データ シートCisco Catalyst 6500 シリーズ ワイヤレス LAN サービス モジュール製品概要Cisco Catalyst 6500 シリーズ マルチレイヤ スイッチ用 Wireless LAN Services Module(WLSM; ワイヤレス LAN サービス モジュール)は、拡張性に優れたワイヤレス LAN ネットワークの展開を可能にします。Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM は、Cisco Aironet Autonomous アクセス ポイントを導入しているエンタープライズ、中規模企業、大学、およびサービス プロバイダーに適しています。Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM の特長は次のとおりです。
注: Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM は、Autonomous アクセス ポイントの配置をサポートしています。ただし、Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM のサポートは、Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチ用の Cisco IOS ソフトウェアリリース 12.2.SX で最後となります。そのため、Cisco Catalyst 6500 シリーズ Wireless Services Module(WiSM; ワイヤレス サービス モジュール)への移行、および Cisco Lightweight アクセス ポイントおよび Cisco Unified Wireless Network への移行が推奨されます。Cisco Catalyst 6500 シリーズ WiSM は、Cisco Unified Wireless Network の主要コンポーネントで、Cisco Wireless LAN Controller ファミリーに属しています。Cisco Catalyst 6500 シリーズ WiSM は、Cisco Aironet Lightweight アクセス ポイント、Cisco Wireless Control System(WCS)、および Cisco Wireless Location Appliance と連携し、ミッションクリティカルなワイヤレス データ、音声、およびビデオ アプリケーションをサポートします。Cisco Catalyst 6500 シリーズ WiSM の詳細については、http://www.cisco.com/jp/product/hs/ifmodule/csm/wism/ を参照してください。
図 1 Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM(図 1)は、Supervisor Engine 720 を搭載した 3、6、9、または 13 スロットの Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチの任意の空きスロットに搭載できます。Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM は、Cisco Aironet Autonomous アクセス ポイントおよび CiscoWorks Wireless LAN Solution Engine(WLSE)と連携しています。業界標準に基づく IEEE 802.11a、b、および g クライアント デバイスがすべてサポートされています。また、PC、ネットワーク インターフェイス カード(NIC)、およびワイヤレス ハンドヘルド デバイスの主要ベンダーが提供する幅広い Cisco Compatible Extensions ワイヤレス デバイスにより、さらに使いやすさが向上し、必要に応じてユーザに対して透過的な動作が可能な、最適化されたワイヤレス ネットワークを実現できます。 アプリケーションと導入目的エンタープライズ キャンパス環境Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM は、ワイヤリング クローゼットから、コア、データ センター、WAN エッジに至るまで、あるいはサービス スイッチとして、ネットワークの任意の場所に柔軟に配置することができます。図 2 に、Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM をエンタープライズ キャンパス環境で展開した例を示します。 この例では Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM は、ディストリビューション レイヤまたはデータ センターに配置することができます。ワイヤリング クローゼットへの配置は必要ありません。Autonomous アクセス ポイントは、サブネット上のスイッチ ポートに接続します。アップストリームのスイッチやルータを設定する必要がなく、また、固有の VLAN を割り当てたりトランキングを設定したりする必要もありません。Autonomous アクセス ポイントは、トラフィックを能動的に送受信する前に、信頼できるネットワーク デバイスとして認証を受けることができます。Autonomous アクセス ポイントが登録され、CiscoWorks WLSE からコンフィギュレーションを受信すると、その Autonomous アクセス ポイントと、Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM を搭載した Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチとの間に、Fast Secure Roaming Tunnel(FSRT; 高速セキュア ローミング トンネル)が確立されます。FSRT は、Autonomous アクセス ポイントの各 Service Set Identifier(SSID)ごとに確立されます。 