Cisco 7800 シリーズ Media Convergence Server

Cisco Unified Computing System でのシスコ ユニファイド コミュニケーション

ソリューション概要





Cisco Unified Computing System でのシスコ ユニファイド コミュニケーション



シスコは、シスコ ユニファイド コミュニケーション ポートフォリオ(バージョン 8.0(2) 以降)のソフトウェア アプリケーションのバージョンを発表しました。このバージョンは、VMware vSphere 4(ESXi 4.0)、Cisco UCS B200 M1 ブレード サーバ、およびファイバ チャネルのストレージ エリア ネットワーク(SAN)に接続されたサードパーティのディスクアレイによる特定の構成における実稼働でサポートされます。使用可能なアプリケーションには、Cisco Unified Communications Manager、Cisco Unity® 会議アプリケーション、Cisco Unity Connection、Cisco Unified Presence、Cisco Unified Contact Center Express、Cisco Unified Contact Center Enterprise、Cisco Unified Customer Voice Portal、および Cisco Unified IP Interactive Voice Response(IP IVR)があります。 アプリケーションの共存もサポートされています。詳細については、http://www.cisco.com/go/uc-virtualized/ [英語] を参照してください。


シスコ ユニファイド コミュニケーション アプリケーションを使用するには、Cisco Unified Computing System(UCS)のハードウェアをサポートするために、VMware vSphere 4(ESXi 4.0)を使用する必要があります。アプリケーションがサーバ ハードウェア上で直接実行されたりインストールされたりすることはありません。すべてのアプリケーションは VMware 仮想マシンとしてのみ実行されます。シスコ ユニファイド コミュニケーションでは、このサーバ ハードウェア上での「物理的なインストール」、「ベアメタル インストール」、および「非仮想化インストール」はサポートされません。

シスコ ユニファイド コミュニケーション用の Cisco Unified Computing System の構成がサポートされるようにするには、このドキュメントに記載されている条件に厳密に従う必要があります。サポートされることが明記されていない限り、構成に違いがある場合はサポートされません。また、シスコ ユニファイド コミュニケーション アプリケーションがこれらのプラットフォームでサポートされるようにするには、特定のバージョン以降が必要です。

Cisco Unified Computing System のサーバをシスコ ユニファイド コミュニケーション用途で使用する場合は、2 つの購入オプションがあります。

  • 1 つのシスコ コラボレーション製品番号として購入可能な「プリセット」の参考構成:このオプションでは、1 つの決められたサーバの構成のみがサポートされます。また、このオプションには、ブレード サーバ シャーシ、ファブリック エクステンダ、ファブリック インターコネクト スイッチなどの他のコンポーネントは含まれません(シスコの認定チャネルパートナーは、NetformX DesignXpert の注文ツールの UCS Advisor を使用してこれらのコンポーネントを注文する必要があります)。大部分がシスコ ユニファイド コミュニケーションのソフトウェアから成る構成などは、このオプションを使用すると簡単に注文できます。
  • データセンター製品番号の組み合わせとして購入可能な「受注生産」の構成:このオプションでは、すべての Cisco Unified Computing System のコンポーネントと、広範囲の構成オプションがサポートされます。シスコの認定チャネル パートナーは、NetformX DesignXpert の注文ツールの UCS Advisor を使用して、サーバやその他すべてのコンポーネントを注文する必要があります。顧客の要望が「プリセット」の参考構成とは異なっており、複雑な組み合わせでソフトウェアを導入する場合は、このオプションが最適です。

以降のセクションでは、両方のオプションのシスコ製品番号を示し、受注生産のオプションを使用して参考構成とは異なる構成にする場合のサポート ポリシーについて説明します。

どちらの購入オプションでも、注文のための製品番号は、サーバ ハードウェアにどのシスコ ユニファイド コミュニケーション アプリケーションが VMware 仮想マシンとしてインストールされているかとは、関係はありません。

シスコ ユニファイド コミュニケーションで承認されているハードウェア構成の要件


表 1 に、上記のシスコ ユニファイド コミュニケーション アプリケーションでサポートされている Cisco Unified Computing System のプラットフォームを示します。表 1 に記載されていないサーバのモデルと世代は、サポートされていません。

シスコ ユニファイド コミュニケーション製品のプラットフォームのサポートの詳細については、次の参照先を確認してください。

Cisco UCS B200 M1 ブレード サーバには、ラックマウント キット、電源装置、および電源コードは含まれていません。これらのコンポーネントは、Cisco UCS 5100 シリーズのブレード サーバ シャーシおよび Cisco UCS 6100 シリーズのファブリック インターコネクト スイッチと合わせて購入します。

