データシートCisco MDS 9000 ファミリ 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールCisco® MDS 9000 ファミリ 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、真の拡張可能なストレージ エリア ネットワーク(SAN)を構築するのに必要なインテリジェンスと最先端の機能を備えた製品です。リンク帯域幅は 2 Gbps ファイバ チャネル製品の 2 倍となっており、ストレージ ネットワークのパフォーマンス、スケーラビリティ、アベイラビリティ、セキュリティ、および管理性の大幅な向上をハードウェアで実現するように設計されているため、実用性が向上するとともに総所有コスト(TCO)が低下します。 Cisco MDS 9000 ファミリ 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの構成は 3 種類用意されています。Cisco 12 ポート 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、最も要求の厳しいストレージ ネットワーキング アプリケーションに対しても最高のパフォーマンスを発揮します。Cisco 24 ポート 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、パフォーマンスとポート密度の点で今日の高性能サーバおよびストレージ アレイの接続に最適な製品です。Cisco 48 ポート 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、SAN スイッチの数を最小限に抑えて多数のサーバ接続を集約するのに理想的な製品であり、多くの場合はコアエッジ トポロジが不要になります。 Cisco MDS 9000 ファミリ 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、すべての Cisco MDS 9500 シリーズ マルチレイヤ ディレクタおよび MDS 9216A/MDS 9216i マルチレイヤ ファブリック スイッチとの間に互換性があるため、優れた価値を発揮するとともに、投資を確実に保護します。 製品概要12 ポート 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュール最も要求の厳しいネットワーキング環境においても、Cisco MDS 9000 ファミリ 12 ポート 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールは確実にそのパフォーマンスを発揮します。4 Gbps ポート全体で最大 96 Gbps の全二重帯域幅を持つ Cisco 12 ポート ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、高性能 4 Gbps 対応ストレージ サブシステムのアタッチメントとして、およびスイッチ間 ISL 接続に理想的な製品です。マルチプロトコル対応の Cisco 12 ポート 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールには FICON プロトコル、FICON CUP 管理、およびスイッチ カスケーディングの機能が透過的に統合されており、メインフレームへの接続が可能です。VSAN によって、ファイバ チャネルと FICON のトラフィックをハードウェア ベースで分離して単一の物理 SAN 上でスイッチングすることができるため、スケーラビリティ、アベイラビリティ、管理性、およびネットワーク セキュリティを損なうことなく全体的な TCO が改善されます。 24 ポート 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールハイパフォーマンス ストレージ ネットワーキング環境向けの Cisco MDS 9000 ファミリ 24 ポート 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、パフォーマンスとスケーラビリティのバランスが理想的な製品です。24 個の自動検知 1/2/4 Gbps ポートの総帯域幅は 96 Gbps となっており、今日のエンタープライズクラスのストレージ アレイやサーバの要求にも応えます。6 ポートを 1 グループとして 4 つのポート グループに帯域幅が割り当てられるため、ポート グループあたりの全二重帯域幅は 24 Gbps となります。Cisco 24 ポート 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールにはシスコ独自のポート帯域幅予約機能が搭載されており、特定のポート用にスイッチング帯域幅を確保できるので、ハイパフォーマンスの ISL をはじめとするどのアプリケーションに対しても最適な帯域幅割り当てが可能です。 48 ポート 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールストレージネットワークの統合は、Cisco MDS 9000 ファミリ 48 ポート 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの伝送最適化機能によって一段と進化します。Cisco MDS 9000 ファミリ 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールを利用すれば、ネットワーク設計時に個々のアプリケーションの要件に合わせた最適な帯域幅割り当てが可能になる一方で、スイッチング機器の設置面積が縮小し、ストレージネットワーク導入の全体的なコストが削減されます。