ストレージ ネットワーキング モジュール

Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュール

データ シート





Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュール



Cisco® MDS 9000 ファミリ 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、大規模な仮想データセンターにおいてコンバージェンス、スケーラビリティ、およびインテリジェンスを実現する高性能で革新的な機能を提供します。シャーシあたり最大 528 個のラインレート 8 Gbps ファイバ チャネル ポート、Cisco FlexSpeed や調停ローカル スイッチングなどの業界初のテクノロジー、統合された VSAN、Inter-VSAN Routing(IVR; VSAN 間ルーティング)などのインテリジェント ファブリック サービス、および PortChannel により、Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、大規模で拡張可能な仮想化されたデータセンターの導入を可能にします。


Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールの構成には、次の 2 種類が用意されています。

  • 32 ポート 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュール。すべてのポートでラインレート パフォーマンスを実現し、ハイエンドのストレージ サブシステムや Inter-Switch Link(ISL; スイッチ間リンク)接続に最適です。
  • 48 ポート 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュール。ポート密度が向上し、高性能な仮想サーバの接続に最適です。調停ローカル スイッチングを有効にした場合、このモジュールは、48 ポートのラインレート 8 Gbps をサポートし、ストレージがローカルにマッピングされている高密度の仮想マシン クラスタの導入に最適です。トラフィックがバックプレーンを介してスイッチングされる場合、このモジュールは、すべてのポートにわたって 8 Gbps Fibre Channel(FC; ファイバ チャネル)レートの 1.5:1 オーバーサブスクリプションをサポートします。

8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、すべての Cisco MDS 9500 シリーズ マルチレイヤ ディレクタと互換性があります。それにより、投資が保護され、Total Cost of Ownership(TCO; 総所有コスト)が大幅に削減されます。

製品概要


Cisco MDS 9000 32 ポート 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュール

最も要求の厳しいストレージ ネットワーキング環境に対しては、32 ポート 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールにより、最高のパフォーマンスが提供されます。32 ポート 8 Gbps アドバンスド スイッチング モジュールは、総計で 512 Gbps の全二重パフォーマンスを実現するので、高性能な 8 Gbps ストレージ サブシステムの接続や 8 または 10 Gbps の Inter-Switch Link(ISL; スイッチ間リンク)に最適です。

Cisco MDS 9000 48 ポート 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュール

大規模なストレージ ネットワーキング環境に対しては、48 ポート 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールにより、総計で 512 Gbps の全二重バックプレーン スイッチング パフォーマンスが実現され、高性能な仮想サーバに最適です。調停ローカル スイッチングを使用すると、48 ポート 8 Gbps アドバンスド モジュールは、モジュール上でローカルにスイッチングされるポート全体にわたって総計で 768 Gbps の全二重パフォーマンスを実現します。48 ポート 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル モジュールの調停ローカル スイッチング機能は、ストレージがローカルにマッピングされた高密度の仮想マシン クラスタの導入に最適です。

図 1 Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュール

図 1 Cisco MDS 9000 ファミリ 48 ポート 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュール


図 1 Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュール

Cisco MDS 9000 ファミリ 32 ポート 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュール


Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、最大 528 ポートを集約帯域幅 8.4 テラビット/秒(Tbps)で提供します。8 Gbps アドバンスド モジュールを使用することにより、SAN 展開をより少ないハードウェア コンポーネントで統合し、何百台もの仮想マシンからの作業負荷を圧倒的なパフォーマンスでまとめて処理し、既存の投資を保護しながら SAN の成長に応じて段階的なアップデートで拡張することが可能になります。Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、Cisco VMpath テクノロジーも提供します。これにより、仮想データセンター向けの高度な仮想マシン対応の SAN プロビジョニングとモニタリングが使用可能になります。Cisco VMpath を使用すると、SAN のリソース割り当ておよびパフォーマンスを仮想マシン単位でモニタ、管理、および制御できます。また、サーバからストレージに至るまでのすべての経路を作成でき、それにより、ミッションクリティカルな作業負荷をエンドツーエンドで追跡することが可能になります。

