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ストレージ ネットワーキング モジュール

Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュール

データシート





Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュール



Cisco® MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、最も要求の厳しいストレージ アプリケーションのサポートに必要なインテリジェンスと高いパフォーマンスを備えており、大規模なストレージ エリア ネットワーク(SAN)統合の基盤となる製品です。シャーシあたりの 8 Gbps ポート数 528 個を実現すると共に、これまでのスイッチング モジュールの 2 倍の帯域幅を持つ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、統合 SAN の構築に必要なシャーシの数を減らし、設置面積、電力供給と冷却、および総所有コスト(TCO)の大幅な節約に貢献します。

Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの構成は 3 種類用意されています。

  • 24 ポート 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュール:ハイエンド ストレージ サブシステムおよびスイッチ間リンク(ISL)接続において最高のパフォーマンスを発揮します。
  • 48 ポート 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュール:パフォーマンスとポート密度の点で、ハイパフォーマンス/仮想化サーバの接続に最適な製品です。
  • 4/44 ポート 8 Gbps ホスト最適化ファイバ チャネル スイッチング モジュール:SAN スイッチの数を最小限に抑えて標準のサーバを集約するときに非常に優れたコスト効果を発揮する製品です。多くの場合はコアエッジ トポロジが不要になります。

8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールはすべての MDS 9500 シリーズ マルチレイヤ ディレクタとの間に互換性があるため、既存の 2 Gbps/4 Gbps MDS 9000 ファミリ ファイバ チャネル スイッチング モジュールを引き続き使用しながらネットワークの要件に応じて段階的に 8 Gbps テクノロジーへと移行していくことが可能です。

製品概要

24 ポート 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュール

最も要求の厳しいストレージ ネットワーキング環境においても、Cisco MDS 9000 ファミリ 24 ポート 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールは確実にそのパフォーマンスを発揮します。フロント パネルのポート全体で最高 192 Gbps の全二重帯域幅を持つこのモジュールは、4 Gbps および 8 Gbps 対応のストレージ サブシステムのアタッチメントとして、およびスイッチ間(ISL)接続に最適です。マルチプロトコル対応の 24 ポート 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールには FICON プロトコル、FICON CUP(Control Unit Port)管理、およびスイッチ カスケーディングの機能が透過的に統合されており、メインフレームへの接続が可能です。仮想 SAN(VSAN)によって、ファイバ チャネルと FICON のトラフィックをハードウェア ベースで分離して単一の物理 SAN 上でスイッチングすることができるため、ネットワークのスケーラビリティ、アベイラビリティ、管理性、およびセキュリティを損なうことなく全体的な TCO が低下します。

48 ポート 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュール

ハイパフォーマンス ストレージ ネットワーキング環境向けの Cisco MDS 9000 ファミリ 48 ポート 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、パフォーマンスとスケーラビリティのバランスが理想的な製品です。48 個の自動検知 1/2/4/8 Gbps ポート全体の全二重帯域幅は 192 Gbps となっており、エンタープライズ クラスの、あるいは高度に仮想化されたサーバの要求に応えるパフォーマンスを発揮します。使いやすいトラフィック エンジニアリング機能を通して、予測可能なハイパフォーマンス ストレージとスイッチ間接続を実現する柔軟性を持ち、帯域幅のフル利用が可能です。

4/44 ポート 8 Gbps ホスト最適化ファイバ チャネル スイッチング モジュール

ホスト接続のために最適化された Cisco MDS 9000 ファミリ 4/44 ポート 8 Gbps ホスト最適化ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、ストレージ ネットワークの統合に必要な、高密度かつコスト効果に優れた接続を実現します。8 Gbps ポート 4 個と 4 Gbps ポート 44 個の全二重帯域幅は 96 Gbps となっており、今日の標準的な大多数のサーバの要求を満たします。

図 1 Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュール

図 1 Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュール
※画像をクリックすると、大きな画面で表示されますpopup_icon