Cisco 48 ポート 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの総帯域幅は 96 Gbps で、ポート密度もきわめて高く、1 シャーシあたり 528 ポート、1 ラックあたり 1,584 ポートの使用が可能です。12 ポートを 1 グループとして 4 つのポート グループに帯域幅が割り当てられるため、ポート グループあたりの全二重帯域幅は 24 Gbps となります。Cisco 48 ポート 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールにはシスコ独自のポート帯域幅予約機能が搭載されており、特定のポート用にスイッチング帯域幅を確保できるので、多様なアプリケーションの要件に応じた柔軟な帯域幅割り当てが可能です。 Cisco 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールはいずれも、1/2/4 Gbps 自動検知とホットスワップに対応しています。また、ホットスワップ可能な SFP(Small Form-Factor Pluggable)LC インターフェイスを搭載しています。ポートはそれぞれ、Cisco 4 Gbps 短波長または長波長 SFP を使用するように設定することができ、4 Gbps で最長 10 km の接続が可能です。さらに、Cisco 2 Gbps 低密度波長分割多重(CWDM)SFP を使用するようにポートを設定することも可能で、2 Gbps で最長 100 km の接続が可能です。1 ポートあたり最大 250 個のバッファ クレジットがサポートされており、ライセンスを追加しなくても最大限の拡張が可能です。Cisco Enterprise Package を購入すれば 1 つのポートに割り当て可能なバッファ クレジットは最大 4,095 個となり、数千 km を超える距離でもリンク利用率を低下させることなくリンク帯域幅をフルに使用できます。 12 ポート、24 ポート、および 48 ポートの 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールを組み合わせて 1 つのモジュラ シャーシに搭載することで、幅広いアプリケーション環境において、コストとパフォーマンスの点で最適なストレージ ネットワークを設計することができます。このように、アプリケーションに合わせて最適な数のポートを導入すれば、ストレージ ネットワークに必要なスイッチと ISL の数を減らすことができ、多くの場合はコアエッジ ネットワーク トポロジが不要になります。スイッチが少数になれば、管理が単純になり、導入と運用のコストが削減され、結果的に TCO が大幅に低下します。図 1 に Cisco MDS 9000 ファミリ 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールを示します。
図 1 Cisco MDS 9000 ファミリ 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュール 主な機能と利点Cisco MDS 9000 ファミリ ファイバ チャネル 4 Gbps スイッチング モジュールの機能は以下のとおりです。
インテリジェントなスケーラビリティCisco MDS 9000 ファミリの特徴はポート密度の高さと、1 シャーシあたり 4 〜 528 ポートの拡張性です。ポート密度が高いだけでは大規模ストレージ ネットワークを構築することはできません。そのため、マルチレイヤ ストレージ ネットワークを実現する革新的な機能が導入されています。VSAN、VSAN 間ルーティング(IVR)、高度なトラフィック管理、ハードウェア レベルのサービサビリティ、および包括的なセキュリティ機能を備える Cisco MDS 9000 ファミリは、スケーラビリティの高さと TCO の抑制を要求される企業に最適なプラットフォームです。 仮想 SAN(VSAN)効率とセキュリティに優れた SAN 統合を実現する上で理想的な VSAN は、単一の物理 SAN ファブリックまたはスイッチの中にハードウェア ベースで分離された複数の環境を作成することで、ストレージ ネットワークの利用効率を高めるテクノロジーです。VSAN はそれぞれ標準 SAN としてのゾーニングが可能で、各 VSAN 独自のファブリック サービスが維持されるため、スケーラビリティと復元力がさらに高まります。VSAN を利用すると、SAN インフラストラクチャのコストをより多くのユーザに分散させると同時に、トラフィックの完全な分離が可能です。また、VSAN 単位で独立した制御を維持できます。 SAN ルーティングの統合集約型ストレージ ネットワークの効率とコスト効果をさらに高めるために、Cisco MDS 9000 ファミリ 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールにはファイバ チャネルの IVR 機能のサポートが組み込まれています。IVR とは、それぞれ別の VSAN 上に存在する特定のイニシエータとターゲットの間でデータ トラフィックを選択して伝送するための機能ですが、各 VSAN 内のコントロール トラフィックの分離は維持されます。また、データが VSAN の境界を通過するときもコントロール プレーンの分離は維持されるので、ファブリックの安定性とアベイラビリティが低下することはありません。IVR が統合されているため、外部ルーティング アプライアンスが不要となり、ルーティングのスケーラビリティが大幅に向上します。一方で、ラインレート パフォーマンスと管理の単純化といった利点があり、複数の独立したシステムを意味する場合の課題も解消されます。IVR の統合は、SAN の総所有コストの削減につながります。 メインフレーム サポートの統合Cisco 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールはメインフレームへの接続が可能で、IBM zSeries FICON および Linux の環境を完全にサポートします。