表 1 現在サポートされている Cisco Unified Computing System のハードウェア構成

サポートされている参考構成の仕様 プリセットのコラボレーション製品番号
必要な VMware ライセンス:
  • Cisco Unified Computing System の展開のすべてのシスコ ユニファイド コミュニケーションに VMware vSphere 4(ESXi 4.0)が必要です。
  • 他の要件については、「必要な VMware ライセンス」のセクションを参照してください。
VMW-UC-STD-K9-1A
  • VMware ESXi 4.0 Standard エディション、2 CPU サーバ用のライセンス、および 1 年間のサブスクリプションが付属しています。
  • ソリューションのサポートを受けるには VMware ESXi 4.0 の使用が必須ですが、このライセンスをシスコから購入する必要はありません。オプションについては、後述の各セクションを参照してください。
Cisco UCS B200 M1:参考構成 1:
  • Cisco UCS B200 M1 ブレード サーバ(ハーフ幅)
  • 2 個のクアッド コア Intel 2.53 GHz Xeon E5540 プロセッサ
  • 32 GB RAM
  • 146 GB ハード ドライブ 2 台
  • Q-Logic 統合型ネットワーク アダプタ(PCIe、2 ポートの 10 ギガビット イーサネット)

注: 今後テストと評価の作業が進むにつれて、参考構成が追加される予定です。

UCS-B200M1-VCS1
  • 受注生産のオプションを使用してこの参考構成とは異なる構成にする場合のポリシーについては、後述の各セクションを参照してください。
  • 展開を計画しているシスコ ユニファイド コミュニケーション製品のハードウェアとソフトウェアの互換性の一覧を参照して、サポート内容を確認し、追加の展開や製品番号のオプションなどの製品固有の情報を入手してください。

Cisco Unified Computing System の特別な注文手順


Cisco Unified Computing System B シリーズ ブレード サーバの展開には、いくつかのコンポーネント(ブレード サーバ、ブレード サーバ シャーシ、ファブリック エクステンダ、およびファブリック インターコネクト スイッチ)が含まれます。これらのコンポーネントがないと完全なソリューションを実現できません。このハードウェア上での実行を計画しているシスコ ユニファイド コミュニケーション アプリケーションの展開では、すべてのソリューション コンポーネントが適切であることを確認する必要があります。Netformx DesignXpert の注文ツールの UCS Advisor を使用して、ブレード サーバと他の必要なコンポーネントがすべて適切に正しく注文されていることを確認する必要があります。

これらのソリューションでは、サーバ ハードウェアのほか、VMware ソフトウェア、10 ギガビット イーサネット ネットワーキング、ファイバ チャネル ストレージ ネットワーク アクセス、サードパーティのディスクアレイなどのコンポーネントを使用します。完全なソリューションと顧客の成功のために、ソリューションの設計ガイドラインと前提条件に従う必要があります。詳細については、http://www.cisco.com/go/uc-virtualized/ [英語] と http://www.cisco.com/go/srnd/ [英語] を参照してください。

必要な VMware ライセンス

各ブレード サーバには、VMware ESXi 4.0 のライセンスが必要です。VMware ESX は、バージョンに関係なく、シスコ ユニファイド コミュニケーションをホストするサーバではサポートされていません。ただし、ESX クラスタは、シスコ ユニファイド コミュニケーションが実行されている ESXi サーバを含むことができます。4.0 より前のバージョンの ESXi はサポートされていません。非仮想化インストール、物理的なインストール、および「ベアメタル インストール」もサポートされていません。

VMware ESXi は、機能のサポートのレベルが異なる数種類の「エディション」で販売されています。VMware ESXi 4.0 の各エディションの比較は、 http://www.vmware.com/jp/products/vsphere/buy/editions_comparison.html オフ サイトを参照してください。ソリューションが機能するのに必要な最小限のエディションはシングル サーバのエディションですが、vCenter での高度で複数のホストの管理をサポートしているエディション(Standard、Advanced、Enterprise、Enterprise Plus)を使用することが強く推奨されています。VMware の機能のサポート範囲は、シスコ ユニファイド コミュニケーションのバージョンによって異なります。

Cisco Nexus® 1000V スイッチの使用は必須ではありませんが推奨されています。使用する場合は、VMware の Enterprise Plus エディションが必要です。