Cisco MDS 9000 ファミリ アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、ホットスワップ可能であり、1/2/4/8 Gbps インターフェイスおよび 10 Gbps インターフェイスと互換性があります。また、ホットスワップ可能な拡張 Small Form-Factor Pluggable(SFP+)トランシーバをサポートしています。個々のポートには、シスコの 8 および 10 Gbps の短波長または長波長 SFP+ トランシーバを実装可能です。各ポートでは 500 個のバッファ クレジットがサポートされ、ライセンスを追加しなくても優れた拡張性が実現されています。シスコ エンタープライズ パッケージでは、最大 4095 個のバッファ クレジットを個々のポートに割り当て可能であり、リンク使用率の低下なしに長距離にわたってリンク帯域幅をフルに利用できます。

8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールでは、これまで使用可能だった機能も引き続き提供されます。これには、予測可能なパフォーマンスとハイ アベイラビリティ、高度なトラフィック管理機能、統合された VSAN と IVR、復元力のある高性能な ISL、インテリジェント ファブリック サービス、高度な IBM Fibre Connection(FICON)サービス、包括的なセキュリティ フレームワーク、障害検出とエラー パケットの隔離、高度な診断機能などがあります。

製品の特徴

  • Cisco FlexSpeed:Cisco MDS 9000 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、Cisco FlexSpeed テクノロジーを搭載しています。このテクノロジーにより、アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュール上のポートは、1/2/4/8 Gbps または 10 Gbps のファイバ チャネル インターフェイスとして設定できます。10 Gbps インターフェイスに設定すると、8 Gbps インターフェイスより 50 パーセント高いデータレートが実現されるため、ISL 用のケーブルを削減できます。10 Gbps リンクでは、内蔵の Cisco TrustSec® 暗号化により、セキュアで高性能なネイティブ ファイバ チャネル SAN 拡張が実現されます。32 ポート モジュールと 48 ポート モジュールは両方とも最大 24 個の 10 Gbps ファイバ チャネル インターフェイスをサポートしています。したがって、1/2/4/8 Gbps ポートと 10 Gbps ポートを同じファイバ チャネル スイッチング モジュールに統合することが可能であり、Cisco MDS 9000 ファミリ シャーシのスペースが節約されます。
  • 調停ローカル スイッチング:Cisco MDS 9000 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、シャーシ内の他のモジュールと交換されるトラフィックに対してパフォーマンスの低下や遅延の増加を発生させずに同一モジュール上のすべてのポートにラインレート スイッチングを提供します。この機能は、Cisco MDS 9500 シリーズ マルチレイヤ ディレクタのクロスバー アーキテクチャで中央アービターがローカルなトラフィックおよび他のモジュールとのトラフィックの間を公平に調停することにより実現されます。ローカル スイッチングは、任意の Cisco MDS 9500 シリーズ ディレクタクラス シャーシ上で有効にできます。
  • 統合されたハードウェアベースの VSAN と Inter-VSAN Routing(IVR; VSAN 間ルーティング):Cisco MDS 9000 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、アプリケーション間のセキュリティと分離を維持しながら、大規模な統合 SAN の導入を可能にします。ポートレベルのハードウェアに統合されることにより、システムまたはファブリック内の任意のポートまたは任意の仮想マシンが任意の VSAN に区分化されます。ハードウェアベースの統合的な IVR により、外部ルーティング アプライアンスを使用することなく、システムまたはファブリック内の任意のポート間でラインレート ルーティングが提供されます。
  • 復元力のある高性能な ISL:Cisco MDS 9000 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、8 Gbps または 10 Gbps のセキュアなファイバ チャネルで構成される高性能な ISL をサポートします。アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、PortChannel テクノロジーも提供します。シャーシ内の任意のモジュール上の任意のポートに架けられた最大 16 本のリンクが 1 本の論理リンクにグループ化され、スケーラビリティと復元力が強化されます。最大 4095 個のバッファツーバッファ クレジットを単一のファイバ チャネル ポートに割り当てることができます。それにより、フルのリンク帯域幅を維持したまま 2 Gbps で 4000 km、4 Gbps で 2000 km、8 Gbps で 1000 km、10 Gbps で 680 km まで拡張可能な業界最高レベルのストレージ ネットワークが実現されます。
  • インテリジェント ファブリック サービス:Cisco MDS 9000 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、VSAN テクノロジー、Cisco TrustSec 暗号化、ハードウェアベースのインテリジェント フレーム処理用の Access Control List(ACL; アクセス コントロール リスト)、および高度なトラフィック管理機能を提供して、大規模なエンタープライズ ストレージ ネットワークの導入を可能にします。8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、Fibre Channel Redirect(FC-Redirect)テクノロジーを提供します。このテクノロジーは、一連のトラフィック フローを Cisco MDS 9000 I/O Acceleration(IOA; I/O アクセラレーション)、Cisco Data Mobility Manager(DMM)、Storage Media Encryption(SME)などのインテリジェント ファブリック サービスにリダイレクトすることを可能にする分散型のフロー リダイレクト メカニズムです。
  • 高度な FICON サービス:Cisco MDS 9000 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、カスケード FICON ファブリック、VSAN 対応のメインフレームとオープン システムの混在環境、およびメインフレーム Linux パーティションの N-port ID virtualization(NPIV; N ポート ID バーチャライゼーション)を含めた、1/2/4/8 Gbps FICON 環境をサポートします。FICON Control Unit Port(CUP)のサポートにより、メインフレーム管理コンソールから Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチのインバンド管理が可能になります。
  • 包括的なセキュリティ フレームワーク:Cisco MDS 9000 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、RADIUS と TACACS+、Fibre Channel Security Protocol(FC-SP)、Secure FTP(SFTP)、Secure Shell(SSH; セキュア シェル)プロトコル、Simple Network Management Protocol Version 3(SNMPv3; 簡易ネットワーク管理プロトコル バージョン 3)をサポートし、Advanced Encryption Standard(AES; 高度暗号化規格)、VSAN、ハードウェア強制ゾーニング、ACL、および VSAN 単位の Role-Based Access Control(RBAC; ロールベース アクセス コントロール)を実装しています。8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールで実行される Cisco TrustSec リンク暗号化は、高性能な 8 Gbps および 10 Gbps ファイバ チャネル リンク上でデータセンター内またはデータセンター間の機密データを保護します。
  • 高度な診断機能:Cisco MDS 9000 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、インテリジェント診断機能、プロトコル デコード機能、ネットワーク分析ツール、および統合された Call Home 機能を提供して、信頼性の向上、問題解決の迅速化、およびサービス コストの削減を実現します。

