Cisco Wide Area Application Services (WAAS)ソフトウェア

Cisco Wide Area Application Services ソフトウェア バージョン 4.3

データ シート





Cisco Wide Area Application Services ソフトウェア バージョン 4.3



製品概要


Cisco® Wide Area Application Services(WAAS)は、包括的な WAN 最適化とアプリケーション高速化ソリューションで、シスコのボーダレス ネットワークとデータセンター アーキテクチャの主要コンポーネントです。

Cisco WAAS は、WAN 上のアプリケーションとデータの高速化、帯域幅の最適化、クラウド サービスのサポート、およびブランチ オフィス IT サービスのローカル ホスティングの提供を、業界最先端のネットワーク統合を通じて実現します。Cisco WAAS を導入すれば、IT 部門はアプリケーションとストレージを一元管理しながら、ブランチ オフィスとモバイル ユーザの生産性を維持できます。

Cisco WAAS により、企業はシスコのソリューション分野において次のような IT の主要目標を達成できます。

  • データセンター
    • データセンターの集約化と仮想化
    • デスクトップ仮想化の提供
    • 新しいリッチ メディア アプリケーションの導入
    • 高パフォーマンスのクラウド サービスおよび Software-as-a-Service(SaaS)アプリケーションの提供
  • ボーダレス ネットワーク
    • ネットワークおよび IT インフラストラクチャの削減によるブランチ オフィス サイトの最適化
    • リッチ メディアとテレプレゼンスに向けた帯域幅の最適化
    • 帯域幅のアップグレード費用の先延ばし
    • リモート データの保護と規制への準拠によるビジネス継続性の担保

主な機能


Cisco WAAS ソフトウェア バージョン 4.3 の主な機能と利点は、次のとおりです。

  • Cisco Virtual WAAS(vWAAS)
    • Cisco vWAAS は、リモート ブランチ オフィス、キャンパス、およびデータセンターのエンド ユーザがクラウド経由で使用するあらゆる TCP ベース アプリケーションにおいて、アプリケーション高速化と WAN 最適化を提供する仮想アプライアンスです。これにより、エンド ユーザ体験の最適化を支援します。企業は、ビジネス アプリケーションのトラフィックをパフォーマンスに影響を与えることなくクラウドへと移行できます。
    • Cisco vWAAS は、業界トップの VMware ESX および ESXi 4.0 ハイパーバイザと Cisco Unified Computing System™ x86 サーバ上で稼動し、プライベート クラウド インフラストラクチャおよび仮想プライベート クラウド インフラストラクチャに俊敏で弾力的、かつマルチテナントの導入を可能にします。
    • Cisco vWAAS はクラウド対応型の WAN 最適化サービスで、特定アプリケーション、仮想化、オンデマンドに対応する形で展開できます。Cisco vWAAS サービスは、Cisco Nexus® 1000V シリーズ スイッチのポリシーベースの設定を行うことで、生成や移動が行われたアプリケーション サーバ仮想マシンにも常に関連付けがされます。これにより、クラウド プロバイダーはネットワーク設定やクラウドベース環境の中断をほとんど伴うことなく、WAN 最適化サービスを迅速に提供できます。
    • Cisco vWAAS Central Manager は、物理インスタンスおよび Cisco vWAAS インスタンスを共通管理できます。
  • セキュアな Web ベース(HTTPS)アプリケーションの高速化および最適化機能の強化
    • 新しい最適化機能では、セキュアな Web ベース アプリケーションにおけるアプリケーション応答時間の向上、サーバ負荷の削減、そして WAN 帯域幅使用量の削減を実現します。
  • Cisco WAAS Express インスタンス向けの共通 Cisco WAAS Central Manager
    • Cisco WAAS Central Manager の機能が強化されたため、多数の他社ベンダーの WAN 最適化デバイスを管理することができ、業界で最も多彩なポートフォリオを提供します。Cisco WAAS Central Manager は、Cisco IOS® ソフトウェア上で Cisco Wide Area Application Engine(WAE)および Wide Area Virtualization Engine(WAVE)アプライアンス、Cisco Integrated Services Router(ISR)統合型ネットワーク モジュールおよび Cisco Services-Ready Engine(SRE)モジュール、Cisco vWAAS、Cisco ISR Generation 2(ISR G2)統合型 Cisco WAAS Express を管理できます。
  • グラフを一新、パフォーマンス モニタリングの強化
    • スループット パフォーマンスの向上
    • デバイス接続のスケーラビリティ管理指標
    • エクスポート可能なエグゼクティブ パフォーマンス サマリー レポート

