Cisco Unified Communications Manager

Cisco Unified Communications Manager 9.0

データ シート





Cisco Unified Communications Manager 9.0



Cisco® Unified Communications Manager は、ビデオ、音声、モビリティ、メッセージング、インスタント メッセージ(IM)、およびプレゼンスのセッション制御およびコール制御を実現する、シスコ コラボレーション サービスの中心となる製品です。


製品の概要


ユーザが自分のデバイスを職場に持ち込む(BYOD)ポスト PC の時代に対し、今日の組織は前例のない課題に直面しています。組織はワーク スタイルの変化や、増加し続けるコラボレーション ニーズに対応するために、ユーザが場所、使用するデバイス、ネットワークを問わず、コスト効果と信頼性に優れ、セキュリティの高い方法で通信できる、統合された生産性ソリューションを導入する必要があります。世界中で 120,000 人を超える顧客、5,000 万台以上の Cisco IP Phone 、および数千万個の導入済みソフト クライアントを抱える Cisco Unified Communications Manager(Unified CM)は、エンタープライズ向けコールおよびセッション管理プラットフォームの業界リーダーです。このプラットフォームでは、シスコ デバイスおよびサードパーティ製デバイス上でビデオ、音声、IM およびプレゼンス、メッセージング、モビリティなどのさまざまなコラボレーション サービスをサポートしながら、人を中心としたユーザ環境および管理環境を提供します。

Cisco Unified Communications Manager バージョン 9.0 の新機能


Cisco Unified Communications Manager バージョン 9.0 は、バージョン 8.6 の音声およびビデオ機能の向上に基づいて、次のように構築されています。

  • ビジネスに対応する柔軟性の拡張:Cisco Unified Communications Manager バージョン 9.0 では、ライセンス管理、レポート、およびコンプライアンスに関する中央集中型のツールと、新しいユーザ中心のライセンス構造を提供します。固定電話と携帯電話の融合を改善し、標準ベースの IP Multimedia Subsystem(IMS)統合を利用することで、携帯電話とデスクフォンの統合を支援します。Cisco Jabber™ と Cisco Unified CM バージョン 9.0 の統合により、使用されているデバイスやオペレーティング システムを問わない、一般的な機能ベースを提供します。
  • ネットワークを活用した他の標準ベース ソリューションおよびデバイスとのトランスペアレントな連携により、システムを橋渡しすることで相互運用性を向上します。また、Session Initiation Protocol(SIP)の正規化および透過性の向上により、さまざまなエンドポイントおよびソリューション間の相互運用性を高めることができます。コール アドミッション制御(CAC)は、インテリジェントなビデオ帯域幅管理を実現します。電子メール スタイルのエンド ユーザへのダイヤリング オプションにより、インターネット上で特定できるユーザおよびデバイスに到達できるようにすることで、コール制御プラットフォームの今後のバージョンとの互換性を維持できます。IM およびプレゼンスのクライアント設定は簡素化され、Cisco Unified Communications Manager のインストールに統合されるようになりました。さらに、Cisco Extend and Connect 機能では、サードパーティのエンドポイントを Cisco Unified Communications 環境に統合できます。
  • Cisco Unified Communications の機能を徐々に追加しながら、投資の保護と既存インフラストラクチャの再利用を実現:エンドユーザのデバイス設定と管理がより直感的で使いやすくなるように最適化されました。ネイティブ キューイング機能では、基本的なハント グループとコール キューイング機能を提供することで、小規模のワークグループ用の Cisco Unified Communications Manager 機能を拡張します。緊急通報(E911)では、緊急コール ルーティング用に遠隔地の位置をキャプチャします。音声通話の記録により、既存のインフラストラクチャの生産性が向上することで、コンタクト センターの機能が補完されます。