すべての Cisco MDS 9000 ファイバ チャネル スイッチング モジュールに搭載されている「ポート帯域幅予約」は、スイッチング帯域幅を特定のポート専用に割り当てるための機能です。このシスコ独自の機能によって、帯域幅割り当ての柔軟性が大幅に高まるため、1 つのモジュールの中でハイパフォーマンス ISL をはじめとするさまざまなアプリケーションを混在させることが可能です。24 ポート、48 ポート、および 4/44 ポート ホスト最適化 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールを組み合わせて 1 つのモジュラ シャーシに搭載することで、幅広いアプリケーション環境において、コストとパフォーマンスの点で最適なストレージ ネットワークを設計することができます。このように、アプリケーションに合わせて最適な数のポートを導入すれば、ストレージ ネットワークに必要なスイッチと ISL の数を減らすことができ、多くの場合はコアエッジ ネットワーク トポロジが不要になります。これらのスイッチング モジュールを利用することで、Cisco MDS 9513 マルチレイヤ ディレクタのシャーシあたりのポート数は最大 528、ラックあたりのポート数は最大 1,584 まで拡張可能になります。スイッチの数が減少すれば管理が容易になり、導入と運用のコストが低下し、結果として TCO が大幅に低下します。図 1 に Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの 3 つの構成を示します。

Cisco 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールはホットスワップおよび 1/2/4/8 Gbps 自動検知に対応しています。また、ホットスワップ可能な Small Form-Factor Pluggable(SFP)および Enhanced Small Form-Factor Pluggable(SFP+)LC インターフェイスをサポートします。ポートはそれぞれ、Cisco 4 Gbps および 8 Gbps 短波または長波 SFP および SFP+ を使用するように設定することができ、最長 10 km の接続が可能です。さらに、Cisco 2 Gbps および 4 Gbps 低密度波長分割多重(CWDM)SFP を使用するようにポートを設定することも可能で、2 Gbps で最長 100 km、4 Gbps で最長 40 km の接続が可能です。ポートあたり 250 個のバッファ クレジットがサポートされており、ライセンスを追加しなくても最大限の拡張が可能です。Cisco エンタープライズ パッケージを購入すれば 1 つのポートに割り当て可能なバッファ クレジットは最大 4,095 個となり、数千 km を超える距離でもリンク利用率を低下させることなくリンク帯域幅をフルに使用できます。

主な機能と利点

Cisco MDS 9000 ファミリ ファイバ チャネル 8 Gbps スイッチング モジュールの機能は以下のとおりです。

  • 自動検知 1/2/4/8 Gbps インターフェイス:高いパフォーマンスと、既存のデバイスとの互換性を実現します。
  • ハイパフォーマンス ISL最大 16 本のリンクを単一の PortChannel でサポートします。これらのリンクは、1 つのシャーシ内のどのモジュールのどのポートで伝送することもできるので、スケーラビリティと復元力が向上します。最大 4,095 個のバッファ間クレジットを単一のファイバ チャネル ポートに割り当てることができるので、ストレージ ネットワークの拡張性に関しては業界有数であり、リンク帯域幅全体の利用を維持しながら 1 Gbps では最長 8,000 km、2 Gbps では最長 4,000 km、4 Gbps では最長 2,000 km、8 Gbps では最長 1,000 km の接続が可能です。
  • インテリジェント ネットワーク サービス:VSAN テクノロジーのサポート機能が統合されています。また、アクセス コントロール リスト(ACL)がサポートされているので、ハードウェア ベースのインテリジェントなフレーム処理が可能です。さらに、トラフィック管理のための高度な機能、たとえばファイバ チャネル輻輳制御(FCC)やファブリック規模での Quality Of Service(QoS)がサポートされているため、SAN アイランドからエンタープライズ ストレージ ネットワークへの移行が可能です。
  • ハードウェア ベースの VSAN と VSAN 間ルーティング(IVR)の統合:大規模マルチサイトと異機種混在 SAN トポロジの展開が可能になります。統合はポートレベルのハードウェアに対して行われるので、システムまたはファブリック内の任意のポートまたは任意の仮想マシン(VM)を任意の VSAN に分割できます。ハードウェアベースの IVR 機能が統合されているため、外部ルーティング アプライアンスを用意しなくても、1 つのシステムまたはファブリック内の任意のポート間でラインレートのルーティングが可能です。
  • FICON の先進的サービス:1/2/4/8 Gbps FICON 環境(カスケード FICON ファブリック、VSAN 対応メインフレーム/オープン システム混在環境、メインフレーム Linux パーティションのための N_Port ID 仮想化など)をサポートします。CUP がサポートされているため、メインフレームの管理コンソールからの Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチのインバンド管理が可能です。
  • 包括的なセキュリティ フレームワーク:RADIUS と TACACS+、Fibre Channel Security Protocol(FC-SP)、Secure File Transfer Protocol(SFTP)、Secure Shell(SSH)プロトコル、および Simple Network Management Protocol Version 3(SNMPv3)がサポートされているため、AES(Advanced Encryption Standard)、VSAN、ハードウェアによるゾーニング、ACL、および VSAN 単位のロールベース アクセス コントロールの実装が可能です。
  • 高度な診断機能:インテリジェント診断機能、プロトコル デコード機能、ネットワーク分析ツール、および内蔵の Call Home 機能を備えているため、信頼性が向上し、問題解決の時間が短縮され、サービス コストが削減されます。
  • ポート密度と構成の柔軟性:24 ポート、48 ポート、および 4/44 ポートの構成が用意されているため、最適なパフォーマンス、柔軟性、および密度が実現します。ポート密度は業界有数で、シャーシあたりの 8 Gbps ファイバ チャネル ポート数は 528、ラックあたりのポート数は 1,584 となります。
  • ファイバ チャネルリンク暗号化:Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps モジュール間で送受信されるファイバ チャネル データの暗号化が透過的に、ハードウェア ベースで、かつラインレートで実行されるので、ファイバ チャネル トラフィックの完全性と機密性が維持されます。

