アプリケーション ネットワーキング サービス

Internet Content Delivery Network(ICDN)用 Cisco Content Engine

注意: 本製品は既に生産/販売を終了しております。

Internet Content Delivery Network(ICDN)用
Cisco Content Engine



[目次]
[コンフィギュレーションの容易さ]
[ネィティブ ビデオ/音声ストリーミング]
[コンテンツのローディングとピンニング]
[主要追加機能]
[CDN を展開する理由]
[新しい収益源と利幅の拡大]



CE-590-ICDN および CE-7320-ICDN

Cisco CDN(Content Delivery Network)は、ネットワーク帯域幅のアベイラビリティ、距離や遅延の障害、発信元サーバのスケーラビリティ、ピーク使用期間の輻輳などの問題を克服し、サービスプロバイダーおよび企業が、ほとんどのお客様にリッチ メディア コンテンツを配信できるようにします。Cisco ICDN(Internet CDN)ソリューションにより、Web ホスティング、ストリーミング、e- コマース、e-ラーニング、コーポレイト コミュニケーション、およびミッションクリティカルな e- ビジネス アプリケーションなどのコンテンツ配信サービスが可能になります。

CDN 用 Cisco Content Engine(CE)590 および 7320 は、Cisco ICDN ソリューションの主要部分となっています。CDN は、ネットワークのエッジからデスクトップへの静的ファイルおよびストリーミング メディア ファイルの配信を高速化する設計(Cisco CDM(Content Distribution Manager)による中央集中管理)になっておりますので、CDN デバイスの配備は簡単かつ迅速で、非常にスケーラブルです。ユーザはリッチ メディア コンテンツの高帯域幅のファイル配信を実現するために、Cisco Content Rouiting(コンテント ルーティング)および Content Switching(コンテント スイッチング)のテクノロジーを利用して、透過的にエッジ デバイスに接続します。アプリケーションによって、Cisco CE をさまざまな設定または異なるエッジ ロケーションに展開することが可能であるため、お客様はプレミアム Web サービスを提供でき、また既存の Web 環境を「スーパーチャージ」できます。


図 1:Cisco ICDN アーキテクチャ

図 1:Cisco ICDN アーキテクチャ
コンフィギュレーションの容易さ

シスコが特許を受けたテクノロジーでは、CDN デバイスを 1 つの協調システム内部に自己編成させることができます。Cisco CDM がネットワーク ポリシーを定義すると、ネットワーク情報が自動的に格納され、特定のコンテンツのルーティング テーブルが構築されます。ネットワークに CDN デバイスを追加すると、デバイスはネットワーク トポロジおよびコンテンツ要件に基づいて、自動的にコンフィギュレーションします。このデバイスのネットワーク内の場所は、帯域幅、ネットワークの輻輳、地理的な場所、デバイスの他ノードとの関係などを基に、最適化されます。このような独自のルーティング テーブル構築方法によって実現されるスケーラブルなソリューションで、製品導入は迅速かつ容易になり、プレミアム サービスを非常に急速に展開できます。

ネットワークの状態は Cisco CE によって監視され、状況の変化に応じて自動的に調整されます。各ノードは、精巧なルーティング階層の一部です。この階層は、公開されたコンテンツを効率よく複製し、存続中のコンテンツを分割し、公開されたコンテンツおよび存続中のコンテンツの両方を提供します。CDN と Cisco CR では、ノードがネットワークからドロップした場合、ネットワークが輻輳しているのか、それともノードに現在重い負荷がかかっているのか、自動的に判断します。Cisco CE は、ネットワーク状況に生じた変化をほぼ瞬時に検知するとそれを Cisco CR に通知し、CR にルーティング テーブルを適宜調節させることによって、サービスを中断せずにオペレーションを続行させます。そのため動的ネットワーク条件に適応可能な、復旧力のあるネットワーク アーキテクチャが実現します。

ネィティブ ビデオ/音声ストリーミング

Cisco CE は RealNetworks(R)、Microsoft(R)、QuickTime(TM)、MPEG をはじめ、いかなるファイル形式でもデスクトップに配信することができます。Cisco CE 製品は、さまざまなモデルやハイパフォーマンス レベルで用意されており、1 つのエッジ配信ノードで少数から 1000 以上までの同時ビデオ ストリームを提供しています。このようなコストパフォーマンスのよいストリーミング アプローチにより、一般的なビデオ/音声ファイル フォーマットは、メンテナンスが少なく、中央管理されるネットワーク機器から、デスクトップ ユーザへと配信されます。