Cisco WAAS ならではの利点


Cisco WAAS には、他社の WAN 最適化製品とは一線を画す多数の利点があります。

最も多彩なポートフォリオを提供する Cisco WAAS は、WAN 最適化において最も多くの選択肢を提供します

  • ソフトウェアベースの WAN 最適化ソリューション
    • Cisco WAAS Software on Cisco ISR G2 は、ルータ統合型のオンデマンド型 WAN 最適化機能をブランチ オフィスに提供します。Cisco ISR G2 プラットフォーム上の Cisco SRE モジュールは基盤ハードウェアからソフトウェア サービスを切り離すことで、ビジネス目標や IT 予算で求められる WAN 最適化をオンデマンド サービスとして提供します。このアプローチにより、既存の投資を活かしながらビジネスの俊敏性を実現できます。
    • Cisco vWAAS は、プライベート クラウド インフラストラクチャおよび仮想プライベート クラウド インフラストラクチャで提供されるビジネス アプリケーションを高速化する仮想アプライアンスで、最適なユーザ体験の保証を支援します。Cisco vWAAS は、Cisco Nexus 1000V シリーズのポリシーベース設定を使用することで、クラウド プロバイダーはクラウドベース環境のネットワーク設定または中断を最小限に抑えながら WAN 最適化サービスを素早く構築できます。Cisco Nexus 1000V シリーズは、アプリケーション サーバ仮想マシンをインスタンス化または移動する際にもサービスと関連付けを行います。
    • Cisco WAAS Express は、省スペースでコスト効率の高い Cisco IOS ソフトウェア ソリューションを Cisco ISR G2 に統合し、帯域幅の最適化機能を提供することで、Cisco WAAS 製品のポートフォリオを拡張します。Cisco WAAS Express により、リモート ユーザの生産性の向上、WAN の帯域幅コストの削減、既存の WAAS インフラストラクチャとの相互運用による投資保護が可能になります。
    • Cisco WAAS Mobile は、双方向圧縮、アプリケーションに特化したアクセラレータを提供します。また、アプライアンスやブランチ ルータを設置できない、または設置することが実用的ではない状況、もしくはアプライアンスをサポートできないパブリック クラウド環境にいるモバイル ユーザまたはリモート ユーザのフロー最適化機能を提供します。
  • アプライアンスのトータルなポートフォリオ
    • ブランチ オフィス アプライアンスは Cisco WAAS 仮想ブレードをサポートし、ブランチ オフィスの IT サービスにおけるローカル ホスティングを実現します。これにより、ブランチ オフィスを省スペース化できます。
    • スケーラブルなデータセンター プラットフォームを使用することにより、さまざまな展開シナリオや適正価格において小規模から大規模データセンターまでをサポートします。

Cisco WAAS は、検証済みのデザインによって実証されたエンドツーエンドのアーキテクチャ アプローチを提供、総所有コストを削減して導入課題を緩和

Cisco WAAS は、Oracle、SAP、Microsoft、IBM などの大手アプリケーション ベンダーが共同でデザインを検証して公開した、唯一の WAN 最適化ソリューションです。デザインが検証されていることで、シスコのお客様はベスト プラクティスによってシスコのスイッチ、ルータ、セキュリティ デバイス、サーバなどの IT インフラストラクチャを正しく導入でき、これらのアプリケーションの高速化で WAN 最適化を展開する際のリスクを大幅に軽減できます。受賞実績のあるシスコ グローバル サポートおよびアドバンスド サービスと Cisco WAAS を組み合わせることで、完全なネットワーク統合を実現しながらメンテナンス コストと導入にかかる時間を削減するための膨大なリソース セットを得られます。