インテリジェントなスケーラビリティ

Cisco MDS 9000 ファミリの特徴はポート密度の高さと、1 シャーシあたり 4 〜 528 ポートの拡張性です。ポート密度が高いだけでは大規模ストレージ ネットワークを構築することはできません。そのため、マルチレイヤ ストレージ ネットワークを実現する革新的な機能が導入されています。VSAN、全ポートでの VSAN 間ルーティング、高度なトラフィック管理、ハードウェア レベルのサービサビリティ、および包括的なセキュリティ機能を備える Cisco MDS 9000 ファミリは、スケーラビリティの高さと TCO の抑制を要求される企業に最適なプラットフォームです。

仮想マシンの透過性

サーバを仮想化する場合は、1 つの SAN で同時に数千もの多様な階層化されたアプリケーションを処理することが必要になります。このアプリケーションのそれぞれが、パフォーマンスに関して異なる要件を持っています。これらのアプリケーションと、そのアプリケーションが実行される仮想マシンが、物理的なサーバおよびネットワーク ポートの制限を受けることはありません。Cisco MDS 9000 ファミリの特徴である決定論的なハードウェア パフォーマンスと豊富な機能セットによって、仮想マシンも物理サーバと同様の SAN 属性を持つことが可能になります。MDS 9000 ファミリ NX-OS は、個々の VM 単位で VSAN 分離、QoS ポリシー、アクセス コントロール、パフォーマンス監視、およびデータ保護を実行するようになっているので、仮想マシンのスケーラビリティが高まり、仮想マシンの移動も容易になります。

仮想 SAN(VSAN)

効率とセキュリティに優れた SAN 統合を実現する上で理想的な ANSI T11 準拠 VSAN は、単一の物理 SAN ファブリックまたはスイッチの中にハードウェア ベースで分離された複数の環境を作成することでストレージ ネットワークの利用効率を高めるテクノロジーです。VSAN はそれぞれ標準 SAN としてのゾーニングが可能で、各 VSAN 独自のファブリック サービスが維持されるため、スケーラビリティと復元力がさらに高まります。VSAN を利用すると、SAN インフラストラクチャのコストをより多くのユーザに分散させると同時に、トラフィックの絶対的な分離が可能です。また、VSAN 単位で独立した制御を維持できます。業界でいち早く実現した独自の仮想化機能を通して、VSAN の利点を仮想化サーバでも活用できるようになるため、エンドツーエンドの仮想化データセンターの基盤が確立します。

SAN ルーティングの統合

集約型ストレージ ネットワークの効率とコスト効果をさらに高めるために、Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールではファイバ チャネル用のすべてのポートに IVR 機能のサポートが組み込まれています。IVR とは、それぞれ別の VSAN 上に存在する特定のイニシエータとターゲットの間でデータ トラフィックを選択して伝送するための機能ですが、各 VSAN 内のコントロール トラフィックの分離は維持されるので、ファブリックの安定性とアベイラビリティが低下することはありません。IVR が統合されているため、外部ルーティング アプライアンスが不要となり、TCO が低下すると共にルーティングのスケーラビリティが大幅に向上します。一方で、ラインレート パフォーマンスと管理の単純化といった利点があり、複数の独立したシステムを意味する場合の課題も解消されます。

