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シスコ、Tropo社買収の意向を発表


シスコ、Tropo社買収の意向を発表

 
Hilton Romanski ヒルトン・ロマンスキー(Hilton Romanski) | 2015年5月7日、午前5時(太平洋標準時)

 

  * 米国Cisco Systems Inc.で掲載されたブログを翻訳したものです。コメントやフィードバック等はオリジナルサイトからお願いいたします。

シスコはこれまで、コラボレーションを「超シンプル」にするというミッションを遂行してきました。ユーザーマニュアルが一切必要ないビデオ機器から、発言者が突然立ち上がってホワイトボードに向かって歩き出しても自動的に焦点を合わせられるカメラまで、細部にまでこだわって、極力面倒な作業のない、快適なコラボレーションの実現に取り組んできました。そうした努力のすべてが今、成し遂げられようとしています。

シスコは簡素化に焦点を絞った上で、当然、リアルタイム コミュニケーションの組み込みに関しても、さまざまな検討を重ねてきました。市場はモビリティやクラウド、(IoE)Internet of Everythingへと移行しており、企業は社内、社外を問わず、クラウドを通じてあらゆるデバイスからリアルタイムで活用できる、一層シンプルで高速なコミュニケーションの方法を模索しています。最新で使いやすいAPIを備えた、次世代のコミュニケーションやコラボレーション プラットフォームの必要性が、かつてないほど重視されるようになっているのです。こうしたニーズに応えるため、シスコはこのたび、クラウドAPIプラットフォームを提供する株式非公開企業であるTropo社を買収する意向を発表しました。TropoのAPIプラットフォームを使用することで、企業や開発メーカーは自社アプリケーションに簡単にリアルタイムコミュニケーション機能を組み込めるようになります。

シスコとTropoは、あらゆるデバイスを通じて人々がつながり、参画し、イノベーションを生み出すことができるように、コラボレーションPaaS(Platform-as-a-Service)を提供します。これにより、企業や開発者は最小限の努力で新たなコミュニケーションサービスを開発して販売できるようになります。

Tropoが持つ強固なAPIと20万人を超える強力な開発者ネットワークによって、シスコのコラボレーションテクノロジーは、サードパーティのアプリケーションやエンドポイントにまで対応範囲を拡張できるようになります。Tropoとシスコとの組み合わせによって、サービスプロバイダー、グローバル企業、開発者コミュニティのそれぞれに以下のようなメリットがもたらされます。

  • サービスプロバイダー:Tropoのテクノロジーによって、開発者はサービスプロバイダーの既存の通信基盤に統合するアプリケーションを開発し、競合する他のOTTとの差別化を図り、新たな収益源を生み出すためのさまざまな方法を提供できます。
  • グローバル企業:TropoのAPIを活用して、企業のIT部門はエンドユーザー向けに音声やSMSを利用した新たなビジネス アプリケーションを構築することができます。
  • 開発者コミュニティ:シスコは、新たな機能や業界最高水準のサポートの提供に加え、シスコの既存のコラボレーション製品との統合という新たなレイヤーを追加することで、引き続きTropoの強固なエコシステムの展開に取り組みます。

Tropoのチームは、シニア バイスプレジデント兼ゼネラル マネージャーであるローワン・トロロープ(Rowan Trollope)が率いる、シスコのコラボレーション テクノロジー グループに加わる予定です。シスコは、Tropoの持つユニークなコミュニケーションPaaS (プラットフォーム・アズ・ア・サービス)がシスコのクラウドコラボレーション プラットフォームの中核的コンポーネントとなることを期待し、また、Tropoの優れた人材がシスコのコラボレーションテクノロジーグループ(CTG)に加わることを歓迎しています。今後、シスコとTropoは一体となって、最新のAPIを通じてシスコのプラットフォームの対象をサードパーティのエンドポイントやアプリケーションまで拡大させるとともに、開発者コミュニティに対して一層優れたサービスの提供を実現します。

今回の買収は、2015年度第4四半期中に完了する見通しです。買収に伴う財務条件は非公開です。

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* 米国で発表されたブログの内容は、以下をご参照ください。
<Cisco Announces Intent to Acquire Tropo>