データ シート
Cisco MCS 7845-I1
Cisco® Media Convergence Server(MCS)7845-I1 は、シスコ ユニファイド コミュニケーション ソリューション用のハイ アベイラビリティなサーバ プラットフォームで、企業のデータ ネットワーク上で稼働する新世代の高品質 IP 音声ソリューションを実現するスケーラブルなアーキテクチャに不可欠のコンポーネントです。Cisco MCS 7845-I1 は、今日の企業ネットワークに要求される優れたパフォーマンスとアベイラビリティを備え、展開が容易でコスト効率にも優れています。Cisco MCS 7845-I1 は、わずか 2 RU の高さの薄型シャーシ モデルで、ラック スペースを最小限に抑えながら強力な機能を提供します。Cisco MCS 7845-I1 では、Cisco CallManager などのさまざまな IP コミュニケーション アプリケーションを実行できます。
Cisco MCS 7845-I1 の主な機能は、次のとおりです。
- Intel Xeon 3.4 GHz(以上)プロセッサ、800 MHz Front Side Bus(FSB; フロント サイド バス)、および 2 MB レイヤ 2 キャッシュ
- 4 GB PC2-3200R 400 MHz Double Data Rate 2(DDR2)メモリ(常にペアで搭載)
- IBM ServeRAID 7k Redundant Array of Independent Disks(RAID)コントローラ(256 MB メモリとバッテリ バックアップ式キャッシュを装備)
- 2 ポート ギガビット イーサネット コントローラ(内蔵型)
- 取り付けが簡単なサードパーティ製レール キット
- 最大 6 基の 1 インチ Ultra320 Small Computer System Interface(SCSI)ホットプラグ対応ハード ドライブのサポート
- ホットプラグ対応の冗長電源装置
- ホットプラグ対応の冗長ファン
- 障害コンポーネントの特定に役立つ IBM Light Path 診断機能
サポートされるアプリケーション
Cisco MCS 7845-I1 では、次のシスコシステムズ製アプリケーションを実行できます。
- Cisco Unified CallManager - サーバあたり最大 7,500 台の IP Phone
- Cisco Unified Presence Server
- Cisco Unified Contact Center Enterprise
- Cisco Unified Contact Center Express
- Cisco Unified IP Interactive Voice Response(IP IVR)
- Cisco Unified Customer Voice Portal
- Cisco MeetingPlace® - Cisco MeetingPlace で、最大 1,152 の音声会議用ライセンスを同時サポートし、以下のソフトウェアを実行可能:Cisco MeetingPlace for Outlook、Cisco MeetingPlace for Notes、Cisco MeetingPlace Web Conferencing(サーバあたり最大 200 の Web 会議ライセンスを同時サポート)、Cisco MeetingPlace Directory Integration Application(専用 Cisco MCS 7835-H1/I1サーバで 200 を超える音声会議ライセンスを同時サポート)、Cisco MeetingPlace Video Integration、Cisco MeetingPlace H.323/Session Initiation Protocol(SIP)Gateway ソフトウェア、Cisco MeetingPlace Simple Mail Transfer Protocol(SMTP)E-mail Gateway ソフトウェア
- Cisco Unified IP Queue Manager
- Cisco Unity® ユニファイド メッセージング - 最大 72 ポートと、最大 3,000 のオンボックス(ボイスメール)メールボックスまたは 7,500 のオフボックス(ボイスメール/ユニファイド メッセージング)メールボックス
主な機能と利点
パフォーマンス
Cisco MCS 7845-I1 は、最新のユニファイド コミュニケーション アプリケーションをサポートするように設計された、ハイアベイラビリティかつ堅牢なサーバ プラットフォームです。Cisco MCS 7845-I1 では、速度可変式ファンのサポート、NetBAY ケーブルのサポート、Light Path 診断機能、および Chipkill メモリのサポートなど、多くの最新技術が採用されています。Cisco MCS 7845-I1 はわずか 2 RU サイズでありながら、ハイアベイラビリティなサーバ プラットフォームに最も必要とされる機能の数々を提供します。この製品の初期生産品には、Intel Xeon 3.4 GHz プロセッサが 2 基搭載されます。将来的に、Intel 社で後継の新型プロセッサが開発された場合には、Cisco MCS 7845-I1 シャーシでもその新型プロセッサを搭載し、プロセッサ速度を増強する予定です。
優れたアベイラビリティ
Cisco MCS 7845-I1 の優れたアベイラビリティは、以下のメカニズムによって実現されます。
- 冗長性のあるホットスワップ対応 625 W 電源装置
- ホットスワップ対応 SCSI ハード ドライブ(RAID 1 構成)
- 冗長性のあるホットスワップ対応ファン
メモリ
Cisco MCS 7845-I1 は、DDR2 メモリを 16 GB まで搭載できます。プロセッサの性能向上と DDR2 メモリの採用によって、情報検索と情報処理を高速かつ効率的に実行できます。DDR メモリでは、従来の Synchronous Dynamic RAM(SDRAM)メモリに比べて 1 サイクルあたりの動作数が 2 倍になっているので、メモリおよびプロセッサ間のデータ交換速度が実質的に 2 倍になります。
速度可変式ファンのサポート
