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Internet Content Delivery Network(ICDN)用
Cisco Content Router
[目次]

Cisco CDN(Content Delivery Network)は、ネットワーク帯域幅のアベイラビリティ、距離や遅延の障害、オリジナル サーバのスケーラビリティ、ピーク使用期間の輻輳などの問題を克服し、サービスプロバイダーおよび企業が、リッチ メディア コンテンツを、ほとんどのお客様に配信できるようにします。Cisco ICDN(Internet CDN)ソリューションにより、Web ホスティング、ストリーミング、e- コマース、e-ラーニング、コーポレイト コミュニケーション、およびミッションクリティカルな e- ビジネス アプリケーションなどのコンテンツ配信サービスが可能になります。
Cisco Content Router(CR)4450 は、ネットワーク サービス プロバイダー、インターネット ホスティング プロバイダー、ブロードバンド アクセス プロバイダー向けに設計された、堅牢なハイパフォーマンス ルーティング製品です。Content Router(CR)は、インターネット上の任意の Web ブラウザ用に、最も近接したコンテンツのコピーを見つけ出します。Cisco CR 4450 は次の基準に留意しながら、リアルタイム DNS および Web ページ要求をルーティングすることができます。
- ルーティングされたコンテンツの有無
- 地理的な場所
- 発信側ネットワーク
- 現在のネットワークの状態
- 現在の CE(Content Engine)の稼働状況
これらのメトリックは動的に収集され、プロキシ テーブルの中に統合されます。プロキシ テーブルは、最終的に、ICDN によって処理されるすべての DNS 要求に対応します。
図 1:Cisco ICDN アーキテクチャ

| コンフィギュレーションの容易さ |
シスコが特許を受けたテクノロジーでは、CDN デバイスを 1 つの協調システムに自己編成させることができます。Cisco CDM がネットワーク ポリシーを定義すると、ネットワーク情報が自動的に格納され、特定のコンテンツのルーティング テーブルが構築されます。ネットワークに CDN デバイスを追加すると、デバイスはネットワーク トポロジおよびコンテンツ要件に基づいて、自動的にコンフィギュレーションします。このデバイスのネットワーク内の場所は、帯域幅、ネットワークの輻輳、地理的な場所、デバイスの他ノードとの関係などを基に、最適化されます。このような独自のルーティング テーブル構築方法により、スケーラブルなソリューションが実現されます。これにより、製品導入は迅速かつ容易になり、プレミアム サービスを非常に急速な展開が可能となります。
ネットワークの状態は Cisco CE によって監視され、状況の変化に応じて自動的に調整されます。各ノードは、精巧なルーティング階層の一部です。この階層は、公開されたコンテンツを効率よく複製し、既存のコンテンツを分割し、公開されたコンテンツおよび既存のコンテンツ両方の情報を提供します。CDN と Cisco CR は、ノードがネットワークからドロップした場合、ネットワークが輻輳しているのか、もしくは現在ノードに多大な負荷がかかっているのかを自動的に判断します。Cisco CE は、ネットワーク状況に生じた変化をほぼ瞬時に検知するとそれを Cisco CR に通知し、CR にルーティング テーブルを適宜調節させることによって、サービスを中断せずにオペレーションを続行させます。そのため動的ネットワーク条件に適応可能な、復旧力のあるネットワーク アーキテクチャが実現します。
| Cisco ICDN コンテント ルーティングの仕組み |
Cisco ICDN 製品を使用すれば、個々の Web オブジェクト、Web ページ、または Web サイト全体でさえも高速化されます。Cisco CDM は高速化目的でタギングされた URL を含む manifest を使用して、対象の Cisco CE にリストを配布します。その後、Cisco CE が発信元サーバから個々のファイルを自動的に引き出します。これによりコンテンツは Cisco CE で使用可能になり、いつでも配信が可能な状態になります。
ステップ 2 - コンテンツ配信のためのリッチメディアのタギング高速化されたコンテンツが http://www.foo.com/path/picture.gifであると想定すると、高速化するためにタギングされたリッチメディア ファイルは、次のように書き換えられますhttp://www.cdn.foo.com/path/picture.gif。Cisco CR はネットワークにインストールされて、cdn.foo.com 用の認証された DNS として設定されます。
ステップ 3 - コンテンツ ルーティングと配信図 2:

| ルーティング要求 |
Cisco CDN はクライアントの DNS プロキシまたはクライアントの IP アドレスを使用して、すべての着信要求を、最も近接したコンテンツのコピーへと導きます。Cisco CDM には、動的で柔軟性のあるコンテント ルーティング システムが構成されています。DNS ベースと IP アドレス ベースのルーティング(どちらか一方、または両方とも)は随時、どのホスト ドメインでも使用可能です。
クライアントの要求は、コンテンツが提供される前に認証することができます。HTTP コンテンツは URL のトークンまたは cookie、および共有秘密鍵システムによって認証されます。このほか、HTTP のコンテンツは、認証ストリングの付いた要求を「if-modified-since」のチェックを入れて再びオリジナル サーバに渡し戻すことによっても、認証することが可能です。
| 仮想 CDN |
仮想 CDN は、高帯域幅ストリーミング、リッチメディア資産の分散 Web ホスティングなど、差別化されたサービスを提供します。サービスプロバイダーは仮想 CDN を使用することで、ターゲット視聴者(たとえば一定の地域、人口統計上の 1 区分のお客様)にサービスを提供して、新しい収益の機会を創りだすことができます。仮想 CDN または、より大きな CDN 内で独立 CDN として機能する Cisco CE 群は、このようなこと可能にします。
図 3:仮想 CDN のマッピング

仮想 CDN 内の Cisco CE がホストされるドメインとして指定されると、それ以降コンテンツ分配とコンテンツ ルーティングは、その仮想 CDN のコンテキストの中でのみ発生します。仮想 CDN を使用して、サービスプロバイダーは、お客様ごとに特化したサービスの提供、また、多数のお客様に共通した標準的なサービスの提供ができます。各 CDN は、独自のサービスとして、それぞれ異なる価格で販売することができます。
Cisco CDM 4670 では、簡単なグラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)を使用して、複数の仮想 CDN をセットアップできます。Cisco CDM は、CDN デバイスが仮想 CDN に定義されたポリシーを遵守することを保証しており、オペレータはいずれの Cisco CE または Cisco CR にもアクセスする必要はありません。
図 4:シスコ ルーティング POP

