Guest

Cisco Unified Mobile Communicator

プレゼンスがモバイル フォンの生産性を加速

ホワイトペーパー





プレゼンスがモバイル フォンの生産性を加速



モバイル プレゼンス テクノロジーは、地球上のどこにいる従業員についても、ステータスの変化をリアルタイムに表示することができ、これまでよりも迅速かつ効率的な同僚へのアクセスと、メッセージに応答できる機動性と接続性を従業員に提供します。新しく登場したこのテクノロジーは、モバイル従業員向けソリューションに投資する企業にとって、競争力を生み出す原動力になります。

シスコ® ユニファイド コミュニケーションは、IP テレフォニー、ユニファイド メッセージング、カスタマー コンタクト、Web 会議、ビデオ会議、プレゼンス テクノロジーなどで構成されており、ビジネスにおけるコミュニケーションの効率向上に大きく貢献しています。シスコは現在、このシスコ ユニファイド コミュニケーションをモビリティの要素にまで拡張し、強化しています。この組み合わせにより、機動性を持ったナレッジ ワーカーは、小売店、空港、近所のコーヒー ショップの Wi-Fi ホットスポットなど、どこにいてもシスコ ユニファイド コミュニケーションの効率性と迅速性を享受できます。

概要

営業担当者が顧客訪問のために国内を移動している間、所持している携帯電話の電源を切っているということは、実際にある話です。この担当者は、かかってきた電話に出ることはできません。また、自分の上司がちょうど会議を終え、その上司の携帯電話に連絡を取ることができる状態になっていたとしても、その上司が重要なプロジェクトの話をできる状態であるかどうかはわかりません。使用している電話に、同僚が電話に出られる状態であることを知らせる機能が付いていれば、どのようになるでしょうか。また、自分の手が空いておらず、電話に出られないことを他の人が知ることができれば、どうなるでしょうか。プレゼンス テクノロジーは、ある人がネットワークに接続中であることや電話で話をできる状態であることを、他の人が知ることができる先進的な機能です。

Forrester Research 社によると、非効率的なコミュニケーション、特にモバイルやリモートの同僚とすぐに連絡が取れないことは、ビジネスに関する内部の意志決定が遅れる原因になるということです。Cisco Unified Mobile Communicator では、プレゼンス テクノロジーによって携帯電話やスマートフォンにさまざまなコミュニケーション機能が提供され、それらの機能をすべて、直感的に操作できる単一のインターフェイスから実行できます。Cisco Unified Mobile Communicator に搭載されたプレゼンス テクノロジーは、シスコ ユニファイド コミュニケーション製品ファミリの不可欠な構成要素です。

プレゼンス テクノロジーの登場

プレゼンスは、人と人との間のコミュニケーションやコラボレーションの効率を向上させるという現実的利益をもたらす新しいテクノロジーです。

プレゼンスに関する伝統的モデルは、今日のコンピュータベースのインスタント メッセージング(IM)アプリケーションに見られます。自分がオンラインの状態で、友人や同僚との間ですぐに双方向のコミュニケーションが必要なとき、IM は手軽で簡単に使える手段として E メールの代わりに使用されます。IM の貴重な側面として、友人や同僚が現在ネットワークにログインしているかどうか、そして相手が最近コンピュータに何か入力したかどうかを自分のディスプレイ上で確認できることが挙げられます。このプレゼンス情報により、各自のステータスに関する情報をネットワーク上の他のユーザと共有できます。もし同僚がオンラインで、アクティブな状態であれば、メッセージを入力して送信することができます。送信したメッセージは、すぐに受信者の画面にポップアップ表示され、何秒かすると、メッセージに対する返答が自分の画面に表示されることでしょう。IM の代わりに E メールを使用した場合は、送信した相手がオンラインかどうか、コンピュータの前にいるかどうか、そしてメッセージを読んだかどうかわからないだけでなく、メッセージに対する返答がすぐに返ってくることを必ずしも期待できません。


携帯電話では、プレゼンスで通知する内容をユーザ指定のプレゼンスや応対可能ステータスに拡大できます。応対可能ステータスを利用することで、ある人がシステム上に存在しているということだけでなく、その人が電話に出たりメッセージに応答することができるかどうかまでも伝えることができます。応対可能かどうかについては、その人が連絡できる状態であるという情報に、場所などの属性を追加することもできます。

携帯電話は、発信者 ID が設定されていてもプレゼンスや応対可能の機能がサポートされていないことがほとんどです。つまり、発信者 ID だけでは、受信する相手にとって都合のよいタイミングで発信者が電話をかけることはできません。発信者は、相手の電話の電源が入っているかどうかも、手が空いているかどうかや通話できる状態かどうかもわかりません。受信者の手が空いていない場合、発信者は呼び出し音が何回も鳴るのを聞いてから留守番電話機能の音声案内を聞き、その後でメッセージを残さなければなりません。