主な利点


投資保護

シスコは、ファイバ チャネル SAN 分野における持続的な技術革新を推進することにより、既存の Cisco MDS 9500 ファミリ シャーシに高度な機能を提供しています。Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、既存の Cisco MDS 9500 シリーズ シャーシにスケーラビリティ、柔軟性、およびパフォーマンスを提供します。8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、シャーシあたり最大 528 個の 8 Gbps ラインレート ポートを提供することで、大規模データセンターの拡張ニーズに対応します。Cisco FlexSpeed は、1/2/4/8 Gbps ポートと 10 Gbps ポートが同一モジュール上に共存することを可能にします。8 Gbps ラインレートの調停ローカル スイッチングは Cisco MDS 9500 シリーズ スイッチング内の 48 ポートすべてにわたって行われ、局地的なクラスタの活用を可能にします。8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールでサポートされる Cisco IOA と SME、統合されたハードウェアベースの VSAN と IVR、包括的なセキュリティ フレームワークなどのインテリジェント ファブリック サービスは、前世代の Cisco MDS 9000 ファミリ ファイバ チャネル スイッチング モジュールと完全な互換性があり、それによりスイッチング モジュールとファブリック サービスに対するお客様の投資を保護しています。

スケーラブルで統合された SAN の導入

今日のビジネス環境における急激なデータ量の増加に伴い、企業は大規模な SAN の導入を必要としています。こうしたスケーラビリティの要件を満たすために、Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールでは、業界最高レベルのポート密度であるシャーシあたり最大 528 個の 8 Gbps ポートまたは最大 264 個の 10 Gbps ポート、スロット単位の高いパフォーマンス、圧倒的な機能を実現するインテリジェント ファブリック サービス、論理的な構成を維持したまま個々の物理的な SAN アイランドを統合する VSAN、そして VSAN 間でリソースを共有するための IVR が提供されます。これらの機能により、より少数で、より規模が大きく、より管理しやすい SAN に企業のデータ資産を統合することが可能になります。8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールでは、高性能な 1/2/4/8 Gbps および 10 Gbps ファイバ チャネル接続を同一スイッチング モジュール上で共存させることができます。それにより、独立した 10 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールを用意する必要がなくなり、SAN リソースの統合をさらに進めることができます。サーバ アクセス レイヤでロスレス イーサネットを使用して LAN と SAN が統合されているユニファイド ファブリック展開の場合、8 Gbps アドバンスド スイッチング モジュールにより、既存のファイバ チャネル インフラストラクチャに対して高性能な接続が提供されます。8 Gbps アドバンスド スイッチング モジュールは、復元力のある接続を高密度のコンピューティング POD 環境に提供する場合にも最適です。