たとえば、シスコは Microsoft と共同でブランチ オフィスの最適化アーキテクチャを開発しました。このアーキテクチャでは Cisco WAAS を使用し、Microsoft Exchange、SharePoint、ファイル サービスなどの中央集中型アプリケーションのパフォーマンスを最適化します。それと同時に、Cisco WAAS 仮想ブレードを利用することで、ほとんどの Microsoft Windows ブランチ オフィス サービスおよびアプリケーションを Cisco WAAS デバイス上でローカルにホスティングすることができます。Microsoft Windows プロトコル用の Cisco WAAS 最適化は、Microsoft との共同開発によるものです。関連する知的財産権(IPR)は、Microsoft からライセンス提供されています。

ネットワーク サービスの統合で透過性、安全性、信頼性の高いアプリケーション パフォーマンスを提供

Cisco WAAS の透過的なアーキテクチャではネットワークとの統合と既存ネットワーク サービスの維持ができるため、WAN 高速化を簡単に実施、運用できます。

  • ネットワークの透過性と IP および TCP ヘッダー情報の保護により、Quality Of Service(QoS)、NetFlow、アクセス コントロール リスト(ACL)、ファイアウォール、シスコ パフォーマンス ルーティング(PfR)、IP サービス レベル契約(SLA)などのネットワーク サービスを簡単に運用し、相互運用性を実現できます。
  • Cisco WAAS は最適化デバイスを自動検出することで、マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)、階層型ネットワーク、ハブアンドスポーク トポロジを含むあらゆる種類の WAN アーキテクチャの運用を簡素化します。
  • Cisco WAAS はすべてのシスコ ファイアウォール(Cisco IOS Firewall、Cisco PIX® ファイアウォール ソフトウェア、Cisco ASA 5500 シリーズ エンタープライズ ファイアウォール エディション、Cisco Catalyst® 6500 シリーズ ファイアウォール サービス モジュール(FWSM))と統合でき、高速化されたトラフィックで完全なステートフル ファイアウォール インスペクションとネットワーク ウイルス スキャンを実現する業界唯一のソリューションを提供します。
  • インライン導入では、Cisco VoIP テスト ベッドでストレス テスト実施済みの低遅延 Voice over IP(VoIP)トラフィック バイパス機能を提供します。

導入オプション


Cisco WAAS には、図 1 に示すように柔軟な導入オプションがあります。表 1 にその概要を示します。

図 1 ブランチ オフィスとモバイル ワーカー向けの Cisco WAAS 導入オプション

図 1 ブランチ オフィスとモバイル ワーカー向けの Cisco WAAS 導入オプション
※画像をクリックすると、大きな画面で表示されますpopup_icon


表 1 Cisco WAAS の柔軟な導入オプション

導入場所 Cisco WAAS 製品ファミリ
  Cisco WAAS アプライアンス Cisco vWAAS Cisco ISR および ISR G2 に搭載された Cisco WAAS モジュール Cisco ISR G2 に搭載された Cisco WAAS Express Cisco WAAS モバイル クライアント Cisco WAAS モバイル サーバ
ブランチ オフィス - -
データセンター - - -
プライベート クラウド、仮想プライベート クラウド(vPC)、パブリック クラウド - - -
モバイルまたはホーム オフィスの PC - - - - -


機能と利点


表 2 に、Cisco WAAS の主な機能と利点の概要を示します。モバイル ユーザ向けアクセラレーションの詳細については、Cisco WAAS Mobile のデータ シート [英語] を参照してください。Cisco WAAS Express の機能と利点については、Cisco WAAS Express データ シートを参照してください。

