Q&ACisco Unified CallManager ライセンス価格モデルQ:Cisco® Unified CallManager ライセンス価格モデルはどのように変わったのですか。また、その理由は何ですか。
A:シスコ ユニファイド コミュニケーション製品シリーズの発表とともに、Cisco Unified CallManager バージョン 5.0 以降で採用されたデバイス ライセンスのアプローチは、市場の傾向と需要を反映しています。ビジネス コミュニケーション システムは、音声、ビデオ、Web コラボレーションなど、さまざまなサービスのニーズに対応するようになってきています。同様に、複雑な通信環境の中心である呼処理機能も、年ごとに変更されています。呼処理に対応したインテリジェンスのほとんどは、現在、呼制御ソリューションのソフトウェア コンポーネントに組み込まれています。研究開発、起業家的な試み、および技術革新なども、ソフトウェア側に移行しつつあります。創造的なエネルギーがソフトウェアに費やされるようになったことで、ライセンス価格のモデルはデバイス ライセンスへと論理的に発展してきました。
デバイス ライセンスは、シスコシステムズにとって新しい概念というわけではありません。Cisco Unified CallManager 5.0 のリリースにより、既存のライセンス プログラムは時代の変化に対応するように変更されました。Cisco Unified CallManager のデバイス ライセンスは、これまで通り電話機の価格とは別設定ですが、Cisco Unified CallManager バージョン 5.0 以降でデバイス ライセンスの価格が値上げされています。ただしライセンス価格の値上げは、エンドポイント(Cisco Unified IP Phone)の値下げによって相殺されるため、お客様がデバイス ライセンスおよび対応する IP フォンに支払う合計金額は、以前の Cisco Unified CallManager の価格モデルの場合と同じになります。 Q:Cisco Unified CallManager 5.0 ライセンスは、業界の動向にどのように対応していますか。
A:従来、PBX(構内交換機)のベンダーは、デバイスが PBX に接続された単なる端末にすぎないにもかかわらず、電話機に対して高いマージンを設定してきました。ユニファイド コミュニケーションという新たな分野では、電話機とその他のさまざまなデバイスは、音声の呼処理と組み合わせることで、統合ソリューションを形成するクライアントとして機能し、組織の進化するニーズに対応します。Session Initiation Protocol(SIP)などの機能と組み合わせれば、企業はネットワーク上の多数のインテリジェント デバイスを自由に使用でき、従業員のさまざまなニーズを満たすことができます。コミュニケーション ネットワークの価値は、今ではインテリジェントな呼処理が提供する、プレゼンス、Web コラボレーション、ビデオ、ロケーションなどの生産性に関する機能に拡がっています。
業界のベンダーは、サードパーティ製のデバイスとの統合を実現しつつ、競合他社との差別化のためにより優れた呼処理を必要としています。業界のリーダーは、ネットワーク コンポーネントの価格モデルがお客様の環境でのそのコンポーネントの相対的価値を反映していなければ、技術革新への投資を続行することができません。呼処理アプリケーションを利用した生産性の機能が強化されていくにつれ、業界はその機能および技術革新に相応のライセンス料を追求するようになります。 Q:Cisco Unified CallManager 5.0 の価格は、これまでの価格設定と比べてどのようになっていますか。
A:Cisco Unified CallManager の価格モデルは、デバイス ライセンスに重点を置くように変更されています。ただし、お客様向けの価格については、デバイスのコストを引き下げることでライセンスの値上げ分が相殺されています。
以前のモデルでは、ライセンスと電話機の総額のうち、平均約 77 パーセントがデバイスのコストでした。新しい価格モデルでは、デバイスの占める割合は全体の平均 69 パーセントになっています。つまり、平均 8 パーセント分がエンドポイントからライセンスへ移行されたことになります。デバイスとライセンスを組み合わせた総額は、これまでと変わりません。 ノードとパブリッシャ、サブスクライバ、Music-on-Hold(MoH; 保留音)サーバなど、Cisco Unified CallManager に関連するすべてのサーバは個別のライセンスが必要です。ライセンス ファイルは、パブリッシャにロードしてください。 Q:ユーザの所有するデバイスが増えてきた場合、デバイスベースではなくユーザベースのライセンスが採用される可能性はありますか。
A:Sage Research の最近の調査によると、複数のコミュニケーション デバイスを所有する知識労働者の数は増加しており、卓上電話、デュアルモード携帯電話、ソフト フォンなど、1 ユーザあたり平均 6.4 台のデバイスを使用しています。シスコでは、今後も市場のニーズに合わせてライセンス ポリシーを更新していきます。現在の価格モデルが、お客様の環境における呼処理の技術革新と価値を反映しているのと同様に、シスコでも価格モデルについての検討を継続し、デバイスの独立性およびユーザの柔軟性へのニーズの高まりに対応していきます。