メインフレーム サポートの統合

Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールはメインフレームへの接続が可能で、IBM System z FICON および Linux の環境を完全にサポートします。8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールはカスケード型と非カスケード型のどちらのファブリックでも FICON プロトコルの伝送をサポートします。また、同一スイッチ上での FICON トラフィックとオープン システム FCP(Fibre Channel Protocol)トラフィックの混在もサポートしています。VSAN を利用すれば、z/OS、メインフレーム Linux、およびオープン システムの各環境の SAN リソースの混在も単純化されるため、SAN 利用率が向上すると共に SAN 管理が単純になります。ゾーニング ベースの混在手法に伴いがちの不確実さや不安定さも、VSAN ベースの混在モードでは発生することはありません。また、VSAN を利用すれば、ある VSAN での設定ミスやコンポーネント障害によって他の VSAN が影響を受ける確率も大幅に低下します。VSAN ベースの管理アクセス コントロールによってメインフレーム環境とオープン システム環境の間の SAN 管理責任の区分が単純になり、セキュリティが向上します。FICON VSAN の管理には、内蔵の Cisco Fabric Manager や、Cisco コマンドライン インターフェイス(CLI)に加えて、IBM CUP 対応の管理ツール、たとえば SA/390、RMF(Resource Measurement Facility)、DCM(Dynamic Channel Path Management)などを利用できます。

高度なトラフィック管理

高度なトラフィック管理機能がすべての Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールに搭載されており、大規模ファブリックの導入と最適化が容易です。

  • 仮想出力キューイング:ヘッドオブライン ブロッキングを回避することにより、トラフィック パターンに関係なく各ポートでラインレート パフォーマンスが確保されます。
  • 最大 4,095 個のバッファ間クレジット:1 個のポートに割り当てることができ、遠距離伝送時の帯域幅の利用が最適化されます。
  • PortChannel:最大 16 本の物理 ISL を 1 つの論理バンドルに集約することができ、全リンクの帯域幅の使用が最適化されます。このバンドルでは、シャーシ内の任意のモジュールの任意のポートを混在させることができるので、モジュール障害が発生してもバンドルがアクティブな状態が維持されます。
  • ファブリック最短パス優先(FSPF)ベースのマルチパス化:最大 16 本の等コスト パスの間でインテリジェントに負荷分散が行われます。スイッチの障害が発生した場合は、トラフィックが動的に再ルーティングされます。
  • QoS(Quality of Service):帯域幅を管理し、遅延を制御することで、重要なトラフィックを優先させることができます。すべてのポートで利用可能です。
  • ファイバ チャネル輻輳制御(FCC):エンドツーエンドのフィードバック ベース メカニズムを通してファイバ チャネル バッファ間クレジット メカニズムを拡張することで、トラフィック管理を強化します。
  • ポート帯域幅予約:ポート単位で専用の帯域幅を定義することができます。

高度な診断機能およびトラブルシューティング ツール

Cisco MDS 9000 ファミリには、予防的診断機能、接続とルート遅延を検証するツール、およびトラフィックをキャプチャして分析するメカニズムが統合されているので、大規模ストレージ ネットワークの管理が容易になります。電源投入時自己診断テスト(POST)とオンライン診断によって、予防的なヘルス モニタリングが可能です。ハードウェア機能が統合されているので、Fibre Channel Traceroute によるフローのパスとタイミングの正確な把握や、スイッチド ポート アナライザ(SPAN)の利用、およびリモート スイッチド ポート アナライザ(RSPAN)によるネットワーク トラフィックのインテリジェントなキャプチャが可能です。キャプチャしたファイバ チャネル トラフィックを分析するための Cisco Fabric Analyzer も組み込まれています。ポート ベースおよびフロー ベースの包括的な統計情報によって、高度なパフォーマンス分析とサービス レベル契約(SLA)アカウンティングが可能になります。

