。 関連情報Cisco Monitor Manager の詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/sbnm/ を参照してください。 |
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