データシートCisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールCisco® MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、最も要求の厳しいストレージ アプリケーションのサポートに必要なインテリジェンスと高いパフォーマンスを備えており、大規模なストレージ エリア ネットワーク(SAN)統合の基盤となる製品です。シャーシあたりの 8 Gbps ポート数 528 個を実現すると共に、これまでのスイッチング モジュールの 2 倍の帯域幅を持つ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、統合 SAN の構築に必要なシャーシの数を減らし、設置面積、電力供給と冷却、および総所有コスト(TCO)の大幅な節約に貢献します。 Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの構成は 3 種類用意されています。
8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールはすべての MDS 9500 シリーズ マルチレイヤ ディレクタとの間に互換性があるため、既存の 2 Gbps/4 Gbps MDS 9000 ファミリ ファイバ チャネル スイッチング モジュールを引き続き使用しながらネットワークの要件に応じて段階的に 8 Gbps テクノロジーへと移行していくことが可能です。 製品概要24 ポート 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュール最も要求の厳しいストレージ ネットワーキング環境においても、Cisco MDS 9000 ファミリ 24 ポート 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールは確実にそのパフォーマンスを発揮します。フロント パネルのポート全体で最高 192 Gbps の全二重帯域幅を持つこのモジュールは、4 Gbps および 8 Gbps 対応のストレージ サブシステムのアタッチメントとして、およびスイッチ間(ISL)接続に最適です。マルチプロトコル対応の 24 ポート 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールには FICON プロトコル、FICON CUP(Control Unit Port)管理、およびスイッチ カスケーディングの機能が透過的に統合されており、メインフレームへの接続が可能です。仮想 SAN(VSAN)によって、ファイバ チャネルと FICON のトラフィックをハードウェア ベースで分離して単一の物理 SAN 上でスイッチングすることができるため、ネットワークのスケーラビリティ、アベイラビリティ、管理性、およびセキュリティを損なうことなく全体的な TCO が低下します。 48 ポート 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールハイパフォーマンス ストレージ ネットワーキング環境向けの Cisco MDS 9000 ファミリ 48 ポート 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、パフォーマンスとスケーラビリティのバランスが理想的な製品です。48 個の自動検知 1/2/4/8 Gbps ポート全体の全二重帯域幅は 192 Gbps となっており、エンタープライズ クラスの、あるいは高度に仮想化されたサーバの要求に応えるパフォーマンスを発揮します。使いやすいトラフィック エンジニアリング機能を通して、予測可能なハイパフォーマンス ストレージとスイッチ間接続を実現する柔軟性を持ち、帯域幅のフル利用が可能です。 4/44 ポート 8 Gbps ホスト最適化ファイバ チャネル スイッチング モジュールホスト接続のために最適化された Cisco MDS 9000 ファミリ 4/44 ポート 8 Gbps ホスト最適化ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、ストレージ ネットワークの統合に必要な、高密度かつコスト効果に優れた接続を実現します。8 Gbps ポート 4 個と 4 Gbps ポート 44 個の全二重帯域幅は 96 Gbps となっており、今日の標準的な大多数のサーバの要求を満たします。 すべての Cisco MDS 9000 ファイバ チャネル スイッチング モジュールに搭載されている「ポート帯域幅予約」は、スイッチング帯域幅を特定のポート専用に割り当てるための機能です。このシスコ独自の機能によって、帯域幅割り当ての柔軟性が大幅に高まるため、1 つのモジュールの中でハイパフォーマンス ISL をはじめとするさまざまなアプリケーションを混在させることが可能です。24 ポート、48 ポート、および 4/44 ポート ホスト最適化 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールを組み合わせて 1 つのモジュラ シャーシに搭載することで、幅広いアプリケーション環境において、コストとパフォーマンスの点で最適なストレージ ネットワークを設計することができます。このように、アプリケーションに合わせて最適な数のポートを導入すれば、ストレージ ネットワークに必要なスイッチと ISL の数を減らすことができ、多くの場合はコアエッジ ネットワーク トポロジが不要になります。これらのスイッチング モジュールを利用することで、Cisco MDS 9513 マルチレイヤ ディレクタのシャーシあたりのポート数は最大 528、ラックあたりのポート数は最大 1,584 まで拡張可能になります。