堅牢なセキュリティのための包括的なソリューション

Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、今日のエンタープライズ ネットワーク上で送受信される非常に機密性の高いデータを保護する広範なセキュリティ フレームワークとなります。8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールでは、ポート レベルでのインテリジェントなパケット インスペクションが採用されています。たとえば、ハードウェア強制ゾーニングのためのアクセス コントロール リスト(ACL)の適用や、VSAN、および高度なポート セキュリティの機能がサポートされます。ゾーニングに関するさまざまな機能が実装されているため、論理ユニット番号(LUN)へのアクセスを特定ホストのみに許可する(LUN ゾーニング)、特定ゾーンに対しては SCSI 読み取りコマンドのみを許可する(読み取り専用ゾーニング)、および選択したゾーンのみにブロードキャストを許可する(ブロードキャスト ゾーン)ことが可能です。同じ物理 SAN に接続されたデバイスの相互分離は VSAN によって可能になり、VSAN 間でのリソース共有の制御は IVR によって可能になります。さらに、FC-SP によって、スイッチ間およびホスト/スイッチ間での DH-CHAP(Diffie-Hellman Challenge Handshake Authentication Protocol)認証が可能になります。この認証では RADIUS や TACACS+ がサポートされるため、保護されたストレージ ネットワークには許可を受けたデバイスだけがアクセスできることの保証に役立ちます。Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps モジュールに搭載されている「ファイバ チャネル リンク暗号化」は、セキュリティ コンプライアンスの要件に応えるための機能です。ISL トラフィックが透過的に暗号化されるため、データセンター内およびデータセンター間で伝送されるデータの保護がさらに強化されます。

製品仕様

表 1 に Cisco MDS 9000 ファミリ 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの製品仕様を示します。

