Cisco Unified Computing System Adapter

Cisco UCS 仮想インターフェイス カード 1340

データ シート





Cisco UCS 仮想インターフェイス カード 1340



Cisco Unified Computing System の概要


Cisco Unified Computing System™(Cisco UCS®)は、コンピューティング、ネットワーク、ストレージ アクセス、および仮想化リソースを統合して 1 つのシステムにまとめる次世代の 40 Gbps データセンター プラットフォームです。総所有コスト(TCO)を削減し、ビジネスの俊敏性を高めることを目的として設計されています。このシステムでは、低遅延のロスレス 40/10 Gbps イーサネット統合ネットワーク ファブリックがエンタープライズクラスの x86 アーキテクチャ サーバと統合されています。システム内のコンピューティング リソース、ネットワーク リソースすべてを統合された 1 つのドメインとして管理でき、統合と拡張性を確保した複数シャーシにまたがる管理が可能なフォームです。

製品概要


Cisco UCS 仮想インターフェイス カード(VIC)1340(図 1)は、Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバの M4 世代に特化して設計された、2 ポート 40 Gbps イーサネットまたはデュアル 10 Gbps イーサネット x 4、Fibre Channel over Ethernet(FCoE)対応のモジュール型 LAN on Motherboard(mLOM)です。Cisco UCS VIC 1340 の性能は、オプションのポート エクスパンダと組み合わせて使用することにより、40 Gbps イーサネットを 2 ポートにまで拡張できます。

Cisco UCS VIC 1340 により、ポリシーベースでステートレス、かつ俊敏性に優れたサーバ インフラストラクチャが実現します。256 個以上の PCIe 標準準拠インターフェイスをホストに提供可能で、ネットワーク インターフェイス カード(NIC)またはホスト バス アダプタ(HBA)として動的に構成することができます。さらに、Cisco UCS VIC 1340 は Cisco UCS ファブリック インターコネクト ポートを仮想マシンに拡張し、サーバ仮想化の展開および管理を簡素化する Cisco® Data Center Virtual Machine Fabric Extender(VM-FEX)をサポートします。

図 1 Cisco UCS VIC 1340

図 1 Cisco UCS VIC 1340


機能とメリット


ステートレスかつ俊敏性を向上

カードの特性は、サーバ ブート時にサーバに関連付けられたサービス プロファイルを使用して動的に設定されます。PCIe インターフェイスの番号、タイプ(NIC または HBA)、ID(MAC アドレスおよび World Wide Name(WWN))、フェールオーバー ポリシー、帯域幅、Quality of Service(QoS)ポリシーは、すべてサービス プロファイルを使用して決定されます。インターフェイスをオンデマンドで定義、作成、使用できるため、ステートレスで俊敏性の高いサーバ インフラストラクチャが実現します(図 2)。


図 2 Cisco UCS VIC 1340 アーキテクチャ

図 2 Cisco UCS VIC 1340 アーキテクチャ


次世代データセンターの機能

ハードウェア実装される処理エンジンは、高度なデータセンター要件をサポートします。これには、NVGRE および VXLAN のステートレス ネットワーク オフロード、usNIC および RDMA の低遅延機能、VMQ、DPDK、Cisco NetFlow などのパフォーマンス最適化アプリケーションが含まれます。

ネットワーク インターフェイスの仮想化:VIC 上に作成された各 PCIe インターフェイスは、それぞれ Cisco UCS ファブリック インターコネクト上のインターフェイスに関連付けられ、VIC 上の PCIe デバイスとファブリック インターコネクト上のインターフェイスを結ぶ各仮想ケーブルは、それぞれ完全に分離して認識されます。

Cisco SingleConnect テクノロジー

Cisco SingleConnect テクノロジーは、データセンターのコンピューティングを接続、管理するためのきわめて簡単、効率的かつインテリジェントな方法を提供します。Cisco SingleConnect テクノロジーは、以下に対するデータセンターの接続を飛躍的にシンプル化するシスコ独自の革新的な技術です。