Catalyst 6500シリーズ WLSM を用いた構成では、ワイヤレス LAN クライアントは、サブネット内とサブネット間の両方で高速セキュア ローミングを実現できます。特殊なクライアント ソフトウェアが不要なので、ネットワーク管理者はネットワーク アクセス ポリシーを非常に柔軟に設定できます。クライアントは、ネットワーク リソースにアクセスする前に認証を受けて、モビリティ グループに所属することができます。Autonomous アクセス ポイント間におけるワイヤレス LAN クライアントのハンドオフは、IEEE 802.1X による再認証とキーの再生成(使用する場合)も含めて、50 ms 未満で実行されるので、ユーザが音声コールの中断に気付くこともありません。Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM は、対応するアクセス ポイントとは無関係に、クライアントの IP アドレスを保持します。いったん設定された VPN またはオープン接続は、ローミング中でも引き続き機能します。 機能と特長高速かつセキュアなキャンパス全体のモビリティネットワーク管理者は、セキュリティの緩和、キャンパス間でのVLANの構築、クライアント ソフトウェアまたはハードウェアの変更などを行わなくても、キャンパス全体の高速セキュア ローミング サービスをワイヤレス ユーザに提供できるようになります。Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM は、選択された構成例と IEEE 802.1X 認証タイプに基づいて、Autonomous アクセス ポイントのハンドオフ時間を 50 ms に抑えた、セキュアなレイヤ 3 モビリティ システムを提供します。Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM の高速セキュア ローミングには、次のような特長があります。
エンタープライズ クラス、ワイヤスピードのインテリジェント ネットワーク サービス幅広い導入実績を持つ Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチにおいて重要な位置を占める Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM は、Cisco Catalyst 6500 シリーズのハードウェアおよびソフトウェア ベースのインテリジェント スイッチング サービスをすべて使用します。このサービスは、他のすべてのトラフィックに使用されるのと同じ管理インターフェイスを使用して、モビリティ グループごとに適用されます。次の Cisco Catalyst 6500 シリーズの重要なネットワーク サービスは、導入直後からワイヤレス トラフィックで使用できます。ほかにも、さまざまなサービスを使用することができます。
注: マルチギガビット FWSM の機能は、「ファイアウォール」機能とも呼ばれる拡張 ACL 機能をはるかに上回ります。 ワイヤレス ネットワークの機能を拡張する、Cisco Catalyst 6500 シリーズのその他の機能は、次のとおりです。
Cisco Catalyst 6500シリーズ スイッチング機能の詳細なリストについては、次のURLを参照してください。http://www.cisco.com/jp/product/hs/switches/cat6500/ トラフィック セグメンテーションとポリシー実行に対応した最大 240 のモビリティ グループネットワーク管理者は、基礎となるネットワーク インフラストラクチャで VLAN を構築しなくても、すべての Autonomous アクセス ポイントで、ワイヤレス ユーザを最大 240 の論理モビリティ グループに分割します。Catalyst 6500 シリーズ WLSM のモビリティには、次のような特長があります。
図 3 に示すように、アクセス ポイントから Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチの固有のインターフェイスまで、ワイヤレス LAN トラフィックは個別の FSRT により、モビリティ グループごとに分割およびトンネリングされます。したがって、ワイヤレス ネットワークを出入りするグループごとに、個別のネットワーク アドミッション制御ポリシーおよび帯域管理ポリシーを適用することができます。Time of Day(ToD)ACL、QoS ポリシーといったインテリジェントなスイッチング サービスを、各モビリティ グループ(ゲスト モビリティ グループ、音声モビリティ グループ、社員モビリティ グループなど)に対して個別に適用できます。 簡単な構成と管理ワイヤレスとワイヤラインの機能を統合することにより、最初の構成とその後のネットワーク管理が大幅に簡略化されます。ネットワーク管理者は、既存のインフラストラクチャと管理ツールを使用して、導入時とその後の管理を簡略化することができます。Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM の構成と管理には、次のような特長があります。
最大限のネットワーク稼働時間Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチは、最高レベルのアベイラビリティと信頼性が要求される多くのネットワークに導入されています。Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM を Cisco Catalyst 6500 シリーズに搭載すると、Cisco Catalyst 6500 シリーズの豊富なハイ アベイラビリティ機能およびネットワーク耐障害性機能を、ワイヤレス ユーザにまで拡張できます。これらの機能は、その他のハイ アベイラビリティ機能および耐障害性機能によってさらに強化され、ワイヤレスおよびワイヤライン ネットワークの稼働時間を体系的なアプローチで最大限に高めることができます。その結果、IP テレフォニーなど、遅延に影響されやすい接続指向のミッションクリティカル アプリケーションを、ワイヤレス クライアント デバイスでも使用することができます。Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチに搭載された Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM によって、ワイヤレスおよびワイヤライン統合ネットワークでサポートされるエンタープライズ クラスのハイ アベイラビリティ機能および耐障害性機能は、次のとおりです。
