ソリューション概要シスコのアプリケーション配信ネットワーク ソリューションによりビジネス アジリティを向上はじめに11 の州機関のデータセンターを 1 つに統合して簡素化すると同時に、45,000 人超の従業員を抱える 120 の州機関、理事会、および委員会へのコンピューティング サービスの品質を改善するとします。オレゴン州のデータセンター管理者である Mark Reyer 氏は、このような状況を実際に体験しており、すぐにイメージできます。オレゴン州では数年にわたり、独立した州機関で独自のネットワーク、データセンター、およびバックアップ システムを使用して複雑な配信を行う方法を 1 つのデータセンターで配信する方法に移行し、今ではそこで州の処理能力の 80% 以上を処理しています。 オレゴン州だけではありません。グローバル企業のデータセンターでは、世界中で増え続ける従業員、ユーザ、およびパートナーにリアルタイムの情報を提供すると同時に、アプリケーション パフォーマンスの Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)を強化し、コストを削減することが、共通の課題になっています。 オレゴン州はシスコと協力することで、標準化されたネットワーク プラットフォーム、全職務レベルでの従業員の生産性向上、30% のエネルギー消費削減、IT、調達、および保守におけるコスト削減など、目覚しい成果を上げています。 Cisco Application Delivery Network(ADN)ソリューションでも、同様のことが実現できます。Cisco ADN を使用すると、企業は次の機能により、ビジネス アジリティを向上し、アプリケーション配信コストを削減できます。
Cisco ADN ソリューションは、アプリケーション配信ネットワーク インフラストラクチャの標準化と最適化という 2 つの IT 目標に重点を置くことで、このような結果を実現します。 シスコのアプリケーション配信ネットワーク ソリューションの概要Cisco ADN ソリューションは包括的なエンドツーエンドのシステム レベル アーキテクチャ方式を提供することでアプリケーション配信インフラストラクチャを標準化し、すべてのアプリケーション タイプの、また、世界中のユーザに対しての、ネットワーク インフラストラクチャ全体での幅広い最適化を企業が実現できるようにします(表 1)。 表 1 シスコのアプリケーション配信ネットワークのさまざまな利点
本ドキュメントでは、上記の利点について説明します。これらの利点は、シスコと協力してアプリケーション配信アーキテクチャの標準化および最適化に取り組んでいる企業とビジネス アプリケーション プロバイダーの両方によって証明されています。 ビジネス アプリケーションの応答時間を最大 95% 短縮シスコは、企業ネットワーク テクノロジー分野で市場第 1 位のリーダーとして、SAP、Microsoft、Oracle、およびその他のサードパーティ ソフトウェア プロバイダーと R&D およびサポートに関して提携し、さまざまな最適化を標準化してきました。シスコ、Oracle、Microsoft、SAP、およびその他のベンダー間で相互運用性の共同テスト、正式なライセンス契約、およびエスカレーション サポートを組み合わせて実施することで、IT 企業内のネットワーキングおよびアプリケーション グループはアプリケーション アクセラレーションを確実に実現し、困難なトラブルシューティングやコラボレーションのリスクを最小限に抑えることができます。たとえば、図 1 に示したアプリケーション応答時間の改善結果は、シスコと Oracle が合同で検証したものです。 最大 71% までのサーバ容量の改善Cisco ACE を使用して、暗号化、ネットワーク、XML 処理など、CPU 中心のタスクをサーバからオフロードすることで、企業は強力なサーバを追加で購入する必要がなくなります(図 2)。この方法により、アプリケーション開発者は、制限された CPU リソースを心配することなく、ビジネス ロジック ソフトウェアの技術革新に集中できます。 グローバルなアプリケーション アベイラビリティの実現Cisco ADN は、ネットワーク内のあらゆる場所で完全な製品とサービスを提供して、稼働時間を確保し、企業が障害モードに迅速に対応できるようにします(表 2 および 図 3)。 表 2 グローバルなアプリケーション アベイラビリティ