表 2 Cisco WAAS および vWAAS の主な利点と機能

利点 機能
WAN 最適化
WAN 帯域幅における高価なアップグレードを排除または先延ばし
  • Transport Flow Optimization(TFO):TFO は、公平性を維持しながら、パケット損失や小さな初期ウィンドウなど WAN の条件が良くない場合のアプリケーション パケット フローを改善します。
  • Data Redundancy Elimination(DRE):DRE は高度なネットワーク圧縮方式で、双方向データベースを使用して過去の TCP トラフィックを保存し、重複パターンを非常に小さなシグニチャへ置き換えます。DRE による圧縮率は対象データによって異なりますが、最大 100 分の 1 の圧縮率を実現できます。
  • 適応型で永続的なセッション ベースの圧縮:このタイプの圧縮では、さらに最大 5:1 にまでデータを圧縮できます。
アプリケーション高速化
  • 従業員の生産性を向上
  • ブランチ オフィスのサーバを統合
  • ストレージやバックアップ テープなど、ブランチ オフィスの IT リソースを一元管理して運用コストを削減
  • プロトコルの高速化:先読み、動作の予測、接続の再利用、メッセージの多重化、パイプライン処理、および並列化などの、さまざまなアプリケーション レイヤ技術によって、アプリケーション固有の遅延を短縮します。これにより、WAN 上での導入にもかかわらず、LAN 同等のパフォーマンスを得ることができます。
  • アプリケーションの最適化:Microsoft Windows ファイル共有(Common Internet File System(CIFS))、Microsoft Exchange(Messaging API(MAPI)および MAPI over SSL)や、Oracle、SAP、Microsoft SharePoint および Outlook Web Access(OWA)などの HTTP および HTTPS アプリケーション、Microsoft Windows プリント サービス、UNIX Network File System(NFS)において、プロトコルを特化した高速化機能を利用できます。これらの機能により、エンド ユーザのアプリケーション応答時間が短縮され、従業員の生産性が大幅に向上します。
  • コンテンツの事前配信:一元管理されたポリシーベースのファイル配信と事前配信機能を使用して、Cisco WAAS エッジ デバイスにファイルをプッシュし、全ユーザのソフトウェア パッチ配布とファイル アクセスを高速化します。
初期導入および継続導入が容易
  • ネットワークの透過性:Cisco WAAS では、既存のネットワーク サービスがすべて保持されます。
  • クライアント、サーバ、およびアプリケーションの透過性:クライアント、サーバ、またはアプリケーションの変更が不要です。
  • 自動ピア検出:Cisco WAAS デバイスはピアを自動検出でき、構成手順を最小化できます。
  • Quickstart ウィザード:Quickstart ウィザードを使用して、設定手順の多くを省略できます。このウィザードには、迅速な導入を実現するデフォルト設定があります。
  • 管理とモニタリング:直感的なワークフローベースの管理とリアルタイム モニタリングを実施できます。診断ツールとトラブルシューティング ツールを使用して、問題解決の平均時間を短縮できます。
クラウド対応の柔軟な導入オプション プライベート クラウドおよび仮想プライベート クラウド:
  • 俊敏性:仮想マシンベースの導入を Cisco UCS サーバなどの標準 x86 サーバへ迅速に実施できます。
  • アプリケーション固有の WAN 最適化:Cisco Nexus 1000V シリーズ ポート プロファイルおよび vPath を使用することで、クラウド サービスの一環として、アプリケーション単位の WAN 最適化の付加価値サービスを提供でき、アプリケーション単位で作成でき、リモート ブランチ オフィスのユーザに最適化された配信を行えます(たとえば、Microsoft SharePoint または Exchange では Cisco vWAAS のみ利用可)。
  • Cisco WAAS による弾力的なスケールアウト型展開:Cisco Nexus 1000V シリーズ スイッチのポリシーベース設定を使用することで、Cisco vWAAS サービスをアプリケーション サーバ仮想マシンと関連付けることができます。サービスは、クラウド内の動的アプリケーション ロード要求に応じてインスタンス化または移動されます。この機能によって、クラウド プロバイダーは最小限のネットワーク設定または中断で WAN 最適化サービスを素早く展開でき、クラウド消費および配信モデルを獲得できます。
  • マルチテナント:Cisco vWAAS は、マルチテナント展開に必要なハードウェアのスペースを削減します。