仮想マシン対応 SAN の導入

データセンターでサーバ仮想化がますます採用されるようになると、SAN に接続されるホストの数が増加し、SAN に対する作業負荷が大きくなり、必要なストレージが増大し、SAN サービスに対するニーズが高まります。Cisco Data Center Network Manager for SAN(DCNM-SAN)に含まれる Cisco VMpath テクノロジーは、仮想マシンからストレージに至るまでのすべての経路をエンドツーエンドで可視化できます。また、ミッションクリティカルな仮想環境で迅速なトラブルシューティングを可能にするために、仮想マシン単位でリソース割り当て、パフォーマンス測定、および予測を利用できます。ストレージがローカルにマッピングされた高密度のクラスタ仮想マシン環境を導入すれば、Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールのすべてのポートに対してローカル スイッチングを利用できます。

統合されたメインフレーム サポート

Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールはメインフレームに対応しており、IBM System z FICON と Linux 環境を完全にサポートします。8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、カスケード ファブリックと非カスケード ファブリックの両方で FICON プロトコルの伝送をサポートし、同一スイッチ上での FICON トラフィックとオープン システム Fibre Channel Protocol(FCP; ファイバ チャネル プロトコル)トラフィックの混在もサポートしています。VSAN は、z/OS 環境、メインフレーム Linux 環境、およびオープン システム環境の間で SAN リソースを簡単に混在させることができます。それにより、SAN の利用率が向上し、管理が簡素化されます。ゾーニング ベースの混在手法に伴いがちの不確実さや不安定さも、VSAN ベースの混在モードでは発生することはありません。また、VSAN を利用すれば、ある VSAN での設定ミスやコンポーネント障害によって他の VSAN が影響を受ける確率も大幅に低下します。VSAN ベースの管理アクセス コントロールでは、メインフレーム環境とオープン システム環境の間で SAN 管理責任の区分化が簡単になるため、セキュリティが強化されます。

FICON VSAN の管理には、内蔵の Cisco DCNM-SAN や、Cisco Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)に加えて、SA/390、Resource Measurement Facility(RMF)、Dynamic Channel Path Management(DCM; ダイナミック チャネル パス管理)などの IBM CUP 対応管理ツールを利用できます。

高度なトラフィック管理

すべての Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールに組み込まれている高度なトラフィック管理機能は、大規模ファブリックの展開と最適化を簡素化します。

  • 仮想出力キューイング:ヘッドオブライン ブロッキングを回避することにより、トラフィック パターンに関係なく各ポートでラインレート パフォーマンスが確保されます。
  • 最大 4095 個のバッファツーバッファ クレジット:個別の任意のポートに割り当てて、遠隔地との間の帯域利用率を最適化できます。
  • PortChannel:最大 16 本の物理 ISL を 1 つの論理バンドルに集約して、すべてのリンクで全体的に帯域利用率を最適化できます。このバンドルでは、シャーシ内の任意のモジュールの任意のポートを混在できるため、モジュールで障害が発生した場合でもバンドルをアクティブに保つことができます。
  • Fabric Shortest Path First(FSPF; ファブリック最短パス優先)ベースのマルチパス:最大 16 本の等コスト パスの間でインテリジェントなロード バランスが可能です。スイッチで障害が発生した場合は、トラフィックが動的に再ルーティングされます。
  • Quality of Service(QoS):帯域幅を管理し、遅延を制御することで、重要なトラフィックを優先させることができます。すべてのポートで利用できます。
  • ポート帯域幅予約:ポート単位で専用帯域幅を定義できます。