多くの場合、発信者はボイスメール メッセージを残すだけで目的を達成できます。受信者と直接話すことを好まない場合もあり、必要な情報を伝えたことで問題は解決済みと考えることもあります。こうしたやり方は多くの作業で取り入れられており、一方向の簡単なメッセージで十分な場合が少なくありません。しかし、実際に誰かと直接話をしてやり取りする必要のある場合は、かけた電話に出てほしいはずです。

今、話をできる状態ですか

1 日に何十件もの電話を受け、社外にいることが多い多忙な専門職にとって、多くのコールをどのように管理するかは現実的な問題です。忙しくて自分の電話に出ることができなければ、ボイスメールのメッセージが溜まっていき、出られなかった電話の内容を確認して応答するまで、作業が遅れることになります。また、携帯電話の呼び出しが多く、電話に出るかどうかを数秒で判断しなければならないこともあります。

実際には、ほとんどのコールはボイスメールに接続されます。業界に関するある調査によると、発信したコールのうち 1 回目で意図した相手が応答したのはわずか約 20 〜 30% でした。これは当事者のどちらにとっても時間の無駄です。遅れが結果に直接影響するビジネスにおいては、このような一見小さな遅れが、売り上げと利益の両方に影響を及ぼすマイナスの結果につながりかねません。

携帯電話は、時と場所を問わずに利用できるデバイスとして存在感を増しています。BBDO が最近行った研究によると、米国の 75% もの携帯電話ユーザが、1 日に 16 時間以上電源を入れ、手の届くところに置いていることが明らかになりました。こうした携帯電話ユーザの中には、就寝中であっても携帯電話や E メール デバイスの電源を入れたままそばに置いている人も少なくありません。

携帯電話は、最近までその便利さと基本的な音声通話機能だけで使用されていました。しかし、テクノロジーが進化し、ニーズが変化するのに伴って、携帯電話はますます多機能化しています。最新の携帯電話は、インターネットや IP データ ネットワークに接続しており、プレゼンス機能などのアプリケーションを携帯電話に追加することはきわめて容易になりました。従業員は、自分がいる場所に関係なく、応対可能ステータスを共有したり、他のユーザの最新のステータスを確認したりすることができます。この新しい機能により、必要なインテリジェンスが日常のコミュニケーションに追加されます。個人の予定表アプリケーションにリンクしている携帯電話であれば、ミーティングの開始時にステータスを自動的に「取り込み中」に変更し、ミーティング終了後にステータスを「応対可能」に戻すことができます。同様に、就寝時にはステータスを「応答不可」に変更することもできます。

ビジネス コミュニケーションの有効性の向上

ビジネスの成功は、従業員がすばやく判断し、新しい情報に基づいて行動する能力に左右されます。「ただいま席を外しております。メッセージをお残しください」では進歩がありません。さらに問題なのは、発信者は受信者がいつメッセージを聞いて返答してくれるかがわかりません。

電話の利用に関するある調査では、ボイスメールのメッセージを残したり、聞いたり、返答したりするために、1 日あたり 2 時間を費やす幹部もいることが明らかになっています。IM、E メール、およびボイスメールで届く 1 日あたりのメッセージの量は、従業員の生産性に影響を及ぼします。多忙な管理職がミーティング後廊下に飛び出して、自分の携帯電話からオフィスのボイスメールを確認し、名前や電話番号をメモして、コールバックの優先順位を決めるといった光景は、ありふれたものとなっています。折り返しの電話がかかってくるため、新しいボイスメール メッセージが増えすぎて、新たな遅れを生み出します。

しかし、携帯電話にプレゼンス機能を加えると上記のような状況はすべて変わります。特に、自分の業務を処理したりビジネスを進めるために相互に連絡を取ることが求められる組織では、大きな効果があります。モビリティは生産性との相関性が高いため、プレゼンスなどのモバイル ソリューションを利用する従業員は、日常のコミュニケーションにおけるボトルネックをなくすことにより、実績を向上させ、サイクル タイムを短縮することができます。

携帯電話へのプレゼンス機能の搭載は、ビジネスのために携帯電話を日常的に利用する従業員にとってシンプルなソリューションです。大企業の場合、頻繁に連絡を取り合い、適切なタイミングでやり取りをして作業を進め、問題を解決している従業員のグループはすぐにわかります。相手と連絡が取りやすくなるという小さな改善であっても、企業にとっては大きな利点となる可能性があります。

たとえば、今すぐに対応できる人を従業員がモバイル ハンドセットからすばやく確認できるシステムがあれば、同僚と連絡を取るために相手が出るまで繰り返し番号をダイヤルする必要がありません。代わりに従業員は、応対可能な人を簡単に確認して、適切な人に電話をかけることができます。無駄な発信がなくなり、ボイスメール メッセージを残すための時間も不要になります。また、問題が解決してから数時間または数日も経ってからかかってくるような無駄なコールバックもなくなります。