![]() 図 3 Cisco ADN によるグローバルなアプリケーション アベイラビリティの実現 エンドツーエンドのアプリケーション セキュリティの最大化Cisco ADN を使用すると、ネットワーク、ホスト、およびアプリケーション間のすべての場所で、アプリケーションや関連リソースを攻撃やデータ盗用から保護できます(表 3 および 図 4)。 表 3 Cisco ADN のエンドツーエンドのセキュリティ
Cisco ADN による戦略的優位性の確保ルーティング/スイッチング、ユニファイド コミュニケーション、セキュリティ、モビリティ、データセンター ネットワーキングなど、ネットワーキング ソリューションの全分野で No.1 の市場シェアの実績を持つシスコは、SOA に移行する企業との長期的なパートナーシップを Cisco ADN で実現します。 Cisco ADN は、データセンター全体の仮想化を有効にするように設計されています。したがって、Cisco ADN ソリューションを使用する企業は、サービス指向に移行して、ハイ パフォーマンスで費用対効果が高く、柔軟なインフラストラクチャとアプリケーションを実現することができます。Cisco ADN サービス指向では、柔軟に編成して再利用できる、標準化および疎結合された基本要素を使用して変化するビジネスの要件をサポートします。この独自のアーキテクチャを採用することで、Cisco ADN を使用するうえで、企業には次のような利点がもたらされます。
アプリケーション導入時間の短縮アプリケーション配信ネットワークとセキュリティ サービスを標準化および仮想化することで、企業は共通の繰り返し可能なプロセスを利用して、新しいアプリケーションを導入できます。単一の物理デバイスで仮想テンプレートを使用してアプリケーションのアベイラビリティ、アクセラレーション、およびセキュリティ サービスをプロビジョニングすることで、企業はアプリケーションの導入とサービス プロビジョニングを簡素化および合理化できます。
アプリケーション配信の設備投資と運用コストの削減Cisco ACE の仮想化アプリケーション配信サービスにより、企業はさまざまな単独製品がサポートする複雑で冗長な一連のシステムを、標準化および最適化されたシステムに移行できます。このエンドツーエンドのアーキテクチャ方式により、相互運用できるように設計されていないコンポーネントの数を減らすことができるため、アプリケーション配信の設備投資と電力消費を抑えることができます。 最大 70% のブランチ IT 運用コストの削減Gartner 社の調査とシスコ ユーザの分析では、いずれも、ネットワークの完全な導入ライフサイクルにおいて、総所有コストに占める機器購入の前払いコストの割合(20%)は、継続的な運用コストの割合(80%)よりも少ないことを示しています。アプリケーション配信の最適化の利点を最大限に引き出すと同時に、総所有コストを最小限に抑えるには、80% を占める運用コストの問題に正面から取り組む必要があります。2,000 を超える企業が、ルータに直接組み込まれた WAN アクセラレーションでは、ラック スペース、電力消費、冷却装置の節約、平均故障間隔の改善、容易な管理、およびサポート契約の統合により、運用コストを最大 70% 削減できることを示しています。厨房・浴室用品のトップ企業である Norcraft Companies は、全国的なブランチ サーバ統合をサポートする WAN アクセラレーションを導入しました。「Microsoft SQL および印刷トラフィックで 68 〜 84% の高速化を実現しただけでなく、限られた IT スタッフを現場に派遣することなく、ルータを使用して WAN 最適化を中央で導入および管理することで、運用コストを削減できました」と、Norcraft Companies の IT 担当ディレクターである Darin Wipf 氏は述べています。 ネットワーク透過性によるアプリケーション配信操作の簡素化大規模企業によるネットワーキングへの既存の投資を保護するため、真のネットワーク透過性を提供する唯一のベンダーとして、シスコはさまざまなテクノロジー領域の運用および管理を簡素化し、IT 部門を孤立させることなく効率的なコラボレーションを実現します。 表 4 Cisco ADN によるアプリケーション配信操作の簡素化
まとめシスコでは、ブランチ オフィスへの IT 投資およびアプリケーション配信のコストを最小限に抑えるために、ネットワーク プラットフォームを十分に活用し、標準化するという明確な方針を持っています。企業のお客様がシスコと協力すれば、自社の情報テクノロジー システムがうまく連携しない場合に発生する問題の解決に注力するのではなく、戦略的優位性の確保に重点を置くことができます。 |
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