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シスコはどこに向かうのか ― シスコが予測する2015年以降の世界


シスコはどこに向かうのか ― シスコが予測する2015年以降の世界

 
パドマスリー・ウォリアー(Padma Warrior) | 2014年12月11日、4:00 p.m(米国太平洋標準時)

 

  * 米国Cisco Systems Inc.で掲載されたブログを翻訳したものです。コメントやフィードバック等はオリジナルサイトからお願いいたします。

テクノロジーの進化が、私たちの生活のありとあらゆるものに驚くほど大きな影響を与えていることは、誰も否定できないでしょう。安全性や利便性、そして何より接続性に対する人々の期待が進化し、これに応えて働き方や暮らし方、眠りでさえ変わろうとしています。私たちをますます駆り立てているのは、互いにつながりを持ち、常に情報に接していたいという人としての欲求です。そして今、Internet of Everything(IoE)の世界が夜明けを迎え、こうしたニーズはさらに満たされようとしています。今から30年前、AppleがMacintoshを発表した当時、インターネットという言葉さえほとんどの人は知りませんでした。この時代のITがどのようなものだったかを振り返って見ると、いかに遠くまでやってきたのかを実感すると同時に、将来の可能性にも思いを馳せることができます。

今日のCisco 2014 Cisco Global Editors Conference(グローバル エディターズ カンファレンス)では、シスコの同僚マチェイ・クランツ(Maciej Kranz)、ジョセフ・ブラッドリー(Joseph Bradley)の2人とイノベーションの未来や2015年以降のIT業界を左右するトレンド、さらには最終的にITが日常社会に与えるインパクトといった話題についてじっくりと語り合うことができました。45分間の会話の中で取り上げたのは、シスコのテクノロジー予測をなぞった形で、Internet of Things(IoT)のセキュリティや暗号化トラフィックの拡大、ネットワークのシンプル化、リアルタイム アナリティクス、未来の働き方など、今、最も注目されているテーマのほんの一部です。

話題はGoogleによるNestの買収についても及び、これは来年以降さらに広がる動きの始まりであり、情報通信技術(ICT)分野の商品やイノベーションが私たちのつながり方やコミュニケーションのあり方を変え、世界の常識になっていくだろうという話になりました。情報テクノロジーとテレコミュニケーションやデータネットワーク技術が融合して生まれた革新的なソリューションが私たちの未来を形作ろうとしており、とりわけ垂直市場において、IT業界各社はその視野を広げ、業界の枠を大きく超えたビジネスパートナーを模索する必要に迫られるでしょう。

シスコで私たちが行っている、イノベーションを吹き飛ばしてしまうような取り組みにも言及しました。例えば、最近、リニューアルしたTechnology Radarにはエンジニアを始めとするシスコのさまざまな従業員を交え、80人を超すスカウトチームがおり、この先5年、10年、あるいは20年後にシスコのビジネスを左右しかねないチャンスや脅威を洗い出すという難題に取り組んでいます。シスコには、これまで常に市場の変化を先読みし、市場をけん引してきたという自負があります。Technology Radarがエグゼクティブチームとタッグを組み、オープンなクラウドソースのイノベーションを社内で育成する取り組みにおいて、中核的な役割を果たしているのはそのためです。

マチェイ、ジョセフと私は、もっと多くの「モノ」が姿を現して現実に「Go Live」することになるだろうという意見で一致し、プラットフォーム オプションやハイブリッドIT/IoTインテグレーション、業界別標準といったものもさらに進化するだろうと予想しました。複雑に絡み合った状況を変え、こうした進化からチャンスを見出していくことが、業界リーダーとしてのシスコの任務です。そうなのです。ITの有力各社はあらゆる分野を通じてテクノロジーの違いを乗り越え、IoTリスクやセキュリティに対して多角的な技術アプローチを開発する必要があるでしょう。同時に、その幕開けに感謝しなければなりません。2022年までに、セキュリティ ソリューションは資産活用やサプライチェーンの物流に関連して、5.2兆ドル規模のIoEビジネスの基盤を築くことになるでしょう。

ガートナーは「Top 10 Strategic Technology Trends for 2015(2015年の10大戦略的テクノロジートレンド)」の中で、「ペリメータやファイアウォールでは最早十分とは言えなくなっており、今後、すべてのアプリケーションには、セルフアウェアとセルフプロテクト機能が求められる」という、非常に興味深いコンセプトを提示しています。例えば、スマートメーターは、エネルギー使用量のデータをユーティリティ事業会社に送って、リアルタイムでパワーグリッドを最適化します。このデータは非常に機密性の高い情報であり、部外者に漏れたり不正に使用されたりすることを防がなければなりません。スマートメーターをユーザーの日常生活を監視する道具に使われないようにするのが、データの匿名化や暗号化やといった技術です。

今回はほんのさわりの部分に触れただけですが、ここまでのトピックスの中で、2015年の10大予測をご紹介してみます。

  1. 変化の加速とITへのインパクト
  2. ダイナミック スペクトラム アクセス
  3. ネットワークのシンプル化
  4. IoTのセキュリティ
  5. リアルタイム アナリティクス
  6. 予測可能なコンテキスト
  7. 暗号化の拡大/安全なネットワークトラフィック
  8. 未来型のワークスタイル

ご賛同いただけるでしょうか? この予測に関する詳細な内容とやり取りは、techradar.cisco.comでご覧いただき、2015年以降のテクノロジーが私たちの働き方や暮らし方をどのように変えていくのかについて、皆さんのご意見を是非、お聞かせください。また、Twitterで#Techpredicts、 #CiscoTechRadar、#CiscoGECのハッシュタグを付けて、私たちの会話に参加してみてください。

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* 米国で発表されブログの内容は、以下をご参照ください。
<Oh, the Places We’ll Go! Cisco’s Predictions for 2015 and Beyond >