高度な診断ツールおよびトラブルシューティング ツール

Cisco MDS 9000 ファミリには、予防的な診断機能、接続とルート遅延を検証するツール、およびトラフィックをキャプチャして分析するメカニズムが内蔵されており、それにより大規模ストレージ ネットワークの管理が簡素化されます。Power-On Self Test(POST; 電源投入時自己診断テスト)とオンライン診断は、予防的なヘルス モニタリング機能を提供します。統合ハードウェア機能は、フローの正確なパスとタイミングを特定する Fibre Channel Traceroute、ネットワーク トラフィックをインテリジェントにキャプチャする Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)と Remote Switched Port Analyzer(RSPAN; リモート スイッチド ポート アナライザ)といった診断機能を実現します。キャプチャされたファイバ チャネル トラフィックは、組み込みの Cisco Fabric Analyzer で分析できます。ポートベースおよびフローベースの包括的な統計情報によって、高度なパフォーマンス分析と Service-Level Agreement(SLA; サービスレベル契約)アカウンティングが可能になります。

製品仕様


表 1 に、Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールの製品仕様を示します。

表 1 技術仕様

機能 説明
製品の互換性
  • Cisco MDS 9500 シリーズ マルチレイヤ ディレクタ
ソフトウェアの互換性
  • Cisco MDS NX-OS ソフトウェア リリース 5.2 以降
プロトコル
  • FC-PH、Revision 4.3(ANSI INCITS 230-1994)
  • FC-PH、Amendment 1(ANSI INCITS 230-1994/AM1-1996)
  • FC-PH、Amendment 2(ANSI INCITS 230-1994/AM2-1999)
  • FC-PH-2、Revision 7.4(ANSI INCITS 297-1997)
  • FC-PH-3、Revision 9.4(ANSI INCITS 303-1998)
  • FC-PI、Revision 13(ANSI INCITS 352-2002)
  • FC-PI-2、Revision 10(ANSI INCITS 404-2006)
  • FC-PI-3、Revision 4(ANSI INCITS 460-2011)
  • FC-PI-4、Revision 8(ANSI INCITS 450-2008)
  • FC-PI-5、Revision 6(ANSI INCITS 479-2011)
  • FC-FS、Revision 1.9(ANSI INCITS 373-2003)
  • FC-FS-2、Revision 1.01(ANSI INCITS 424-2007)
  • FC-FS-2、Amendment 1(ANSI INCITS 424-2007/AM1-2007)
  • FC-FS-3、Revision 1.11(ANSI INCITS 470-2011)
  • FC-LS、Revision 1.62(ANSI INCITS 433-2007)
  • FC-LS-2、Revision 2.21(ANSI INCITS 477-2011)
  • FC-SW-2、Revision 5.3(ANSI INCITS 355-2001)
  • FC-SW-3、Revision 6.6(ANSI INCITS 384-2004)
  • FC-SW-4、Revision 7.5(ANSI INCITS 418-2006)
  • FC-SW-5、Revision 8.5(ANSI INCITS 461-2010)
  • FC-GS-3、Revision 7.01(ANSI INCITS 348-2001)
  • FC-GS-4、Revision 7.91(ANSI INCITS 387-2004)
  • FC-GS-5、Revision 8.51(ANSI INCITS 427-2007)
  • FC-GS-6、Revision 9.4(ANSI INCITS 463-2010)
  • FCP、Revision 12(ANSI INCITS 269-1996)
  • FCP-2、Revision 8(ANSI INCITS 350-2003)
  • FCP-3、Revision 4(ANSI INCITS 416-2006)
  • FCP-4、Revision 2
  • FC-SB-2、Revision 2.1(ANSI INCITS 349-2001)
  • FC-SB-3、Revision 1.6(ANSI INCITS 374-2003)
  • FC-SB-3、Amendment 1(ANSI INCITS 374-2003/AM1-2007)
  • FC-SB-4、Revision 3.0(ANSI INCITS 466-2011)
  • FC-BB-2、Revision 6.0(ANSI INCITS 372-2003)
  • FC-BB-3、Revision 6.8(ANSI INCITS 414-2006)
  • FC-BB-4、Revision 2.7(ANSI INCITS 419-2008)
  • FC-BB-5、Revision 2.0(ANSI INCITS 462-2010)