表 1 技術仕様

機能 説明
製品の互換性
  • Cisco MDS 9500 シリーズ マルチレイヤ ディレクタおよび Cisco MDS 9222i マルチサービス モジュラ スイッチ(4/44 ポート 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュール)
ソフトウェアの互換性
  • Cisco MDS NX-OS リリース 4.1 以降
プロトコル
  • ファイバ チャネル標準
  • FC-PH、Revision 4.3(ANSI/INCITS 230-1994)
  • FC-PH、Amendment 1(ANSI/INCITS 230-1994/AM1 -1996)
  • FC-PH、Amendment 2(ANSI/INCITS 230-1994/AM2-1999)
  • FC-PH-2、Revision 7.4(ANSI/INCITS 297-1997)
  • FC-PH-3、Revision 9.4(ANSI/INCITS 303-1998)
  • FC-PI、Revision 13(ANSI/INCITS 352-2002)
  • FC-PI-2、Revision 10(ANSI/INCITS 404-2006)
  • FC-PI-4、Revision 8(ANSI/INCITS 450-2008)
  • FC-FS、Revision 1.9(ANSI/INCITS 373-2003)
  • FC-FS-2、Revision 1.01(ANSI/INCITS 424-2007)
  • FC-FS-2、Amendment 1(ANSI/INCITS 424-2007/AM1 -2007)
  • FC-FS-3、Revision 0.5
  • FC-LS、Revision 1.62(ANSI/INCITS 433-2007)
  • FC-AL、Revision 4.5(ANSI/INCITS 272-1996)
  • FC-AL-2、Revision 7.0(ANSI/INCITS 332-1999)
  • FC-AL-2、Amendment 1(ANSI/INCITS 332-1999/AM1-2003)
  • FC-AL-2、Amendment 2(ANSI/INCITS 332-1999/AM2-2006)
  • FC-SW-2、Revision 5.3(ANSI/INCITS 355-2001)
  • FC-SW-3、Revision 6.6(ANSI/INCITS 384-2004)
  • FC-SW-4、Revision 7.5(ANSI/INCITS 418-2006)
  • FC-SW-5、Revision 8.1
  • FC-GS-3、Revision 7.01(ANSI/INCITS 348-2001)
  • FC-GS-4、Revision 7.91(ANSI/INCITS 387-2004)
  • FC-GS-5、Revision 8.51(ANSI/INCITS 427-2007)
プロトコル(続き)
  • FC-GS-6、Revision 9.21
  • FC-BB、Revision 4.7(ANSI/INCITS 342-2001)
  • FC-BB-2、Revision 6.0(ANSI/INCITS 372-2003)
  • FC-BB-3、Revision 6.8(ANSI/INCITS 414-2006)
  • FC-BB-4、Revision 2.7(ANSI/INCITS 419-2008)
  • FC-IFR、Revision 1.03
  • FCP、Revision 12(ANSI/INCITS 269-1996)
  • FCP-2、Revision 8(ANSI/INCITS 350-2003)
  • FCP-3、Revision 4(ANSI/INCITS 416-2006)
  • FC-SB-2、Revision 2.1(ANSI/INCITS 349-2001)
  • FC-SB-3、Revision 1.6(ANSI/INCITS 374-2003)
  • FC-SB-3、Amendment 1(ANSI/INCITS 374-2003/AM1 -2007)
  • FC-VI、Revision 1.84(ANSI/INCITS 357-2002)
  • FC-SP、Revision 1.8(ANSI/INCITS 426-2007)
  • FAIS、Revision 1.03(ANSI/INCITS 432-2007)
  • FAIS-2、Revision 2.23(ANSI/INCITS 449-2008)
  • FC-FLA、Revision 2.7(INCITS TR-20-1998)
  • FC-PLDA、Revision 2.1(INCITS TR-19-1998)
  • FC-Tape、Revision 1.17(INCITS TR-24-1999)
  • FC-MI、Revision 1.92(INCITS TR-30-2002)
  • FC-MI-2、Revision 2.6(INCITS TR-39-2005)
  • FC-DA、Revision 3.1(INCITS TR-36-2004)
  • IP over Fibre Channel(RFC 2625)
  • IPv6、IPv4、および ARP over FC(RFC 4338)
  • 拡張 IETF 規格に基づく TCP/IP、SNMPv3、および Remote Monitoring(RMON)MIB
  • サービス クラス:Class 2、Class 3、Class F
  • ファイバ チャネル標準ポート タイプ:E、F、FL、B
  • ファイバ チャネル拡張ポート タイプ:SD、ST、TE
カード/ポート/スロット
  • 24 個、48 個、または 48 個固定自動検知 1/2/4/8 Gbps ファイバ チャネル ポート
機能
ファブリック サービス
  • ネーム サーバ
  • Registered State Change Notification(RSCN)
  • ログイン サービス
  • Fabric Configuration Server(FCS)
  • パブリック ループ
  • ブロードキャスト
  • 順次配信
高度な機能
  • VSAN
  • IVR
  • PortChannel(およびマルチパス ロード バランシング)
  • QoS(フローベース、ゾーンベース)
  • FCC
  • N_Port ID 仮想化
診断およびトラブルシューティング ツール
  • POST 診断
  • オンライン診断
  • 内部ポート ループバック
  • SPAN および RSPAN
  • Fibre Channel Traceroute
  • Fibre Channel Ping
  • Fibre Channel Debug
  • Cisco Fabric Analyzer
  • Syslog
  • オンライン システム ヘルス
  • ポートレベル統計情報
  • リアルタイム プロトコル デバッグ
ネットワーク セキュリティ
  • VSAN
  • ACL
  • VSAN 単位のロールベース アクセス コントロール
  • ファイバ チャネル ゾーニング
    • N_Port WWN
    • N_Port FC-ID
    • Fx_Port WWN
    • Fx_Port WWN およびインターフェイス インデックス
    • Fx_Port ドメイン ID およびインターフェイス インデックス
    • Fx_Port ドメイン ID およびポート番号
    • LUN
    • 読み取り専用
    • ブロードキャスト
  • FC-SP