  • SAN 上の DRE:Cisco vWAAS には、SAN 上で DRE データベースをホスティングするオプションもあります。これにより、応答の耐障害性は改善され、仮想マシンのモビリティ要件に対応できるようになります。
  • Cisco UCS サーバの評価済みサイジング ベンチマーク:Cisco vWAAS は、VMware ESX および ESXi 4.0 ハイパーバイザをサポートする全 x86 サーバ上でホスティングできます。Cisco Unified Computing System プラットフォーム上のサイジング ベンチマークおよびパフォーマンス メトリックによって、クラウド導入のリスクを軽減できます。
    パブリック クラウド:
  • SaaS アプリケーションの高速化:Cisco WAAS は、パブリック SaaS クラウドから提供される Salesforce.com などの SaaS アプリケーションを高速化します。SaaS は一般的に HTTPS ベースで、簡単かつスケーラブルな方法で構成できます。さらに、Cisco WAAS Mobile を使用すると、リモート モバイル ユーザは、パブリック クラウドで提供される Amazon.com のようなホスティング型 IaaS アプリケーションに素早くアクセスできます。
  • クラウドへの非依存:Cisco vWAAS を Cisco Nexus 1000V シリーズと共にパブリック クラウドへ実装することで、プライベート クラウドと同等の利点を享受できます。Cisco vWAAS ソリューションは、パブリック クラウドに依存しないソリューションです。
    注:IaaS = Infrastructure as a Service、SaaS = Software as a Service
高品質のライブおよびオンデマンド ビデオの配信
  • 高額な WAN 帯域幅のアップグレードを不要化
  • 複雑な設定を回避
  • ブランチ オフィスのビデオ サーバを一元管理
  • エッジストリーム スプリッティングによるライブ ビデオの簡単導入:自動エッジストリーム スプリッティングは、ストリームを閲覧するブランチ オフィスのユーザ数にかかわらず、WAN 経由でダウンロードされるビデオ ストリームを 1 本にすることができます。
  • 録画されたビデオ オンデマンド(VoD):Cisco WAAS エッジ デバイスへの事前配信機能を使用して、VoD ファイルを公開できます。
  • サーバのオフロード:ライブおよびオンデマンド ビデオ機能により、サーバをオフロードしてデータセンターのビデオ サーバ数を最大 10 分の 1 に削減できます。
ブランチ オフィス IT サービスのローカルでのホスティング
  • ブランチ オフィスのデバイスの省スペース化を実現
  • 柔軟性と俊敏性を備えたブランチ オフィス IT サービスを導入
  • ネットワーク組み込み型の仮想化:サードパーティ サービスを分離された仮想ブレードでホスティングできます。このアーキテクチャでは、同一ハードウェア プラットフォームを使用してホステッド サービスを追加できるうえ、ネイティブ パフォーマンスを維持して WAN 最適化を実現できます。
  • 仮想ブレード:この機能を使用すれば、専用ハードウェアを使用した導入では数日から数週間かかっていた Microsoft Windows と Linux のさまざまなブランチ オフィス サービスを、Cisco WAAS アプライアンスに数時間で導入できます。認定およびサポートされるホスティング サービスは、Microsoft Active Directory、DNS、 DHCP、Microsoft Windows Server 2003、2008、または 2008R2 を使用するプリント サービス、Cisco Network Analysis Module(NAM)、Cisco Application and Content Network System(ACNS)です。
注:Cisco vWAAS は仮想アプライアンスのため、Cisco WAVE 物理アプライアンスで利用可能な仮想ブレード機能には対応しません。
簡素化された中央集中管理およびモニタリング
  • 直感的なワークフローベースの管理ツールでユーザビリティを向上
  • アプリケーション パフォーマンス管理で接続をリアルタイムで監視し、可視性を向上
  • Cisco WAAS Central Manager:このワークフローベースのツールは、中央集中型の構成、プロビジョニング、リアルタイム モニタリング、障害管理、ロギング、カスタマイズ レポートを管理し、Cisco WAAS トポロジ内の最大 2500 台の Cisco WAAS デバイスのスケジュール レポートを作成します。
  • 包括的な統計情報:Cisco WAE デバイスの機能について包括的なログ、レポート、グラフ、統計情報が提供されるため、IT 管理者がシステムのパフォーマンスとトラブルシューティングを最適化できます。
