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シスコ、スプリント、米ミズーリ州カンザスシティー市と共同でスマート+コネクテッドシティのフレームワーク展開で合意


シスコ、スプリント、米ミズーリ州カンザスシティー市と共同でスマート+コネクテッドシティのフレームワーク展開で合意

米ミズーリ州カンザスシティー、シスコとパートナー企業が スマートシティ導入展開の「フェーズ1」開始

  * 当資料は、米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。

2015年6月8日

米国シスコ(本社:カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:CSCO、以下シスコ)は、米ミズーリ州の中核都市カンザスシティーと、都市サービスの変革と市民体験の向上を目指し、スマート+コネクテッドシティのフレームワークを展開することで合意書を締結しました。

この新たなフレームワークの一環として、シスコはスマート照明、デジタルキオスク、データポータルやスマートウォーターイノベーション推進などのアプリケーション開発に向けたエコシステムを形成するために複数のビジネスパートナーと協力しています。

今回のカンザスシティーのモデルを通して、拡張性があり、反復可能かつ自立して持続可能なフレームワークを創り出すことを目標にしています。

さらにスプリントは、シスコのハードウェアを配備して、接続プラットフォームのバックボーンとなるインテリジェントWi-Fiネットワークを構築して管理します。スプリントは米国のCisco Smart+Connected Communities™ (S+CC)のエコシステム開発の接続性において、重要な役割を果たす最初のサービスプロバイダーとなります。

年内には、市の指導者とシスコ、主要提携企業各社が協力して、カンザスシティー中心部の路面電車の路線と沿線地域に「フェーズ1」の配備を行います。「フェーズ1」の内容は次のとおりです。

  • スプリントが構築、運営、所有するインテリジェントWi-Fiネットワーク
  • 住民と訪問者がモバイルアプリを使って街での体験を向上させるエンタープライズ・モビリティ・サービス・プラットフォーム
  • シンクビッグ・パートナーズ(ThinkBig Partners)が運営する「リビング・ラボ」開発データポータル
  • センシティ(Sensity)とのコラボレーションによるセンサーとしてのスマート照明とビデオ
  • シティポスト(CityPost)のインタラクティブなデジタルキオスクとモバイルでの市民参画
  • ブラック・アンド・ビーチ(Black & Veatch)とのスマートウォーター関連の革新的ソリューションに関する今後の協力
  • 次世代パトカーのためのテクノロジーを特定

これらの実施を経て、起業家はテクノロジーから価値を見い出し、新たな雇用機会の創出につながるでしょう。一例として、起業家と新興企業は開発データポータルを利用して新たなアプリを作成、テストすることができます。

照明、センシティ、行動

シスコとセンシティのインテリジェントな照明基盤は、各照明器具を強力な無線ブロードバンドネットワーク内のセンサーノードに変換し、自治体のための「Light Sensory Network」を構築します。この共同ソリューションは、市の照明インフラを分散したセンサー基盤に変換して、スマートシティの駐車場、照明、小売分析や公共の安全と治安などのアプリケーション向けデータをリアルタイムで収集します。同時に、この基盤によってインテリジェントで効率的な照明管理が可能になり、省エネやコスト削減、より効果的で高品質な照明を実現し、大気汚染や光害の抑制につながります。

スマート照明をカンザスシティーに導入するために、センシティとシスコは共同でインテリジェントな照明基盤を市中心部の路面電車のスターターラインとリバーマーケット(River Market)、パワー&ライト(Power & Light)とクロスローズ(Crossroads)の近隣地区に沿って配備します。

モビリティを実現

これから市民と観光客は、よりスマートかつ安全で接続状態のよい無線通信網を通して、カンザスシティーの情報を即座に入手できるようになります。

シティポストは、街頭のインタラクティブなスマート看板(市が掲示)や、スマートフォンで簡単に操作できるモバイルアプリが提供するSmart Cityネットワークを通じて、リアルタイムで現在地に合わせた情報やお知らせを放送します。シティポストのアプリは、市の公共Wi-Fiホームページより無料でダウンロードでき、モバイルビーコン網によって増強されます。

シティポストの立ち上げは、カンザスシティー中心部への市民参加の新たな盛り上がりを約束します。

水とイノベーションがカンザスシティーで融合

この取り組みの協業者である世界的な土木建設会社のブラック・アンド・ビーチは、世界中の水道システムが、先進の水漏れ検知、革新的な予測的保守や資産管理ソリューションを提供してコストを削減しなくてはならないと指摘しています。

ブラック・アンド・ビーチの2015年のレポート『戦略的方向:スマートユーティリティ』(Strategic Directions: Smart Utility)によると、スマートシティ計画によって生成されたデータは組織の複数の分野で運営の改善に利用されています。調査の回答者の3分の2近くが、予算上の制約がデータ分析プログラム立ち上げの最大の障壁だと答える一方、不作為のコストが投資を上回ることが示されています。

カンザスシティー スマートエコシステムの構築

このスマート+コネクテッドシティ・フレームワークが継続的に構築されるのに伴い、シスコとカンザスシティーは、より多くの協力者がプロジェクトに参加できるようなエコシステムの開発を目指しています。スマートシティ開発の長期的な目標は、民間部門、不動産、スポーツやエンターテインメント、そして学術分野の協力者を呼び込むことです。

S+CCフレームワークは、カンザスシティーとシスコが本プロジェクトの趣意書を締結した際に最初に発表されました。

コメント

ミズーリ州カンザスシティー市長、スライ・ジェームズ(Sly James)氏
「本日締結する合意書は、カンザスシティーの住みやすさ、接続性、効率や経済的活力を、私たちが想像もできない方法で、今後何世代にもわたって向上させます」

