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Cisco Unified Mobile Communicator

モビリティ ソリューションによるシスコ ユニファイド コミュニケーションの拡充

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モビリティ ソリューションによるシスコ ユニファイド コミュニケーションの拡充


インターネット、IP コミュニケーション、モビリティなどの新しい強力なテクノロジーを活用できるように、これまで世界中の企業でビジネス プロセスの見直しが行われてきました。しかし、携帯電話、E メール、インスタント メッセージング、ボイスメールなど、同僚との連絡手段が急増したことにより、効率的に連絡を取り合えない状況が依然として頻繁に発生しています。このためプロジェクトの参加者は、折り返しの電話や E メールを待つ間作業を進めることができず、ビジネス プロセスに遅延が生じる結果となっています。

シスコ ユニファイド コミュニケーションは、IP テレフォニー、ユニファイド メッセージング、カスタマー コンタクト、Web 会議、ビデオ会議、およびプレゼンス テクノロジーの機能を備え、ビジネスにおけるコミュニケーションの大幅な効率化に貢献しています。現在、シスコでは、シスコ ユニファイド コミュニケーションのモビリティ コンポーネントの強化と拡張に取り組んでいます。これらを組み合わせることにより、移動中のナレッジ ワーカーも、小売店や空港や地元の喫茶店の Wi-Fi ホットスポットなどで、シスコ ユニファイド コミュニケーションを利用して効率的で迅速なコミュニケーションを実現できます。


イントロダクション

北米と欧州の 67 の企業を対象にした社内コミュニケーションの課題に対する Forrester 社の調査報告(2005 年 3月)によると、意思決定者とすぐに連絡が取れなかったためにプロジェクトに遅れが生じるケースが頻繁に発生していることがわかりました。調査対象企業の 27 パーセントで、毎週または毎日定期的に遅延が発生しており、それ以外の 51 パーセントの企業で、四半期ごとに数回のプロジェクト遅延が報告されました。最も注目すべきことは、意思決定者にリアルタイムで連絡が取れなかったために、25 パーセントの企業で重要なプロジェクトが中断されていたことです。これ以外の 63 パーセントの企業でも、作業の進行状況に遅れが生じていました。この調査において全面的に問題を回避できた企業は、全体のわずか 12 パーセントでした。

Forrester 社の報告によると、多くの従業員が毎日のように、数度にわたる電話での行き違いや E メールの返信待ちなど、コミュニケーションの遅れに関する不満を感じています。同僚やパートナーにリアルタイムで連絡が取れないということは、個人的な不満にとどまらず、プロジェクトの完了、クライアントへの情報提供、または通常業務における承認処理にも実質的な遅延をもたらします。これにより、ビジネスにマイナスの影響が生じることも考えられます。お客様のニーズへの対応が遅れると、現在だけでなく将来的な収益の減少につながる可能性もあります。


モビリティの役割

多くのモバイル デバイスが使用されるようになったことで、この問題は緩和されるどころか、むしろ助長されていると考えられます。ノート型パソコンから携帯電話、モバイル E メール デバイスまで、複数のデバイスを持つユーザが増えるにつれて、異なる電話番号やボイス メールボックス、E メール アカウントを使用したコミュニケーションの管理に多くの時間をとられ、作業を効率的に実行できなくなります。

数年前までは、モビリティを必要とするのは、どこにいてもリソースにアクセスする必要のある、移動の多い少数の従業員に限られていました。現在では、ビジネスにおけるモバイルおよびワイヤレス テクノロジーへの需要は広く一般的なものとなっています。小売店から倉庫、フィールドサービス技術者まで、世界中のビジネスの場面で、利便性、ポータビリティ、および効率性を確保するために、携帯電話、スマートフォン、PDA、ワイヤレスを搭載したノート型パソコンなどが採用されています。

