Cisco Wide Area Application Services (WAAS)ソフトウェア

Cisco Wide Area Application Services バージョン 4.1 に関する FAQ

Q&A





Cisco Wide Area Application Services バージョン 4.1 に関する FAQ


Cisco WAAS の利点

Q:Cisco® Wide Area Application Services(WAAS)とは何ですか。
A:Cisco WAAS は包括的な WAN 最適化ソリューションであり、WAN でのアプリケーション パフォーマンスを高速化し、ブランチ オフィスにビデオを配信し、ブランチ オフィス IT サービスのローカル ホスティングを提供します。Cisco WAAS を使用すると、IT 部門では LAN と同等のパフォーマンスを維持しながら、アプリケーションとストレージをデータセンターに中央集中化することができます。また、IT サービスのローカル ホスティングを可能にすると同時に、ブランチ オフィスでのデバイス設置面積を削減できます。

Cisco WAAS を使用する企業は、次に示す主要な IT 目標を達成できます。

  • 重要なビジネス アプリケーションに対するユーザ エクスペリエンスを強化し、従業員の生産性を向上
  • IT リソースをデータセンターに中央集中化すると同時に、WAN 帯域幅のコストを抑え、ブランチ オフィスの運用コストを削減
  • ブランチ オフィスに IT サービスを提供する際に必要な時間とリソースを削減し、IT の迅速な対応力を強化
  • 業務の継続性や適合認定のためのデータ保護を簡素化
Q:Cisco WAAS は、どのような問題を解決しますか。
A:IT 部門は次のような、高価なブランチ オフィス アプリケーション、サーバ、ストレージ、およびローカル サービスの導入と管理に関連する複数の大きな課題に直面しています。
  • ブランチ オフィス内のパフォーマンス要件を満たすために、サーバ、ストレージ、およびバックアップのローカルな導入と管理に関連する資本コストと運用コストが増加
  • 中央集中化されたアプリケーションやデータにアクセスする際に必要な、グローバルで一貫したユーザ エクスペリエンスの提供
  • ブランチ オフィスへの高品質なビデオの配信
  • ブランチ オフィスで重大なローカル ネットワーク サービスを維持しながら、適合認定、業務の継続性、およびデータ保護の要件を満たすためにリモート インフラストラクチャを統合することに対する圧力
  • リモート オフィスをサポートするための本社の IT リソース、およびオンサイトの IT スタッフに必要なコストの制限

このようなビジネスと適合の要件に対応するために、ブランチ オフィスとデータセンターの間で複数のテクノロジーを統合するのが一般的な戦略になりつつあります。さらに、新しいアプリケーションの多くがデータセンターから直接導入され、リモート ユーザに配信されています。同時に組織は、WAN がダウンしても特定のブランチ オフィス IT サービスを提供できる柔軟性を求めています。これらの戦略はいずれも、運用コストと複雑性を軽減しますが、エンド ユーザと IT 管理者の生産性にも大きく影響し得る次のような新たな懸念ももたらします。

  • アプリケーションが WAN を通過するため(WAN の遅延、帯域幅の制約、プロトコルの非効率性などのさまざまな要因により)、応答時間の遅延やパフォーマンスの低下が発生
  • WAN リンクのコストが増加するため、帯域幅の使用により慎重な管理が必要
  • 必須のブランチ オフィス IT サービスやアプリケーション サービスをプロビジョニングするため、ブランチ オフィスのデバイス台数が増加する可能性がある
  • ライブ ビデオを組織内に広範囲にわたり配信できるようにするため、帯域幅のアップグレードおよび複雑な設定が必要
  • 大量のトラフィック(中央集中化されたアプリケーション、Voice over IP [VoIP]、およびビデオ)が WAN を通過するため、トラブルシューティングのための QoS(Quality of Service)、セキュリティ、および可視性の必要性が増加

Cisco WAAS を利用する IT 企業は、ブランチ オフィスの統合とアプリケーションの中央集中化により、ビジネス、適合性、および運用上の利点を活用でき、WAN 経由でアプリケーションとデータを配信する際のパフォーマンスへの影響を排除できます。Cisco WAAS は、WAN でのアプリケーション パフォーマンスを高速化し、ブランチ オフィスにビデオを配信し、ブランチ オフィス IT サービスのローカル ホスティングを提供します。このため、IT 部門は、LAN と同等のアプリケーション パフォーマンスを維持しながら、アプリケーションとストレージをデータセンターに中央集中化することができます。また、IT サービスのローカル ホスティングを提供すると同時に、ブランチ オフィスでのデバイス設置面積を削減できます。


Q:どのような組織が Cisco WAAS の恩恵を受けられますか。
A:Cisco WAAS は、リモート サイトやリモート オフィスを持ち、次のような目標に向けて取り組むあらゆる規模の分散型企業を対象としています。
  • 電子メール、Microsoft Office、ファイル共有、SharePoint、SAP、Oracle アプリケーションなど、ビジネス アプリケーションに対するユーザ エクスペリエンスを強化してユーザの生産性を向上させる
  • ファイル サーバ、プリント サーバ、ストレージ バックアップ テープなどの IT リソースをデータセンターに中央集中化して、ブランチ オフィスの運用コストを削減する
  • WAN 帯域幅のアップグレードの必要性を軽減、延期、または排除してコストを削減する
  • 費用のかかる帯域幅のアップグレードや、運用コストの増大をまねくネットワークの複雑な設定を必要とせずに、ライブ ビデオをブランチ オフィスに配信する
  • ブランチ オフィスに新しい IT サービスを提供する際に必要な時間とリソースを、デバイスのスプロールを引き起こすことなく削減して、IT の迅速な対応力を強化する
Q:Cisco WAAS による Return On Investment(ROI; 投資利益率)について教えてください。
A:主に Cisco WAAS の次のような利点によって、お客様の ROI が達成されます。
  • 重要なビジネス アプリケーション(電子メール、Microsoft Office、ファイル共有、SharePoint、SAP、Oracle アプリケーションなど)について、WAN 上でのパフォーマンスを LAN の場合と同等にすることにより、ユーザの生産性を向上:アプリケーションの応答時間が最大で 1/100 に短縮されます。
  • ファイル サーバ、プリント サーバ、ストレージ、バックアップ テープなどのブランチ オフィス インフラストラクチャの統合:企業はハードウェア、ソフトウェア、IT、およびストレージの管理コストを節約できます。Cisco WAAS のサーバ オフロード機能を活用した統合により、サーバ台数を最大で 1/10 に削減できます。
  • Cisco WAAS の強力な WAN 最適化機能により、有効な WAN 帯域幅を最大で 10 倍に拡張:Cisco WAAS を使用すれば、多くの場合、VoIP やライブ ビデオなどのインフラストラクチャ プロジェクトに対する WAN 帯域幅のアップグレードを延期または排除できます。
  • 高品質のライブ ビデオをブランチ オフィスに配信する際の WAN アップグレードの必要性を排除または軽減:Cisco WAAS は、自動化されたエッジ ストリーム分割を使用して、高品質のライブ ビデオを広範囲のブランチ オフィスに配信できるようにしています。このエッジ ストリーム分割では、ストリームを閲覧するブランチ オフィスのユーザ数に関係なく、WAN 経由でビデオ ストリームを 1 つだけダウンロードするようにすることができます。この自動化機能により、従来のビデオ配信システムで必要とされていた複雑な設定が不要になります。また、このソリューションでは、データセンターのビデオ サーバの台数を 1/10 に削減することが可能なサーバ オフロード機能を提供しています。
  • IT の迅速な対応力を強化してブランチ オフィス IT サービスを柔軟に提供するとともに、ブランチ オフィスのデバイス設置面積を削減:専用のハードウェアベースの導入の場合、IT サービスを提供するまでに数日または数週間を要することも少なくありませんでしたが、これを数時間以内で提供できるようになりました。この期間短縮は、Cisco WAAS のネットワーク組み込み型の仮想化によって、分離された仮想ブレード上でサードパーティ サービスのホスティングを可能にすることで実現されます。このアーキテクチャでは、追加のホステッド サービスに対して同じハードウェア プラットフォームを使用しながら、WAN 最適化のためのネイティブ パフォーマンスを維持します。仮想ブレード機能を使用すれば、多様な Windows および Linux ブランチ オフィス サービスを Cisco WAAS アプライアンス上に導入できます。認証およびサポートされる最初のホステッド サービスには、Windows Server 2008 コア サービスの一部である、Windows Active Directory、Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)、Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)、プリント サービスなどがあります。

