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AT&T、シスコ、GE、IBM、Intelが現実世界とデジタル世界の統合を改善する「Industrial Internet ConsortiumTM(IIC)」を設立


AT&T、シスコ、GE、IBM、Intelが現実世界とデジタル世界の統合を改善する「Industrial Internet ConsortiumTM(IIC)」を設立

IT業界のリーダー企業が産業界のエコシステムの拡大を推進し、ビッグデータのアクセスの信頼性を高めビジネス価値の確立を目指す

  * 当資料は、米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。

2014年3月27日

米国シスコ(本社:カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:CSCO、以下シスコ)は、AT&T、GE、IBM、Intelの各社と本日、テクノロジーのサイロ化の問題を克服し、現実の世界とデジタル世界の統合を改善してビッグデータのアクセスを向上することを目的とするオープングループ「Industrial Internet ConsortiumTM(産業インターネット コンソーシアム、略称:IIC)」を設立したことを発表しました。このコンソーシアムによって、あらゆる産業分野で組織内の資産や業務、データをつないで容易に最適化し、機動性を高めてビジネス価値を素早く引き出せるようになります。

<設立の趣旨>

  • あらゆるスマートデバイス、マシン、人、プロセス、データをつなぎ、相互運用を可能にするための標準化の要件を明確にし、共通アーキテクチャを定義
  • 産業インターネットのグローバルな市場開発推進に関心を持つ官民のあらゆる事業体や組織、企業に広く参加を促す

昨今、企業や研究者、公的機関がエコシステムを形成し、モノのインターネット(IoT)を加速するための基盤となる産業インターネットアプリケーションの導入を推進しようとする動きが活発に見られるようになっています。今回新たに設立されたIICはオープンな非営利団体として、さまざまな業界環境を横断した相互運用性の確立を主導していきます。IICの設立趣旨では特に、以下のイノベーションを積極的に推進することを謳っています。

  • モノのインターネットを現実世界のアプリケーションに適用していくための既存事例の活用と新たな活用事例やテスト環境の創出
  • コネクテッド技術の導入を容易にするためのベストプラクティス、リファレンスアーキテクチャ、ケーススタディおよび標準的な要件の提供
  • インターネットや業界システムのためのグローバル標準策定の働きかけ
  • 現実世界のアイデアや実践,学習,インサイトを共有・交換するオープンなフォーラムの促進
  • セキュリティに対する新しい革新的なアプローチに関する信頼性の構築

米バンダービルド大学のE・ブロンソン・イングラム研究所のディスティンギッシュド工学教授でソフトウエア統合システム研究所(ISIS)の所長を務めるヤノス・スズチパノヴィッツ(Janos Sztipanovits)氏は、次のように述べています。「サイバー世界と現実世界が交差する場で、まさに今、技術が大きな変化を迎えようとしています。これは単に1つの組織だけでなく、人類全体の重大な利益につながる大きな意味を持つものです。産業インターネットのために新たな基盤や共通のフレームワーク、標準規格を確立する必要性は産業界、学術界のいずれにも認識されており、IICはこれらを一体化して確実に成果を上げる取り組みとして大いに期待されます」

IICでは創設メンバーであるAT&T、シスコ、GE、IBM、インテルの各社が務める常任委員の他に、4 名の委員を選出して運営委員会を構成し、組織を統括し方向性を定めて幅広い機会の実現を目指します。 米国連邦政府はこうした技術の重要性を認識し、年間1億ドル以上をサイバーフィジカル・システム関連の研究開発に投資しているほか、ヘルスケア、交通、スマートシティなどの分野で民間企業と連携した実証試験の実施や、電力網のセキュリティ強化を進めています。

「産業インターネットは、物理的なモノとサイバー空間を最大限に結びつけることによって、人とITとの関係を劇的に変えることができます。米国政府としては、今回新たに設立されたIICのような官民共同組織と積極的に協力し、革新的な産業インターネット製品やシステムによって製造やヘルスケア、交通を始めとするスマート分野で新たな雇用の創出につながることを期待しています」と、ペニー・プリツカー(Penny Pritzker)米商務長官は述べています。

IICは産業インターネットのグローバルな市場開発推進に関心を持つ官民のあらゆる事業体や組織、企業が参加できるオープンな団体です。IICに参加することで、意見を公に発表する場が直ちに得られるだけでなく、IT、製造分野、学術分野、政府機関まで、さまざまな作業委員会に関わる各界のリーダーと緊密な関係を築いていくことができます。IICの運営管理には米マサチューセッツ州ボストンにある非営利業界団体オブジェクト・マネジメント・グループ(OMG)があたります。IICの会費と入会申込書は<http://www.iiconsortium.org>で入手できます。