オフィスにいる時間が長いか移動している時間が長いかに関わらず、ほとんどのビジネスマンは携帯電話を持っています。IDC 社の最近の調査によると、企業の通信部門の管理者は、全体の 28 パーセントもの従業員が、携帯電話を主要な業務用電話機として使用していると考えています。また、小売店はレジの隣に IP 電話を置いているだけでなく、従業員のベルトに無線 IP 電話を付けて、アラートの受信や在庫管理アプリケーションの実行に使用しています。遠隔地で業務を行う販売員は、ホテルや空港で Wi-Fi およびソフトフォンを装備したノート型パソコンを使用して、E メールをダウンロードしたり、クライアントや同僚と直接会話したりします。音声会議も、携帯電話、スマートフォン、またはソフトフォン アプリケーションを実行するノート型パソコンで行われることが多くなっています。

モビリティが企業活動に構造的に組み込まれていくにつれ、企業ではよりインテリジェントなモバイル コミュニケーションが必要になります。このインテリジェンスにより、従業員は、電話の発信、不要なコールのスクリーニング、プレゼンスを利用した同僚の在席状況の確認、テキスト メッセージとボイス メッセージの送信、およびボイスメールとメッセージをモバイル デバイス上の 1 つのビジュアル インターフェイスに統合することなどを、より簡単に実行できるようになります。わかりやすいインターフェイスと統合機能により、同僚との連絡、および迅速さが求められるタスクへの対応が容易になり、十分に統合されていない情報や切断されたデバイスへの対応に無駄な時間を費やす必要がなくなります。


シスコ ユニファイド コミュニケーションとモビリティ

企業は前述の課題を解決するために、従業員が利用するさまざまなモビリティ ソリューションと、セキュアな統合ユニファイド コミュニケーション システムを緊密に連携させる必要があります。シスコ ユニファイド コミュニケーション製品シリーズでは、モバイル コミュニケーションの利便性、柔軟性、およびユビキタスなアクセス性と、Cisco IP コミュニケーションの連携性、安全性、および管理性を合わせもつ、優れた機能を提供しています。

この統合により、職種や職務によって、異なるデバイスでのアプローチを必要とするさまざまなスタッフの需要に対応することができます(図 1)。たとえば、ほとんどの業務をオフィスの机で行う内勤の従業員には、IP 電話と適度なモビリティ機能(業務用電話番号を 1 つに統合し、オフィスを離れているときには携帯電話につながるようにする機能 [シングルナンバー リーチ] など)が適しています。一方、管理者、製造に従事する作業員、医療関係者、小売業者など、ミーティングや操作設定、または従来のオフィス環境から離れた場所での業務を主とするキャンパスベースの従業員には、別のオプションが必要です。たとえば、デスクトップベースの IP 電話やシングルナンバー リーチ サービスのほか、スマートフォン、無線 IP 電話などがあります。モバイル ワーカーやさまざまな場所で作業する従業員には、ソフトフォンを装備したノート型パソコンや、機能が豊富なスマートフォンなど、統合されたディレクトリ情報、プレゼンス、シングルナンバー リーチ、通話機能、セキュアなテキスト メッセージング、および会議などの強力な機能を 1 つのわかりやすいインターフェイスに統合したソリューションが必要になります。

表 1 異なる職種で求められるさまざまなデバイス アプローチ

図 1 異なる職種で求められるさまざまなデバイス アプローチ
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シスコ ユニファイド コミュニケーションの利点は、すべての電話機とデバイスが、企業が管理するセキュアなシステムに組み込まれていることです。ユニファイド コミュニケーションとモビリティを組み合わせることにより、従業員の作業効率は大幅に向上します。複雑性の軽減、シングルナンバーおよびシングル ボイス メールボックスの使用、音声コール、ボイスメール、E メール、およびインスタント メッセージング間でのコミュニケーションの容易な移行、目的の相手または情報の迅速な検索などが可能になります。


