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シスコ、ParStream買収の意向を発表


シスコ、ParStream買収の意向を発表

 
Rob Salvagno | 2015年10月26日、午前5時(太平洋標準時)

 

  * 米国Cisco Systems Inc.で掲載されたブログを翻訳したものです。コメントやフィードバック等はオリジナルサイトからお願いいたします。

Internet of Things (IoT)の急速な拡大が現実となり、2020年には世界中で500億もの「モノ」がインターネットに接続されると予測されています。この極めて膨大な数の「モノ」が新たにインターネットに接続されることによって生成される貴重なデータの量は、ほとんどの会社では手に負えない程のスピードで増加していくことになるでしょう。本日、シスコがドイツ・ケルンに本拠を置く株式非公開企業ParStreamを買収する意向を発表した背景には、こうした状況があります。ParStreamは大量データの分析や格納を、ネットワークのどこからでもほぼリアルタイムで行うことのできるアナリティクス データベースの技術を提供する企業です。

IoT環境において、企業がデータから価値を生み出すためのカギとなるのは、スピードです。ParStreamの構築したデータベースはIoT環境に特化されており、最小限のインフラ投資とオペレーティング コストで、ネットワークのエッジ部分で大量データのコンピューティングや分析をリアルタイムで行えます。画期的なデータ圧縮やインデックス機能を活用したParStreamの技術によって、企業はこれまで以上に素早く、大規模な範囲のデータにアクセスでき、何十億件もの記録の分析やフィルタリングを迅速に行って、ほぼリアルタイムでビジネスに必要な情報を入手できるようになります。ParStreamを取得することによって、データやアナリティクスに関連したシスコのポートフォリオはさらに拡充され、ますます大量のデータが生成されるようになったネットワークの末端部分での分析機能を一層強化することができます。こうした分析機能はハイパー分散型のインテリジェント インフラストラクチャを目指すシスコの戦略の中核となるものです。

ParStreamのテクノロジーを導入することによって、例えば再生可能エネルギー企業であれば、風力タービンの1つ1つのパフォーマンスを最大化するために必要な情報を提供すると同時に、風向や気温といった環境要因の変化に合わせて素早く調整を加えることによって、何千基もの風力タービンを1度に監視できます。こうしたデータを中央集中型サーバーに送る代わりに、タービンやセンサーからより近い場所にあるネットワークのエッジ部分で格納できるようになり、しかも極度に分散したネットワークのどこからでも追跡できるようになります。ネットワークに接続された機器類からデータにリアルタイムでアクセスできることで、予測に基づいて事前にメンテナンスを実行してダウンタイムを低減し、生産性を向上させ、また過去のデータをもとに環境要因によるパターン分析も行えるなど、さまざまなメリットが得られます。

ParStreamは、シスコがアーリーステージ スタートアップ イノベーションプログラム「Cisco Entrepreneurs in Residence(Cisco EIR)」を通じて支援を行った企業の1社です。ParStreamのチームは、シスコのアナリティクスおよびオートメーション製品事業に統合され、データおよびアナリティクスグループに加わる予定です。ParStreamの買収は、シスコの 2016 年会計年度第2 四半期中に完了する見通しです。

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* 米国で発表されたブログの内容は、以下をご参照ください。
<Cisco Announces Intent to Acquire ParStream>