通常は 6 〜 9 カ月程度で投資が回収でき、3 年間で実質的に相当な額の節約を達成できます。標準的な 3 年間のリフレッシュ サイクルにおける各サイトでの節約内容に含まれるコスト要因は、次のとおりです。

  • ローカル ファイル、メール、アプリケーション、ソフトウェア配信、プリント、ビデオ サーバなどの各サーバの削減
  • バックアップ用のハードウェア、ソフトウェア、およびメンテナンス、ならびにローカルのテープ ドライブ、テープ メディア、およびオフサイト ストレージの削減
  • サーバおよびストレージ管理のための(IT)コストの削減
  • 帯域幅の使用量の削減、WAN アップグレードの必要性の排除または軽減、可用性の向上とダウンタイムの短縮(復元の高速化)、生産性の向上(電子メール、ファイル共有、Web ベースのアプリケーション、コラボレーション)、および CEO ブロードキャストなどのイベントに使用される高品質ライブ ビデオへのアクセス簡素化によるコスト節減
  • ブランチ オフィス IT サービスを提供するために現在使用しているハードウェア アプライアンスについて、サポート コストまたはリフレッシュ コストを排除することによるコスト節減

Cisco WAAS ソリューションの説明

Q:Cisco WAAS は、Cisco Application Networking Services(ANS)ポートフォリオ全体の中でどのように位置付けられますか。
A:Cisco ANS は、完全に統合されたアプリケーション ネットワーキング テクノロジーをネットワークワイドで提供する製品ポートフォリオです。これらのテクノロジーでは、アプリケーションの正常な配信を保証するために必要な可用性、セキュリティ、および高速化をもたらします。また、仮想化テクノロジーによる拡張性と柔軟性によって、デバイスの設置面積を削減し、電力、冷却、および空間の各要件を緩和します。Cisco ANS 製品は、Cisco Data Center 3.0 ソリューション セットのきわめて重要なコンポーネントであり、エンドツーエンドのアプリケーション配信ネットワークを作成し、アプリケーションを組織全体あるいはすべてのユーザにグローバルに導入および配信することが可能です。Cisco WAAS ソリューションは、ブランチ オフィスとデータセンターを接続している WAN の状態が原因で発生するアプリケーション パフォーマンスの問題を解決し、Cisco ANS をサポートします。Cisco WAAS は、データセンター アプリケーション配信ソリューションと連動して、業界で最も包括的でアプリケーションに対応したネットワークベースのサービスを提供し、企業におけるアプリケーションの導入の価値と有効性を向上させます。

Q:Cisco WAAS ソリューションは、どのようなコンポーネント製品で構成されますか。
A:Cisco WAAS ソリューションは、以下のコンポーネントで構成されます。
  • Cisco Wide Area Application Engine(WAE)ハードウェア プラットフォーム。これには、シスコ サービス統合型ルータ用のアプライアンスとネットワーク モジュールが含まれます。5 つのハードウェア アプライアンス モデル(Cisco WAE-512、WAE-612、WAE-674、WAE-7341、および WAE-7371)と、3 つのネットワーク モジュール モデル(Cisco NME-WAE-302 ネットワーク モジュール、NME-WAE-502 ネットワーク モジュール、および NME-WAE-522 ネットワーク モジュール)があります。
  • Cisco Wide Area Virtualization Engine(WAVE)ハードウェア プラットフォーム。ブランチの IT サービスを最適化するための仮想ブレード機能に対応した 3 つのハードウェア アプライアンス モデル(Cisco WAVE-274、WAVE-474、および WAVE-574)があります。
  • Cisco WAAS ソフトウェアには、基本的なソフトウェア ライセンスとしてエンタープライズ ライセンスおよびトランスポート ライセンスの 2 種類があり、オプション ライセンスとしてエンタープライズ ビデオ配信用ライセンスおよび仮想ブレード サービス用ライセンスの 2 種類があります。このオプション ライセンスを注文するには、エンタープライズ ライセンスを所有していることが前提となります。
  • Cisco WAAS Central Manager(Cisco WAAS 構成ごとに、最低 1 台のエンタープライズ ライセンスを搭載した Cisco WAAS ハードウェア プラットフォームが必要)
  • モバイル従業員が場所に関係なく Cisco WAAS を活用できるようにするための Cisco WAAS Mobile クライアントおよびサーバ ソフトウェア
Q:Cisco WAAS 4.1 は、どのように導入および管理しますか。
A:Cisco WAAS 4.1 では、これまで手動で行っていた多くの設定手順を自動化することにより、導入を簡略化しています。さらに導入時間の短縮のためにクイック セットアップ ウィザードも提供されています。