シスコ ユニファイド コミュニケーションのモバイル ソリューション

図 2 に、シスコのポートフォリオで利用できるさまざまなモバイル ソリューションを示します。

図 2 シスコ モバイル ユニファイド コミュニケーションのポートフォリオ

図 2 シスコ モバイル ユニファイド コミュニケーションのポートフォリオ
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  • Cisco Unified Mobility は Cisco Unified Communications Manager との統合サーバ アプリケーションで、従業員の IP 電話と最大 4 つのリモート番号(ホーム オフィス回線、携帯電話など)間のコールをインテリジェントに管理、フィルタ、転送、および発信します。その他の Cisco Unified IP Phone は Cisco Unified Mobility をプラットフォームとして利用することにより、モバイル ワーカーの業務上の電話をすべて 1 つの IP 電話番号に統合し、どこで仕事をしていてもすぐに連絡がとれるようにします。この機能は、シングルナンバー リーチと呼ばれます。
  • Cisco Unified Personal Communicator はデスクトップまたはノート型パソコン用のアプリケーションで、さまざまなコミュニケーション アプリケーションとサービスを透過的に統合します。Cisco Unified Personal Communicator は、ユーザがオフィスまたは外出先から会社のネットワークにアクセスして、多彩なコミュニケーション ツールに接続できるようにします。たとえば、動的なプレゼンス情報を使用してリアルタイムで同僚の在席状況を確認できるため、電話での行き違いが少なくなり生産性が向上します。既存ディレクトリを簡単に検索して必要な連絡相手を探し、連絡を取ることができます。ビデオ会議および Web 会議では、フェイスツーフェイスでアイデアを交換しながら、効果的にコラボレーションを進めることができます。また、即座に音声メッセージを表示したり、聞いたりすることも容易にできます。
  • Cisco Unified IP Communicator は、Microsoft Windows アプリケーションです。デスクトップおよびノート型パソコンに IP 電話の機能を提供し、移動中、オフィス内、またはユーザが会社のネットワークにアクセスできる環境で、高品質の音声コールを実現します。リモート ワーカーの場合、Cisco IP Communicator を内線電話として利用できるだけでなく、通常の電話やビデオ テレフォニー サービスとしてもオフィスにいるのと同じように利用できます。こうしたメリットにより、業務上の連携作業や対応も迅速になり、現在のモバイル環境に適応したビジネスが可能になります。
  • Cisco Unified Wireless IP Phone は、キャンパス環境で IP 電話のモビリティを提供することにより、企業ユーザの生産性を向上します。製造現場を回っている監理技師や、会社の Wi-Fi ワイヤレス ネットワークを介して会話が可能な倉庫や売り場、コール センターなどで働く従業員に適しています。このソリューションにより、オフィス ネットワークを通してさまざまな音声サービスが利用できるため、携帯電話はキャンパス外でのみ使用すればよくなり、運用コストを削減できます。たとえば、Cisco Unified Wireless IP Phone 7921G は IEEE 802.11a/b/g に準拠した無線 IP 電話で、Cisco Unified Communications Manager やシスコの自律型/統合型の Wi-Fi ベース ワイヤレス ネットワークと連携します。有線と同等のセキュアな音声品質を提供し、将来の機能拡張時にはソフトウェアをアップグレードすることで対応できるため、投資の保護になります。

Cisco Unified Mobile Communicator — 豊富な機能と高度なモビリティ

キャンパスまたはワイドエリアでのモビリティを向上させるために、豊富な機能を備えた Cisco Unified Mobile Communicator が、直観的で使いやすいインターフェイスでさまざまな生産性向上機能を提供します。この製品は、統合されたディレクトリ、プレゼンス、シングルナンバー リーチ、通話機能、ボイスメール、セキュアなテキスト メッセージング、会議など、シスコ ユニファイド コミュニケーションのさまざまな機能を備えています。

たとえば、プレゼンス機能は、同僚の在席情報を一目でわかるリアルタイムのスナップショットとして表示します。電話機のディスプレイ(図 3)を見ると、誰が在席していて誰が通話中かがすぐにわかります。ユーザ名を選択するだけでコールを発信でき、通常はボイスメールではなく直接通話につながります。