ワイヤレスとワイヤラインの統合Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM はワイヤレスおよびワイヤライン ネットワークを統合して、高度なセキュリティ、管理機能、およびモビリティを提供します。このソリューションの特長は次のとおりです。
Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM は、Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチの拡張サービス モジュールです。エンタープライズ用の Wireless Domain Services(WDS)を装備し、次の重要な機能を実行します。
Catalyst 6500 シリーズ WLSM は、ワイヤレス データ トラフィックの転送パスにはありません。8 Gbps(全二重)のスイッチ ファブリック接続が、アクセス ポイントの無線管理情報の集約と、モビリティ関連プロトコルおよびクライアントの IEEE 802.1X 認証トラフィックに使用されます。 Cisco Catalyst 6500 Supervisor Engine 720 は、ワイヤレスおよびワイヤライン トラフィックのすべての転送決定を行います。Supervisor Engine 720 は、ハードウェアによって高速化された FSRT カプセル化とデータ プレーン転送をサポートしています。ACL、レート リミッタ、およびその他のサービスは、Supervisor Engine 720 上のワイヤレス トラフィックに適用され、ワイヤレスおよびワイヤライン ネットワークに共通の設定と動作を与えます。 まとめCisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM を搭載した Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチは、Autonomous アクセス ポイントにエンタープライズ クラスのワイヤレス/ワイヤライン ネットワーク システムを提供します。このソリューションにより、Cisco Catalyst 6500 シリーズのセキュリティ、QoS、高信頼性機能など、ワイヤレス ネットワークのユーザが期待する豊富なインテリジェント ネットワーク サービスが、有線ネットワークに拡張されます。Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM を Cisco Catalyst 6500 シリーズ シャーシに搭載することで、何百台もの Autonomous アクセス ポイントおよび何千人ものユーザをサポートするために必要なスケーラビリティが実現します。 製品仕様表 1 および 2 に、Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM の製品仕様を示します。 表 1 パフォーマンス、スケーラビリティ、および製品サポート
表 2 物理仕様と認定規格
システム要件表 3 に、Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM と相互運用可能なハードウェア コンポーネントを示します。 表 3 Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM と相互運用可能なハードウェア コンポーネント
発注情報表 4 に、Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM の発注情報を示します。シスコ製品の購入方法の詳細は、「発注方法」 を参照してください。 表 4 Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM の発注情報
* Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチ用の Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2.SX は、Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM をサポートする最後のソフトウェア リリースです。 サービスとサポートシスコでは、お客様の成功を確かなものにするために、さまざまな新しいサービス プログラムを提供しています。このようなサービス プログラムは、お客様、プロセス、ツール、およびパートナーの組み合わせそれぞれに提供されることから、お客様から高い評価をいただいています。シスコのサービスは、お客様のネットワーク資産を保護し、運用を最適化して、新しいアプリケーションに対応させることで、ネットワーク インテリジェンスとお客様のビジネスを拡張するものです。シスコのサービスの詳細については、シスコ テクニカル サポート サービスまたはシスコ アドバンスト サービスを参照してください。 関連情報Cisco Catalyst 6500 シリーズ WLSM の詳細については、次の URL を参照してください。http://www.cisco.com/jp/product/hs/ifmodule/csm/wlsm/index.shtml |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||