Q:シスコのライセンス プログラムにおけるユニットの割り当ては、デバイス間で一貫していますか。
A:シスコ製デバイスとサードパーティ製デバイスにはデバイス ライセンスが必要ですが、サードパーティ製デバイスはシスコ製デバイスへと交換することが可能です。デバイス ライセンスは、デバイス ライセンス ユニット単位で販売されています。デバイス ライセンス ユニットは、Cisco Unified CallManager 5.0 に接続されている各デバイスに割り当てられます。各デバイスには、デバイスのタイプと機能に基づいてユニット数が割り当てられています。表 1 に示すように、より複雑でハイエンドな機能を備えたデバイスには、基本的な機能のデバイスよりも多くのユニット数が割り当てられます。
表 1 IP コミュニケーション エンドポイント デバイスのデバイス ライセンス ユニット数
Q:サードパーティ製の SIP フォンおよびアプリケーションが、企業内で使用できるよう低価格になってきている一方で、シスコではデバイス ライセンスとデバイス自体の両方が有料なのはなぜですか。
A:シスコでは、デバイスと、シスコの呼制御に代表される関連価値の両方とも有料としています。シスコの電話機とサードパーティ ベンダーの電話機のデバイス ライセンスは、それぞれ独立した永久ライセンスです。シスコ製デバイスは、堅牢なフィーチャ セットをサポートしており、SIP と Skinny Client Control Protocol(SCCP)の両方をサポートすることで、企業の生産性を向上させるための強力なツールとして機能します(図 1)。シスコ製デバイスは高度なフィーチャ セットをサポートしているため、限られたフィーチャ セットのサードパーティ製 SIP デバイスよりも、長期的には高い ROI(投資回収率)が期待できます。サードパーティ製デバイスは、フィーチャセットが限られているにもかかわらず、他のユーザのハイエンド デバイスを補完するために、ネットワーク内の特定のユーザに適切なオプションを提供する場合があります。
図 1 シスコ製 SIP デバイスとシスコ製 SCCP デバイスの類似機能の同等性(市場の他の SIP デバイスと比較した場合) Q:シスコの価格決定は、ハイブリッド ソリューションを提供する競合他社と比べてどのようになっていますか。
A:総所有コストは、シスコ ソリューションの方が低くなります。ネイティブ SIP の実装により、シスコの呼制御は、他のベンダーが提供するハイブリッド ソリューションに比べてコストを確実に削減できます。ハイブリッド実装モデルの場合、SIP プロキシ サーバを追加するコストが発生するため、管理が複雑になり、補助サーバの初期コストと保守コストの両方において所有コストが増加します。Cisco Unified CallManager 5.0 ではネイティブ SIP の実装により、機能の相互運用が容易になり、クラスタごとにサーバを追加する必要もありません(図 2)。
図 2 Cisco Unified CallManager 5.0 のネイティブ SIP モデル(補助サーバを使用したハイブリッド SIP モデルと比較した場合) Q:固定デバイス ライセンスではなく可変デバイス ライセンスを使用する理由は何ですか。
A:シスコのデバイス ライセンスは、デバイスの機能に従って価格が設定されます。基本的なサービスを提供する基本デバイスは、高度なサービスを提供する拡張デバイスに比べて低価格になっています。競合するソリューションでは、デバイスの機能とは関係なく定額のデバイス料金を課しているものもあります。ほとんどのお客様が、さまざまなデバイスを組み合わせて使用しています。たとえば、共用領域には基本的な電話機を配置し、CEO 用には色付きの電話機を配置するなどです。このように混在した環境では、ライセンスが固定か可変かに関わらず、お客様がデバイス ライセンスに対して支払う金額は同じです。しかし、多数のハイエンド デバイスまたはローエンド デバイスを購入するお客様の場合、いずれかのソリューションを利用することでもう一方を利用するより利益を得ることになります(つまり、より多くのローエンド デバイスを利用するお客様は可変のデバイス ライセンスによって利益を得、より多くのハイエンド デバイスを利用するお客様は固定のライセンスによって利益を得ます)。ただし、ほとんどの組織では、さまざまなエンドポイントを組み合わせて実装するため、ライセンスが固定か可変かは問題ではありません。
Q:シスコがこの時点でライセンス モデルを変更する理由は何ですか。
A:シスコ ユニファイド コミュニケーション ファミリーのリリースにより、柔軟性、パフォーマンス、および汎用性に対するお客様のニーズは、SIP 対応デバイスによって満たされるようになってきました。業界がこの新しい段階に入るにつれて、価格決定モデルにもその傾向が反映されています。シスコは、このようなライセンス アプローチを採用することにより、応答性の高い製品、プログラム、および価格決定を通して、価値と技術革新をお客様に提供し続けます。
関連情報Cisco Unified CallManager の詳細については、http://www.cisco.com/jp/product/hs/iptel/callmgr/ をご覧ください。 |
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