Cisco MCS 7845-I1 では、速度可変式ファンの採用により、運用時の騒音が低減されています。サーバ内の温度センサを使用してファンの速度を調整し、適正な冷却制御を行います。冷却が必要なときにのみ冷却要件に基づいた速度でファンが作動することで、ファンから発生する騒音を抑制します。
ACT
Cisco MCS 7845-I1 では、IBM の最新の NetBAY Advanced Connectivity Technology(ACT)製品がサポートされています。これにより、一連の管理システムをカテゴリ 5 ケーブルで連結でき、Keyboard/Video/Mouse(KVM)のコストを削減できます。全体的なコストが削減できるだけでなく、ACT の採用によって、かさばって乱雑になりがちなケーブルを減らすことができ、ラック内のサーバを保守しやすくなります。
保守性
Light Path 診断機能
Cisco MCS 7845-I1 には、Light Path 診断機能が装備されています。Light Path 診断機能では、カバーを取り外さずに確認できる中央情報 LED パネルのほか、システム全体に取り付けられた対象ごとの LED ランプを利用します。これらの LED ランプには、メモリ DIMM、Peripheral Component Interconnect(PCI)スロット、電源装置、CPU などの状態が表示されます。IT スタッフがすばやくシステムの状態を確認し、保守スタッフが障害の発生しているコンポーネントを正確に特定できるので、ダウンタイムと保守コストを削減できます。また、技術スタッフ以外でも、上部カバーを取り外さずにエラー状況を報告できるので、重要なコンポーネントをさらに危険にさらす必要がなく、アベイラビリティが向上します。サーバの前面にあるシステム エラー LED が点灯すると、サーバ内部または電源装置に取り付けられた 1 つまたは複数の LED が点灯します。これらの LED によって、サーバ コンポーネントに関する問題の識別と特定が容易になります。点灯しているランプをたどっていけば、発生したシステム エラーのタイプをすばやく識別できます。Cisco MCS 7845-I1 は、サーバがシャットダウンした場合でも、AC 電源が正常で電源装置から +5 VDC の電力をサーバに供給可能なかぎり、点灯している LED が消灯しないように設計されています。
Light Path 診断では、次の障害状況を表示できます。
- 片方または両方の電源装置が最大定格を超える電力を消費
- 電源装置 1 の障害
- 電源装置 2 の障害
- Voltage Regulator Module(VRM; 電圧調整モジュール)でエラーが発生
- 片方または両方のプロセッサで障害が発生
- ハードウェア コンフィギュレーション エラーが発生
- メモリ エラー
- マスク不可能な割り込みが発生
- システム ボードでエラーが発生
- サービス プロセッサの障害
- PCI-X スロット A、B、または C に搭載されたアダプタでエラーが発生
- ハード ディスク エラーが発生
- ファン障害または回転速度の低下
- システムの温度が最大定格を超過
- ソフトウェアのエラーが発生
- RAID コントローラにエラーが発生
拡張 PFA
Cisco MCS 7845-I1 では、ホットスワップ対応ファン、電源装置、プロセッサ、メモリ、および VRM について、機能拡張した Predictive Failure Analysis(PFA; 事前障害分析機能)がサポートされています。診断機能によって、Cisco MCS 7845-I1 がこれらのデバイスでの障害を予測して警告を発するので、IT スタッフは事前にコンポーネントを交換でき、障害の発生を未然に防止できます。PFA の一例としては、電源装置および冷却ファンの電気入出力の変動を監視する機能があります。
テープ ドライブのサポート
Cisco MCS 7845-I1 ではオプションで、外付けの 36/72 GB Universal Serial Bus(USB)Digital Audio Tape(DAT)ドライブ(製品番号 DAT-USB-EXT-72=)または USB ラックマウント DAT ドライブ(製品番号 DAT-USB-RM-72=)をサポートします。このテープ ドライブの接続には、Cisco MCS 7845-I1 サーバにある 4 つの USB 2.0 ポートの 1 つを使用します。
なお、日本国内では DAT ドライブに電源を供給するための電源ケーブルとして CAB-JPN= の発注が必要です。
製品仕様
表 1 製品仕様
発注情報
シスコ製品の購入方法の詳細は、「発注方法」を参照してください。
表 2 発注情報
スペア サーバ
スペア サーバを発注する際は、表 3 を参照してください。
表 3 スペア サーバ発注情報(アプリケーション別)
現場交換可能なスペア品
サーバのスペア製品を発注する際は、表 4 を参照してください。
表 4 サーバのスペア製品の発注情報
サーバの CPU 速度の識別方法
初期生産以降の Cisco MCS 7845-I1 では、Intel 社による高速プロセッサの開発に合わせて、サーバのプロセッサも変更されます。表 5 は、シャーシに記載されるシスコの製造製品番号を示しています。これによって個々のサーバのプロセッサ速度を識別できます。
表 5 製造製品番号(プロセッサ速度別)
サービスおよびサポート
シスコは、お客様の成功を確かなものにするため、さまざまな新しいサービス プログラムを用意しています。これらのサービスは、スタッフ、プロセス、ツール、パートナーをそれぞれに組み合わせて提供され、お客様から高い評価を受けています。ネットワークへの投資を無駄にすることなく、ネットワーク運用を最適化しネットワーク インテリジェンスの強化や事業拡張を進めていただくためにシスコのサービスを是非お役立てください。サービスについての詳細は、以下のURLを参照してください。
保証に関する情報
シスコは、Cisco MCS について 1 年間のハードウェア保証を行っています。この保証の条件については、http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/es_inpck/1y1cen__.htm をご覧ください。