Cisco WAAS プラットフォーム上で実行される Cisco WAAS ソフトウェアは、LAN に接続されたアプライアンス、またはブランチの シスコ サービス統合型ルータに組み込まれたネットワーク モジュール(Cisco NME-WAE)として、データセンターとリモート オフィスに導入されます。通常、お客様は、各ブランチ オフィスで Cisco WAAS ソフトウェアを実行する Cisco NME-WAE または Cisco WAAS アプライアンスを 1 台だけ配置し、データセンターでは同じ Cisco WAAS ソフトウェアを搭載した Cisco WAAS アプライアンスを 1 台または複数台配置します。また、Cisco WAAS ネットワーク内のすべての Cisco WAAS を管理および監視する集中管理機能を提供する Cisco WAAS ハードウェアを 1 台配置します。

Cisco WAAS 4.1 では、管理ユーザ インターフェイスを変更して、カスタマイズ可能なレポート、新しい診断およびトラブルシューティング ツール、わかりやすいワークフローベースの管理、およびリアルタイム モニタリングを提供することで、継続的な運用の簡素化を実現しています。また、Cisco WAAS 4.1 では、お客様のネットワーク管理システムおよびモニタリング システムへの統合に備えて Extensible Markup Language(XML)API も提供しています。

Cisco WAAS Mobile は、単独で導入することも、Cisco WAE デバイスと組み合わせて導入することもでき、ブランチ オフィス ユーザに対して次のような高速化機能を提供します。

  • モバイル ユーザとブランチ オフィス ユーザを対象とした高速化:Cisco WAAS Mobile と Cisco WAE を使用
  • モバイル ユーザおよび小規模オフィスまたはホーム オフィス(SOHO)ユーザのみのを対象とした高速化:Cisco WAAS Mobile を使用
Q:Cisco WAAS ネットワーク モジュールとは何ですか。
A:Cisco WAAS ネットワーク モジュールは、業界初で唯一のルータ統合型アプリケーション高速化および WAN 最適化ソリューションです。Cisco WAAS ネットワーク モジュールは、シスコ サービス統合型ルータと統合して、お客様に最適のソリューションを提供します。これによりブランチ オフィス インフラストラクチャの統合、WAN でのアプリケーション パフォーマンスの高速化、ブランチ オフィスへの高品質ビデオの配信、WAN 使用の最適化、およびデータの保護とバックアップの簡素化が可能になります。このネットワーク モジュールは、ブランチ インフラストラクチャの TCO を削減し、シスコ サービス統合型ルータとの物理的および論理的統合により、導入と管理を簡素化します。

Q:Cisco WAAS ネットワーク モジュールにはどのようなモデルがありますか。
A:Cisco WAAS ネットワーク モジュールには、Cisco NME-WAE-302、NME-WAE-502、および NME-WAE-522 の 3 つのモデルがあります。Cisco NME-WAE-302 は、WAN でのアプリケーションへのアクセスを高速化し、WAN 帯域幅の使用を最適化する、低コストで高性能なプラットフォームを提供します。Cisco NME-WAE-502 と Cisco NME-WAE-522 は、ブランチ オフィスのサーバ、ストレージ、およびデータ保護ソリューションをデータセンターに統合し、アプリケーションへのアクセスを高速化して、中央集中化されたアプリケーションに WAN 経由でも LAN と同等のパフォーマンスを提供します。また、WAN 使用を効率化して WAN 帯域幅のコストを削減します。

Q:Cisco WAAS ネットワーク モジュールは、どのルータで動作しますか。
A:Cisco NME-WAE-302 ネットワーク モジュールおよび Cisco NME-WAE-502 ネットワーク モジュールは、Cisco ISR 2811、2821、2851、3825、および 3845 など Cisco ISR 2800 および 3800 シリーズで実行するように設計されています。Cisco NME-WAE-522 ネットワーク モジュールは、Cisco ISR 3800 シリーズのみでサポートされています。

Q:Cisco WAAS は、WAN ではどのようにして LAN と同等のパフォーマンスを提供しますか。
A:Cisco WAAS 4.1 ソリューションは、次のようなテクノロジーを組み合わせることにより、WAN 上で LAN と同等のパフォーマンスを実現します。
  • アプリケーションの高速化:先読み、メッセージ予測、キャッシングなど、先進のプロトコル最適化によって、遅延と帯域幅を抑制します。このアプリケーション特有の高速化機能は、アプリケーション ベンダーと連携して開発および検証され、Microsoft Exchange、HTTP アプリケーション(Oracle、SAP、および Microsoft SharePoint)、および Windows プリント サービスと UNIX ネットワーク ファイル サーバ(NFS)サービスに対して提供されています。Cisco WAAS 4.1 では、サーバの秘密鍵がデータセンター外へ出ないように保証することで、お客様の既存の信頼モデルのセキュリティを損なうことなく、HTTP での Secure Sockets Layer(SSL)暗号化トラフィックの高速化を実現します。さらに、Cisco WAAS 4.1 では、きわめて広範囲にわたるエンタープライズ SSL トラフィックを高速化します。これには、HTTP プロキシ、クライアント認証、およびリアルタイムの証明書失効チェックを必要とする構成が含まれます。
  • スループットの最適化:Cisco WAAS 4.1 は、トランスポート プロトコルの動作を改善し、WAN 環境での動作を効率化します。
  • 帯域幅の最適化:Cisco WAAS 4.1 は、Cisco WAAS Data Redundancy Elimination(DRE)と圧縮によって、冗長なデータ パターンの伝送を抑制します。
Q:Cisco WAAS は、セキュリティ アーキテクチャにどのように組み込まれるのですか。
A:Cisco WAAS は、企業のセキュリティを損なうことなく WAN 経由でのアプリケーションの配信を高速化する、業界で唯一の安全な WAN 最適化ソリューションです。Cisco WAAS の機能は次のとおりです。
  • Cisco WAAS が提供する業界初の高速トラフィック保護ソリューションは、完全なファイアウォール機能を保持し、Intrusion Prevention System(IPS; 侵入防御システム)を使用してネットワーク ウイルス スキャンをサポートします。このソリューションは、Cisco IOS Firewall、ASA 5500 シリーズ Enterprise Firewall Edition、PIX® ファイアウォール ソフトウェア、Catalyst® 6500 シリーズ Firewall Services Module(FWSM)などの、シスコのファイアウォール製品と統合され、高速トラフィックなど、すべてのトラフィックの完全なステートフル ファイアウォール インスペクションを実現します。Cisco WAAS を使用すると IPS は、高速トラフィックのネットワーク ウイルス スキャンを実行し、転送中のデータのセキュリティを維持および強化できるようになります。
  • Cisco WAAS は、自動および中央集中型のキー管理による Federal Information Processing Standards(FIPS; 連邦情報処理規格)140-2 レベル 2 準拠 256 ビット Advanced Encryption Standard(AES; 高度暗号化規格)ディスク暗号化を使用して、Cisco WAAS デバイス上の停止時のデータを保護します。Cisco WAAS を Role-Based Access Control(RBAC; ロール ベース アクセス コントロール)のような独自の機能と併用したり外部認証システムと統合することで、Cisco WAAS デバイス上の停止時のデータを不測の、または悪意のあるセキュリティ漏洩から保護できるようになります。
  • Cisco WAAS では、サーバの秘密鍵がデータセンター外へ出ないように保証することで、お客様の既存の信頼モデルのセキュリティを損なうことなく、SSL 暗号化トラフィックの高速化を実現します。
  • Cisco WAAS は、Common Criteria Evaluation and Validation Scheme(CCEVS)または International Organization for Standardization(ISO; 国際標準化機構)15408 および Payment Card Industry(PCI)1.1 で評価されている唯一の WAN 最適化製品です。