Cisco CE はストリーミング メディアに加え、JPEG、GIF、PPT、PDF、またその他のファイル形式のコンテンツを HTTP 上で配信します。

コンテンツのローディングとピンニング

コンテンツは、事前読み込み方式またはキャッシュ充填方式のいずれかを使用して、エッジの Cisco CE に格納することができます。コンテンツの事前読み込みの場合、Cisco CDM は URL の一覧が含まれる Manifest File を読み込みます。この Manifest file は、より早急に回復させるために、エッジに格納する必要があります。Manifest File は希望の Cisco CE 宛てに自動送信され、その Cisco CE が発信元サーバにコンテンツを要求し、これを HTTP で受信します。発信元サーバは、世界中どこにでも設置が可能です。

また、コンテンツは従来のプロキシ キャッシング メカニズムを使って Cisco CE にロードすることもできます。仮にエンドユーザが Web サイトにコンテンツを要求したとして、そのコンテンツが Cisco CE で入手不可能であった場合、Cisco CE はそのコンテンツを要求し、キャッシュに備えてから、宛先コンピュータにコンテンツを提供します。


図 2:Cisco Powered Serving POP

図 2:Cisco Powered Serving POP
主要追加機能
  • ネィティブ ストリーミング:RealNetworks、Microsoft、および QuickTime サーバのサポート
  • マルチプロトコル サポート:RTP、RTSP、MMS、および HTTP
  • フォーマットの多様性:PDF、GIF、JPEG、MPEG1、MPEG2、MPEG4、PPT、Shockwave、その他 HTTP 上で提供されるすべてのファイル形式による配信をサポートします。
  • ロギング:コンテンツ要求はすべてログをとられており、ログ ファイルはレポーティングを容易にするために、セントラル ロケーションで収集されています。キャプチャされる情報には、要求されたファイル、その要求の結果(キャッシュ ヒット、キャッシュ ミスなど)、クライアントの IP アドレス、要求日時などがあります。
  • ストリームの分割発信元サーバから単一のストリームを引き出し、CDN 内に点在する複数の Cisco CE に分割できるので、エッジに貴重な帯域幅を保つことができます。
  • 柔軟性のあるプロビジョニングすべての Cisco CE は、中央の Cisco CDM で管理することができます。Cisco CDM には、ユーザ名とパスワード、ならびに SSL(Secure Sockets Layer)暗号化によって保護される、包括的な管理インターフェイスが組み込まれています。
  • コンテンツのローディングとピンニング複数の発信元ロケーションからのコンテンツを事前読み込みするための Manifest list の使用、またはコンテンツのプロキシ キャッシングなどが含まれます。
  • Cisco CLI(Command Line Interface):各ノードのローカル コンフィギュレーションと診断を可能にします。
  • デマンド ベースの事前読み込み(キャッシング)
  • サードパーティ NMS のインターフェイス用ホストおよびアプリケーション レベル SNMP MIB
  • Cisco 11000 シリーズ Content Service Switch(CSS)の Supernode コンフィギュレーションによる接続時の、「ネクストクリック フェイルオーバー」
CDN を展開する理由

インターネット ユーザは、ますます高速インターネット アクセスを要求するようになっています。ユーザが期待するのは、従来のメディア組み込み型、高帯域幅の音声/ビデオ コンテンツによる Web を模倣した Web 体験です。しかし、現在のインターネットでは、エンドユーザにリッチ メディアを配信してインパクトの強い体験を提供することは困難です。たとえば、今日の中央集中型のインターネット インフラストラクチャ ソリューションでは、ユーザからの Web サイト コンテンツのリクエストは、そのコンテンツが配信されるまでに、数多くの輻輳したネットワークを横断(トラバース)しなければなりません。さらに、ますます多くの企業が、ネットワークにさらに多くの要求を課すような、ミッションクリティカル Web アプリケーションを実装するようになり、コンテンツ配信などのネットワーク パフォーマンスに影響が出てきます。CDN はこのような基本的なネットワーク問題を解決し、サービスプロバイダーに新しい利益をもたらします。