IBM zSeries 運用環境におけるすべての FICON 対応デバイスのアタッチメントとして IBM の認定を受けており、カスケード型と非カスケード型のどちらのファブリックでも FICON プロトコルの伝送をサポートします。また、同一スイッチ上での FICON トラフィックとオープン システム FCP(Fibre Channel Protocol)トラフィックの混在もサポートしています。VSAN を利用すれば、z/OS、メインフレーム Linux、およびオープン システムの各環境の SAN リソースの混在も単純化されるため、SAN 利用率が向上するとともに SAN 管理が単純になります。ゾーニング ベースの混在手法に伴いがちの不確実さや不安定さも、VSAN ベースの混在モードでは発生することはありません。また、VSAN を利用すれば、ある VSAN での設定ミスやコンポーネント障害によって他の VSAN の運用が影響を受ける確率も大幅に低下します。VSAN ベースの管理アクセス コントロールによってメインフレームおよびオープン システムの環境間での SAN 管理責任の区分が単純になり、セキュリティが向上します。FICON VSAN の管理には、内蔵の Cisco Fabric Manager や、Cisco コマンドライン インターフェイス(CLI)に加えて、IBM CUP 対応の管理ツール、たとえば SA/390、RMF(Resource Measurement Facility)、DCM(Dynamic Channel Path Management)などを利用できます。 高度なトラフィック管理高度なトラフィック管理機能がすべての Cisco MDS 9000 ファミリ 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールに搭載されており、大規模ファブリックの導入と最適化が容易です。
高度な診断機能およびトラブルシューティング ツール大規模ストレージ ネットワークの管理には、予防的診断、接続とルート遅延を検証するツール、およびトラフィックをキャプチャして分析するメカニズムが必要です。Cisco MDS 9000 ファミリは、分析とデバッグのための高度なツールを内蔵しています。電源投入時自己診断テスト(POST)とオンライン診断によって、予防的なヘルス モニタリングが可能です。診断機能の実装に必要なハードウェア機能が Cisco MDS 9000 ファミリ 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールに統合されているので、Fibre Channel Traceroute によるトラフィック フローのパスとタイミングの正確な把握や、スイッチド ポート アナライザ(SPAN)の利用、およびリモート スイッチド ポート アナライザ(RSPAN)によるネットワーク トラフィックのインテリジェントなキャプチャが可能です。キャプチャしたトラフィックを分析するためのファイバ チャネル アナライザである Cisco Fabric Analyzer も組み込まれています。ポートベースおよびフローベースの包括的な統計情報によって、高度なパフォーマンス分析とサービス レベル契約(SLA)アカウンティングが可能となります。シスコシステムズの Cisco MDS 9000 ファミリだけで、ストレージ ネットワークのトラブルシューティングおよび分析に必要なツールはすべて揃います。 堅牢なセキュリティのための包括的なソリューション障害に強いストレージ ネットワーク セキュリティを求める声に応えて設計された Cisco MDS 9000 ファミリ 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールには、広範囲をカバーするセキュリティ フレームワークが採用されており、今日のエンタープライズ ネットワーク上で送受信される機密性の高いデータが保護されます。Cisco 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールでは、ポート レベルでのインテリジェントなパケット インスペクションが採用されています。たとえば、ハードウェア強制ゾーニングのためのアクセス コントロール リスト(ACL)の適用や、VSAN、および高度なポート セキュリティの機能がサポートされます。 ゾーニングに関するさまざまな機能が実装されているため、論理ユニット番号(LUN)へのアクセスを特定ホストのみに許可する(LUN ゾーニング)、特定ゾーンに対しては SCSI 読み取りコマンドのみを許可する(読み取り専用ゾーニング)、および選択したゾーンのみにブロードキャストを許可する(ブロードキャスト ゾーン)ことが可能です。VSAN を使用すると、同じ物理 SAN に接続されたデバイス間で完全な分離が可能になり、セキュリティと安定性が向上します。IVR による制御の下で、リソースを VSAN 間で共有することができます。さらに、FC-SP によってスイッチ間およびホスト/スイッチ間での DH-CHAP(Diffie-Hellman Challenge Handshake Authentication Protocol)認証が可能になります。この認証では RADIUS や TACACS+ がサポートされるため、保護されたストレージ ネットワークには許可を受けたデバイスだけがアクセスできることの保証に役立ちます。 製品仕様表 1 に Cisco MDS 9000 ファミリ 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの製品仕様を示します。 表 1 技術仕様
発注情報表 2 に Cisco MDS 9000 ファミリ ファイバ チャネル スイッチング モジュールの発注情報を示します。 表 2 発注情報
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