  • モニタリング、レポート、トラップ、アラート:接続のリアルタイム モニタリング、Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)バージョン 2c および 3、Simple Mail Transport Protocol(SMTP; シンプル メール転送プロトコル)認証、Syslog をサポートします。
  • ソフトウェア アップグレードの一元管理:管理者が、アップグレードやバージョンのロールバックをリモートでスケジュールできます。
  • アプリケーション パフォーマンス管理:NetQoS SuperAgent および Cisco WAAS を組み合わせることで、エンドツーエンドのアプリケーション応答時間と WAN 帯域利用率に関する正確なレポートを提供します。
  • ソフトウェア配信ツールとの容易な統合:対応ツールには、Short Message Service(SMS; ショート メッセージ サービス)、LANDesk、Altiris、BigFix ソリューションなどがあります。
  • XML API:XML API を使用することで、Cisco WAAS Central Manager をお客様のネットワーク管理およびモニタリング システムへ統合できます。
拡張性と高可用性
  • Out-of-Path 導入:Web Cache Communication Protocol Version 2(WCCPv2)を使用して Cisco WAAS を導入することで、ハイ アベイラビリティのクラスタリングを実現でき、最大 32 台の Cisco WAAS デバイスを WCCPv2 サービス グループ内で N+1 ロード バランシングできます。Policy-Based Routing(PBR; ポリシーベース ルーティング)も導入メカニズムとしてサポートされます。
  • 物理的なインライン導入:Cisco WAAS アプライアンスは、障害発生時にネットワークの接続を維持する Fail-to-Wire 機能が搭載された 4 ポートのネットワーク インターフェイス カード(NIC)を使用して、透過的に導入できます。このインライン オプションは、デイジーチェーン クラスタリングによって、高い拡張性とアクティブ/アクティブ フェールオーバーを実現します。
  • Cisco Application Control Engine(ACE):Cisco WAAS を Cisco ACE とともに導入することで、最大 160 万 TCP コネクションと最大 64 Gbps の帯域幅までスケールアップでき、大規模展開に対応できます。
  • 設定のバックアップと復元:ハードウェアの障害発生時には、Cisco WAAS Central Manager を使用して、再プロビジョニングと復元のプロセスをリモートで実行できます。
  • 冗長 WAN リンクのサポート:Cisco WAAS は、冗長 WAN リンク、冗長ルータ、および非同期ルーティング環境をサポートし、ハイ アベイラビリティおよび効率の最適化をサポートします。
セキュリティ
  • 保持データの暗号化:Cisco WAAS ディスク上の全データは、256 ビット Advanced Encryption Standard(AES; 高度暗号化規格)暗号化と自動鍵管理によって保護されます。
  • 通信中のデータのセキュリティ:シスコ ファイアウォールでは、高速化されたトラフィックのステートフル インスペクションが実行されます。
  • SSL アプリケーションの高速化:SSL アプリケーションを高速化した場合でも、既存のエンタープライズ セキュリティ アーキテクチャは保護されます。
  • データ アクセスのセキュリティ:セキュリティ関連プロトコルのコマンドはすべて、ファイル サーバとドメイン コントローラで処理されます。ドメイン セキュリティやユーザ設定の追加は不要です。
  • アクセス管理のセキュリティ:Cisco WAAS Central Manager は、Microsoft Active Directory、RADIUS、TACACS+ などの外部認証プロバイダーと Authentication、Authorization、Accounting(AAA; 認証、許可、アカウンティング)を統合し、ロールベース アクセス コントロール(RBAC)でセキュリティを保証します。
  • ネットワークのセキュリティ:Cisco WAAS とシスコ ファイアウォールでは、Cisco IOS Intrusion Prevention System(IPS; 侵入防御システム)を使用してステートフル ファイアウォール インスペクションとネットワーク ウイルス スキャンを実行することにより、高速化されたトラフィックのセキュリティを保護します。高速化トラフィックのセキュリティを維持できるベンダーは、他にありません。