  • FC-VI、Revision 1.84(ANSI INCITS 357-2002)
  • FC-SP、Revision 1.8(ANSI INCITS 426-2007)
  • FAIS、Revision 1.03(ANSI INCITS 432-2007)
  • FAIS-2、Revision 2.23(ANSI INCITS 449-2008)
  • FC-IFR、Revision 1.06(ANSI INCITS 475-2011)
  • FC-FLA、Revision 2.7(INCITS TR-20-1998)
  • FC-PLDA、Revision 2.1(INCITS TR-19-1998)
  • FC-Tape、Revision 1.17(INCITS TR-24-1999)
  • FC-MI、Revision 1.92(INCITS TR-30-2002)
  • FC-MI-2、Revision 2.6(INCITS TR-39-2005)
  • FC-DA、Revision 3.1(INCITS TR-36-2004)
MIB
  • Class of Service(CoS; サービス クラス):クラス 2、3、F
  • ファイバ チャネル標準ポート タイプ:E、F、FL
  • ファイバ チャネル拡張ポート タイプ:SD、TE
カード、ポート、スロット
  • 32 個または 48 個の自動検知 1/2/4/8 Gbps ファイバ チャネル ポート
  • 24 個の 10 Gbps ファイバ チャネル ポート
機能
ファブリック サービス
  • ネーム サーバ
  • Registered State Change Notification(RSCN)
  • ログイン サービス
  • Fabric Configuration Server(FCS)
  • パブリック ループ
  • ブロードキャスト
  • 順次配信
高度な機能
  • VSAN
  • IVR
  • PortChannel(マルチパス ロード バランシングを使用)
  • QoS(フローベースおよびゾーンベース)
  • NPIV
  • 中央集中型調停によるローカル スイッチング
診断ツールおよびトラブルシューティング ツール
  • POST 診断
  • オンライン診断
  • 内部ポート ループバック
  • SPAN および RSPAN
  • ファイバ チャネル Traceroute
  • ファイバ チャネル Ping
  • ファイバ チャネルのデバッグ
  • Cisco Fabric Analyzer
  • Syslog
  • オンライン システム ヘルス
  • ポートレベル統計情報
  • リアルタイム プロトコル デバッグ
ネットワーク セキュリティ
  • VSAN
  • ACL
  • VSAN 単位の RBAC
  • ファイバ チャネル ゾーニング
    • N ポート Worldwide Name(WWN; ワールドワイド名)
    • N ポート Fibre Channel ID(FC-ID; ファイバ チャネル ID)
    • Fx ポート WWN
    • Fx ポート WWN およびインターフェイス インデックス
    • Fx ポート ドメイン ID およびインターフェイス インデックス
    • Fx ポート ドメイン ID およびポート番号
    • Logical Unit Number(LUN; 論理ユニット番号)
  • Fibre Channel Security Protocol(FC-SP)
    • Diffie-Hellman Challenge Handshake Authentication Protocol(DH-CHAP; Diffie-Hellman チャレンジ ハンドシェーク認証プロトコル)スイッチ間認証
    • DH-CHAP ホスト/スイッチ間認証
  • ポート セキュリティおよびファブリック バインディング
  • 管理アクセス
    • SSHv2 による AES の実装
    • SNMPv3 による AES の実装
    • SFTP
  • Cisco TrustSec ファイバ チャネル リンク レベル暗号化
    • SSHv2 による AES の実装
FICON
  • FC-SB-3 準拠
  • カスケード FICON ファブリック
  • FICON およびファイバ チャネル FCP トラフィックの混在
  • FICON CUP 管理インターフェイス
保守性
  • コンフィギュレーション ファイル管理
  • 運用を中断させずにファイバ チャネル インターフェイスのソフトウェア アップグレードが可能
  • Call Home
  • 電源管理 LED
  • ポート ビーコン
  • システム LED
  • アラート用 SNMP トラップ
  • ネットワーク ブート
パフォーマンス
  • ポート速度:1/2/4/8 Gbps 自動検知、オプションで 10 Gbps ファイバ チャネルに設定可能
  • バッファ クレジット:ポートあたり最大 500 個、個々のポート上で最大 4095 個(オプションのエンタープライズ パッケージ ライセンスがアクティブな場合)
  • PortChannel:最大 16 ポート
サポート対象のシスコ製オプティカル インターフェイス、メディア、および伝送距離 速度
10 Gbps SW、LC、SFP+
10 Gbps SW、LC、SFP+
10 Gbps LW、LC、SFP+
8 Gbps SW、LC、SFP+
8 Gbps SW、LC、SFP+