    • DH-CHAP スイッチ間認証
    • DH-CHAP ホスト/スイッチ間認証
  • ポート セキュリティおよびファブリック バインディング
  • 管理アクセス
    • SSHv2 による AES の実装
    • SNMPv3 による AES の実装
    • SFTP
  • リンク レベル暗号化
    • SSHv2 による AES の実装
FICON
  • FC-SB-3 準拠
  • カスケード FICON ファブリック
  • FICON とファイバ チャネル FCP のトラフィックの混在
  • CUP 管理インターフェイス
サービサビリティ
  • コンフィギュレーション ファイル管理
  • 運用を中断せずにファイバ チャネル インターフェイスのソフトウェア アップグレードが可能
  • Call Home
  • 電源管理 LED
  • ポート ビーコン
  • システム LED
  • アラート用 SNMP トラップ
  • ネットワーク ブート
パフォーマンス
  • ポート速度:1/2/4/8 Gbps 自動検知、オプションで設定可能
  • バッファ クレジット:24 ポートおよび 48 ポート 8 Gbps モジュール:ポートあたり 32 個(共有モード ポート)、ポートあたり最大 500 個(専用モード ポート)、4/44 ポート モジュール:ポートあたり 32 個(共有モード ポート)、ポートあたり最大 250 個(専用モード ポート)、全モジュール:1 個のポートに最大 4,095 個(専用モード ポートを使用し、オプションのエンタープライズ パッケージ ライセンスがアクティブである場合)
  • PortChannel:最大 16 ポート
サポート対象のシスコ オプティカル インターフェイス、メディア、および伝送距離 速度
8 Gbps - SW、LC SFP+
8 Gbps - SW、LC SFP+
8 Gbps - LW、LC SFP+
4 Gbps - SW、LC SFP
4 Gbps - SW、LC SFP
4 Gbps - MR、LC SFP
4 Gbps - LW、LC SFP
4 Gbps - CWDM、LC SFP
2 Gbps - CWDM、LC SFP
2 Gbps - DWDM、LC SFP
メディア
50/125 ミクロン マルチモード
62.5/125 ミクロン マルチモード
9/125 ミクロン シングルモード
50/125 ミクロン マルチモード
62.5/125 ミクロン マルチモード
9/125 ミクロン シングルモード
9/125 ミクロン シングルモード
9/125 ミクロン シングルモード
9/125 ミクロン シングルモード
9/125 ミクロン シングルモード
距離
150 m
21 m
10 km
380 m
70 m
4 km
10 km
最長 40 km
最長 100 km
最長 80 km
信頼性およびアベイラビリティ
  • ホットスワップ可能モジュール
  • ホットスワップ可能な SFP オプティクス
  • オンライン診断
  • ステートフル プロセス リスタート
  • 運用を中断せずにスーパバイザ フェールオーバーが可能
  • 任意のモジュール、任意のポートを PortChannel 用に設定可能
  • ファブリックベースのマルチパス化
  • VSAN 単位のファブリック サービス
  • ポート トラッキング
  • 管理用 Virtual Routing Redundancy Protocol(VRRP)
ネットワーク管理
  • Cisco MDS 9500 シリーズ スーパバイザ モジュール経由のアクセス方法 - アウトオブバンド 10/100 イーサネット ポート(スーパバイザ 1)
    • アウトオブバンド 10/100/1000 イーサネット ポート(スーパバイザ 2)
    • RS-232 シリアル コンソール ポート
    • インバンド IP over Fibre Channel
    • DB-9 COM ポート
  • Cisco MDS 9000 ファミリ ファイバ チャネル スイッチング モジュール経由のアクセス方法
    • インバンド FICON CUP over Fibre Channel
  • アクセス プロトコル
    • CLI(コンソール ポートおよびイーサネット ポートを使用する場合)
    • SNMPv3(イーサネット ポートおよびインバンド IP over Fibre Channel アクセスを使用する場合)
    • Storage Networking Industry Association(SNIA)Storage Management Initiative Specification(SMI-S)
    • FICON CUP
  • 分散デバイス エイリアス サービス
  • ネットワーク セキュリティ
    • VSAN 単位のロール ベース アクセス コントロール:RADIUS ベースおよび TACACS+ ベースの認証、認可、アカウンティング(AAA)機能を使用
    • SFTP - SSHv2 による AES の実装
    • SNMPv3 による AES の実装
  • 管理アプリケーション
    • Cisco MDS 9000 ファミリ CLI
    • Cisco Fabric Manager
    • Cisco Device Manager
    • CiscoWorks Resource Manager Essentials(RME)および Device Fault Manager(DFM)
プログラミング インターフェイス
  • スクリプト可能 CLI
  • Fabric Manager GUI
  • Device Manager GUI
環境仕様
  • 周囲温度(動作時):0 〜 40°C(32 〜 104°F)
  • 周囲温度(非動作保管時):- 40 〜 75℃(-40 〜 167°F)
  • 周囲相対湿度(動作時、結露しないこと):10 〜 90%
  • 周囲相対湿度(非動作保管時、結露しないこと):10 〜 95%
  • 動作高度:-60 〜 2000 m(-197 〜 6500 フィート)
寸法
  • 寸法(高さ×幅×奥行):3.0 × 35.6 × 40.6 cm(1.75 × 14.4 × 16 インチ)
  • Cisco MDS 9200 シリーズまたは MDS 9500 シリーズ シャーシの 1 スロットを占有
  • 重量
    • 24 ポート パフォーマンス モジュールのみ:4.65 kg(10.25 ポンド)
    • 48 ポート パフォーマンス モジュールのみ:4.65 kg(10.25 ポンド)
    • 4/44 ポート ホスト最適化モジュールのみ:4.42 kg(9.75 ポンド)
認定および適合規格
  • 安全適合規格
    • CE マーキング
    • UL 60950
    • CAN/CSA-C22.2 No. 60950
    • EN 60950
    • IEC 60950
    • TS 001
    • AS/NZS 3260
    • IEC60825
    • EN60825
    • 21 CFR 1040
  • EMC 規格
    • FCC Part 15(CFR 47)Class A
    • ICES-003 Class A
    • EN 55022 Class A
    • CISPR 22 Class A
    • AS/NZS 3548 Class A
    • VCCI Class A
    • EN 55024
    • EN 50082-1
    • EN 61000-6-1
    • EN 61000-3-2
    • EN 61000-3-3