表 1 に、Cisco Unified Communications Manager バージョン 9.0 の主な機能を示します。

表 1 Cisco Unified Communications Manager 9.0 の高度な機能

機能 利点
ライセンス
  • ライセンスの使用方法およびレポートは簡素化され、ユーザ ライセンスに基づくようになりました。
  • ユーザ プロファイルに基づくユーザ ライセンスは、UCL/CUWL 購入モデル
    http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/iptel/uwl/index.html)に従います。
  • Enterprise License Manager の導入による一元化されたライセンス管理では、コンプライアンスの概要画面が提供されます。
  • コンプライアンスの猶予期間を伴うコンプライアンスのレポート機能と管理機能が改善されています。
  • 一元化された管理機能により、サポートされている製品間でのライセンスの再配布が可能です。
プラットフォームの強化
  • Cisco Unified Communications Manager の仮想マシン単位の密度向上に向けた継続的に最適化します。
  • 非常に小規模(25 〜 50 ユーザ)のお客様と小規模(100 〜 200 ユーザ)のお客様には、仮想フットプリントを小さくすることでメモリ、ストレージ、および CPU 要件を削減します。シン プロビジョニングを適用し、リソースを必要に応じて割り当てることができます。
  • 追加の Cisco UCS SKU を提供することで、最新の Cisco Unified Computing System™(Cisco UCS®)サービスを活用できます。
  • Platform Administrative Web Service(PAWS)インターフェイスでは、アプリケーションが複数の Cisco Unified Communications Manager クラスタ上のアップグレードを単一の管理クライアントから開始およびモニタリング可能。ソフトウェア バージョン管理を一元化し、リモート アップグレードを実現することで、煩雑さを軽減し、大規模な導入とアップグレードを容易にします。
ビデオ
  • 単一のプラットフォーム上での統合された音声およびビデオ機能を提供します。
  • ディレクトリのユニフォーム リソース識別子(URI)ダイヤリングにより、電子メール アドレスを使用したダイヤリングを可能にし、ユーザおよびデバイスへの到達範囲を拡張します。
  • 多階層 CAC により、帯域幅プールを管理する等間隔にロケーションされた CAC を提供します。
  • SIP の正規化と透過性の拡張により、ビデオ エンドポイント間の相互運用性が向上します。
  • Real-Time Transport Control Protocol(RTCP)とプレゼンテーション チャネルの拡張により、Cisco Unified Communications Manager は、メディア リソースがビデオ コールに挿入されるたびに、プレゼンテーション チャネルまたは Binary Floor Control Protocol(BFCP)または遠隔カメラ制御(FECC)で使用されるポートを開くことができます。このため、これらの機能はエンドポイント間の直接接続と同様に動作します。
  • RTCP パススルーにより、メディア ターミネーション ポイント(MTP)、Trusted Relay Point(TRP)、または Resource Reservation Protocol(RSVP)エージェントがビデオ コールのパスに存在する際に、リップシンクおよび他のランタイム指標を提供します。
  • iX チャネルのサポートにより、会議インフラストラクチャとの相互接続が改善されます。
ネイティブ IM およびプレゼンス
  • 音声、ビデオ、IM およびプレゼンスのソフトウェアを統合導入モデルに合わせることで、会議参加者リストなどのデータ交換用チャネル付近で、エンドポイントが多重化メディアのネゴシエーションを行うことができ、より多数のエンドポイントおよび会議アプリケーション用にチャネルを開きます。
  • カタログと発注を共通化してユーザ エクスペリエンスを簡素化します。
  • インストール、管理、およびライセンス方式を共通化して運用費用を削減します。
  • 共通化されたマニュアルと、Cisco Technical Assistance Center(TAC)によるサポートを提供します。
モビリティ
  • ビデオ コールにより、モビリティ ユーザ エクスペリエンスが向上します。
  • Wi-Fi モードおよびセルラー モードの両方でビデオの受信またはビデオ会議への参加が可能です。これにより、ユーザは携帯電話とデスクフォンとの間で音声セッションおよびビデオ セッションを移動できます。
  • オフィス経由のダイヤルでのリバース コールバック(DVO-R)およびシングル ナンバー リーチ シナリオでのセッション回復機能を提供。これにより、エンド ユーザは最終的な宛先にコールバックできます。
  • モバイル デバイスに対して、Voice-over-IP(VoIP)およびセルラー モードで一貫性のあるユーザ エクスペリエンスを提供します。
  • DVO-R ユーザ エクスペリエンス全体を強化します。
ディレクトリの強化
  • ディレクトリの強化により、Cisco Jabber™ クライアントをマルチクラスタ環境に導入する際に必要な設定手順数を削減します。
  • クライアントまたはエンドポイントの自動検出メカニズムにより、ユーザのホーム クラスタを検出し、クラスタ固有の設定を取得します。これにより、エンド ユーザに必要な設定手順が削減されます。