| 新しい収益源と利幅の拡大 |
CDN でサービスプロバイダーは、価値の高いお客様を引きつけるリッチ メディアを中心とする最先端サービスを 構築できるだけでなく、新しい Web ベースのサービスを提供することで、利益の増分や高利幅な収益の流れを生み出すことができます。サービスプロバイダーは CDN を使用することにより、アプリケーションの専門知識、お客様の理解、大量販売のためのマーケティングといった付加価値のあるビジネス プログラムに、リソースを集中させることが可能になります。
この新しいサービスの市場に早期に参入したサービス プロバイダーは、著しく優位に立つことができます。「先発者」となるお客様は、競合他社も少なく、差別化のあるサービスを手にすることができるため、高いマージンを得ることができます。コスト構造を下げてパフォーマンスを高めることにより、リッチ メディアは今後の主流となる可能性があります。コンテンツ プロバイダーは高品質なイメージ、Adobe Acrobat(R)ファイル、Microsoft Office(R)ドキュメント、アニメーション、既存 Web プレゼンスへのソフトウェア ダウンロードなどの高帯域幅メディアの実装を、より確信を持って行うことができます。高帯域幅メディア周辺に構築されるサービス(たとえばソフトウェアやマルチメディアのダウンロード、ストリーミング メディアなど)には、従来のアプローチを用いるためにコストパフォーマンスがそれほどよくないものもありますが、CDN 上で配信すれば、実行や存続は可能です。
サービスプロバイダーは CDN で、ハイパフォーマンスなホスティングをプレミアム価格で販売できますし、あるいは、他のプロバイダーによってホスティングされたアプリケーションの高速化を中心とした新しいサービスを提供することも可能です。サービス プロバイダーはさまざまなパフォーマンス レベルや、地理的な適用範囲に基づいて、何層ものサービスを創り出す可能性があります。または、それぞれのお客様向けに特別にカスタマイズされた、配信ノードのマップが作成できるかもしれません。
CDN によって、現行のビジネスモデルは変わります。ハイパフォーマンスかつ低コストを実現する CDN によって、Web 配信の経済性は変わります。CDN は制御不能な輻輳源をバイパスすることによってハイパフォーマンスを達成しており、ネットワーク エッジに設置されるデバイスからの配信は、非常に廉価になります。
Web 閲覧者はたいてい、広告をダウンロードし、さらに Web ページを閲覧する場合が多いため、サイト パフォーマンスの速さは、直接広告収益の増加に結びつきます。結果的に Web 閲覧者のロイヤルティが向上し、Web サイトへのアクセスは頻繁になるため、e- コマース サイトで取引される見込みはますます高くなります。
| Cisco Content Router(CR)ハードウェア仕様 | |
|---|---|
| 仕様 | CR-4450-ICDN |
|
プロセッサ |
2 x 1GHz Xeon プロセッサ |
|
SDRAM |
1 GB |
|
内部記憶装置 |
36 GB |
|
内部記憶装置(Ultra2 SCSI) |
2 x 18 GB ハードドライブ |
|
記憶アレイ サポート |
N/A |
|
ネットワーク インターフェイス |
(2)1000BaseSX および(4)10BaseT/100BaseTX |
|
ソフトウェア イメージ |
Cisco ICDN 2.0 |
|
Cisco Content Engine(CE)との互換性 |
Cisco CE-590-ICDN および Cisco CE-7320-ICDN |
|
DNS 要求 |
12,000(毎秒) |
|
Cisco Content Distribution Manager(CDM)との互換性 |
Cisco CDM-4670 |
|
ラックマウント単位 |
7 RU |
| 寸法と重量 |
|
|
高さ |
31 cm(12.25 インチ) |
|
幅 |
44 cm(17.5 インチ) |
|
奥行き |
71.1 cm(28 インチ) |
|
重量 |
52.2 kg(115 ポンド) |
| 電源と電流(AC) |
|
|
入力電圧 |
100 ~ 240 VAC |
|
周波数 |
47 ~ 63 Hz |
|
最大電力 |
各 320 W 3(n+1)電源装置 |
|
電流 |
各 5A(最大)3 |
| 稼働環境 |
|
|
動作温度 |
10 ~ 35 °C(50 ~95 °F) |
|
非動作温度 |
-40 ~ 65 °C(-40 ~ 149°F) |
|
湿度(結露しないこと) |
80 % |
|
動作高度 |
3,048 m(10,000 フィート) |
|
非動作高度 |
10,600 m(35,000 フィート) |
|
動作衝撃 |
41 G、2 ミリ秒、パルス |
|
非動作衝撃 |
71 G、2 ミリ秒、パルス |
|
動作振動 |
3 ~ 200 Hz で 0.25 G |
| 認証 |
|
|
安全性 |
UL 1950; CSA-C22.2 No. 950、EN 60950、IEC 60950 |
|
EMC |
FCC Part 15 Class A; EN55022 Class A; AS/NZS 3548 Class A; VCCI Class A; EN55024:EN61000-3-2; EN61000-3-3 |
|
工場認可 |
UL、CE 89/366/EEC、72/73/EEC |
| Cisco ICDN 製品との互換性 | |||
|---|---|---|---|
| Cisco Content Distribution Manager(CDM) | Cisco Content Router(CR) | Cisco Content Engines(CE) | コンテンツ スイッチ |
|
Cisco CDM 4670-ICDN |
Cisco CR 4450-ICDN |
Cisco CE590-ICDN Cisco CE7320-ICDN |
Cisco CSS1115xCisco CSS1180x |
| 発注情報 | |
|---|---|
| 製品および部品番号 |
|
| 部品番号 | 製品説明 |
|
Cisco CR-4450-ICDN |
Xeon プロセッサ、1 GB RAM、2x18 GB 内部 SCSI ディスク ドライブ、および 7 RU 搭載の Cisco Internet CDN Content Router |
|
Cisco SF-(ハードウェア)-ICDN-2.0.0 |
Cisco Content Networking ソフトウェア(インターネット)CDN バージョン 2.0 |
詳細情報は、www.cisco.com でご覧ください。
| 更新日:2002 年 5 月 23 日 |