Q:Cisco WAAS は FIPS に準拠していますか。
A:Cisco WAAS は、ローカルに保存されたすべてのデータを暗号化してデータの漏洩を防ぐ、自動および中央集中型のキー管理による FIPS 140-2 レベル 2 ベースの 256 ビット AES ディスク暗号化を搭載しています。ディスク暗号化は、RBAC と組み合わせたり、外部認証システムと統合することで、Cisco WAAS デバイス上のすべてのデータとサービスを潜在的な脆弱性から保護します。

Q:Cisco WAAS は、Common Criteria で認定されていますか。
A:Cisco WAAS は、CCEVS または ISO 15408 および PCI 1.1 で評価されている唯一の WAN 最適化ソリューションです。

Q:Cisco WAAS は、どのようにしてパフォーマンス管理を実現するのですか。
A:Cisco WAAS と NetQoS 社の連携により、パフォーマンス管理製品が WAN 最適化による ROI の利益を正確にレポートできるようにする、業界初の管理インターフェイスが作成されました。その結果、NetQoS 社は、エンドツーエンド アプリケーションの応答時間と WAN 帯域幅の使用に関する完全に正確なレポートを提供する唯一のネットワーク パフォーマンス管理ベンダーとなり、IT 部門は、Cisco WAAS が提供する WAN 最適化による ROI を向上させることができるようになりました。Cisco WAAS 4.1 は、お客様のネットワーク管理システムおよびモニタリング システムとの統合をサポートするために XML API を提供しています。これにより、お客様は、Cisco WAAS Central Manager で収集されたモニタリング情報を問い合わせることができます。

Q:Cisco WAAS はブランチ オフィス外のモバイル従業員に対してアプリケーション高速化を実現できますか。
A:はい。Cisco WAAS Mobile では、場所を問わずあらゆる従業員がアプリケーション高速化を活用できます。モバイル ユーザに対しては、初回のダウンロード時で 2 〜 5 倍、その後実行する転送では 20 倍以上の高速化が実現されます。

Q:WAAS Mobile の導入方法を教えてください。
A:Cisco WAAS Mobile はすぐに利用可能な専用のソフトウェア ソリューションで、エンド ユーザ用のクライアント ソフトウェアと、既存の VPN コンセントレータの近接サーバにインストールするソフトウェアで構成されています。クライアント側のソフトウェアは透過的で、ユーザによるメンテナンスやローカルでの設定変更は必要ありません。
  • リモート クライアントの設定とインストールは簡単です。Cisco WAAS Mobile クライアントの設定はシステム管理者が行います。クライアント ソフトウェア イメージは、一般的なソフトウェア配信製品(Microsoft、LANDesk、Altiris、および BigFix のシステム管理プログラムなど)を使用して、直接リモート デバイスにロードされます。このソフトウェア クライアントは、企業の標準デスクトップ イメージに統合することもできます。
  • エンド ユーザによるセルフインストールも利用できます。Cisco WAAS Mobile のクライアント ソフトウェアはエンド ユーザによるインストールと設定が可能ですが、企業向けの標準設定を利用すれば、ユーザが設定を行わなくても使用できます。
  • アプリケーションの再設定は不要です。Cisco WAAS Mobile クライアントがデータを透過的にリダイレクトするため、いずれのアプリケーションも設定を変更する必要がありません。
  • クライアント ファイアウォールまたはその他のローカル セキュリティ ソフトウェアで着信ポートをオープンにする必要はありません。既存のデスクトップ セキュリティはすべて維持されます。
  • 高速ネットワークの自動検出により、オフィス ネットワークに自動的に移行できます。

Cisco WAAS Mobile では、サーバ ソフトウェアも簡単に導入できます。

  • アプリケーション サーバやファイル サーバに変更を加える必要はありません。
  • ルータ、スイッチ、WAN アクセラレータなどのネットワーク リソースの変更は不要です。
  • トラフィックはクライアント ソフトウェアを介して Cisco WAAS Mobile サーバに送信されるため、IP ネットワーク トポロジを変更する必要はありません。
  • サーバに障害が発生した場合でも、最適化が行われなくなるだけで、接続状態は維持されます。
  • Cisco WAAS Mobile サーバは、ハイ アベイラビリティ構成に対応した Cisco Application Control Engine(ACE)など、一般的なロード バランシング ソリューションと完全な互換性があります。
  • 企業環境への柔軟な導入が可能です。Cisco WAAS Mobile は、単独で導入することも、Cisco WAE デバイスと組み合わせて導入することもでき、エンタープライズ環境への柔軟な導入が可能なため、あらゆるユーザに対して高速化機能を提供します。
    • モバイル ユーザとホーム オフィス ユーザだけを対象とした高速化:Cisco WAAS Mobile のみを使用
    • モバイル ユーザおよびブランチ オフィス ユーザを対象とした高速化:Cisco WAAS Mobile と Cisco WAE を使用

Cisco WAAS の競争上の利点

Q:Cisco WAAS 4.1 は、他の WAN 最適化ソリューションとどのような点が異なるのですか。
A:現在市場に出ている他社の WAN 最適化ソリューションと比べて、Cisco WAAS には次のような 3 つの利点があります。これが、組織が Cisco WAAS を採用する主な理由となっています。

1. アプリケーション ベンダーにより検証済み

シスコは、Oracle、SAP、Microsoft、IBM などの主要なアプリケーション ベンダーと連携して検証済みの設計を作成しました。これらはアプリケーション ベンダーと共同で発表され、あらゆるシスコ アプリケーション配信製品を対象としています。この検証済みの設計によってベスト プラクティスが提供され、WAN 最適化を導入してアプリケーションを高速化する際に発生するリスクが大幅に軽減されます。