  • ラックおよびブレード サーバ
  • 物理サーバおよび仮想マシン
  • LAN、SAN、および管理ネットワーク

このソリューションは、今日のデータセンターの課題に対処し、簡単、インテリジェント、かつ効率的なファブリックを実現します。

  • 簡単:Cisco SingleConnect テクノロジーは、「一度つなげばあとはそのまま(wire once and walk away)」のソリューションを提供しています。従来のエラーの発生しやすい手作業による長時間プロセスを排除するとともに、簡単かつ短時間で Cisco UCS にサーバを接続できるようにします。
  • インテリジェント:Cisco SingleConnect テクノロジーはゼロタッチ モデルで、あらゆるタイプのサーバ(物理ラック サーバ、物理ブレード サーバ、および仮想マシン)に I/O 接続(LAN、SAN、および管理)を割り当てます。Cisco UCS は、このインテリジェントなネットワークを通じてアプリケーションのニーズに柔軟に対応します。アプリケーションを特定のサーバに限定せず、あらゆるワークロードをあらゆるサーバ上で簡単に実行できるようにします。
  • 効率的:LAN、SAN、および管理それぞれの接続が単一のネットワーク上で共有されるため、複数のネットワークを利用する従来のアプローチと比較して稼働率が向上し、構成パーツやケーブル数を削減できます。

Cisco SingleConnect テクノロジーは、シスコ ユニファイド ファブリックおよびシスコ ファブリック エクステンダ テクノロジー(FEX テクノロジー)を採用したエンドツーエンド システムの I/O アーキテクチャにより実装され、単一のネットワークと単一のネットワーク層を通じて Cisco UCS のすべてのコンポーネントを接続します。お客様の期待に応える Cisco UCS I/O アーキテクチャはオープン スタンダードを基盤とし、信頼性、可用性、安全性に優れています。

Cisco Data Center VM-FEX テクノロジー

Cisco Data Center VM-FEX テクノロジーにより、ファブリック インターコネクトのポートを仮想マシンから直接使用できるようになるため、ハイパーバイザによるソフトウェアベースのスイッチングが不要になります。Cisco Data Center VM-FEX テクノロジーは、仮想ネットワーキング インフラストラクチャと物理ネットワーキング インフラストラクチャを、仮想マシンの位置やネットワーキング ポリシーをすべて把握している単一のインフラストラクチャに集約します(図 3)。Cisco Data Center VM FEX テクノロジーは、IEEE 802.1BR Port Extender 規格の先行標準として Cisco VIC に実装されています。

図 3 Cisco UCS VIC 1340 での Cisco Data Center VM-FEX

図 3 Cisco UCS VIC 1340 での Cisco Data Center VM-FEX


表 1 に、Cisco UCS VIC 1340 の主な機能と利点を示します。

表 1 機能とメリット

機能 メリット
x16 PCIe Gen3 インターフェイス より高速なスループットを実現
40 Gbps のユニファイド I/O ポート x 2 または
10 Gbps のユニファイド I/O x 4(2 セット)
  • 1 台のブレード サーバあたり 80 Gbps の接続を実現(エクスパンダーと組み合わせた場合)
  • 同一のメザニン カードとファブリック上で LAN および SAN トラフィック通信が行われるため、NIC、HBA、ケーブル、およびスイッチのネットワーク全体の部品数を統合することで TCO を削減可能
  • 10 Gbps または 40 Gbps のファブリック接続に適応
256 以上のダイナミック仮想アダプタとインターフェイス OS やハイパーバイザからのシングルルート I/O 仮想化(SR-IOV)サポートを必要とせずに、すべての機能を備えた独立した PCIe アダプタおよびインターフェイス(NIC または HBA)を作成可能
  • これらの仮想インターフェイスおよび仮想アダプタは、物理インターフェイスや物理アダプタと同じように個別の設定と運用が可能
  • 1 枚のカードであらゆる I/O 設定をカバーできる、柔軟性の高い I/O 環境を構築可能
Cisco SingleConnect テクノロジー 単一の統合されたネットワーク:1 つのネットワークで各サーバへの LAN、SAN、および管理接続を実現
Cisco Data Center VM-FEX テクノロジー
  • 仮想的なネットワーキングと物理的なネットワーキングを単一のインフラストラクチャに統合
  • 物理ネットワークからの仮想マシンに対する可視性と、物理サーバと仮想サーバに対する一貫したネットワーク運用モデルの実現が可能
  • 仮想マシンが移行しても、その設定とポリシーは仮想マシンの移動先に追従
中央集中型の管理 Cisco UCS Manager によるメザニン カードの集中管理と設定が可能
高度な機能のサポート
  • Cisco アダプタ FEX
  • DPDK
  • Enic および Fnic
  • 拡張 RX-ring
  • iSCSI および iSCSI ブート
  • マルチ RQ
  • Cisco NetFlow
  • NetQueue
  • N ポート ID の仮想化
  • 受信フロー ステアリング
  • 受信セグメント調停
  • 受信側スケーリング
  • Microsoft SCVMM
  • SR-IOV
  • usNIC
  • Cisco Data Center VM-FEX
  • VM DirectPath
  • VMQ
  • VXLAN/NVGRE
ネットワーク アーキテクチャ ハードウェアベースのファブリック フェールオーバーによる、ファブリック インターコネクトへの冗長パスを提供
900,000 I/O 処理/秒(IOPS)を超える I/O 処理性能 負荷の高いアプリケーションにも対応する高い I/O パフォーマンスを提供
パケット ロスのないロスレス イーサネットのサポート プライオリティ フロー制御(PFC)により、FCoE をシスコ ユニファイド ファブリックの一部として使用可能
幅広い OS やハイパーバイザのサポート 企業やサービス インフラで利用の多い Microsoft Windows、Red Hat Enterprise Linux、CentOS および Ubuntu、VMware vSphere、および Citrix XenServer のサポート