スイッチの数が減少すれば管理が容易になり、導入と運用のコストが低下し、結果として TCO が大幅に低下します。図 1 に Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの 3 つの構成を示します。 Cisco 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールはホットスワップおよび 1/2/4/8 Gbps 自動検知に対応しています。また、ホットスワップ可能な Small Form-Factor Pluggable(SFP)および Enhanced Small Form-Factor Pluggable(SFP+)LC インターフェイスをサポートします。ポートはそれぞれ、Cisco 4 Gbps および 8 Gbps 短波または長波 SFP および SFP+ を使用するように設定することができ、最長 10 km の接続が可能です。さらに、Cisco 2 Gbps および 4 Gbps 低密度波長分割多重(CWDM)SFP を使用するようにポートを設定することも可能で、2 Gbps で最長 100 km、4 Gbps で最長 40 km の接続が可能です。ポートあたり 250 個のバッファ クレジットがサポートされており、ライセンスを追加しなくても最大限の拡張が可能です。Cisco エンタープライズ パッケージを購入すれば 1 つのポートに割り当て可能なバッファ クレジットは最大 4,095 個となり、数千 km を超える距離でもリンク利用率を低下させることなくリンク帯域幅をフルに使用できます。 主な機能と利点Cisco MDS 9000 ファミリ ファイバ チャネル 8 Gbps スイッチング モジュールの機能は以下のとおりです。
インテリジェントなスケーラビリティCisco MDS 9000 ファミリの特徴はポート密度の高さと、1 シャーシあたり 4 〜 528 ポートの拡張性です。ポート密度が高いだけでは大規模ストレージ ネットワークを構築することはできません。そのため、マルチレイヤ ストレージ ネットワークを実現する革新的な機能が導入されています。VSAN、全ポートでの VSAN 間ルーティング、高度なトラフィック管理、ハードウェア レベルのサービサビリティ、および包括的なセキュリティ機能を備える Cisco MDS 9000 ファミリは、スケーラビリティの高さと TCO の抑制を要求される企業に最適なプラットフォームです。 仮想マシンの透過性サーバを仮想化する場合は、1 つの SAN で同時に数千もの多様な階層化されたアプリケーションを処理することが必要になります。このアプリケーションのそれぞれが、パフォーマンスに関して異なる要件を持っています。これらのアプリケーションと、そのアプリケーションが実行される仮想マシンが、物理的なサーバおよびネットワーク ポートの制限を受けることはありません。Cisco MDS 9000 ファミリの特徴である決定論的なハードウェア パフォーマンスと豊富な機能セットによって、仮想マシンも物理サーバと同様の SAN 属性を持つことが可能になります。MDS 9000 ファミリ NX-OS は、個々の VM 単位で VSAN 分離、QoS ポリシー、アクセス コントロール、パフォーマンス監視、およびデータ保護を実行するようになっているので、仮想マシンのスケーラビリティが高まり、仮想マシンの移動も容易になります。 仮想 SAN(VSAN)効率とセキュリティに優れた SAN 統合を実現する上で理想的な ANSI T11 準拠 VSAN は、単一の物理 SAN ファブリックまたはスイッチの中にハードウェア ベースで分離された複数の環境を作成することでストレージ ネットワークの利用効率を高めるテクノロジーです。VSAN はそれぞれ標準 SAN としてのゾーニングが可能で、各 VSAN 独自のファブリック サービスが維持されるため、スケーラビリティと復元力がさらに高まります。VSAN を利用すると、SAN インフラストラクチャのコストをより多くのユーザに分散させると同時に、トラフィックの絶対的な分離が可能です。また、VSAN 単位で独立した制御を維持できます。業界でいち早く実現した独自の仮想化機能を通して、VSAN の利点を仮想化サーバでも活用できるようになるため、エンドツーエンドの仮想化データセンターの基盤が確立します。 SAN ルーティングの統合集約型ストレージ ネットワークの効率とコスト効果をさらに高めるために、Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールではファイバ チャネル用のすべてのポートに IVR 機能のサポートが組み込まれています。IVR とは、それぞれ別の VSAN 上に存在する特定のイニシエータとターゲットの間でデータ トラフィックを選択して伝送するための機能ですが、各 VSAN 内のコントロール トラフィックの分離は維持されるので、ファブリックの安定性とアベイラビリティが低下することはありません。IVR が統合されているため、外部ルーティング アプライアンスが不要となり、TCO が低下すると共にルーティングのスケーラビリティが大幅に向上します。一方で、ラインレート パフォーマンスと管理の単純化といった利点があり、複数の独立したシステムを意味する場合の課題も解消されます。 メインフレーム サポートの統合Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールはメインフレームへの接続が可能で、IBM System z FICON および Linux の環境を完全にサポートします。