Cisco WAAS ではアプリケーション特有の高速化機能を提供します。この機能はアプリケーション ベンダーと連携して開発および検証され、Microsoft Exchange、HTTP アプリケーション(Oracle、SAP、および Microsoft SharePoint)、および Windows プリント サービスと UNIX NFS サービスに対して提供されています。

Cisco WAAS のアプリケーション特有の高速化は、アプリケーション プロトコルをリバース エンジニアリングして実現したものではありません。シスコでは、主要なアプリケーション ベンダーから独自仕様のプロトコルのライセンスを受けることで、卓越したパフォーマンスと優れた相互運用性を保証しています。

Cisco WAAS については、動作範囲を保証するために、主要なアプリケーション ベンダーとの間で共同サポート契約が結ばれています。

2. ネットワークとの統合

Cisco WAAS のアーキテクチャでは、Cisco WAAS をネットワークに透過的に統合し、既存のネットワーク サービスを維持することが可能です。このため、WAN 最適化を容易に導入および運用することができます。

Cisco WAAS は高速化されるトラフィックの透過性を維持します。これにより、Cisco IOS ソフトウェアおよびサードパーティ製品のネットワーク サービスではトラフィックを正しく識別し、必要なサービス(QoS やファイアウォールなど)を実行できます。

Cisco WAAS は、ネットワーク上にある Cisco WAAS デバイスの自動検出機能を提供します。これにより、すべてのタイプの WAN アーキテクチャ(Multiprotocol Label Switching[MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング]、階層ネットワーク、ハブアンドスポーク トポロジなど)の運用が簡素化されます。Cisco WAAS は、すべてのタイプの Cisco WAAS デバイス(スタンドアロンおよびルータ統合)に対するほとんどのトラフィック インターセプション方法(簡単なインライン導入や堅牢なアウトオブバンド導入など)をサポートしています。

Cisco WAAS は、あらゆるシスコ ファイアウォール製品(Cisco IOS Firewall、ASA 5500 シリーズ Enterprise Firewall Edition、PIX ファイアウォール ソフトウェア、および Catalyst 6500 シリーズ FWSM)と統合されることで、高速トラフィックに対応する完全なステートフル ファイアウォール機能を提供する業界で唯一の WAN 最適化ソリューションです。

Cisco WAAS では、デバイスの紛失や盗難が発生した場合にキャッシュ内に保存されているデータを保護するために、ディスク暗号化機能をサポートしています。

Cisco WAAS は SSL 暗号化トラフィックを高速化し、伝送データを保護するために既存のセキュリティ信頼モデルに容易に統合できます。Cisco WAAS では、サーバの秘密鍵をデータセンター外へ出す必要がありません。

Cisco WAAS では、部門横断的な大規模組織でも安全管理機能を確実に提供できるように、包括的な RBAC を備えています。

Cisco WAAS は、CCEVS または ISO 15408 で認定されている唯一の WAN 最適化ソリューションです。

Cisco WAAS はネットワークの透過性を維持するので、Cisco IOS QoS アーキテクチャに統合されることで、信頼できる優先順位付け、帯域割り当て、および遅延に影響されやすい音声トラフィックの保護および制御を確実に実行することができます。Cisco WAAS を Cisco IOS QoS と併用することにより、QoS フレームワークが統一され、2 つの独立ポリシー セットを管理したり関連付けたりする必要がなくなります。

Cisco WAAS は Cisco Performance Routing(PfR)と統合されます。Cisco PfR は、ブランチ オフィスとデータセンターとの間のさまざまなネットワーク リンクの遅延、パケット損失、経費、容量、およびジッタに基づいてアプリケーションおよび音声トラフィック用の経路選択を最適化することにより、Cisco WAAS を補完します。たとえば、この機能は、アプリケーション高速化の導入時でも、遅延に影響されやすい音声トラフィックが最適な経路をとるように保証できます。

インライン導入のために、Cisco WAAS では、Cisco VoIP テスト ベッドでストレス テストを実施済みの低遅延 VoIP トラフィック バイパス機能を提供しています。

3. TCO の最小化(優れた費用効果)

Cisco WAAS 4.1 は費用効果に優れ、市場で最小の総所有コストを実現しています。

シスコのサービス統合型ルータとの統合により、運用コストを最大 70 パーセント削減できます。

3 〜 5 年間でのサポート コストは、競合製品より 50 〜 60 パーセント少なくなっています。

Cisco WAAS は、高度なキャッシングおよびプロキシ機能によって、中央集中型サーバの負荷を最大 90 パーセントまで削減することで、必要なファイル サーバ、プリント サーバ、ソフトウェア配信サーバ、およびビデオ サーバの台数を減らし、電力、冷却、およびスペースの要件を軽減することができます。

Cisco WAAS では、ライブ ビデオを広範囲にわたり配信するために、帯域幅のアップグレードおよび複雑な設定を行う必要はありません。

Cisco WAAS 仮想ブレードは、Windows ベースおよび Linux ベースのブランチ オフィス サービスの導入を中央集中化することでローカル ホスティングを提供し、ブランチ オフィスでのデバイス設置面積を削減します。

既存の WAN アーキテクチャへの統合によって QoS や PfR などの Cisco IOS ソフトウェア機能が補完され、結果として WAN 帯域幅のコストが削減されます。


Q:ネットワークの透過性が実現されることによって、組織にどのような利点がありますか。
A:Cisco WAAS のアーキテクチャでは、Cisco WAAS をネットワークに透過的に統合し、既存のネットワーク サービスを維持することが可能です。このため、WAN 最適化を容易に導入および運用することができます。

Cisco WAAS は高速化されるトラフィックの透過性を維持します。これにより、Cisco IOS ソフトウェアおよびサードパーティ製品のネットワーク サービスではトラフィックを正しく識別し、必要なサービス(QoS やファイアウォールなど)を実行できます。