ライセンス


Cisco WAAS は、機能に基づいた次のようなライセンス体系で提供されています。

  • Cisco WAAS Transport ライセンス:このライセンスは、DRE、Lempel-Ziv(LZ)圧縮、TFO などの Cisco WAAS の WAN 最適化機能を提供し、ブランチ オフィスへのアプリケーションの配信を最適化します。
  • Cisco WAAS Enterprise ライセンス:このライセンスは、Transport ライセンスの機能に加えて、CIFS、MAPI、HTTP、SSL、NFS、Microsoft Windows 印刷サービスなどのプロトコルでアプリケーションに特化したアクセラレーションを提供し、アプリケーションの高速化、WAN の最適化、IT の統合を促進します。
  • Cisco WAAS Live Video ライセンス:このライセンスは、WAN 経由でブランチ オフィスにライブ ビデオを大規模配信するアドオン ライセンスです。自動エッジストリーム スプリッティングにより、ブランチ オフィスのストリーム閲覧ユーザ数に関係なく、1 つのビデオ ストリームのみが WAN 上にダウンロードされます。このオプションは、Cisco WAAS Enterprise ライセンスを発注される場合にのみ利用可能です。
  • Cisco WAAS 仮想ブレード ライセンス:これはアドオン ライセンスで、Cisco WAAS アプライアンス上でサーバ OS およびアプリケーションのローカル ホスティングを実現します。このオプションは、Cisco WAAS Enterprise ライセンスを発注される場合にのみ、Cisco WAAS ソフトウェア バージョン 4.1、4.2、および 4.3 搭載の Cisco WAVE-274、WAVE-474、WAVE-574、および WAE-674 で利用できます。
  • Microsoft Windows Server Core 2008 対応 Cisco WAAS 仮想ブレード ライセンス:このアドオン ライセンスによって、企業はデバイスの省スペース化を測りながらブランチ オフィス IT サービスを柔軟に配信できます。認定およびサポートされているホステッド サービスの初回セットには、Microsoft Windows Server 2008 コア サービスの一部として、Microsoft Windows Active Directory、DNS, DHCP、印刷サービスが含まれます。このオプションは、Cisco WAAS Enterprise ライセンスを発注される場合にのみ、Cisco WAAS ソフトウェア バージョン 4.1、4.2、および 4.3 搭載の Cisco WAVE-274、WAVE-474、WAVE-574、および WAE-674 で利用できます。

Cisco vWAAS は Cisco WAAS ソフトウェア バージョン 4.3.1 以降でのみ提供されており、Enterprise ライセンス オプションのみサポートしています。モデル、価格、サイズなどの詳細については、最寄りのシスコ代理店にお問い合わせください。

発注情報


発注情報については、最寄りのシスコの代理店にお問い合わせください。

Cisco WAAS ソフトウェア バージョン 4.0、4.1、4.2 からのアップグレード


Software Application Support plus Upgrades(SASU)契約をご利用中のお客様は、追加料金なしで Cisco WAAS ソフトウェア バージョン 4.0、4.1、または 4.2 からバージョン 4.3 へアップグレードできます。

WCCP のサポート


Web Cache Communication Protocol(WCCP)は、次のシスコ プラットフォーム上で実行される無料の Cisco IOS ソフトウェア機能です。

  • Cisco 1800、2800、および 3800 シリーズ ISR、Cisco 1900、2900、3900 シリーズ ISR G2、Cisco 7000 シリーズ、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータなどの Cisco ルータ。
  • Cisco Catalyst 4500 および 6500 シリーズ スイッチ、Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチなどの Cisco スイッチ。

サービスおよびサポート


シスコは、お客様がそのネットワーク サービスを最大限に活用できるよう、各種サービス プログラムを用意しています。これらのサービス プログラムは、スタッフ、プロセス、ツール、パートナーを独自に組み合わせたかたちで提供され、お客様から高い評価を得ています。ネットワークへの投資を無駄にすることなく、ネットワーク運用を最適化し、ネットワーク インテリジェンスの強化や事業拡張を進めていただくために、シスコのサービスを是非お役立てください。シスコ サービスの詳細については、シスコ テクニカル サポート サービスおよびシスコ アドバンスド サービスを参照してください。

詳細情報


Cisco WAAS ソフトウェア バージョン 4.3 の詳細については、http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/contnetw/waassw/index.html を参照するか、最寄りのシスコ代理店までお問い合わせください。