新しい収益源と利幅の拡大

CDN でサービスプロバイダーは、価値の高いお客様を引きつけるリッチ メディアを中心とする最先端サービスを 構築できるだけでなく、新しい Web ベースのサービスを提供することで、利益の増分や高利幅な収益の流れを生み出すことができます。サービスプロバイダーは CDN を使用することにより、アプリケーションの専門知識、お客様の理解、大量販売といった付加価値のあるビジネス プログラムに、リソースを集中させることが可能になります。

この新しいサービスの市場に早期に参入したサービス プロバイダーは、著しく優位に立つことができます。「先発者」となるお客様は、競合他社も少なく、差別化サービスを手にすることができるため、高いマージンを得ることができます。コスト構造を下げてパフォーマンスを高めることにより、リッチ メディアは今後の主流となる可能性があります。コンテンツ プロバイダーは高品質なイメージ、Adobe Acrobat(R)ファイル、Microsoft Office(R)ドキュメント、アニメーション、既存 Web プレゼンスへのソフトウェア ダウンロードなどの高帯域幅メディアの実装を、より確信を持って行うことができます。高帯域幅メディアで構築されるサービス(たとえばソフトウェアやマルチメディアのダウンロード、ストリーミング メディアなど)には、従来のアプローチを用いるためにコストパフォーマンスがそれほどよくないものもありますが、CDN 上で配信すれば、実行や存続は可能です。

サービスプロバイダーは CDN で、ハイパフォーマンスなホスティングをプレミアム価格で販売できますし、あるいは、他のプロバイダーによってホスティングされたアプリケーションの高速化を中心とした新しいサービスを提供することも可能です。サービス プロバイダーは、さまざまなパフォーマンス レベルや、地理的な適用範囲に基づいて、何層ものサービスを創り出す可能性があります。または、それぞれのお客様向けに特別にカスタマイズされた、配信ノードのマップが作成されるかもしれません。

CDN によって、現行のビジネスモデルは変わります。ハイパフォーマンスかつ低コストを実現する CDN によって、Web 配信の経済性は変わります。CDN は制御不能な輻輳源をバイパスすることによってハイパフォーマンスを達成しており、ネットワーク エッジに設置されるデバイスからの配信は、非常に廉価になります。

Web 閲覧者はたいてい、広告をダウンロードして追加的な Web ページを閲覧する場合が多いため、サイト パフォーマンスの速さは、直接広告収益の増加に結びつきます。結果的に Web 閲覧者のロイヤルティが向上し、Web サイトへのアクセスは頻繁になるため、e- コマース サイトで取引される見込みはますます高くなります。そのため、コンテンツプロバイダーは、ハイパフォーマンスに対して、高額な料金を払うことについては意欲的です。

Cisco ICDN CE ハードウェア仕様
仕様 Cisco CE-590-ICDN Cisco CE-7320-ICDN

プロセッサ

600-MHz PIII

2 x 1-GHz Xeon プロセッサ

SDRAM

1 GB

2 GB

内部記憶装置

72 GB

360 GB

内部記憶装置(ウルトラ 2 SCSI)

(2)36 GB ドライブ

(10)36 GB ドライブ

ストレージ アレイ サポート

ストレージ アレイ 6

ストレージ アレイ 12

ネットワーク インターフェイス

(2)10/100 BaseT/100BaseTX

(2)1000BaseSX および(4)10BaseT/100BaseTX

ストリーミング メディアのサポート

RealNetworks、Microsoft、および QuickTime サーバ

RealNetworks、Microsoft、および QuickTime サーバ

最大スループット

70 Mbps

350-450 Mbps

ソフトウェア イメージ

Cisco ICDN 2.0

Cisco ICDN 2.0

Cisco CDM との互換性

Cisco CDM-4670

Cisco CDM-4670

Cisco Content Router との互換性

Cisco CR-4450

Cisco CR-4450

推奨されるコンテンツ スイッチ

Cisco CSS1115x または Cisco CSS1180x

Cisco CSS1115x または Cisco CSS1180x

ラックマウント単位

1 RU

7 RU

寸法と重量

高さ

4.4 cm.(17.5 インチ)

31 cm(12.25 インチ)

444.5 mm(17.5 インチ)

44 cm(17.5 インチ)

奥行き

358.8 cm(14.1 インチ)

