Cisco Unified Communications Manager

Cisco Unified Communications Manager 10.0

データ シート





Cisco Unified Communications Manager 10.0



Cisco® Unified Communications Manager は、ビデオ、音声、モビリティ、メッセージング、インスタント メッセージ(IM)、およびプレゼンスのセッション制御およびコール制御を実現する、シスコ コラボレーション サービスの中心となる製品です。


製品概要


ユーザが自分のデバイスを職場に持ち込む(BYOD)ポスト PC の時代に対し、今日の組織は前例のない課題に直面しています。組織はワーク スタイルの変化や、増加し続けるコラボレーション ニーズに対応するために、ユーザが場所、使用するデバイス、ネットワークを問わず、コスト効果と信頼性に優れ、セキュリティの高い方法で通信できる、統合された生産性ソリューションを導入する必要があります。世界中で 200,000 人を超える顧客、6,000 万台以上の Cisco IP Phone、および数千万個の導入済みソフト クライアントを抱える Cisco Unified Communications Manager(UCM)は、エンタープライズ向けコール管理およびセッション管理プラットフォームの業界リーダーです。人が中心のユーザおよび管理エクスペリエンスを実現するとともに、ビデオ、音声、IM とプレゼンス、メッセージング、モビリティなど、あらゆるコラボレーション サービスを、シスコ製品はもちろん、サードパーティ製品上でもサポートします。

Cisco Unified Communications Manager バージョン 10.0 の新機能


Cisco Unified Communications Manager バージョン 10.0 は、従来のバージョンに搭載された数多くの機能を基盤として次の新機能が追加されています。

  • エンドユーザと管理者に継ぎ目を感じさせないスムーズなエクスペリエンスを提供するため、Jabber® クライアントをはじめとするあらゆるデバイスでネットワークベースの通話録音を利用できるとともに、VPN を構築せずにリモート デバイスを接続できるようになりました。また、統合型の管理機能、有用性、インスタント メッセージとプレゼンス(IM&P)用のユーザ オプションとプリファレンス、さらに管理者ユーザには、各種の標準規格に準拠したシングル サインオン(SSO)を提供します。
  • 新機能として、コンタクト センター向けに、エージェントの選択による保留時のビデオや発信者固有の保留音などの新機能が追加されました。また新しい強力なユーザ指向型アプリケーション プログラミング インターフェイス(API)が搭載され、開発者向けの既存の API が拡張されています。
  • 貴重な人的リソースとネットワーク リソースを効率的に使用するため、インストール、アップグレード、プラットフォーム移行プロセスが簡素化され、ダイヤルプランの自動レプリケーションが可能になりました。またエンドユーザによるセルフプロビジョニングとセルフケア機能が追加されています。ビデオ会議リソースの使用効率が向上し、ネットワーク帯域幅管理が改善されました。
  • 複雑な管理を簡素化するため、プロビジョニングが自動化、高速化されるとともに、シンプルなリアルタイムのモニタリングとトラブルシューティングの機能が搭載され、Cisco Unified Communications Manager のすべてのインストール環境に、包括的な管理機能が組み込まれました。完全な Web ベースの管理アプリケーションである Cisco Prime™ Collaboration Standard が、Cisco Unified Communications のすべての Cisco Unified Workspace Licensing および Cisco User Connect Licensing で提供されます。Cisco Prime Collaboration Advanced は、さらに多くの自動化機能、詳細な診断機能、長期のレポート作成機能を備えています。

