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シスコ、クラウド スケールのネットワーキング向けの 画期的なソフトウェアソリューションを発表


シスコ、クラウド スケールのネットワーキング向けの 画期的なソフトウェアソリューションを発表

業界をリードするWeb企業数社との協業でイノベーションを開発

  * 当資料は、米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。

2015年11月17日

米国シスコ(本社:カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:CSCO、以下シスコ)は、クラウド スケールのネットワーキングのためのソフトウェア ソリューションと開発者向けツールを発表しました。サービスプロバイダーやWeb企業はこのソリューションを活用することによって、ネットワークの運用管理コストを削減しながら、アジリティやオートメーションを高め、簡素化を進めたクラウド アプリケーションを提供できるようになります。これらはシスコのネットワーク オペレーティング システムCisco IOS XRのイノベーションによって実現し、既存または新規のWebサービスプロバイダーがデータセンターと広域通信網(WAN)アーキテクチャを融合し、シスコのネットワークのプログラマビリティをさらに高めて、需要の高いITコンフィギュレーションや管理ツールをさらに緊密に統合することで大きなメリットをもたらします。

今回発表したCisco IOS XRの新たなイノベーションは、世界を代表するWebサービス企業数社との協力によって開発されたもので、各社の運用のベストプラクティスをベースに、あらゆるサービスプロバイダーがより迅速かつ容易にクラウドスケールのネットワーキングを構築できるよう設計されています。シスコは同時に、業界をリードするネットワーク コンバージェンス システム(NCS)シリーズにルータ3製品を追加したことも発表しました。

デジタル化によってけん引されるサービスプロバイダーの事業機会

人、プロセス、データ、モノが相互につながることによって生み出される価値が急速に拡大しており、こうしたビジネスのデジタル化が進むことによって、サービスプロバイダーのネットワークにかつてない新たな需要を生み出しています。ネットワーク事業者は状況に素早く対応して革新的な製品やサービスを提供して競争に打ち勝っていくために、これまでとは違ったアーキテクチャへのアプローチを模索しています。先月シスコが発表した「Cisco Global Cloud Index (2014-2019)」によれば、世界の総データセンター トラフィックは2019年末までに現在の3倍(3.4ゼタバイトから10.4 ゼタバイト)に増加すると予測されており、そのうちクラウドによって生成されるトラフィックが全体の83%(2014年は61%)にまで達すると予測されています。ネットワークに接続されるビジネス端末やマシンツーマシン(M2M)接続の増加と合わせて、ストレージ容量を拡大したスケーラブルなサービスやアプリケーションの需要が高まることで、ネットワークやコンピューティングには新たな要件が求められるようになり、特に必要になるのがデータセンターとWANとの統合です。

サービスプロバイダー向けにIOS XRに新機能を導入

シスコはCisco IOS XRソフトウェアに強力な新機能を導入します。新機能によって、サービスプロバイダーは今後5年間、総所有コストをこれまでのオペレーションモードの半分に抑えながら、新たなソリューションによってネットワーク効率やパフォーマンスを実質的に2倍に向上させてネットワークを運営することができます。さらに、これまでのIOS XRへの投資を最大限に活用しながら、既存または新規のハードウェア プラットフォームでクラウドスケールのネットワーキングへのシームレスな移行が可能です。