8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールはカスケード型と非カスケード型のどちらのファブリックでも FICON プロトコルの伝送をサポートします。また、同一スイッチ上での FICON トラフィックとオープン システム FCP(Fibre Channel Protocol)トラフィックの混在もサポートしています。VSAN を利用すれば、z/OS、メインフレーム Linux、およびオープン システムの各環境の SAN リソースの混在も単純化されるため、SAN 利用率が向上すると共に SAN 管理が単純になります。ゾーニング ベースの混在手法に伴いがちの不確実さや不安定さも、VSAN ベースの混在モードでは発生することはありません。また、VSAN を利用すれば、ある VSAN での設定ミスやコンポーネント障害によって他の VSAN が影響を受ける確率も大幅に低下します。VSAN ベースの管理アクセス コントロールによってメインフレーム環境とオープン システム環境の間の SAN 管理責任の区分が単純になり、セキュリティが向上します。FICON VSAN の管理には、内蔵の Cisco Fabric Manager や、Cisco コマンドライン インターフェイス(CLI)に加えて、IBM CUP 対応の管理ツール、たとえば SA/390、RMF(Resource Measurement Facility)、DCM(Dynamic Channel Path Management)などを利用できます。 高度なトラフィック管理高度なトラフィック管理機能がすべての Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールに搭載されており、大規模ファブリックの導入と最適化が容易です。
高度な診断機能およびトラブルシューティング ツールCisco MDS 9000 ファミリには、予防的診断機能、接続とルート遅延を検証するツール、およびトラフィックをキャプチャして分析するメカニズムが統合されているので、大規模ストレージ ネットワークの管理が容易になります。電源投入時自己診断テスト(POST)とオンライン診断によって、予防的なヘルス モニタリングが可能です。ハードウェア機能が統合されているので、Fibre Channel Traceroute によるフローのパスとタイミングの正確な把握や、スイッチド ポート アナライザ(SPAN)の利用、およびリモート スイッチド ポート アナライザ(RSPAN)によるネットワーク トラフィックのインテリジェントなキャプチャが可能です。キャプチャしたファイバ チャネル トラフィックを分析するための Cisco Fabric Analyzer も組み込まれています。ポート ベースおよびフロー ベースの包括的な統計情報によって、高度なパフォーマンス分析とサービス レベル契約(SLA)アカウンティングが可能になります。 堅牢なセキュリティのための包括的なソリューションCisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、今日のエンタープライズ ネットワーク上で送受信される非常に機密性の高いデータを保護する広範なセキュリティ フレームワークとなります。8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールでは、ポート レベルでのインテリジェントなパケット インスペクションが採用されています。たとえば、ハードウェア強制ゾーニングのためのアクセス コントロール リスト(ACL)の適用や、VSAN、および高度なポート セキュリティの機能がサポートされます。ゾーニングに関するさまざまな機能が実装されているため、論理ユニット番号(LUN)へのアクセスを特定ホストのみに許可する(LUN ゾーニング)、特定ゾーンに対しては SCSI 読み取りコマンドのみを許可する(読み取り専用ゾーニング)、および選択したゾーンのみにブロードキャストを許可する(ブロードキャスト ゾーン)ことが可能です。同じ物理 SAN に接続されたデバイスの相互分離は VSAN によって可能になり、VSAN 間でのリソース共有の制御は IVR によって可能になります。さらに、FC-SP によって、スイッチ間およびホスト/スイッチ間での DH-CHAP(Diffie-Hellman Challenge Handshake Authentication Protocol)認証が可能になります。この認証では RADIUS や TACACS+ がサポートされるため、保護されたストレージ ネットワークには許可を受けたデバイスだけがアクセスできることの保証に役立ちます。Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps モジュールに搭載されている「ファイバ チャネル リンク暗号化」は、セキュリティ コンプライアンスの要件に応えるための機能です。ISL トラフィックが透過的に暗号化されるため、データセンター内およびデータセンター間で伝送されるデータの保護がさらに強化されます。 製品仕様表 1 に Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの製品仕様を示します。 表 1 技術仕様
発注情報表 2 に Cisco MDS 9000 ファミリ ファイバ チャネル スイッチング モジュールの発注情報を示します。 表 2 発注情報
関連情報Cisco MDS 9000 ファミリ ファイバ チャネル スイッチング モジュールの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/storage/ を参照してください。 |
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