8 Gbps LW、LC、SFP+
4 Gbps SW、LC、SFP
4 Gbps SW、LC、SFP
メディア
50/125 ミクロン マルチモード
62.5/125 ミクロン マルチモード
9/125 ミクロン シングルモード
50/125 ミクロン マルチモード
62.5/125 ミクロン マルチモード
9/125 ミクロン シングルモード
50/125 ミクロン マルチモード
62.5/125 ミクロン マルチモード
距離
300 m
33 m
10 km
150 m
21 m
10 km
380 m
70 m
信頼性とアベイラビリティ
  • ホットスワップ可能なモジュール
  • ホットスワップ可能な SFP/SFP+ トランシーバ
  • オンライン診断
  • ステートフルなプロセス再起動
  • 運用の中断を必要としないスーパーバイザ フェールオーバー
  • 任意のモジュールおよび任意のポートで構成する PortChannel
  • ファブリックベースのマルチパス
  • VSAN 単位のファブリック サービス
  • ポート トラッキング
  • 管理用の Virtual Routing Redundancy Protocol(VRRP; 仮想ルータ冗長プロトコル)
ネットワーク管理
  • Cisco MDS 9500 シリーズ スーパーバイザ モジュール経由のアクセス方法
    • アウトオブバンド 10/100 イーサネット ポート(スーパーバイザ 1)
    • アウトオブバンド 10/100/1000 イーサネット ポート(スーパーバイザ 2 とスーパーバイザ 2A)
    • RS-232 シリアル コンソール ポート
    • インバンド IP over Fibre Channel
    • DB-9 COM ポート
  • Cisco MDS 9000 ファミリ ファイバ チャネル スイッチング モジュール経由のアクセス方法
    • インバンド FICON CUP over Fibre Channel
  • アクセス プロトコル
    • CLI(コンソールおよびイーサネット ポート経由)
    • SNMPv3(イーサネット ポートおよびインバンド IP over Fibre Channel アクセス経由)
    • Storage Networking Industry Association(SNIA)Storage Management Initiative Specification(SMI-S)
    • FICON CUP
  • 分散型デバイス エイリアス サービス
  • ネットワーク セキュリティ
    • VSAN 単位の RBAC(RADIUS および TACACS+ ベースの Authentication, Authorization, and Accounting(AAA; 認証、許可、アカウンティング)機能を使用)
    • SFTP
    • SSHv2 による AES の実装
    • SNMPv3 による AES の実装
  • 管理アプリケーション
    • Cisco MDS 9000 ファミリ CLI
    • Cisco Fabric Manager
    • Cisco Device Manager
    • CiscoWorks Resource Manager Essentials(RME)および Device Fault Manager(DFM)
プログラミング インターフェイス
  • スクリプト可能 CLI
  • Cisco DCNM-SAN Essentials
  • Cisco DCNM-SAN Advanced
環境仕様
  • 周囲温度(動作時):0 〜 40 °C(32 〜 104 °F)
  • 周囲温度(非動作時および保管時):-40 〜 75 °C(-40 〜 167 °F)
  • 周囲湿度(動作時、結露しないこと):10 〜 90 %
  • 周囲湿度(非動作時および保管時、結露しないこと):10 〜 95 %
  • 高度(動作時):-60 〜 2000 m(-197 〜 6500 フィート)
物理寸法
  • 寸法(高さ x 幅 x 奥行):3.0 x 35.6 x 40.6 cm (1.75 x 14.4 x 16 インチ)
  • 重量
    • 32 ポート アドバンスド FC モジュール:4.76 kg(10.5 ポンド)
    • 48 ポート アドバンスド FC モジュール:4.76 kg(10.5 ポンド)
認定および適合規格
  • 適合規格
    • CE マーキング(指令 2004/108/EC および 2006/95/EC)
  • 安全規格
    • UL 60950-1 第 2 版
    • CAN/CSA-C22 2 No. 60950-1 第 2 版
    • EN 60950-1 第 2 版
    • IEC 60950-1 第 2 版
    • AS/NZS 60950-1
    • GB4943 2001
  • EMC 適合規格
    • 47CFR Part 15(CFR 47)クラス A
    • AS/NZS CISPR22 クラス A
    • CISPR22 クラス A
    • EN55022 クラス A
    • ICES003 クラス A
    • VCCI クラス A
    • EN61000-3-2
    • EN61000-3-3
    • KN22 クラス A
    • CNS13438 クラス A
    • EN55024
    • CISPR24
    • EN300386
    • KN24