現在、全世界で稼働する5万を超えるネットワーク ルータに導入されているCisco IOS XRに、新たに追加される主な機能は、以下のとおりです。

  • ソフトウェアのモジュール化と拡張性でアジリティやイノベーションを促進
    • きめ細かなパッケージングとアップグレードの自動化でサービス アジリティを向上
    • ITやネットワークの自動化に業界標準のDevOpsツールであるChef やPuppetを活用したサードパーティアプリケーションのホスティングを融合
    • IOS XRソフトウェア開発キット(SDK)、Cisco DevNet開発者プログラムによるオープン イノベーション
  • 大規模オートメーションによるオペレーションのさらなる効率化
    • データモデル主導型のAPI(YANG またはOpenConfig)によって予測可能でプログラム可能なネットワークを実現
    • あらゆるデータモデルやエンコーディング手法、伝送手法に対応し、運用環境に応じた導入を可能にする広範な柔軟性
  • 細部に至るまでのきめ細かな可視化と制御でシンプルかつ高度なエンドユーザーのエクスペリエンスを実現
    • データモデル主導のAPIによってオペレーション状況の広範なデータにアクセス可能になることで、状況に応じた実行可能なネットワークインサイトを提供。SNMP等のメカニズムに比べて可視性を大幅に向上
    • WAN オートメーションエンジン(WAE)がテレメトリや Segment Routing Traffic Engineeringをサポートすることで、シスコのApplication Engineered Routing ソリューションの機能を拡張したリアルタイムのネットワーク プログラマビリティを提供

Cisco NCSシリーズには、以下の製品が追加されます。

  • Cisco NCS 5000 シリーズ:最大40〜80個の10GEポートおよび4個の100GE ポートを提供
  • Cisco NCS 5500シリーズ :WAN アグリゲーション向けに最大228個の100GE ポートを提供
  • Cisco NCS 1000:既存ファイバーの3000 km 以上の距離で100/200/250Gb の波長をサポート

コメント

シスコ、サービス プロバイダー事業担当シニアバイスプレジデント、ケリー・アフジャ(Kelly Ahuja)
「サービスプロバイダーは運用面でこれまでに確立されたベスト プラクティスを大規模なコンピューティング環境でも活用でき、自社ネットワークと融合することによって競争力を高め、より短期間でイノベーションを生み出すことのできる方法を模索しています。本日発表したソリューションやツールによって、シスコはデータセンターとWANとの融合を可能にし、スピードや自動化、シンプルさを一段と高めたクラウドスケールのネットワーキングの実現に向けて業界を牽引していくことになります。これはまさに、業界の様相を一変させるソリューションであり、あらゆるタイプのサービスプロバイダーがデジタル化に向けて取り組み、オペレーションを大幅に効率化しながら、リアルタイムに近い形でネットワークを運用できるようになります」

富士通株式会社 ネットワークプロダクト事業本部長 妹尾 雅之氏
「サービスプロバイダーはコストを削減すると同時に、新たな事業機会を見出し、より迅速に新規サービスを導入するための方法を模索しています。当社はシスコと長年にわたる協力関係にあり、IOS XRの統合における協業を通じて、サービスプロバイダー向けに最先端のネットワークプラットフォームを提供してきました。今後もこうしたシスコとの提携関係を継続し、最新のIOS XRテクノロジーを活用することで、日本を皮切りにこうした要件を満たすことのできる業界最先端のソリューションをお客様に提供できるものと大いに期待しています」

Ovum 、ソフトウェアグループ、インフラストラクチャソリューションズ担当シニアアナリスト、ローレント・ラチェル(Laurent Lachal)氏
「クラウド コンピューティングにおいて、ネットワークはテクノロジーや人、プロセスのレベルでの最終的な砦と言えます。つまり、ネットワークは大規模でしかも徹底的に自動化され、オンデマンドで適切なサービスを提供できるよう構築されなければならず、ネットワークの専門家がIT部門だけでなくビジネスユーザーとも効果的に相対していくためには信頼性の高いツールやテクノロジーが必要です。ソフトウェアを中心としたシスコのアプローチは、デジタル化に伴う事業機会を確実につかみ、この最後の砦を征服する力を企業に与えてくれます」

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*Cisco およびシスコ ロゴは、シスコまたはその関連会社の米国およびその他の国における商標です。シスコの商標の一覧については、http://www.cisco.com/web/JP/trademark_statement.htmlをご覧ください。記載されているサードパーティの商標は、それぞれの所有者に帰属します。「パートナー」または「partner」という用語の使用は Cisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(1305R)

* 米国で発表されたニュースリリースの内容は、以下をご参照ください。
<Cisco Introduces Breakthrough Software Solutions for Cloud-Scale Networking>