表 1 に、Cisco Unified Communications Manager バージョン 10.0 に含まれる主な機能を示します。

表 1 Cisco Unified Communications Manager 10.0 の主な機能

機能 利点
SSO
  • SSO は、システム管理者がユーザ名とパスワードを繰り返し入力せずに、異なるクラスタや別のアプリケーションに移動して作業できる機能です。
  • Security Access Markup Language(SAML)を使用することで、多様な商用アイデンティティ プロバイダーを統合できます。
ネットワークベースの通話録音
  • デバイスの機能や位置に関係なく、シングル ナンバー リーチや Extend and Connect を使用したモビリティ コールなどの通話録音を使用できます。
  • Cisco Unified Border Element(UBE)、Cisco Session Initiation Protocol(SIP)音声ゲートウェイ、シスコのデバイスの中から、音声メディアをレプリケートするのに最適な場所が自動的に選択されます。
  • この機能は、集中型導入または分散型導入環境で、Cisco MediaSense やその他の商用通話録音サーバに統合されます。
リモート アクセス
  • セッションベースのファイアウォール トラバーサルは、VPN を構築せずにリモート デバイスを接続でき、エンタープライズや個人のデータの露出が制限されます。
  • この機能は Cisco Collaboration Edge アーキテクチャと連携して、経済的で大規模な導入環境において、音声やビデオのメディア パスが最適となるシスコ デバイスを選択します。
IM&P
  • IM&P と音声/ビデオのコール制御のユーザ管理が統合され、ユーザ設定の追加、変更、および確認が迅速に実行できます。
  • 同じクラスタ内の IM&P と他のノードの管理が共通化され、インストール、ノードの設定、バックアップと復元の作業が簡素化されました。
  • 有用性の統合により、ナビゲーションが容易になり、Real-Time Monitoring Tool(RTMT)の単一のクライアントがサポートされます。
  • エンドユーザは共通のポータルを使用して、IM&P と音声/ビデオの両方のオプションやプリファレンスを容易に一元管理できます。
  • Active Directory(AD)統合の柔軟性が向上し、他の IM&P サービスから容易に移行できるようになりました。
IPv6
  • IPv6 のサポートにより、将来のバージョンとの互換性が維持される IPv6 対応のエンドポイントの広範なポートフォリオが提供されます。
  • IPv6 エンドポイントのビデオおよびプレゼンテーション共有機能が使用できます。
  • メディア ターミネーション ポイント(MTP)でアナウンスや保留音の IPv4-to-IPv6 インターワーキングを行う必要性が減少します。
  • サーバベースの MTP は、オーディオの IPv4-to-IPv6 インターネットワーキングを提供できます。
コンタクト センター
  • エージェントの選択による保留時のビデオは、優れたコンタクト センター サービスとしての表現力豊かなユーザ向けインタラクティブ エクスペリエンスをサポートします。
  • ビデオ対応のコンピュータ テレフォニー インテグレーション(CTI)により、ビデオ利用の発信者とエージェントの対話の機会が拡大されます。
  • 発信者固有の保留音の機能により、音声自動応答装置(IVR)からエージェントに転送され、場合によってはさらに別のエージェントへの再転送が行われて、発信者に最適なソースを選択できます。
モビリティと Extend and Connect
  • これらの機能では、リモート クライアントや制御対象デバイスとの接続が復元および維持されて、エンドユーザ エクスペリエンスの向上につながります。
  • モバイル クライアント向けの追加のエンタープライズ機能や、モビリティと Extend and Connect の同時使用がサポートされており、エンドユーザによる制御が強化されます。
  • これらの機能は、管理者に負担をかけることなく、セルフプロビジョニングとセルフケアによってユーザに提供できます。
開発者向け API
  • 各種の標準規格に準拠した強力な新しい API を使用すると、ユーザベースの設定を複数のデバイスにわたって管理する、新しいアプリケーションを容易に開発できます。
  • 包括的な変更通知機能により、Administrative XML(AXL)アプリケーションと Cisco UCM の同期を維持できます。
グローバルなダイヤルプランのレプリケーション
  • 1 つのクラスタで数値パターンを設定するだけで、それがすべての通信クラスタに自動的に配布されるので、管理作業が軽減されます。
  • クラスタ間での Uniform Resource Identifier(URI)の配布機能を備えた共通サービスにより、セットアップが容易になります。