プレゼンスによるソリューションは、ビジネス プロセスに直接的な効果をもたらす可能性があります。フィールド サービス担当者が顧客を訪問し、自分の専門外の領域について助けが必要な場合、これまでならば仲介者や上司に電話をしてアドバイスを求めるか、メッセージを残すか、次回の訪問日を決めていました。しかし、プレゼンス機能があれば、携帯ハンドセットを使用して、自分の不明な点を解決してくれる専門担当者を調べ、電話でその担当者に連絡を取ることができ、必要な情報や支援を求めることができます。

Cisco Unified Mobile Communicator

シスコ ユニファイド コミュニケーションの製品ファミリの一部である Cisco Unified Mobile Communicator は、モバイル ハンドセット向けの使いやすいソフトウェア アプリケーションであり、モバイル従業員の効率的なコミュニケーションを促進します。Cisco Unified Mobile Communicator では、エンタープライズ コミュニケーション向けのアプリケーションやサービスを携帯電話やスマートフォンに拡張することにより、コミュニケーション環境を簡素化し、エンタープライズ全体にわたるリアルタイム コラボレーションを実現します。Cisco Unified Mobile Communicator を使用すると、コールの発信と着信、企業ディレクトリの連絡先へのアクセス、プレゼンス情報のチェック、およびボイスメール メッセージの確認を行うことができるほか、Cisco Unified MeetingPlace® の通知などの重要な情報を受信できます。すべての操作は、シスコ ユニファイド コミュニケーションと連携した直感的なインターフェイスで行うことができます。

プレゼンス機能は Cisco Unified Mobile Communicator にとって不可欠の機能であり、最新の応対可能情報を従業員に提供します。電話機のディスプレイ(図 1)を見れば、連絡を取れる状態の人と取り込み中の人を簡単に確認できます。ユーザの名前を選択するだけで、電話をかけることができます。

図 1.Cisco Unified Mobile Communicator

図 1.Cisco Unified Mobile Communicator


図 1 に示すように、ディレクトリの名前の横に表示されるプレゼンス情報から、連絡を取れる状態の人(緑色のチェック マーク)と取り込み中の人(青色の表示)がわかります。応答不可やオフライン(赤色)も示されます。

応対可能情報の共有、プライバシーの維持

当然のことながら、自分の空き状態情報が誰にでも知られてよいわけではなく、プライバシーを守ることは重要です。プレゼンス情報を提供するかどうかを選択できることは、エンタープライズ向けプレゼンス ソリューションと、AOL や Yahoo!、Microsoft が提供するようなコンシューマ向けソリューションとの相違点です。エンタープライズ向けプレゼンス ソリューションは、主要な企業に受け入れられつつあり、これらの企業では IT スタッフがシステムの管理、セキュリティ ポリシーの設定、情報のプライバシー確保を行うことができます。

Cisco Unified Mobile Communicator は、携帯電話向けのエンタープライズクラスのソリューションとして必要なセキュリティも備えています。プレゼンス情報はエンタープライズが管理するサーバを通じて共有され、ID 確認と認証の手続きを使用してプライバシーが維持されます。また、コミュニケーション自体は、暗号化などのメカニズムによって保護されます。

競争力

従業員のモビリティは、企業全体の労働力のあり方を変える一方で、テクノロジーに関する新たな課題ももたらしています。ビジネスの応答性に対する要求が高まるにつれ、適切なタイミングで会話を行うことや、リアルタイムで情報にアクセスすることの必要性が増します。モバイル ソリューションを利用する従業員は、より短い時間でより多くの成果を達成することと、企業全体のコミュニケーションの実効性も改善することにより、自分自身の生産性を向上させることができます。プレゼンスなどの新機能は、ユーザ自身の情報およびユーザの最新の空き状態に関する重要な情報を伝えることにより、モバイル コミュニケーションを最適化します。プレゼンスは、他のコミュニケーション機能と組み合わせることにより、携帯電話による連絡方法のあり方を大幅に進歩させ、ビジネスの重要な問題への対応にかかる時間を短縮できる画期的な機能です。つまり、プレゼンスはコミュニケーションを効率化し、場所、時間、デバイスを問わずに人と人をより簡単につなぐことができます。このような利点により、ビジネスを加速させるためにさまざまな場所で活動する従業員に、ビジネスにおける優れた機動性と応答性がもたらされます。

Cisco Unified Mobile Communicator およびシスコ ユニファイド コミュニケーションを使用してモバイル ハンドセットでプレゼンス情報を活用し、生産性を向上させる方法の詳細については、 www.cisco.com/jp/go/mobilecommunicator// を参照してください。

0120-092-255
(導入ご検討のお客さま)
お問い合わせ先一覧はこちら