Q:Cisco WAAS は、WAN 最適化の総所有コスト(TCO)をどのようにして削減するのですか。
A:Cisco WAAS ソフトウェア バージョン 4.1 は、競合するソリューションの中で最小の総所有コストを実現しており、費用効果に優れています。
  • シスコのサービス統合型ルータとの統合により、運用コストを最大 70 パーセント削減できます。
  • サポート コストは、競合製品より 50 〜 60 パーセント少なくなっています。
  • Cisco WAAS は、高度なキャッシングおよびプロキシ機能によって、中央集中型サーバの負荷を最大 90 パーセントまで削減することで、必要なファイル サーバ、プリント サーバ、ソフトウェア配信サーバ、およびビデオ サーバの台数を減らし、電力、冷却、およびスペースの要件を軽減することができます。
  • Cisco WAAS では、ライブ ビデオを広範囲にわたり配信するために、帯域幅のアップグレードおよび複雑な設定を行う必要はありません。
  • Cisco WAAS 仮想ブレードは、Windows ベースおよび Linux ベースのブランチ オフィス サービスの導入を中央集中化することでローカル ホスティングを提供し、ブランチ オフィスでのデバイス設置面積を削減します。
  • 既存の WAN アーキテクチャへの統合によって、QoS や PfR などの Cisco IOS® ソフトウェア機能が補完され、WAN 帯域幅のコストが削減されます。
Q:Cisco WAAS では、データ保護や適合認定はどのように改善されていますか。
A:Cisco WAAS は、次の方法でデータを保護します。
  • データ保護をデータセンターに集中化し、WAN 経由のバックアップを高速化することで、適合認定と業務の継続性を向上
  • アプリケーション ベンダーと共同で発表され、アプリケーション ベンダーにより検証済みの設計によって、WAN 最適化導入時のリスクが大幅に軽減されます。アプリケーション特有の高速化機能を最適化するために、企業独自のアプリケーション プロトコルのライセンスを受けています。一部の WAN 最適化ベンダーとは異なり、シスコでは企業独自のアプリケーション プロトコルに対するリバース エンジニアリングを行いません。これを行うと、アプリケーションを破損する恐れがあります。
  • 高度な暗号化テクノロジーによる停止時のデータ保護
  • シスコのファイアウォール製品(Cisco IOS Firewall、ASA 5500 シリーズ Enterprise Firewall Edition、PIX ファイアウォール ソフトウェア、および Catalyst 6500 シリーズ FWSM)などの WAN セキュリティ テクノロジーとの統合による伝送データの保護、および WAN での SSL 高速トラフィックの暗号化
  • Common Criteria Evaluation and Validation Scheme(CCEVS)、International Organization for Standardization(ISO; 国際標準化機構)15408、および Payment Card Industry(PCI)1.1 の準拠など業界の主要なセキュリティ標準を使用した Cisco WAAS のテストによる、適合性サポートの向上
  • 部門横断的な大規模組織でも安全管理機能を確実に提供できるようにするための包括的な RBAC

Cisco WAAS バージョン 4.1 の新機能

Q:Cisco WAAS 4.1 は、Cisco Wide Area File Services Software(WAFS)にはない機能を備えていますか。
A:Cisco WAFS は、ファイルベースのアプリケーションとデータを高速化し、ブランチ オフィスのファイル サーバの統合を可能にする、業界最高のソリューションです。

Cisco WAAS は Cisco WAFS の機能を含むより豊富な機能を備えており、将来的には事実上、Cisco WAFS の後継製品となります。

Cisco WAAS は包括的な WAN 最適化ソリューションであり、WAN での幅広いアプリケーションを高速化し、ブランチ オフィスにビデオを配信し、ブランチ オフィス IT サービスのローカル ホスティングを提供します。Cisco WAAS を使用すると、IT 部門では LAN と同等のアプリケーション パフォーマンスを維持しながら、アプリケーションとストレージをデータセンターに中央集中化することができます。これにより、IT サービスのローカル ホスティングを可能にすると同時に、ブランチ オフィス全体でのデバイス設置面積を削減できます。

Cisco WAAS 4.1 は業界最高の Cisco WAFS 製品の全機能に加えて、高度なアプリケーション特有の最適化および汎用的な最適化、ならびに仮想化機能を備えています。


Q:Cisco WAAS 4.0 と比較して Cisco WAAS 4.1 にはどのような拡張機能が追加されていますか。
A:Cisco WAAS 4.1 によって、Cisco WAAS の利点がさらに拡充されています。
  • 初期使用時の導入を容易にし、継続的な運用管理を合理化:Cisco WAAS 4.1 では、多くの設定手順を自動化することにより導入を簡略化しています。さらに導入時間の短縮のためにクイックスタート ウィザードも提供されています。Cisco WAAS 4.1 では、管理ユーザ インターフェイスを変更して、カスタマイズ可能なレポート、新しい診断およびトラブルシューティング ツール、わかりやすいワークフローベースの管理、およびリアルタイム モニタリングを提供することで、運用の簡素化を実現しています。また、Cisco WAAS 4.1 では、お客様のネットワーク管理システムおよびモニタリング システムへの統合に備えて XML API も提供しています。
  • 新しいアプリケーション特有の高速化によりユーザ エクスペリエンスを向上:Cisco WAAS 4.1 では、アプリケーション ベンダーと連携して開発および検証されたアプリケーション特有の高速化機能を、Microsoft Exchange、HTTP アプリケーション(Oracle、SAP、Microsoft SharePoint アプリケーションなど)、Windows プリント サービス、および UNIX NFS サービスに対して提供しています。企業独自のプロトコルの Intellectual Property Rights(IPR; 知的財産権)に関するライセンス契約と共同サポート契約を主要なアプリケーション ベンダーと結ぶことにより、高いパフォーマンス、優れた相互運用性、および動作範囲を保証することができます。
  • SSL 暗号化トラフィックの高速化と既存のセキュリティ信頼モデルへの容易な統合:Cisco WAAS 4.1 では、サーバの秘密鍵がデータセンター外へ出ないように保証することで、既存の信頼モデルのセキュリティを損なうことなく、HTTP での SSL 暗号化トラフィックの高速化を実現します。Cisco WAAS 4.1 SSL 高速化は、複数のデジタル証明書インフラストラクチャへの統合が簡単なので、導入が容易です。さらに、Cisco WAAS 4.1 では、HTTP プロキシ、クライアント認証、およびリアルタイムの証明書失効チェックを使用するトラフィックを高速化することで、きわめて広範囲にわたるエンタープライズ SSL トラフィックを高速化します。
  • 帯域幅のアップグレードと複雑な設定を行わずに、広範囲にわたるライブ ビデオの配信を実現:Cisco WAAS 4.1 は、自動化されたエッジ ストリーム分割を使用して、高品質のライブ ビデオを広範囲のブランチ オフィスに配信できるようにしています。このエッジ ストリーム分割では、ストリームを閲覧するブランチ オフィスのユーザ数に関係なく、WAN 経由でビデオ ストリームを 1 つだけダウンロードするようにすることができます。通常、この機能により、ライブ ストリーミング ビデオをブランチ オフィスに配信する場合に必要な WAN アップグレードが不要になります。この自動化機能により、従来のビデオ配信システムで必要とされていた複雑な設定が不要になります。また、このソリューションでは、データセンターのビデオ サーバの台数を 1/10 に削減することが可能なサーバ オフロード機能を提供しています。
  • ローカル ホスティングを使用してブランチ IT サービスを柔軟に展開すると同時に、デバイス設置場所を削減:Cisco WAAS 4.1 では、ブランチ オフィス IT サービスを柔軟に提供するとともに、デバイスの設置面積を削減できます。Cisco WAAS のネットワーク組み込み型の仮想化により、分離された仮想ブレード上でのサードパーティ サービスのホスティングが可能になります。このアーキテクチャでは、追加のホステッド サービスに対して同じハードウェア プラットフォームを使用しながら、WAN 最適化のためのネイティブ パフォーマンスを維持します。認証およびサポートされる最初のホステッド サービスには、Windows Server 2008 コア サービスの一部である、Windows Active Directory、DNS、DHCP、プリント サービスなどがあります。専用のハードウェアベースの導入の場合は、サービス提供までに数日または数週間を要することも少なくありませんが、仮想ブレード機能を使用すれば、多様な Windows および Linux ブランチ オフィス サービスを Cisco WAAS アプライアンス上に数時間以内に導入できます。シスコでは、検証済みサービス セットを拡張するとともに、お客様自身のカスタム アプリケーションを検証するプロセスもサポートする予定です。
Q:Cisco WAAS 4.1 は SSL 暗号化 Web トラフィック(HTTPS)を高速化しますか。
A:Cisco WAAS 4.1 では、サーバの秘密鍵がデータセンター外へ出ないように保証することで、既存の信頼モデルのセキュリティを損なうことなく、HTTP での SSL 暗号化トラフィックの高速化を実現します。Cisco WAAS 4.1 SSL 高速化は導入が容易であり、HTTP プロキシ、クライアント認証、およびリアルタイムの証明書失効チェックを使用するトラフィックを高速化することで、きわめて広範囲にわたるエンタープライズ SSL トラフィックを高速化します。

