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シスコ、クラウド採用に関する3,400社以上の世界企業での調査を実施


シスコ、クラウド採用に関する3,400社以上の世界企業での調査を実施
第2の波、ハイブリッド クラウドの兆候を報告

クラウド採用の成熟度向上と売上増加・コスト削減の関係を企業が把握するためのツールを提供

  * 当資料は、米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。

2015年8月26日

米国シスコ(本社:カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:CSCO、以下シスコ)は本日、 クラウド採用の第2の波が訪れていることを示すグローバル調査の結果を発表しました。企業は、もはや効率やコスト削減だけではなく、イノベーション、成長、破壊を加速させるためのプラットフォームとしてクラウドに注目しています。この調査から、今後2年間にクラウドが売上増加に貢献すると考える企業が53パーセントに上ることが分かりました。しかしながら、この結果は多くの企業にとっての課題となります。最適化されたクラウド戦略を導入している企業は全体の1パーセントにとどまり、32パーセントの企業はクラウド戦略が取られていませんでした。

シスコが協賛した調査(InforBrief)、「Don`t Get Left Behind: The Business Benefits of Achieving Greater Cloud Adoption」 は、自社IT環境へのプライベート、パブリック、ハイブリッド クラウドの導入に成功している、17か国3,400以上の企業・組織でITの意思決定を担当する役員を対象に行われた一次市場調査に基づいて、IDCによって実施されました。

シスコ、グローバル クラウド アンド マネージド サービス セールス担当シニアバイスプレジデント、ニック・アール(Nick Earle)
「クラウドの第2の波への移行に関心を持っているお客様と話をすると、プライベート クラウドとハイブリッド クラウドに注目が集まっていることが分かります。その一番の理由は、この2つが拡張作業の間に企業・組織に必要なセキュリティ、パフォーマンス、価格、コントロール、データ保護を提供することをお客様が理解されているからです。シスコがプライベート/ハイブリッド インフラストラクチャやSaaSのポートフォリオを構築する戦略に向かうきっかけとなったこの傾向は、今回のIDCの調査にも反映されています。44パーセントの企業・組織がプライベート クラウドを現在利用している、または導入する見込みであると回答し、クラウドを採用した64パーセントの企業・組織はハイブリッド クラウドを検討しています」

今回の調査でIDCは、クラウドの成熟度を、アドホック(ad hoc)、便宜的(opportunistic)、反復可能(repeatable)、管理下(managed)、最適化(optimized)の5段階に分けました。この調査から、クラウド採用の成熟度を最低レベル(アドホック)から最高レベル(最適化)にまで引き上げた企業・組織では、次のような飛躍的なビジネス メリットが得られたことが分かりました。

  • 10.4パーセントの売上増加
  • ITコストを77パーセント削減
  • ITサービスとアプリケーションのプロビジョニングに要する時間を99パーセント短縮
  • IT部門がSLAを満たす能力を72パーセント向上
  • イノベーション推進のための新規プロジェクトに投資するIT部門の能力を2倍に拡大

高度なクラウド組織の経済的メリット

調査では、最も成熟(*)しているクラウド企業・組織が実現している経済的メリットの定量化も行いました。調査対象となった企業・組織では、プライベートまたはパブリック クラウドに導入したアプリケーションごとに、売上が平均で160万ドル増加しています。また、クラウドベースのアプリケーションごとに120万ドルのコスト削減にも成功しています。

売上増加の多くは、新しい製品とサービスの販売、新規顧客の獲得、新規市場への参入によるものです。これらの企業・組織は、従来型のメンテナンス作業から、新しく、より戦略的かつ革新的なイニシアティブへとITリソースを移行することで売上増加を達成し、イノベーションを向上させることに成功しました。

クラウドに関連する運用コストの削減は、より安定的で信頼性に優れた高パフォーマンス環境でビジネスを遂行する優位性に由来します。これには、俊敏性の向上、従業員の生産性向上、リスクの軽減、インフラストラクチャ コストの節約、オープン ソースのメリットなどが含まれます。

プライベート クラウドと想定ビジネス成果向上の関係

プライベート クラウドは、リソースの使用改善、拡張性の向上、要求応答時間の短縮を実現し、一つの企業専用のリソースのコントロールとセキュリティも向上させます。

ハイブリッド クラウドの採用は、他の形式のクラウドの採用より複雑であり、ワークロードのポータビリティ、セキュリティ、ポリシーの有効化が求められます。これらの要件は調査にもはっきりと表れ、調査対象の最大70パーセントが、パブリック クラウドとプライベート クラウドの間(または複数のクラウド プロバイダー間)でのデータの移行を予定しており、セキュリティとポリシーの要件が高いと回答しています。

国別のクラウド採用の成熟度

クラウド採用の成熟度は、国によって異なります。調査の対象となった国の中では、クラウド戦略の成熟度において「反復可能」「管理下」「最適化」の割合が最も高かったのは米国と中南米地域で、最も低かったのは日本でした(**)。クラウド採用の成熟度が高かった企業・組織の割合を国別に見ると、次のようになります(**)

