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Technicolor、シスコのコネクテッドデバイス部門を取得


Technicolor、シスコのコネクテッドデバイス部門を取得

 
Hilton Romanski ヒルトン・ロマンスキー(Hilton Romanski) | 2015年7月22日、午後9時29分(太平洋標準時)

 

  * 米国Cisco Systems Inc.で掲載されたブログを翻訳したものです。コメントやフィードバック等はオリジナルサイトからお願いいたします。

本日、Technicolor社はシスコのサービスプロバイダー向けビデオ顧客構内設備(CPE)事業を6億ドル(5億ユーロ)の現金及び株式で取得することで、シスコとの包括的合意に達したことを発表しました。また、両社は次世代ビデオおよびブロードバンドソリューションとサービスの開発と提供についても、戦略的提携契約を締結しました。本日の発表の詳細については、Technicolorのプレスリリースをご覧ください。

今回の合意は、ネットワーキング、クラウド、コネクテッドホームのそれぞれの分野のグローバルリーダーが一体化となって、サービスプロバイダーのビデオCPE事業の将来的な成功を推進すると同時に、両社の次世代ビデオ戦略を加速させるものです。

  • 市場の急速な変化と業界再編に伴い、両社は共通の顧客に対してシームレスでスムーズな移行を支援するとともに、引き続きイノベーションのメリットを最大限に享受できるよう、双方の重点分野をサポートしていきます。
  • 双方の従業員の協力によって、100年のイノベーションの歴史を持つグローバルな組織としてこれから将来に渡っての成功を実現させるため、長期的な方向性を定義づけていきます。
  • Technicolorはコネクテッドデバイス事業において、ビデオなどの業界をけん引する最新テクノロジーを取得することによって、引き続き革新的で拡張性が高い顧客サービスを提供していくことができます。
  • シスコは引き続き、サービスプロバイダー向けビデオ事業における投資分野の見直しを進め、クラウドとソフトウェア志向サービス事業への移行を加速していきます。

10年前、シスコは当時、サービスプロバイダー向け事業において重要性の極めて高かったセットトップボックス事業に参入し、以降、このコネクテッドデバイス事業部はトータルで270億ドルに及ぶ収益をシスコにもたらしてきました。サービスプロバイダー各社にとって、このテクノロジーが今後も重要な意味を持つことに疑問の余地はありません。長年にわたって多大な貢献を果たしてくれた事業部と従業員を心から誇りに思います。コネクテッドデバイス事業部は数々の新たなイノベーションを生み出し、重要な市場を拡大すると同時に、シスコとサービスプロバイダー各社と関係を深めてくれました。Technicolorという適切なパートナーを得て、コネクテッドデバイス事業が発展と成長の次なる段階に進むために、今こそ絶好のタイミングであると確信しています。

シスコのコネクテッドデバイス事業の2015会計年度の売上は約18億ドルになる見込みです。今回のTechnicolorによる買収は、慣習的な買収完了条件に従い、シスコの2016会計年度第2四半期末までに完了する見通しです。契約の完了まで、コネクテッドデバイス事業部は引き続きシスコの1事業部として営業を継続します。今回の事業部の売却は非GAAPベースの売上総利益に約1ポイントのプラスの影響を与えるものの、純利益への影響はごくわずかに留まる見通しで、シスコは今後もビデオ事業への投資を継続していきます。

また、Technicolorとの戦略的提携合意を通じて、シスコはこの事業と今後も密接に関わり、顧客であるサービスプロバイダー各社とも緊密な関係を維持していきます。今回の買収および提携合意は、シスコとTechnicolorがそれぞれの戦略的優先順位に従って投資を加速する一方で、両社の協力によって市場の付加価値を高めていこうとするものです。

私自身、今回の取引完了後、Technicolorの取締役に加わることになっており、サービスプロバイダー各社が将来に向けてビデオ事業の変革を図っていく中で、2つの会社がより密接に協力して、これを支援していけるものと期待しています。

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* 米国で発表されたブログの内容は、以下をご参照ください。
<Technicolor Acquires Cisco's Connected Devices Division>