  • クライアントおよびエンドポイントはサービス(ボイスメール、IM、WebEx® ミーティング アプリケーションなど)を検出し、これらのサービスに変更があった場合に通知してもらうことができます。
  • 新しいインターフェイスでは、ユーザ ディレクトリの検索とプリファレンス設定をサポートしているため、Web サービス アプリケーションによるエンド ユーザ情報の操作が可能です。
  • カスタム ディレクトリ属性(Flex Field)を追加および同期できます。
テレフォニー機能の強化
  • セキュアなクラスタ間のエクステンション モビリティにより、Extension Mobility Cross Cluster(EMCC)機能の使用時に通話を暗号化できます。
  • スピード ダイヤル時のポーズにより、ユーザは電話機のスピード ダイヤル ボタンに、電話番号(DN)、強制承認コード(FAC)またはクライアント識別コード(CMC)、デュアル トーン多重周波数(DTMF)桁、ポーズ ダイヤルなどの文字列を設定できます。
  • ネイティブ キューイング機能により、ユーザはトップダウン方式、サーキュラ方式、最長アイドル方式、およびブロードキャスト方式を使用して、通話をハント パイロットにキューイングできます。この機能では、その優れた柔軟性により、キューの最大値と保留時間の設定、独自のアナウンスメントおよび保留音(MoH)の再生、(電話からの)キューおよび基本的なキューの統計からのログインおよびログアウトも実行できます。
  • SIP ベース フォンでは、Multilevel Precedence and Preemption(MLPP)がサポートされています。
  • ハント パイロットを対象とした接続番号のサポートにより、ユーザは応答したパーティ番号をハント リストからパイロットに対して、設定可能な方法で送信できます。
  • Cisco Unified Communications Manager の Basic Rate Interface(BRI)用 G.clear では、Cisco IOS® ソフトウェア ゲートウェイからアドバタイズされる G.clear コーデックのドロップを防ぎ、メディア レイヤに送信することで、G.clear の適切なネゴシエーションを実現します。
  • SIP 転送ヘッダー内の SIP リダイレクト カウンタには、コール転送と検出された他のルーティング ループが含まれます。
  • 電話機には、記録の開始/停止キーが搭載されています。
  • ハードウェア IP 電話を利用するリモート ワーカー向けに、E911 がサポートされています。
  • E911 用に、Cisco Virtualization Experience Client(VXC)ベースのエントポイントのレイヤ 2 位置検出機能がサポートされています。
Cisco Unified Communications Session Management Edition
  • リモート デバイスを表す Cisco Unified Communications Manager 上の新しいデバイス タイプである Extend and Connect は、Public-Switched-Telephone-Network(PSTN)およびサードパーティの構内交換機(PBX)デバイスに対して、インスタント メッセージやプレゼンスなどの機能およびサービスを提供します。
  • Session Management Edition(SME)クラスタ内のノード間におけるエンドツーエンドの合計ラウンドトリップ時間が大幅に改善され、世界中にノードを配置できます。
  • 管理者は、発信 SIP トランクおよび着信 PSTN SIP トランクにコーデック設定を指定できます。
ホステッド サービス
  • アプリケーション プログラミング インターフェイス(API)を使用したバックアップ手順および設定の開始およびモニタ機能により、複数の顧客に対応したバックアップ調整および統合ツールセットを実現します。
  • IMS ネットワーク統合の上で動作する Cisco Mobile Client のサポートにより、データ チャネル(第 3 世代(3G)および Long-Term Evolution(LTE)または符号分割多重接続(CDMA)、デュアル トーン多重周波数(DTMF))上で高度なエンタープライズ機能を提供します。
  • エンタープライズ補足サービスは、標準の(すぐに使用可能な)Voice over LTE(VoLTE)を使用するすべての IMS モバイル デバイスでサポートされています(Cisco Mobile Client は不要です)。Cisco Unified Communications Manager は IMS アプリケーション サーバとして動作し、第 4 世代(4G)携帯電話で補足サービスをサポートします。
  • Cisco Administrative XML(AXL)Change Notification をサポートしているため、ドメイン マネージャのプロビジョニング(Cisco Prime™ Unified Provisioning Manager および VOSS ソリューション)に必要なデータベースの更新が可能です。


関連情報


Cisco Unified Communications Manager の詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/unifiedcm/ を参照するか、最寄りのシスコ代理店までお問い合わせください。

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