Q:Cisco WAAS 4.1 はブランチ オフィスへの高品質ビデオの配信をどのように向上させていますか。
A:Cisco WAAS 4.1 は、自動化されたエッジ ストリーム分割を使用して、高品質のライブ ビデオを広範囲のブランチ オフィスに配信できるようにしています。このエッジ ストリーム分割では、ストリームを閲覧するブランチ オフィスのエンド ユーザ数に関係なく、WAN 経由でビデオ ストリームを 1 つだけダウンロードするようにすることができます。多くの場合、この機能により、ライブ ストリーミング ビデオをブランチ オフィスに配信する場合に必要な WAN アップグレードが不要になります。この自動化機能により、マルチキャスト対応 WAN のような従来のビデオ配信システムで必要とされていた複雑な設定が不要になります。Cisco WAAS 4.1 では、ブランチ オフィス内での Windows Media Server から Windows デスクトップへのライブ ビデオの配信をサポートします。Cisco WAAS 4.1 では、Common Internet File System(CIFS)プロトコルでファイル事前配信機能を使用して Video on Demand(VoD; ビデオ オン デマンド)をローカル配信する Cisco WAAS 4.0 の機能を引き続きサポートします。

Q:Cisco WAAS 4.0 と比較した場合、Cisco WAAS 4.1 ではブランチ オフィスのデバイス設置面積をどのように削減していますか。
A:Cisco WAAS は包括的な WAN 最適化ソリューションであり、WAN でのアプリケーション パフォーマンスを高速化し、ブランチ オフィスにビデオを配信し、ブランチ オフィス IT サービスのローカル ホスティングを提供します。Cisco WAAS を使用すると、IT 部門では LAN と同等のアプリケーション パフォーマンスを維持しながら、アプリケーションとストレージをデータセンターに中央集中化することができます。また、ブランチ オフィス IT サービスをローカルで迅速に提供すると同時に、ブランチ オフィスでのデバイス設置面積を削減できます。

Cisco WAAS 4.0 を使用した場合、IT 部門は、LAN と同等のアプリケーション パフォーマンスをブランチ オフィス ユーザやモバイル ユーザに提供するとともに、ファイル サーバ、プリント サーバ、ソフトウェア配信サーバなどのアプリケーションやインフラストラクチャをデータセンターに統合することができます。

しかし、組織の多くは、きわめて重要な IT インフラストラクチャ サービスをブランチ オフィス内に保持することで、WAN がダウンした場合でもサービスが利用できるような柔軟性を必要としています。対象となるサービスには、ユーザ認証のための Microsoft Active Directory、アドレス解決および動的アドレッシングのための DNS および DHCP サービス、プリント サーバなどが挙げられ、WAN よりも LAN を介してスループットを高めることが必要です。ただし、この戦略をとった場合、ブランチ オフィス内にサーバが追加されることになり、結果として管理コストが増大し、今後ブランチ オフィス IT サービスまたはアプリケーション サービスをサーバベースで配信する場合に主要装置の高価なアップグレードが必要になります。

Cisco WAAS 4.1 にはネットワーク組み込み型の仮想化機能が追加されており、分離された仮想ブレード上でサードパーティ サービスのホスティングが可能になるので、ブランチ オフィス IT サービスの柔軟な配信とデバイス設置面積の削減が可能です。このアーキテクチャでは、追加のホステッド サービスに対して同じハードウェア プラットフォームを使用しながら、WAN 最適化のためのネイティブ パフォーマンスを維持します。これにより、サーバ アプライアンスに関する Capital Expenditure(CapEx; 資本コスト)およびサポート面での節減が可能となり、今後のブランチ オフィス サービスのために主要装置の高価なアップグレードを行う必要性がなくなります。

したがって、Cisco WAAS 4.1 を使用する組織は、デバイスの設置面積を増大させることなく、要件に合わせてサーバの統合と分散という複合的な戦略を柔軟に採用することができます。認証およびサポートされる最初のホステッド サービスには、Windows Server 2008 コア サービスの一部である、Windows Active Directory、DNS、DHCP、プリント サービスなどがあります。シスコは Microsoft と連携して、最適化ブランチ オフィス アーキテクチャを開発しました。このアーキテクチャは、他の WAN 最適化ベンダーが提供するような単なる製品機能ではなく、統合的なソリューションとして、共同エスカレーション サポート契約を含んでいます。

