データ シート
Cisco 12000 シリーズ
4 ポート OC-12c/STM-4c ATM ISE ラインカード
Cisco 12000 シリーズの 4 ポート OC-12/STM-4 ATM ISE ラインカードは、サービスを可能にする多様なエッジ機能と、拡張 ATM トラフィック管理機能および IP から ATM への高度な Quality-of-Service(QoS)機能を組み合せることにより、ラインレート パフォーマンスを落とすことなく、キャリアのエッジ サービスを提供する革新的な製品です。
図 1
Cisco 12000 シリーズ 4 ポート OC-12/STM-4 ATM ISE ラインカード

製品概要
サービス プロバイダーは、エンドツーエンド QoS を管理すると同時に、ATM を使用してワイヤー速度でインターネットにアクセスするというお客様のニーズを満たす必要に迫られています。Cisco 12000 シリーズ 4 ポート OC-12/STM-4 ATM ISE ラインカード(4 ポート OC12/STM-4 ATM ISE)(図 1)は、Cisco 12000 シリーズ ルータの接続オプションを拡張します。これにより、サービス プロバイダーは、Cisco 12000 シリーズ ルータを既存の ATM インフラストラクチャに直接接続できるようになります。このラインカードは、Virtual-Circuit(VC; 仮想回線)単位および Virtual-Path(VP; 仮想パス)単位のトラフィック シェーピング、VC 単位の Weighted Random Early Detection(WRED; 重み付けランダム早期検出)、Low-Latency Queuing(LLQ)を含む VC 単位の Modified Deficit Round Robin(MDRR)などの、拡張 ATM トラフィック管理機能をサポートしています。Constant Bit Rate(CBR; 固定ビット レート)、Variable Bit Rate real-time(VBR-rt; リアルタイム可変ビット レート)、Variable Bit Rate non-real-time(VBR-nrt; 非リアルタイム可変ビット レート)、Unspecified Bit Rate(UBR; 非特定ビット レート)ATM サービス クラスがサポートされます。IP パケットの Segmentation And Reassembly(SAR)は、ATM Adaptation Layer 5(AAL5)上のマルチプロトコル カプセル化を記述する RFC 1483 に準拠して実行され、最新のプログラム可能トラフィック管理エンジンが活用されます。
このラインカードは、Cisco 12000 シリーズの IP Services Engine(ISE; IP サービス エンジン)を搭載しています。このエンジンは、Application-Specific Integrated Circuit(ASIC; 特定用途向け集積回路)のハードウェア パフォーマンスとソフトウェアの柔軟性との組み合せにより、ラインレート パフォーマンスを予測可能な状態に維持しながら、強固なネットワーク エッジ機能を提供する、強力な Adaptive Network Processor(ANP)です。
Cisco 12000 シリーズと ISE を組み合せると、分散アーキテクチャの利点を生かして、サービス プロバイダーの高速エッジを 10G に対応させることが可能です。これにより、パフォーマンスの線形スケーラビリティ、多彩なシャーシ フォーム ファクタ、アプリケーションに最適化されたラインカード、10Gbps のアップリンクを実現できます。ポート単位でダイナミックに割り当て可能な多くのキュー、ポート単位の入出力フィルタ、包括的な QoS 機能(パケット分類、輻輳回避、LLQ など)を提供することで、業界で唯一、エッジでのお客様単位の優先パケット配信を保証しています。
用途
Cisco 12000 シリーズの ATM ラインカードを使用すると、さまざまな方法で拡張 IP バックボーンと ATM ネットワークとの統合が可能になります。次に、Cisco 12000 シリーズ用の ATM ラインカードを使って、サービス プロバイダーが高度なインターネット テクノロジーをサポートする方法を示します。
用途 1:ATM WAN 接続
Cisco 12000 シリーズの ATM ラインカードを使用すると、サービス プロバイダーは ATM ネットワーク経由のインターネット接続サービスを企業のお客様に提供できます(図 2)。
図 2
WAN サービス向けの ATM ネットワーク

用途 2:ビジネス DSL 集約
サービス プロバイダーは、Cisco 12000 シリーズの ATM ラインカードを経由して自社のインターネット バックボーンに接続する必要のある企業カスタマーに、非セッション ベース(non-PPP)の DSL インターネット アクセス サービスを提供できます(図 3)。
図 3
DSL 集約向けの ATM ネットワーク

機能と利点
- VC および VP ごとのトラフィック シェーピング:トラフィック シェーピングは、通常は ATM エッジ デバイス上で実行され、バースト性のトラフィックを確実に事前に定義された「契約」に従わせる機能です。トラフィック シェーピング機能を実装するために、Cisco 12000 シリーズ 4 ポート OC-12/STM-4 ATM ISE ラインカードは、VC および VP ごとのシェーピングをサポートします。1 kbps の細分性を含み、設定されているすべての VC および VP に対する柔軟性と制御を可能にします。
- IP QoS 機能:このラインカードは、VC ごとの IP QoS 機能をサポートします。この機能は、LLQ を含む WRED および MDRR などの高度のキューイングおよび帯域幅の管理を個々の仮想回線に適用し、輻輳や遅延を回避します。さらに、Access Control List(ACL; アクセス コントロール リスト)および Committed Access Rate(CAR; 専用アクセス レート)が、VC 単位の入出力両方でサポートされています。
- IP/MPLS から ATM への QoS マッピング:また、Cell Loss Priority(CLP; セル廃棄優先)ビット サポートおよび VC バンドリングを利用した、IP から ATM への QoS 設定がサポートされています。これにより、指定された Class of Service(CoS; クラス オブ サービス)に基づいて、異なる VC にトラフィックを分散できます。
- Any Transport over MPLS(AToM):MPLS は、ATM と IP を統合する主要テクノロジーです。4 ポート OC-12/STM-4 ATM ラインカードでは、MPLS ネットワーク経由でレイヤ 2 トラフィックを転送可能です。AToM は、既存の機器への投資を保護しながら IP ネットワークと ATM ネットワークを統合するマイグレーション パスとして機能し、MPLS を使って既存サービスの拡張を可能にします。すべての ATM Operation, Administration, and Maintenance(OAM)機能が MPLS ネットワークを通して透過的に転送されるので、すべての QoS サービスがお客様に提供されます。
- Modular Quality of Service Command-Line Interface(Modular QoS CLI; モジュラ QoS コマンドライン インターフェイス):簡素化を図るため、シスコが開発した使いやすいモジュラ QoS CLI を使って、QoS 機能を設定できます。
製品仕様
表 1 製品仕様
発注情報
表 2 部品番号
| 説明 | 部品番号 |
|---|---|
サービスおよびサポート
シスコシステムズでは、サービス プロバイダーの皆様に、幅広いサービスとサポートを提供しています。シスコは、サービス プロバイダー ネットワークの展開、運用、および最適化に必要な最高のサービスとサポートを提供しており、お客様の満足度は業界トップレベルという評価を得ています。市場への到達スピード、ネットワーク可用性の最大化、顧客の満足度のアップ、顧客保有率の増加など、目的が何であれ、シスコはサービス プロバイダー各社の成功を全力でサポートします。
お問い合せについて
シスコのサービス/サポートプログラム、および利点に関する詳しい情報は、次の URL を参照してください。
http://www.cisco.com/public/Support_root.shtml
Cisco 12000 シリーズの詳細は、次のサイトを参照してください。
http://www.cisco.com/go/12000 をご覧になるか、またはシスコの販売代理店までお問い合せください。