コメント

AT&T、ビジネスソリューション、アドバンストモビリティソリューション担当バイスプレジデント、マイク・トロイアーノ(Mike Troiano)氏
「産業インターネットは、離れた場所にあるモノを、いつでも、実質的にどこからでも操作できるようにするというAT&Tのビジョンをベースに構築されるものです。IICには世界のITイノベーションをリードする企業が集まり、オフィスビルの中から大海に浮かぶ船の中まで、世界中のデバイスやマシンをモバイル化するために協力します。IICはよりつながった世界の構築という共通の目標のために一体となって取り組んでいきます」

シスコ、Internet of Things(IoT)グループ、バイス プレジデント兼ジェネラル マネージャ、ギド・ジュレ(Guido Jouret)
「世の中にあるモノの99パーセントはまだつながっていない状態です。世界はインターネット上でより多くのモノがつながることを期待しており、産業界に新たな革命を起こそうとしています。シスコは他の業界リーダー各社と協力して、産業環境の中で安全かつ確実にモノをつなぐためにさまざまな障害を克服し、モノのインターネットの実現に向けて取り組んでいます」

GE、グローバルソフトウェア担当バイスプレジデント、ビル・ルー(Bill Ruh)氏
「業界リーダーは一体となって、産業インターネットアプリケーションのためのエコシステムや市場開発を推進し、世界中の組織がもっと簡単に優れたサービスを作り出したり、質の高いデータにアクセスしたりできるように取り組んできました。最も重要なことはあらゆるパーツをシームレスに結びつけることです。今回設立したIICは、共通アーキテクチャや活用事例を作成することによって、航空、運輸、ヘルスケア、エネルギーなどさまざまな業界で、産業インターネット技術をいつでも、どこでも「プラグ・アンド・プレイ」で簡単に導入可能にするという目標を実現するために設立されました」

IBM、スマートエネルギ研究所、ディスティンギッシュドエンジニア兼最高技術責任者(CTO)、ロン・アンブロシオ(Ron Ambrosio)氏
「IBMの掲げる『Smarter Planet(地球を、より賢く、よりスマートに)』というビジョンは、実世界とインターネットの接続が進むにつれて実現に近づいています。モノのインターネットと最新の分析技術や最先端のモバイル、クラウドコンピューティングとを組み合わせることによって新たな知見や効率化をもたらし、これらを活用することで競争力を高めることができるためです。スマートシティやスマートグリッド、スマートビルやマシンなどの普及がますます進み、相互に接続されて一層インテリジェントになろうとしている現在、当社はこのコンソーシアムを通じてイノベーションと既存技術の進化の両面を加速させていきます」

Intel、IoTソリューショングループ担当バイスプレジデント、トン・スティーンマン(Ton Steenman)氏
「インテルでは、既存システムと新たなシステムを結んで安全なインフラを確立させ、エンドツーエンドの強固なIoTソリューションを通じてビジネスの変革を促すことをモノのインターネットの主眼に置いており、IICの趣旨はこうした当社のビジョンと合致するものです。モノのインターネットの規模を拡大させていくためには、標準規格や強力なエコシステムによって促進されるオープンソリューションのアーキテクチャが必要であり、IICはこうした取り組みに弾みをつけ、モノのインターネットの実現を加速させるものです」

オブジェクト・マネジメント・グループ(OMG)、会長兼最高経営責任者(CEO)、IIC エグゼクティブディレクターを兼務するリチャード・ソレイ(Richard Soley)博士
「産業インターネットによって新たな時代が開かれ、この数十年来見たこともないような爆発的な成長とイノベーションを業界にもたらそうとしています。OMGは業界を先導して産業インターネットを実現するための技術開発に取り組み、今後もこうした取り組みを続けて行こうとしています。OMCが持つ25年間に及ぶ経験をIICに活かし、来るべき技術革命の土台をしっかりと築いていきたいと考えます」

米国国立科学財団、コンピューター・情報科学・エンジニアリング局、アシスタントディレクター、ファーナム・ジャハニアン(Farnam Jahanian)氏
「当財団では投資を通じて長年にわたってサイバーフィジカル・システム(CPS)に対する支援を続けており、IICはこうした基礎研究を実行に移していくための素晴らしい手段を提供してくれるものです。CPSの基礎研究の成果が民間企業に採用されることが研究開発のイノベーションを促し、エコシステムを進化させていく重要な要素になると確信しています」

*IICの詳細については<www.iiconsortium.org>をご参照下さい。
またメール<info@iiconsortium.org>または電話(+1-781-444-0404)でお問い合わせください。

**Industrial Internet Consortiumは米国およびその他の国におけるオブジェクト・マネジメント・グループの商標です。All rights reserved(不許複製・禁無断転載)

シスコシステムズ合同会社について

シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。 シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp>

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**当資料は、2014年3月27日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。
AT&T, Cisco, GE, IBM, and Intel Form Industrial Internet Consortium to Improve Integration of the Physical and Digital Worlds