専用のハードウェアベースの導入の場合はサービス提供までに数日または数週間を要する場合も少なくありませんが、仮想ブレード機能を使用すれば、多様な Windows および Linux ブランチ オフィス サービスを Cisco WAAS アプライアンス上に数時間以内に導入できます。シスコでは、検証済みサービス セットを拡張するとともに、お客様自身のカスタム アプリケーションを長期的に検証するプロセスもサポートする予定です。


Q:Cisco WAAS 4.1 では、Windows 2008 Server サービスのほかにもブランチ オフィス サービスをサポートしていますか。
A:シスコは Microsoft と連携して最適化ブランチ オフィス アーキテクチャを開発しました。このアーキテクチャは、他の WAN 最適化ベンダーが提供するような単なる製品機能ではなく、統合的なソリューションとして、共同で検証された設計、十分な統合およびテストを実施済みの設定、共同エスカレーション サポート契約などを含んでいます。

Cisco WAAS 4.1 で認証およびサポートされる最初のホステッド サービスには、Windows Server 2008 コア サービスの一部である、Windows Active Directory、DNS、DHCP、プリント サービスなどがあります。

シスコでは、このアプローチの一環として、検証済みサービス セットを拡張するとともに、お客様自身のカスタム アプリケーションを長期的に検証するプロセスもサポートする予定です。


Q:Cisco WAAS 4.1 Central Manager には、どのような利点がありますか。
A:Cisco WAAS Central Manager は、Cisco WAAS の導入に関するわかりやすい設定、モニタリング、および管理サービスを提供する、拡張が容易な安全性に優れたプラットフォームです。Cisco WAAS 4.1 では、管理ユーザ インターフェイスを変更して、カスタマイズ可能なレポート、新しい診断およびトラブルシューティング ツール、わかりやすいワークフローベースの管理、および接続のリアルタイム モニタリングを提供することで、継続的な運用の簡素化を実現しています。また、Cisco WAAS 4.1 では、お客様のネットワーク管理システムおよびモニタリング システムへの統合に備えて XML API も提供しています。

Cisco WAAS 4.0 を導入済みの組織の場合は、Cisco WAAS 4.1 Central Manager を使用することで、Cisco WAAS 4.1 への移行をオンデマンドでスムーズに行うことができます。これは、Cisco WAAS デバイスの管理およびモニタリングを Cisco WAAS 4.0 と 4.1 の両方で行えるためです。


Q:Cisco WAAS 4.1 ではどのようなレポート機能を使用できますか。
A:Cisco WAAS 4.1 Central Manager では、Cisco WAAS 4.0 Central Manager で提供されていたモニタリング機能が強化されています。このため、管理者やユーザは、拡張された RBAC 機能を使用して、あらかじめ定義されたレポートへのアクセス、レポートのカスタマイズ、および所有する権限に基づいたレポート設定を行うことができます。Cisco WAAS 4.1 を使用すると、単一のデバイス、デバイスのグループ、および導入全体について、集約レポートを生成することができます。レポートをスケジュールすると、Cisco WAAS Central Manager にログインしなくても、スケジュールに従ってレポートが自動的に生成され電子メールで送信されます。

Q:Cisco WAAS 4.1 では使いやすさの面でどのような点が強化されましたか。
A:Cisco WAAS 4.1 では、初期導入および継続的な運用のいずれについても簡単に実行できるようにしています。

Cisco WAAS 4.1 では、多くの設定手順を自動化することにより初期導入を簡略化しています。さらに導入時間の短縮のためにクイックスタート ウィザードも提供されています。

Cisco WAAS 4.1 では、管理ユーザ インターフェイスを変更して、カスタマイズ可能なレポート、新しい診断およびトラブルシューティング ツール、わかりやすいワークフローベースの管理、およびリアルタイム モニタリングを提供することで、継続的な運用の簡素化を実現しています。また、Cisco WAAS 4.1 では、お客様のネットワーク管理システムおよびモニタリング システムへの統合に備えて XML API も提供しています。

Cisco WAAS Central Manager の新しい GUI は、最新の標準的なシスコのルック アンド フィールと、タスクベースのナビゲーションおよびコンテキスト対応メニューを取り入れています。ユーザは柔軟性に富んだ独自のクエリを使用してシステムおよびデバイスのダッシュボードをカスタマイズすることで、対話のパーソナライズ化、効率の向上、および学習時間の短縮を図ることができます。


Q:Cisco WAAS では、レポートや構成設定に対するユーザ アクセス制限をサポートしていますか。
A:Cisco WAAS Central Manager を使用すれば、管理グループが Cisco WAAS トポロジ内の必要な部分のみを制御するように、集中管理システムを設定できます。Cisco WAAS の管理者は RBAC を使用することで、管理対象となるユーザ、ロール、およびドメインを定義し、ユーザが表示および制御可能な Cisco WAAS Central Manager の領域を指定できます。ユーザのアカウントや認定証は、各 Cisco WAE 上にローカルに格納することも、TACACS、RADIUS、Microsoft Active Directory などのサードパーティ認証サービスを使用して認証することもできます。Cisco WAAS 4.1 では、これらの機能を拡張して、デバイスとデバイス グループの両方について読み取り専用権限を設定できるようにしています。


マネージド Cisco WAAS

Q:マネージド Cisco WAAS サービスは、サービス プロバイダーにどのような利益を提供しますか。
A:マネージド Cisco WAAS は採算性を向上させます。競争上の差別化を強化し、顧客のロイヤルティを高めます。また、マネージド Cisco WAAS は、データセンターでのサービス拡大をサポートします。

Q:マネージド Cisco WAAS は、どのようにして採算性を向上させるのですか。
A:サービス プロバイダーは、既存のマネージド ルータおよびセキュリティ ビジネスと同時にマネージド Cisco WAAS を提供し、既存のインフラストラクチャとプロセスを利用できるため、TCO を削減できます。

Q:マネージド Cisco WAAS は、どのようにして競争上の差別化を強化するのですか。
A:マネージド Cisco WAAS では、単に接続を提供するのではなく、アプリケーションのパフォーマンスに重点を置くようにすることで、サービス プロバイダーの価値ある提案を支援します。

Q:マネージド Cisco WAAS は、どのようにして顧客のロイヤルティを高めるのですか。
A:マネージド Cisco WAAS では、アプリケーションのパフォーマンスを向上させ、サービス プロバイダーをビジネスに不可欠な存在にすることで、顧客のロイヤルティを高めます。

Q:マネージド Cisco WAAS は、企業のお客様にどのような利益を提供しますか。
A:マネージド Cisco WAAS サービスは、機器を入手しインストールするための初期コスト、および継続的な管理に必要なコストをかけずに Cisco WAAS のあらゆる利点を提供し、企業がコア ビジネスに集中できるようにします。