次のいずれかの入手先から、必要な VMware ライセンスを注文できます。

  • シスコから、表 1 に記載されている、プリセットのシスコ コラボレーション製品番号として。NetformX DesignXpert の注文ツールの UCS Advisor で注文されるデータセンター製品番号の注文に追加されます。
  • シスコから、NetformX DesignXpert の注文ツールの UCS Advisor で注文されるデータセンター製品番号の受注生産の組み合わせの一部として。
  • VMware から直接(顧客の VMware との既存のライセンス契約を活用する場合など)。

必要なストレージ

現時点では、Cisco UCS B200 M1 を利用するソリューションでは、シスコ ユニファイド コミュニケーションに次のストレージ構成が必要です。

  • ブレード サーバのローカル ディスク(DAS; 直接接続ストレージ)上にインストールされた VMware ソフトウェア:サポートされているローカル ディスクのオプションについては、後述の参考構成を参照してください。
  • ファイバ チャネルの SAN に接続されたディスクアレイ上にインストールされたシスコ ユニファイド コミュニケーション ソフトウェア:サポートされている SAN のオプションについては、次を参照してください。

Cisco UCS B200 M1:参考構成 1

この参考構成では、ブレード サーバごとに最大 4 台の仮想マシンと、仮想マシンごとに 2 つの仮想 CPU コア(それぞれの仮想マシンのキャパシティとパフォーマンスは、Cisco Unified Communications Manager に使用される Cisco MCS 7845-I3 Media Convergence Server と同等以上)をサポートします。サーバごとの仮想マシンの数と、仮想マシンごとのユーザの数に関するこのブレード サーバの構成の全体のキャパシティは、どのアプリケーションを共存させて展開するかによって異なります。たとえば、Cisco Unified Communications Manager のサーバの統合の構成が適切に行われている場合、ブレード サーバごとに最大 4 台の仮想マシンを展開でき、それぞれの仮想マシンは最大 7,500 のデバイスをサポートできます。複数のサーバを使用する場合は、クラスタごとに最大 10,000 のデバイスをサポートできます。現時点では、これ以上に高性能なブレード サーバのハードウェアを使用しても、仮想マシンごとのキャパシティは変わらず、仮想マシンはブレード サーバごとに 4 台までしか展開できません。

サポートされているブレード サーバの構成の注文には、次のオプションがあります。

  • 表 1 に記載されているように、プリセットのシスコ コラボレーション製品番号として注文できます。表 2 に記載されているコンポーネントは、この構成で出荷されます。
  • データセンター製品番号の受注生産の組み合わせとして注文できます。表 2 の参考構成を基にして異なる構成にする場合、サポート ポリシーは次のとおりです。
    • サーバ モデル:現時点では、シスコ ユニファイド コミュニケーションでサポートされているのは、Cisco UCS B200 M1 のみです。Cisco UCS B250 M1、UCS C250 M1、UCS C210 M1、UCS C200 M1 などの他のサーバ モデルは、現時点においてサポートされていません。
    • プロセッサ:CPU の数は、表 1 および表 2 と一致している必要があります。CPU のタイプは、表 1 および表 2 と一致しているか、より高性能なもの(つまり、PassMark などのベンチマークでのパフォーマンスが「より優れている」、Nehalem 以降のアーキテクチャ)である必要があります。表 1 および表 2 の構成よりも性能が劣る CPU は、サポートされていません。
    • メモリ:32 GB 以上のメモリが必要です。シスコ ユニファイド コミュニケーションでは、メモリ モジュールについて、必須の密度、数量、およびスピードを規定していません。Cisco Unified Computing System のベスト プラクティスを利用して調整が必要で、優れたパフォーマンスの構成が推奨されます。
    • ローカル ディスク ドライブ:ローカル ディスク ドライブは、VMware ソフトウェアのインストールにのみ使用されます。ファイバ チャネルの SAN に接続されているディスクアレイでシスコ ユニファイド コミュニケーション アプリケーションがサポートされている必要があります。冗長性のために、ブレードに 2 つのローカル ディスクが必要です。ローカル ディスクのサイズに制限はありません。その他のすべてのストレージ オプション(ネットワークに接続されているストレージ、ローカル ディスク ドライブでのユニファイド コミュニケーション アプリケーションのインストール、ディスクレスのサーバでの「SAN からの VMware の起動」)は、現時点ではサポートされていません。
    • メザニン アダプタ:シスコ ユニファイド コミュニケーション用のどのアダプタでも使用できます。10 ギガビット イーサネット LAN およびファイバ チャネル SAN への接続に必要です。