71.1 cm(28 インチ)

重量

5.7 kg(12.5 ポンド)

52.2 kg(115 ポンド)

電源と電流(AC)

入力電圧

100-127、200-240 VAC

100 ~ 240 VAC

Cisco ICDN CE ハードウェア仕様(続き)

周波数

50-60 Hz

47 ~ 63 Hz

最大電力

130 W

各 320 W 3(n+1)電源装置

電流

2 A(最大)

各 5 A(最大): 3

電源と電流(DC)

入力電圧

-48 ~ -60 VDC

-40 ~ -60 VDC

最大電力

130 W

各 320 W 3(n+1)電源装置

電流

各 14 A3(n+1)電源装置

各 14 A3(n+1)電源装置

稼働環境

 

 

動作温度

0 ~ 45 °C(32 ~ 113°F)

10 ~ 35 °C(50 ~95 °F)

非動作温度

-25 ~ 70 °C(-13 ~ 158°F)

-40 ~ 65 °C(-40 ~ 149°F)

湿度(結露しないこと)

95 % RH、非動作

80%

動作高度

40 °C(104°F)で 3,000 m(9,843 フィート)

3,048 m(10,000 フィート)

非動作高度

25 °C(77 °F)で 4,570 m(15,000 フィート)

10,600 m(35,000 フィート)

操作衝撃

11 ミリ秒間、half sine shock pulse で 5G

41 G、2 ミリ秒、パルス

非動作衝撃

11 ミリ秒間、half sine shock pulse で 20G

71 G、2 ミリ秒、パルス

動作振動

ランダム振動 5-10 Hz 5dB/オクターブ、ランダム振動 10-200 Hz 0005G2/Hz、ランダム振動 200-500 Hz 5Bd/オクターブ

3 ~ 200 Hz で 0.25 G

認証

安全性

UL 1950; CAS 950; EN60950:GS Mark

UL 1950; CSA-C22.2 No. 950、EN 60950、IEC 60950

EMC

FCC Part 15 Class A; EN55022 Class A; EN50082-1; VCCI Class 1

FCC Part 15 Class A; EN55022 Class A; AS/NZS 3548 Class A; VCCI Class A; EN55024:EN61000-3-2; EN61000-3-3

工場認可

UL; TUV; BABT 340

UL、CE 89/366/EEC、72/73/EEC

Cisco ICDN 製品との互換性
Cisco Content Distribution Manager(CDM) Cisco Content Router(CR) Cisco Content Engines(CE) Cisco Content Swtich(CS)

Cisco CDM-4670-ICDN

Cisco CR-4450-ICDN

Cisco CE-590-ICDN、Cisco CE-7320-ICDN

Cisco CSS1115xCisco
CSS1180x

発注情報  
製品および部品番号
部品番号 製品説明

Cisco CE-590-ICDN

Intel PIII プロセッサ、1 GB RAM、2 x 36 GB 内部 SCSI ディスク ドライブ、1 GB RAM、1RU、70 Mbps ストリーミング スループット(AC 電源)搭載の Conent Engine

Cisco CE-590-ICDN-DC

Intel PIII プロセッサ、1 GB RAM、2 x 36 GB 内部 SCSI ディスク ドライブ、1 GB RAM、1RU、70 Mbps ストリーミング スループット(DC 電源)搭載の Content Engine

Cisco CE-7320-ICDN

デュアル Xeon プロセッサ 2 GB RAM、360 GB 内部ストレージおよび 300-450 Mbps ストリーミング スループット(AC 電源)搭載の Content Engine

Cisco CE-7320-ICDN-DC

デュアル Xeon プロセッサ 2 GB RAM、360 GB 内部ストレージおよび 300-450 Mbps ストリーミング スループット(DC 電源)搭載の Content Engine

Cisco SF-(ハードウェア)-ICDN-2.0.0

Cisco Content Networking ソフトウェア(インターネット)CDN バージョン 2.0

構成可能な Cisco CE ソフトウェアのオプション
Windows Media Server
部品番号 説明

SF-ICDN-590-WIN-1.0

Cisco CE-590-ICDN 用 Windows Media Server

SF-ICDN-7320-WIN-1.0

CE-7320-ICDN 用 Windows Media Server

追加情報は、http://www.cisco.com/でご覧ください。


更新日:2002 年 5 月 23 日