ここで、企業ソフトウェアの重要な部分を更新しようとしている、クライアント サイトのカスタマー サポート エンジニアを例にとってみましょう。コードに問題が発生したため、作業をやり直すにあたり、他のエンジニアに連絡してアドバイスを求める必要があるとします。よくあるケースでは、このエンジニアは携帯電話で複数の番号をダイヤルし、複数のボイスメール メッセージを残して、連絡を待つことになります。この場合、その日の夜または次の日まで連絡がない可能性もあります。しかし、携帯電話にプレゼンス情報の表示機能を追加することにより、エンジニアは連絡をとりたい相手の在席状況を簡単に確認することができます。確認後、ディレクトリから在席している相手を選んでダイヤルし、一回で連絡を取ることが可能です。この新しいプロセスにより、エンジニアと受信者の両方が時間を節約できます。クライアント サイトのエンジニアは、クライアントの問題をただちに解決するために必要な情報をすばやく入手でき、受信者は緊急の電話に応答する前にいくつものボイスメール メッセージを聞く必要がなくなります。

図 3 Cisco Unified Mobile Communicator

図 3 Cisco Unified Mobile Communicator


図 3 は、ディレクトリの名前の横に表示されるプレゼンス情報を示しています。在席中(グリーンのチェック マーク)や通話中(ブルー)などの状況がわかります。また、オフラインまたは不在についてはレッドで表示されます。グリーンのチェック マークが付いた名前を選択すると、電話に出る可能性が高い相手にダイヤルすることができます。

このほか、Cisco Unified Mobile Communicator には次のような機能があります。

  • ユニファイド コンタクト リスト — 使いやすい 1 つのインターフェイスから、自動的に更新された企業ディレクトリ(Microsoft Active Directory)と個人連絡先(Microsoft Outlook)を検索し、連絡相手をすぐに見つけることができます。クリックするだけで、コールの発信が可能です。
  • プレゼンス — 他のユーザの在席状況をリアルタイムで表示します。プレゼンスに対応したディレクトリを使用することで、実際にコールを発信する前に、相手が在席しているかどうかを一目で確認できます。
  • クリック ツー コール — ボタンを押して、ディレクトリからダイヤルします。
  • シングルナンバー リーチ — 同僚からの連絡を 1 つの番号で受けることが可能です。ボタンを押してコールを受信し、携帯電話に直接ブリッジできます。通話中の場合は、コールを拒否または無視すれば、コールはオフィスのボイスメールに転送されます。
  • セキュアなテキスト メッセージング — 受話器からテキスト メッセージを送受信します。これにより、通話できない相手にも連絡を取ることができます。
  • ボイス メッセージ — Cisco Unity® のボイスメール メッセージにアクセスし、携帯電話からメッセージを表示、再生、および削除します。ビジュアル表示のボイスメールを使用することで、再生またはコールバックが必要な重要なメッセージをすばやく識別できます。
  • 会議 — Cisco Unified MeetingPlace® ソリューションから、携帯電話で会議コールの通知を受信します。メッセージを選択すると、会議ブリッジにダイヤルできます。
  • コール ログ — オフィスの電話で発信または受信したコールを含め、コール ログ(不在着信コール、受信コール、発信コール)を携帯電話に表示します。不在着信コールを確認するか、前回のコールに折り返しするかを選択できます。

今後のモビリティの拡大

ビジネスの世界で急速にモビリティが導入され、ビジネスがますます速度を増していることから、モバイル デバイスおよびモバイル アプリケーションは今後さらに増加していくものと考えられます。モバイル ワーカーや外出と内勤が半々の従業員、製造工場の管理者など、すべてのモバイル環境の従業員は、データ、音声、インスタント メッセージング、およびその他のコミュニケーションによる混乱を回避できる、統合されたインテリジェントなコミュニケーション ツールを必要とします。モバイル ワーカーがビジネスの最前線で活躍できるよう、業界をリードするシスコ ユニファイド コミュニケーションに、今後もシスコ モビリティ ソリューションを統合していきます。

シスコ モビリティ ソリューションとシスコ ユニファイド コミュニケーションを使用して、チームの生産性を向上させる方法については、http://www.cisco.com/jp/go/mobilecommunicator/ または www.cisco.com/jp/go/unifiedcommunications/ を参照してください。

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