  • 米国:34パーセント
  • 中南米地域:29パーセント
  • 英国:27パーセント
  • フランス:22パーセント
  • ドイツ:21パーセント
  • オーストラリア:19パーセント
  • カナダ:19パーセント
  • 韓国:18パーセント
  • オランダ:17パーセント
  • 日本:9パーセント

業界別のクラウドの採用

業界別では、クラウドの成熟度が上位3レベルのいずれかであった企業・組織の割合が最も多かったのは33パーセントの製造業で、IT(30パーセント)、金融(29パーセント)、医療(28パーセント)がそれに続きました。成熟度レベルが最も低かった業界は、行政/教育と専門サービス(それぞれ22パーセント)、小売/卸売(20パーセント)でした。業界別では、専門サービス、テクノロジー、運輸、通信、水道光熱が、全体的にKPI(主要業績評価指標)に与える影響が大きいと考えられます。

Cisco Business Cloud Advisor採用レポート、ツール、ワークショップ

シスコでは、今回の調査結果をお客様向けにまとめたカスタム レポートを作成するサービスを提供しています。Cisco® Business Cloud Advisorが提供するこれらのサービスには、シンプルなアンケートベースのツールと、より詳細なワークショップの2つの形式があります。

採用レポートでは、構造化されたアンケートに答えることで、自社のクラウド採用の成熟度と、同業他社と比較したビジネス上の関連メリットを知ることができます(業界、企業規模、地域別)。ツールとその他の情報については、www.cisco.com/go/bca [英語] をご覧ください。

シスコと認定チャンネル パートナーのセールス チームは、採用ツールとワークショップによって、より深いレベルの分析を企業・組織に提供できます。半日のワークショップは、IT部門でのクラウドの採用が秘める潜在的影響力を多様なKPIで測定する上で役立ちます。推奨事項には、Intercloud™を含むさまざまな領域で企業・組織がクラウドの採用を進化させる方法に関する、ベンダーに依存しないガイダンスが含まれます。採用ツールとワークショップは、現在世界ベースで展開されています。

Cisco® Business Cloud Advisorの採用レポート、ツール、ワークショップは、今回の調査でIDCが実施した客観的な一次市場調査に基づいています。

IDC、SaaS & Cloud SW担当VP、 ロバート・マホワルド(Robert Mahowald)氏
「IDCが実施した数多くの調査から、高度なクラウドを採用している企業・組織は、力強いビジネス パフォーマンス、良好な売上、より戦略的なIT割り当て、優れた柔軟性、コストの削減、サービス パフォーマンスの向上などのビジネス成果を上げており、クラウドの利用が拡大すると、これらの長所を組み合わせて得られることが分かっています。しかし、ほとんどの企業・組織では、クラウドの採用をそれほど推進しているとは言えず、次のレベルに進むために必要なスキル、方法論、ベストプラクティスに注目する必要があります。Cisco Business Cloud Advisor採用ツールは、効果的なハイブリッド クラウド トポロジー構築の成熟度を自ら評価し、クラウド採用の成熟度レベルを引き上げてビジネス成果を改善する上で役立ちます」

Netelligent、セールス&マーケティング担当バイスプレジデント、ボブ・ホーランダー(Bob Hollander)氏
「お客様がクラウドについてアドホックな購買アプローチをとる傾向があることがこれまでにわかっています。現在では、お客様はプロアクティブな計画のメリットを理解されています。シスコのBusiness Cloud Advisor採用ツールの実地テストを通じて、クラウド採用の過程のどこにお客様がいるかをベンチマークテストするメカニズムが提供され、理路整然として影響力のあるクラウド戦略を構築するための次のステップにお客様が進む上で役立つことがよく分かりました」

Enterprise Bank & Trust、シニアバイスプレジデント兼IT担当ディレクター、ジェイソン・シン(Jason Shinn)氏
「俊敏性、ビジネスとの関連性と安全性を損なわずに、より迅速にクラウドに移行するという私たちEnterprise Bank & Trustの信念は、Business Cloud Advisorのプロセスによって強固になりました」

関連リンク

Cisco Business Cloud Advisor [英語]

(*)「成熟」とは、クラウド採用において「反復可能」「管理下」「最適化」の段階にある企業を指します。
(**) 調査では、中国の55パーセントの組織のクラウド成熟度が「反復可能」「管理下」「最適化」であることが分かりましたが、中国で調査の対象となった組織は、平均として、他の国で調査の対象となった組織より大規模でした。

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*Cisco およびシスコ ロゴは、シスコまたはその関連会社の米国およびその他の国における商標です。シスコの商標の一覧については、http://www.cisco.com/web/JP/trademark_statement.htmlをご覧ください。記載されているサードパーティの商標は、それぞれの所有者に帰属します。「パートナー」または「partner」という用語の使用は Cisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(1305R)

* 米国で発表されたニュースリリースの内容は、以下をご参照ください。
<Cisco-Sponsored Study Reveals 53 Percent of Organizations Expect Cloud to Drive Increased Revenue Over Next Two Years and 44 Percent of Organizations are Either Using or Planning to Implement Private Cloud, Signaling Second Wave of Cloud Adoption>