表 2 に、この参考構成に含まれるコンポーネントを示します。

表 2 Cisco UCS B200 M1 参考構成 1 のコンポーネント(UCS-B200M1-VCS1)

数量 シスコ製品番号 説明
1 N20-B6620-1 UCS B200 M1 ブレード サーバ(CPU なし)、メモリ、HDD、メザニン
2 N20-X00002 2.53GHz Xeon E5540 80W CPU/8MB キャッシュ/DDR3 1066MHz
8 N01-M304GB1 4GB DDR3-1333MHz RDIMM/PC3-10600/デュアル ランク 1Gb DRAM
2 A03-D146GA2 146GB 6Gb SAS 10K RPM SFF HDD/ホット プラグ/ドライブ スレッド マウント済み
1 N20-AQ0002 UCS M71KR-Q QLogic 統合型ネットワーク アダプタ/PCIe/10Gb ポート(2 ポート)


Cisco Unified Computing System B シリーズ ブレード サーバのソリューションでも、他のコンポーネント(ブレード サーバ シャーシ、ファブリック エクステンダ、およびファブリック インターコネクト スイッチ)が必要です。表 3 および表 4 では、参考までに、これらのソリューションのコンポーネントの構成例を示しています。これらのコンポーネントは、シスコ データセンター製品番号としてのみ購入可能です。これらのコンポーネントの適切な構成と見積りを行うには、NetformX DesignXpert の注文ツールの UCS Advisor を使用する必要があります。

必要な Cisco UCS 5100 ブレード サーバ シャーシの構成例(Cisco UCS 2104XP ファブリック エクステンダを含む)を、表 3 に示します。同じシャーシで、シスコ ユニファイド コミュニケーション用のブレード サーバと、サードパーティのソフトウェア用の隣接したブレード サーバの両方をサポートできます。この構成では、構成可能な電源装置とファブリック エクステンダのポートを最大限に使用します。

表 3 Cisco UCS 2104XP ファブリック エクステンダを使用した Cisco UCS 5100 シリーズ ブレード サーバ シャーシの構成例

数量 シスコ製品番号 説明
1 N20-C6508 UCS 5108 ブレード サーバ シャーシ/電源装置なし/ファン 8 基/ファブリック エクステンダなし
2 N20-I6584 UCS 2104XP ファブリック エクステンダ/外部 10Gb ポート(4 ポート)
4 N20-PAC5-2500W UCS 5108 用 2500W 電源装置
8 SFP-H10GB-CU3M 10GBASE-CU SFP+ ケーブル 3 m


必要な Cisco UCS 6100 シリーズ ファブリック インターコネクト スイッチの構成例を、表 4 に示します。この構成では、それぞれのブレード サーバ シャーシに 8 つの ブレード サーバがあり、仮想マシンの LAN トラフィックの合計はブレード サーバごとに最大 2 Gbps で、仮想マシンの SAN トラフィックの合計はブレード サーバごとに最大 2 Gbps である、2 つのブレード サーバ シャーシ (表 3)への接続が想定されています。トラフィックの負荷や接続されているシャーシの数がこれより大きいと、追加のコストが必要になります。

表 4 Cisco UCS 6100 シリーズ ファブリック インターコネクト スイッチの構成例

数量 シスコ製品番号 説明
1 N10-S6100 UCS 6120XP 20 ポート ファブリック インターコネクト/電源装置なし/ファン 2 基/SFP+ なし
1 N10-E0440 4 ポート 10 GE/4 ポート 4Gb FC/拡張モジュール/UCS 6100 シリーズ
2 N10-PAC1-550W UCS 6120XP 用 550W 電源装置/100-240VAC


上記より古いサーバ


このドキュメントに記載されている Cisco Unified Computing System サーバのモデルと世代が、サポートされている最初のものであり、現時点ではこれより古いサーバはサポートされていません。

シスコのアプリケーション ソフトウェアの注文の情報


Cisco Unified Computing System 上の仮想化された展開の場合も、シスコ ユニファイド コミュニケーション アプリケーションに使用される、価格、ライセンス、および注文のモデルは変わりません。

たとえば、Cisco Unified Workspace Licensing または Cisco User Connect Licensing に基づいて価格とライセンスの設定が行われているアプリケーション は、展開先が Cisco Unified Computing System 上の VMware でも Cisco MCS 7800 Media Convergence Server でも、同一の構成となります。