セルフプロビジョニングとセルフケア
  • 管理者は、プロビジョニング テンプレートを使用してユーザ設定を一度だけ定義し、後はディレクトリ統合で新しいユーザが検出されたときにそのユーザ設定を自動的に適用することができます。
  • エンドユーザは管理者の手を借りずにプロビジョニングを完了し、アプリケーションまたはインテル バーチャライゼーション テクノロジー(IVT)を操作して個人用デバイスを設定できます。
  • エンドユーザは、新しいセルフケア インターフェイスを使用して、すべてのデバイスのオプションやプリファレンスを容易に管理できます。
ビデオ会議
  • Cisco TelePresence Conductor の統合により、アドホック会議やランデブー会議用の一般的なビデオ会議リソースを複数のクラスタにわたって共有して使用できます。これにより、使用率が向上し、単位コストが減少します。
  • ビデオ会議に追加された新しいデータ チャネルを使用して、会議の参加者がより高度な情報交換と制御機能を利用できるようになりました。
  • エンドポイントベースの 3 者ビデオ会議は、リソース プールを拡張するとともに、ユーザを保留状態に置くことによるユーザ エクスペリエンスの低下を防ぎます。
ネットワーク帯域幅の管理
  • すべてのクラスタにわたる内線モビリティのためのコール アドミッション制御が強化されたことで、訪問ユーザの通話品質が保護されます。
  • ビデオ プロモーションは、ネットワーク帯域幅の非効率的な使用を避けるため、Cisco TelePresence ビデオ通話に参加する Cisco Desktop Collaboration Experience(DX600)シリーズのデスクトップ ビデオ エンドポイントに対し、Cisco TelePresence のビデオ品質を動的に有効化します。
Cisco Prime Collaboration の導入
  • この機能は、複数バージョンのソフトウェアのアップグレードと、物理プラットフォームから仮想プラットフォームへの移行を自動化します。これにより、管理者業務の簡素化と省力化を図ることができます。
  • Cisco Prime Collaboration は、インストール、IP アドレスとホスト名の変更、ファイル配布、および通知を自動化および簡素化します。
  • 面倒な作業なしにアップグレードのメリットを実現するソリューションです。
Cisco Prime Collaboration Provisioning Standard
  • このソリューションは、コール制御、メッセージング、プレゼンス、およびビデオを搭載した単一クラスタに対応する単一のインターフェイスです。
  • 管理者の監査ログとオーダー追跡を使用すると、アカウンタビリティ、ネットワーク セキュリティ、および運用の制御性が向上します。またトラブルシューティングが容易になります。
  • ユーザ変更のための Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)の統合は、システム間での一貫性の確保に役立ちます。
  • バッチ プロビジョニング(単一クラスタのみ)では、スケジュールされたスクリプトとテンプレートを使用することで、オペレータが多数のユーザやエンドポイント/デバイス プロファイル(および対応する設定)を一貫して迅速に追加および変更できるため、運用効率が向上し、コストが削減されます。
Cisco Prime Collaboration Assurance Standard
  • このソリューションでは、Web 対応の単一インターフェイスによって、主要な Cisco Unified Communications とビデオ コンポーネントの障害モニタリングを実行できます。
  • オペレータが管理システムを見ていないときにも E メール通知による警告が届けられ、ダウンタイムを削減するとともに、重要なアラームの見逃し防止をサポートします。
  • パッケージ済みのカスタマイズ可能なパフォーマンス メトリックのダッシュボードに、主要なユニファイド コミュニケーション コンポーネントに関する短期的トレンドが表示されます。重要なパフォーマンス メトリックを視覚的に把握することで、トラブルシューティングの時間と労力が削減されます。
  • ユニファイド コミュニケーション クラスタ内のコンポーネントを検索して、リアルタイムで表示できる機能により、検索をカスタマイズしてコンポーネントの状態をすばやく検索できます。
  • しきい値をユーザが設定できるカスタムのパフォーマンス アラートは、問題を予防的な通知に役立ちます。


関連情報


Cisco Unified Communications Manager の詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/unifiedcm/ を参照するか、または最寄りのシスコ代理店までお問い合わせください。