発注情報


表 2 に、Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュールの発注情報を示します。

表 2 発注情報

製品番号 製品の説明
DS-X9232-256K9 Cisco MDS 9000 ファミリ 32 ポート 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュール
DS-X9248-256K9 Cisco MDS 9000 ファミリ 48 ポート 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュール
DS-13SLT-FAB3 MDS 9513 クロスバー スイッチング ファブリック 3 モジュール
DS-SFP-FC10G-SW Cisco MDS 9000 ファミリ 10 Gbps ファイバ チャネル:短波長、SFP+、LC
DS-SFP-FC10G-LW Cisco MDS 9000 ファミリ 10 Gbps ファイバ チャネル:長波長、SFP+、LC
DS-SFP-FC8G-SW Cisco MDS 9000 ファミリ 2/4/8 Gbps ファイバ チャネル:短波長、SFP+、LC
DS-SFP-FC8G-LW Cisco MDS 9000 ファミリ 2/4/8 Gbps ファイバ チャネル:長波長、SFP+、LC(伝送距離 10 km)
DS-SFP-FC8G-ER 2/4/8 Gbps ファイバ チャネル延長到達距離 SFP+、LC(伝送距離 40 km)
DS-SFP-FC4G-SW Cisco MDS 9000 ファミリ 1/2/4 Gbps ファイバ チャネル:短波長、SFP、LC
DS-C9513-4AK9 Cisco MDS 9513 基本構成:シャーシ、2 Sup2A、2 Fabric3、2 6K AC PS
スペア コンポーネント
DS-X9232-256K9= Cisco MDS 9000 ファミリ 32 ポート 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュール、スペア
DS-X9248-256K9= Cisco MDS 9000 ファミリ 48 ポート 8 Gbps アドバンスド ファイバ チャネル スイッチング モジュール、スペア
DS-13SLT-FAB3= MDS 9513 クロスバー スイッチング ファブリック 3 モジュール、スペア
DS-SFP-FC10G-SW= Cisco MDS 9000 ファミリ 10 Gbps ファイバ チャネル:短波長、SFP+、LC、スペア
DS-SFP-FC10G-LW= Cisco MDS 9000 ファミリ 10 Gbps ファイバ チャネル:長波長、SFP+、LC、スペア
DS-SFP-FC8G-SW-4= Cisco MDS 9000 ファミリ 2/4/8 Gbps ファイバ チャネル:短波長、SFP+、LC、4 パック、スペア
DS-SFP-FC8G-SW= Cisco MDS 9000 ファミリ 2/4/8 Gbps ファイバ チャネル:短波長、SFP+、LC、スペア
DS-SFP-FC8G-LW= Cisco MDS 9000 ファミリ 2/4/8 Gbps ファイバ チャネル:長波長、SFP+、LC(伝送距離 10 km)、スペア
DS-SFP-FC8G-ER= 2/4/8 Gbps ファイバ チャネル延長到達距離 SFP+、LC、スペア(伝送距離 40 km)
DS-SFP-FC4G-SW-4= Cisco MDS 9000 ファミリ 1/2/4 Gbps ファイバ チャネル:短波長、SFP+、LC、4 パック、スペア
DS-SFP-FC4G-SW= Cisco MDS 9000 ファミリ 1/2/4 Gbps ファイバ チャネル:短波長、SFP、LC、スペア


関連情報


Cisco MDS 9000 ファミリ ファイバ チャネル スイッチング モジュールの詳細については、
http://www.cisco.com/jp/go/storage/ を参照するか、最寄りのシスコ代理店までお問い合わせください。

サポートされる光モジュールの詳細については、「Cisco MDS 9000 ファミリ Pluggable(プラグ着脱可能)トランシーバ」を参照してください。

.