シスコ、インダストリーソリューション エグゼクティブバイスプレジデント兼チーフグローバリゼーションオフィサー(CGO)、 ウィム・エルフリンク(Wim Elfrink)
「カンザスシティーのような進歩的な都市が、人々やプロセス、データやモノを接続し、Internet of Everything (IoE)をもたらすイノベーションを促進しているのを目のあたりにしてわくわくしています。カンザスシティーは市民に力を与え、市民がより効率的かつ生産的になるための支援をしています。そして同市は重大な新しい経済価値を創出する態勢が整っています。当社は、スマート+コネクテッドシティ・フレームワークを展開していくこのチームの一員となることができて光栄です」

スプリント、最高技術責任者(CTO)、ステファン・バイ(Stephen Bye)氏
「スプリントは、私たちの地元でIoEを支える広範囲なビジネスと消費者向けアプリ全般に、より強力なコネクティビティをもたらすこの画期的な取組みに不可欠な役割を担うことを楽しみしています。Wi-Fi接続を実現することは、まさにスプリントにふさわしい役目であり、お客様はよりよいモバイル体験のために、携帯電話とWi-Fiの両方をより簡単に利用できるようになります」

ブラック・アンド・ビーチ、スマート統合インフラストラクチャグループ最高執行責任者(COO)、フレッド・エラーマイヤー(Fred Ellermeier)氏
「力強くて回復力のあるインフラの存在は、スマートシティ・イニシアティブの実現に不可欠です。SII(Smart Integrated Infrastructure:スマート統合インフラストラクチャ)は、物理的なインフラストラクチャを相互接続したネットワークへ、また、通常のデータレイヤーをスマート分析フレームワークへと変容させて驚くべき成果を可能にするソリューションを作り出します。SIIソリューションがそれを可能にすると知れば、お客様の夢は大きくふくらむでしょう」

シティポスト、最高経営責任者(CEO)、トム・トゥチェット(Tom Touchet)氏
「私たちは、誰でも利用できて利益を得ることができるスマートメディア基盤としてのこの都市の莫大な価値を確信しています。シティポストは市の戦略的資源と、情報提供者であり、また実際の利用者であり基盤の形成者でもある市民が協同するものです」

センシティシステムズ、会長兼CEO、ヒュー・マーチン(Hugh Martin)氏
「世界でLED電球に交換されている照明は40億高ワット数に上り、自治体にとって運営方法を根本的に変えるまたとない機会になっています。LEDは都市に、交通パターンや天気、駐車場や観光といったデータを収集するセンサー網の導入も可能にします。私たちは、カンザスシティーがこの変容を主導し、同市が市中心部の運営改善に役立つ先進的な照明システムを配備していることを嬉しく思います」

ワールドワイド・テクノロジー、事業開発担当シニアマネージャー、垂直市場&IoT事業、 ジョン・ローデ(John Rohde)氏
「当社がシスコと提携して、この取り組みでカンザスシティーが目指す革新的な方向に参加できて光栄です」

関連リソース

ブラック・アンド・ビーチについて

ブラック・アンド・ビーチは、エネルギー、水、情報通信と行政サービスにおいて基幹的なヒューマンインフラを構築する、世界的なリーダーである従業員所有企業です。1915年以来、当社はコンサルティング、エンジニアリング、建設、オペレーションとプログラム管理を通じて、私たちの顧客が100カ国以上の人々の生活を改善する支援をしてきました。2014年度の売上高は30億米ドルでした。www.bv.comとソーシャルメディアで当社をフォローしてください。

センシティシステムズについて

センシティシステムズは、高速でセンサーベースの「ライト・センサリー・ネットワーク」(LSN)の基礎としてエネルギー効率の優れたLED照明を使用しています。当社は据付と新しいLED器具の両方にネットワーキング技術を埋め込むことによって、照明の所有者が、LED変換プロセスを利用できるようにしています。センシティのオープンで、「プライバシーバイデザイン(計画的なプライバシー対策を講じた)」を採用し、複数のサービスを扱うNetSense プラットフォームによって、照明の所有者はエネルギーコストを削減するとともに、治安維持、環境や天候監視、駐車場管理やロケーション分析など、さまざまなアプリケーションやサービスを実施することができます。さらに詳しい情報は、www.sensity.comをご覧ください。

シティポストについて

シティポストは、スマートシティ・メディア(SCM)有限責任会社の全額出資の子会社です。地元の参画を促進するために、同社経営陣はシンクビッグ・パートナーズやダウンタウンKCなどの革新的な地元企業やグループと協業してパートナーシップを展開し、効果的なスマートメディアチャンネルを管理、収益化するために必要な持続可能で強力なエコシステム構築に向けて協力していく予定です。シティポストは市の中心部に事務所を開設し、地域社会で積極的な役割を果たす計画です。

ニューヨーク市でCity 24/7プロジェクトを構築したIoTの先駆者たちに率いられ、SCMの役員チームはこれまでにメディアから数々の賞(エミー賞、ピーボディ賞、エフィー賞、グレイシー賞)やスマートメディア表彰(ADAサポリン賞)を受けるとともに複数の特許を取得しています。

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*Cisco およびシスコ ロゴは、シスコまたはその関連会社の米国およびその他の国における商標です。シスコの商標の一覧については、http://www.cisco.com/web/JP/trademark_statement.htmlをご覧ください。記載されているサードパーティの商標は、それぞれの所有者に帰属します。「パートナー」または「partner」という用語の使用は Cisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(1305R)

* 米国で発表されたニュースリリースの内容は、以下をご参照ください。
<Cisco, Sprint, and Kansas City, MO., Announce Agreement to Deploy Smart+Connected City Framework>