表 2 に、Cisco UCS VIC 1340 の仕様を示します。

表 2 製品仕様

項目 仕様
標準規格 10 ギガビット イーサネット、IEEE 802.3ae、IEEE 802.3x、IEEE 802.1q VLAN、IEEE 802.1p、IEEE 802.1Qaz、IEEE 802.1Qbb、IEEE 802.1BR 9 KB までのジャンボ フレーム(先行標準)、ファイバ チャネル プロトコル(FCP)(Small Computer System Interface(SCSI)-FCP)、T11 FCoE
ポート
  • デュアル 10 Gbps のイーサネット ポート x 2
  • 40 Gbps のイーサネット ポート x 2 とオプションのポート エクスパンダ カード
パフォーマンス ポートあたり 40 Gbps のライン レート
管理 Cisco UCS Manager リリース 2.2(3) 以降
インターフェイス数 256 以上の仮想インターフェイス(約 8 個は内部使用に予約済みです。この数は OS やハイパーバイザなどのその他の要因によってさらに制限される場合があります)
寸法
  • 奥行 = 18.4 cm(7.25 インチ)
  • 幅 = 9.3 cm(3.65 インチ)
標準電力 12 W
15W(ポート エクスパンダ カード付き)
吸気口の動作温度範囲 10 〜 35 °C(50 〜 95 °F)


システム要件


Cisco UCS VIC 1340 は、Cisco UCS B200 M3 およびブレード サーバ M4 用に設計されています。

保証に関する情報


保証については、Cisco.com の製品保証 [英語] のページを参照してください。

シスコ ユニファイド コンピューティング サービス


シスコは、業界を牽引するパートナーとともに、ユニファイド コンピューティング アーキテクチャへの移行を促進するサービスを提供します。シスコ ユニファイド コンピューティング サービスは、俊敏性に優れたインフラストラクチャの構築、価値実現までの時間の短縮、コストとリスクの削減、導入および移行時の可用性の維持をサポートします。導入後、シスコのサービスは、お客様のビジネス ニーズの変化に応じてパフォーマンス、可用性、および耐障害性の向上をサポートするとともに、さらなるリスクの軽減を支援します。詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/dcservices/ を参照してください。

シスコが選ばれる理由


Cisco UCS は、シスコがこれまで実現してきた技術革新の延長線上に生まれたシステムです。シスコは長年にわたり、業界標準の技術開発や、ネットワークをプラットフォームとして数々の新技術を投入することで、ビジネス成果に貢献してきました。最近の例としては、IP テレフォニー、LAN スイッチング、ユニファイド コミュニケーション、ユニファイド I/O などがあります。シスコは、データセンター(Unified Data Center)戦略ならびにユニファイド コンピューティング提供の段階に数年前から取り組んでおり、シスコ自身の持つネットワーキングとストレージ アクセスの専門技術をさらに増強するために、コンピューティングおよび仮想化の分野で豊富な経験を持つ業界各社と提携しています。その成果として、Cisco Nexus® ファミリをはじめ、ユニファイド ファブリックやサーバ仮想化をサポートするさまざまな基盤テクノロジーを提供してきました。

Cisco UCS は、この段階の集大成であり、アーキテクチャ、テクノロジー、パートナーシップ、サービスの各分野に大きな進歩をもたらしています。最先端の ASIC、統合管理、標準ベースのコンピューティング コンポーネントにネットワークのインテリジェンスとスケーラビリティを統合するというシステム的なアプローチでコンピューティングに取り組んできたシスコだからこそ、この分野に画期的な技術革新をもたらすことができるのです。

詳細情報


Cisco UCS VIC の詳細については、http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/ifmodule/ucsa/vic1340/index.html を参照してください。