発注情報

表 2 に Cisco MDS 9000 ファミリ ファイバ チャネル スイッチング モジュールの発注情報を示します。

表 2 発注情報

製品番号 説明
DS-X9224-96K9 Cisco MDS 9000 ファミリ 1/2/4/8 Gbps 24 ポート FC モジュール
DS-X9248-96K9 Cisco MDS 9000 ファミリ 1/2/4/8 Gbps 48 ポート FC モジュール
DS-X9248-48K9 Cisco MDS 9000 ファミリ 1/2/4/8 Gbps 4/44 ポート ホスト最適化 FC モジュール
DS-SFP-FC8G-SW Cisco MDS 9000 ファミリ 2/4/8 Gbps ファイバ チャネル - 短波、SFP+、LC
DS-SFP-FC8G-LW Cisco MDS 9000 ファミリ 2/4/8 Gbps ファイバ チャネル - 長波、SFP+、LC(伝送距離 10 km)
DS-SFP-FC4G-SW Cisco MDS 9000 ファミリ 1/2/4 Gbps ファイバ チャネル - 短波、SFP、LC
DS-SFP-FC4G-MR Cisco MDS 9000 ファミリ 1/2/4 Gbps ファイバ チャネル - 長波、SFP、LC(伝送距離 4 km)
DS-SFP-FC4G-LW Cisco MDS 9000 ファミリ 1/2/4 Gbps ファイバ チャネル - 長波、SFP、LC(伝送距離 10 km)
スペア コンポーネント
DS-X9224-96K9= Cisco MDS 9000 ファミリ 1/2/4/8 Gbps 24 ポート FC モジュール、スペア
DS-X9248-96K9= Cisco MDS 9000 ファミリ 1/2/4/8 Gbps 48 ポート FC モジュール、スペア
DS-X9248-48K9= Cisco MDS 9000 ファミリ 1/2/4/8 Gbps 4/44 ポート ホスト最適化 FC モジュール、スペア
DS-SFP-FC8G-SW-4= Cisco MDS 9000 ファミリ 2/4/8 Gbps ファイバ チャネル − 短波、SFP+、LC、4 パック、スペア
DS-SFP-FC8G-SW= Cisco MDS 9000 ファミリ 2/4/8 Gbps ファイバ チャネル - 短波、SFP+、LC、スペア
DS-SFP-FC8G-LW= Cisco MDS 9000 ファミリ 2/4/8 Gbps ファイバ チャネル - 長波、SFP+、LC(伝送距離 10 km)、スペア
DS-SFP-FC4G-SW-4= Cisco MDS 9000 ファミリ 1/2/4 Gbps ファイバ チャネル − 短波、SFP+、LC、4 パック、スペア
DS-SFP-FC4G-SW= Cisco MDS 9000 ファミリ 1/2/4 Gbps ファイバ チャネル - 短波、SFP、LC、スペア
DS-SFP-FC4G-MR= Cisco MDS 9000 ファミリ 1/2/4 Gbps ファイバ チャネル - 長波、SFP、LC(伝送距離 4 km)、スペア
DS-SFP-FC4G-LW= Cisco MDS 9000 ファミリ 1/2/4 Gbps ファイバ チャネル - 長波、SFP、LC(伝送距離 10 km)、スペア
DS-CWDM-xxxx= Cisco XXXX NM CWDM 1/2 Gbps ファイバ チャネル SFP、スペア(XXXX=1470、1490、1510、1530、1550、1570、1590、1610)
DS-CWDM4GXXXX= Cisco XXXX NM CWDM 4 Gbps ファイバ チャネル SFP、スペア(XXXX=1470、1490、1510、1530、1550、1570、1590、1610)
DWDM-SFP-XXXX= Cisco 15XX.XX NM DWDM ギガビット イーサネットおよび 1/2 Gbps ファイバ チャネル SFP、スペア(XXXX=6061、5979、5898、5817、5655、5575、5494、5413、5252、5172、5092、5012、4851、4772、4692、4612、4453、4373、4294、4214、4056、3977、3898、3819、3661、3582、3504、3425、3268、3190、3112、3033)
DS-13SLT-FAB2= Cisco MDS 9513 クロスバー スイッチング ファブリック 2 モジュール、スペア(MDS 9513 内の 24 ポートまたは 48 ポート モジュールに必要)


関連情報

Cisco MDS 9000 ファミリ ファイバ チャネル スイッチング モジュールの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/storage/ を参照してください。

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